キキ便り

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「合理的配慮」の解釈

2022-12-18 15:54:34 | アメリカの大学で教える

引き続き、非常勤としてオンラインで米国の大学の授業を教えているのですが、

受講生は少ないので助かったものの

一人、非常に時間を取られてしまう学生がいるのが悩みの種

学期半ばの最初の試験の最終日、突然「合理的配慮」が必要だということで、書類を送ってきました(本来ならば、学期始めに連絡があるのが普通です)。

試験時間の延長については、問題はなかったのですが、

もう一つとして、〆切の延長については、「1週間までの延長。それ以上必要な場合、連絡してくること」と何度Emailで伝えても、それを理解してくれないのか、自分なりに解釈し、1~3か月前に締め切りだった課題についても、提出されてほしい、減点はしないでほしいと嘆願し、メールの口調も「なんでそんなに厳しいのか」「僕は何度も訴えているじゃないか」と感情丸出しになり、頭痛の種。(-_-;) 1か月位、課題を1つも提出してこなかったんですけど………

しかも彼の方からメール(というかテキストメッセージのようなショートメール)は弾丸的に1度に4,5件続けて送ってくるため、1度ずつ対応するより、1日にまとめて1回返信することにしました。

トラブルになったら困ると思い、メールのやりとりを全てExcelに記録し、

学科で「教育」の責任をつかさどっている先生に添付で送って相談し、アドバイスをもらっています。

彼女いわく、いくらEmailで学生に伝えたといえども、書面上でのやりとりの契約がなければ、学生が告訴してくる可能性もあるため、なるべく譲歩した方がいいとのこと。😿

コミュニケーションのマナーのなさ、自分の都合で押し通そうとする学生とのやりとりでぐったり疲れてきました。

「合理的配慮」も拡大解釈されると、教員にとっては授業がやりにくいですね。

ここ数週間ストレスになってしまったため、早く解決し、忘れてしまいたいと思っています。

 

orange tabby cat sleeping on white textile

Photo by Victoria Tronina on Unsplash

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