上海で日本語を話している中国の若者達

中国人に囲まれて日本語で通していく日常の出来事を書き綴っています。

労使問題、強敵は組合ではなくPTA

2007年05月23日 | 仕事
上海の若者達(というか中国の青年全般)に共通している事、それは、
「プライベートに於ける何事も、最終決定者は自分ではなく、パパ若しくはママである。」
の一言に尽きます。

例えどんなに聡明で優秀な若者でも、親の判断は絶対です。

その為、弊社の入社退職時に於いても、常に社員本人ではなく、
彼らの親が入社・退職を判断して各種の交渉に当たってきます。

面接時や職場で顔を会わせていない、( よく改革開放型市場社会主義的私企業や日本社会の習慣を理解していない上、実は日本人を快く思っておいででない ) 年長者が交渉相手なので、これが結構な時間的手間と、精神的なエネルギーの消耗を伴います。

当然こちらも上海人経営陣で応戦しますが、「世界最強のネゴシエーター」と呼ばれる
上海人熟年女性が相手では、苦戦の連続です。

これはもう、潜在的なカントリーリスクの一つと言えるでしょう。

学校だけではなく、企業にもPTAを設置して組織的に対応をする必要が在るのかもしれないと考え始めています。
(従業員家族会?でしょうか。でも、やっぱり親だけだからPTAだな)