顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

海辺の群落 2つ

2016年06月21日 | 日記

平磯海岸で見つけた黄色いかたまり、遠くから見るとペンキをこぼしたように見えました。マンネングサ(万年草)、ベンケイソウ科の多肉植物で岩の隙間や乾燥したわずかな土壌でも生育可能な丈夫な植物で、名前もそこから付いたかもしれません。五弁の花弁と蕊のバランスがきちんとし、小さいけれどデザイン化されたような気品のある花です。


テリハノイバラ(照葉野茨)、ノイバラと違うのは葉に光沢があるのでこの名前が付きました。ノイバラが花束のように固まって咲くのに、こちらは1本ずつです。太平洋の飛沫がかかるような環境でも、しっかと頑張って咲いています。
まもなくこの一帯も夏の賑やかな季節を迎えようとしています。

愁ひつつ岡にのぼれば花いばら  蕪村

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