キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

息子のティーチング2日目

2019-01-30 21:39:23 | 自閉症アメリカ教育事情

自閉症の息子のティーチング、2日目の報告。

受講者が半分に減ってしまったそうで、かなり落ち込んでいたが、あまり自分を責めない方がいい、忙しくなって予定が合わない、とかいろいろな理由があるから、と助言。

しかし前回よりは、少しうまくいったようで、質問などの手も上がったらしい。うまく説明できなかった、とは言っていたが、これも慣れだと思う。

それにしても、ここ数日、事前準備にものすごく時間をかけたらしく(授業の問題づくりやプリント作成)、自分の宿題をする暇もないと息子はこぼす。完璧主義や思い込みのある息子にとっては、うまく手を抜くことが難しく、おそらくそれ程優先度の高くないことに、手間暇をかけているのだと想像する。そういう無理はやめた方がいいよ、と伝えても、親の言うことはなかなか聞いてくれない。息子を見ていて、自閉症者にとって、「効率よく働く」というのはなかなか難しい課題だと思う。

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しかしこれは、自閉症者だけの問題ではないのかもしれない。今日友達と話していると、彼女のご主人、大学の法学部の教授は今学期から新しく教える授業のために、ゴハンを食べる程もない程、毎日準備に時間をかけているらしい。普通テニアーの教授ならば、それ程授業に力を入れなくてもと部外者の私などは思ってしまうが、本人の情熱とコミットメントが、そのさせるのかもしれない。がんばり過ぎることも、本人の成長にとっては必要なのかもしれない。

困難を糧にして、いろいろなことを学んでほしい、と親は祈る気持ち。

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Cat Treeのその後

2019-01-30 21:19:14 | ネコ便り

先日紹介した、うちのネコたちが見向きもしなかったCat Tree。

オンラインペットショップの好意で、全額返金してもらい、その代わりに"No-kill shelter"(動物を安楽死させないシェルター)に寄付することに。

このシェルターは、いわゆるCrazy Cat Lady(猫が異常に好きなおばさん)とそのご主人が運営しているもので、自宅=シェルター。ネコたちを保護するだけでなく、週に一度近くのペットショップで、ネコを引き取ってくれる家族がいないかどうか養子縁組のボランティアを行っているらしい。

私たちが訪問した時には、高校生らしい男の子がペットの世話や掃除。高校生や大学生のボランティアが何人か来るそうで、特に子猫に哺乳瓶でミルクをあげるには、ボランティアの膝や愛情が必要らしい。

行ってみると、リビングルーム、玄関、キッチン、どこもかしこもネコだらけ。「何匹いるんですか」と聞くとわからないとの回答。

ちょっぴり不安になったが、ともかくCat Treeを取り付けると、早速子猫たちが喜んで登り始め、ネズミのおもちゃで遊んだり、場所の取り合いをしたり。役立つことには、間違いない。

家じゅう、ネコのケージとおもちゃ、ごみと捨てられないでいるモノが積み重なっていたが、こういう家にこんまりさんが来たら、どういう風に片付けを指導してくれるのかと考えたりする。

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