上海で日本語を話している中国の若者達

中国人に囲まれて日本語で通していく日常の出来事を書き綴っています。

男子生徒が女子高を開放すると何が起きるのか

2010年06月24日 | 日記
昨日のブログの補足的に色々思い出した事を書くと、歴史有る女子高に、全校生徒の1/6の男子生徒を混ぜると、

まず生物学的な筋肉量と運動エネルギー量(スタミナ)の違いが、多くの化学的変化を劇的に引き起こします。

次いでリビドーに端を発する精神エネルギーの違いが、それまでの管理システムの許容量を超えます。

しかし、学校が想定していなかった事態が次々と起き、青春期をその溢れるドグマの趣くままに謳歌しようとする、 一部不貞の輩が跋扈する世紀末、阿鼻叫喚の荒廃した修羅場に変える・・・などということはありません。
一応市内有数の進学校の生徒ともなると、表面上は穏やかに、しかし水面下では激しく活動する事になります。
簡単にいうと、夢と現実が交錯する非常に楽しいカオスな学生生活を迎える事になるのです。

1.校則が女子生徒を想定して設定されている。

2.校内設備が複数性別向けに整備されていない。

3.部活動の種類が爆発的に増加する。が男子生徒の絶対数が不足する。

4.委員会・部活動を管理する顧問の絶対数が不足する。

5.生徒が自治に走る。

6.服装はフリーダム。委員会・部活動の中味と構成員もフリーダム。催事の内容もフリーダム。課外活動もフリーダム。 登下校後や休日の行動に関しては自由の極み。

以上の事態が、入学1ケ月後から始まり、初年度終了時には完成していました。
従って、男子生徒1期が2年になる時は、極々自由な校風の学校に深窓の令嬢と自由人の野郎達が同居する事態が生じていたのです。

しかも私が経験したケースでは、世間では正にバブル景気に突入しようとしていたバブル前夜だったのでした。

実際に如何なる毎日であったかは、皆さんのご想像にお任せしますが、私にとっての高校時代は、本当に

「あ~、楽しかった」

の一言に尽きます。

ドラマ「同窓会」を見終わって、こんなノスタルジックな想い出に浸ってしまいました。

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強欲資本主義との決別?

2010年06月24日 | 日記
最近、池田信夫先生のブログの読者なのですが、池田先生のご指摘より更に直接的に、
「菅首相は、その所信演説で社会主義方向に大きく舵を切る事を表明した。」
と私は見ます。

即ち菅首相はマルクス経済学的見地から、強欲資本主義との決別を謳っていると見ました。
前任の鳩山さんもそうでしたが、国家の首相が自国経済体制を批判して始める改革に待っているのは、 国民の大流血と相場が決まっています。

今、私の居る中華人民共和国が中華独自革命路線を標榜して、共産主義体制を維持しつつ、資本主義経済に舵を切り、 主要国の中で唯一、国際金融危機を凌いで成長する事で成功モデルであることを証明しました。
そんな現在、隠れ封建主義体制(大衆革命未達)国家の日本が民主主義改革を標榜して、資本主義体制を維持しつつ、 社会主義経済に舵を切る事が、果たして日本の正しい選択なのでしょうか?
バブル世代という好景気の申し子としては、先々の日本経済の多難な未来を想像すると、ますます日本に帰りたくなくなりました。
また過去の反省から、現存する計画経済国家の大前提のお約束として、「出来ない事は計画しない」という物がありますが、日本の民主党政権は、このお約束を守っていない様子です。
菅首相が、「政府に『出来ない事』を標榜されると、その直接被害を受けるのは、一般国民だ」と意識した為政者であればよいのですが・・・。

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次回は、「世代間賃金格差の分水嶺」でも考えるかな?