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顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

秋の道端で…②

2020年10月23日 | 季節の花

アケビ(木通)は、外の殻だけになってしまいました。地に落ちた果肉は動物や昆虫の思いがけない御馳走になり、やがて離れた場所で新しい芽を出すことでしょう。


ノギク(野菊)は野に咲く野生の花の総称で品種名ではありません。シラヤマギク、ノコンギクなどの判別には自信ありませんが、この辺で一番見かけるントウヨメナ(関東嫁菜)でしょうか、青色、白色があって秋の風情を感じさせてくれます。

やや湿った林の中に黄色い花の群生、最近覚えたキバナアキギリ(黄花秋桐)です。

上唇の中に雄蕊と雌蕊があり、虫が蜜を吸うとき下唇の仮雄蕊を押すと、上唇の本物の雄蕊が傾いて虫の背中に花粉を付けるという、蜜腺のない花が受粉させる賢い仕掛けを持っています。
真っ赤なサルビヤもシソ科アキギリ属、花の形が似ていますね。

いつも見ているノアザミ(野薊)とは違います、悪名高きアメリカオニアザミがこの辺にも侵略!!?
ウェブ図鑑で見るとナンブアザミ(南部薊)か、トネアザミ(利根薊)のようでしたので、とりあえず安心しました。

カラスウリ(烏瓜)が紅くなってきました。まだかわいいウリボウ(瓜坊)状態のものもあります。猪の子の模様が似ているので付いた名前ですが、ウリ本体でも呼ばれているようです。

朝顔(ヘブンリーブルー)もそろそろ終盤を迎えて、上へ上へと花が移動してきています。花、咲き殻、蕾…まるで現在、過去、未来のような姿を撮ってみました。
番外編、偕楽園公園の田鶴鳴梅林で一番ウメが咲いたとの情報で撮ってきました。仙人もフォローさせていただいている情報提供の雑草さんのブログによると、超早咲きの「初雁」ではないかということです。数輪咲いていましたが、コンデジの望遠ではこれがやっとです。

上記写真のこの辺で咲いていました。
まわりの梅の木はまだ葉が付いていましたが、この木だけはすべて落葉していました。
間もなく偕楽園本園とその周辺の偕楽園公園一帯は、秋の色に染められて美しく化粧します。