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キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

電話会議が続いた1週間

2018-08-24 09:52:29 | 研究者生活

今週は、珍しく電話会議の多い週。

まず最初は、レファレンスチェック。私の元ティーチングアシスタントが応募した研究職の採用側からの電話が入ってきた。彼女から事前に、もしかして今週電話があるかもしれない、ということは聞いていたが、私の方の準備なく電話が入ってきたので少々緊張。相手側は2名でスピーカーフォンだったので少し聞きにくかった。質問項目に沿って質問され、どうにかそれなりに情報提供。一番難しかったのが、彼女の短所についての質問。非常に優れたアシスタントだったので、短所について何も思いつかず、「これは短所にも長所にもなりうる点だけど、...」とどうにか乗り切る。今後、レファレンスを頼まれた時にはその学生の書類を手の届くところに置いておく、ということを心がけようと思う。

以前、別のアシスタントが応募した職の採用側(行政の仕事)から突然電話がかかり、全く準備もなかったので非常に躊躇したことがある。アシスタントの方から、「今こういう仕事に応募しているけど、電話がかかるかもしれないから、その時はよろしくお願いします」といったメールがあれば、もっと良いレファレンスを提供できたかと思う。ステップを踏むことが大切。

二番目は、共同研究者との電話会議。超多忙の彼女と研究プロジェクトを進めるためには、電話会議をお願いするのが一番効率良いということが最近分かってきた。今回はアジェンダを作らなかったが、通常はアジェンダと資料をメールで直前に添付で送ることにしている。恐らく100-200件程のメールが彼女のところに毎日入ってくると思うので、大量のメールの中にうずもれないように、また記憶の中に残るように会議の1時間前くらいを見計らって送るように心がけている。

三番目は、同僚との電話会議。今週から始まった秋学期の授業のコース内容についての打ち合わせ。キャンパスが違うため(彼は大学の分校、私はオンライン)、話をしたのが今回が2度目。メールでのやりとりだけでなく、直接電話でしゃべることが信頼関係を築くことにつながると実感。

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夏休みを取る予定だったけど

2018-08-10 08:35:47 | 研究者生活

夏の集中講義と引っ越しが終わった後、秋学期が始まるまでの2週間、のんびり過ごす予定だった。

ところが何かと忙しくなってしまった。

  1. 夏の集中講義で「F」にした学生から、これを落としたら卒業できないと毎日メールが来る。学生によっては、大学に抗議する場合があるので、こういうメールはストレスの種。
  2. 依頼されていた査読。これは思ったよりも早く終わったと思ったら、別のジャーナルの査読の依頼がくる。タイムラインは大体1か月なので、どうしようかと迷う。このジャーナルの査読を今年に入って2回断ったので、協力したい気持ちもある。
  3. 秋学期に教える授業全てが、私の所属学科の方針で「テキストブックを使用しない」ことになったので、その移行が思ったよりも大変。私は直接この業務にはかかわっていなかったが、私が担当予定の1つのコースを改変していた教員が、結構アバウトにやってしまったため(そして現在海外旅行で連絡がつかない)、それをまた修正するという作業を学科長に頼まれ、やることになった。私の専門分野と外れるので、気が引けるし、時間もかかる。しかし、報酬も出してくださるということなので、学科長も苦労が多いことだと察する。タイムリミットはあと1週間。
  4. 引っ越しのごたごたで、研究参加者に質問紙を送ってもらっていたものの、面接を忘れていた人がいたことを判明。研究参加者が、これで150名近くになったので、データーベースを作っているが、最近のデータは更新していなかったため見落としていたことに気づく。今日お詫びと共に、面接をお願いできないか再度依頼する予定。
  5. 査読中の論文がやっと掲載されることになり、編集委員会の依頼で若干修正を行い提出。9月終わりには電子ジャーナルになるため、その校正のやりとり。
  6. 5月から取り掛かっている論文執筆、秋学期が始まるまで書き終える予定だったが、まだ「方法」の箇所でストップしたまま。第二著者の先生が大変お忙しいので、フィードバックをもらえないのもその理由の一つ。この論文は共著者が8名程並ぶ予定なので、研究プロジェクトにお手伝いしてくださっている人たちのためにも、ぜひ頑張って仕上げ用と思う。
  7. 依頼されている日本語の原稿が8月末日締め切り。全く取り掛かっていないので、ともかく資料を集めて今日から書き始めよう。

というわけで、まとまった休みを取れそうもないが、リストにしている仕事を早く終え、1,2日でものんびり時間を作りたい。

 

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最近の研究者生活

2017-09-29 16:36:26 | 研究者生活

昨年不採択になった日本のジャーナルにもう一度投稿することにした。

このジャーナルは、採択率は恐らく15%程だろうか。不採択になっても、次また投稿できるシステムになっているジャーナルなので、1年ほどかけてデーター分析など全てやり直しし、もう一人共同研究者を加えて、再投稿することにした。

先日応募したある助成金の採択率は4-5%なので、それよりも確率は高いが、やはり今度も通るかどうか、不安が残る。今回チームに入ってくれた人は、専門外の人だったため、客観的に幾つかアドバイスをしてくれたことがよかったのではないかと考える。

それにしても別のあるジャーナルに応募した時もそうだったが、審査に出す前にものすごく細かい修正をしなければならないので、それが大変だ。国際ジャーナルだと、事務局チェックは殆どないようだが、日本の場合はそうはいかないらしい。ワード文書の設定関係で、1ページの行数が30行のところ、29行になったり31行になったりそれを直したり、句点を「、」ではなく「,」と修正するなど、非常に細やかな作業が必要だった。

そういうことをやりながら考えたのは、研究者とは「細かい作業を文句言わずにやり遂げる人」なのではないかと思う。もちろん、その他にも重要な要因がたくさんあるが、無駄になってしまうかもしれない作業を「採択」というゴールのためにやり続ける「粘り強さ」がカギなのではないかと思う。その他「発想の柔軟さ」や「フローの状態で仕事ができる」「論理の明確さ」「分析力」「文章力」「チームワーク」「客観性」、いろいろあるだろう。

それにしても私の研究チームは国際的だ。北アメリカ、ヨーロッパ、日本、中東、メキシコなどいろいろな多様性をもつ人が研究に関わってくれる。そういう仲間のためにも、少しでも実を結ぶようにと願っている。

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Submarine Door

2017-08-26 15:02:33 | 研究者生活

私が居住するテキサス州は、ハリケーン・ハービーの到来で木曜日から緊張感が高まっていた。

昨日の夜はカテゴリー4まで到達したが、その後カテゴリー1と勢力を弱めたため、あとの心配はその後1週間ほど続く雨量と洪水。

私が客員研究員として所属するヒューストンの医大も、授業は休校になったものの建物は閉鎖せずに金曜日は普通どおりの勤務だったらしい。

気になって共同研究者の先生に状況を伺ってみると、金曜日には最終的にSubmarine Doorを閉めて水が建物に入りこまないようにしたとか。

今から10年ほど前のハリケーンで、ヒューストンは大洪水になり、医大やクリニックのカルテなどの重要書類は水浸しになったらしい。その教訓でSubmarine Doorが大学に備えつけられるようになったというのが夫の説明。

私たちの研究データーも大学に保管している。データーだけではなく、研究謝礼として渡すギフトカードなども大学に保管。研究に関するものは、大学の外に持ち出してはいけないという厳しいルールがあるので、非常事態に備えての対応が必要になってくる(万が一に備えて、データーはスキャナーに落としてコンピューターに保管している)。

それにしても、今のところ大きな被害がなくてよかった。5年前に同じくハリケーンで、木の枝が折れ、屋根を貫通し、息子の寝室の天井に穴が開いた経験があるので、どんな規模であっても天災もあなどれない。その時は、家がひっくり返ったかと思う程の轟音がして、恐怖だった。

 

 

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2時間x3プロジェクト

2016-05-31 20:36:19 | 研究者生活

今日の計画は、朝から3つのプロジェクトを2時間ずつやり遂げることだったが、2つ目のプロジェクトを終えた時点で、大学のジムで運動したせいか、やたらに疲労感。

3つ目のプロジェクトをやりかけたところが、頭が回らない。 

強いコーヒーを飲むと目もすっきり覚めるのだが、昨晩スタバでアイスコーヒーを2杯飲み、その結果夜中殆ど眠れなかったので、コーヒーはやめておくことにする。

早目に寝るか、一寝入りして、また起きて仕事しようか、と迷う。

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フェローシップの終了まであと15日。

2016-05-30 21:03:39 | 研究者生活

 

フェローシップの終了日まで、後15日。

研究データーは、今週予定している面接を含めると、必要なデーターはすべて揃うことになる。

フェローシップの最初の4か月間は日本で過ごし、最初のうちは研究協力者募集に非常に苦労した。しかしいったん協力のリクルート先が見つかると、結構順調にその後参加希望者が集まり、日本での滞在の終わりには、参加して下さるという方をお断りしなければならないという嬉しい悩みだった。今振り返ってみると、子ども二人の世話をしながら、20人以上の専門家や関連機関の人たちにお会いし、52人の面接データーを収集、2つの学会に参加、4つの研究発表を行い、5つのワークショップ・講演会に参加するといった嵐のようにあわただしい日本滞在だった。

残りのフェローの仕事はアメリカにて。8か月という期間だったが、五十肩がひどくなかなか仕事が進まなかった。Physical Therapyなど医者通いや検査をしながらの苦しみつつの毎日だったが、今年の2月からのラストスパートは体調も良く、比較的順調に仕事がはかどった。

今後の予定としては、テーマごとに幾つかの論文を作成する予定で、まず今年の見込みとしては、学会発表が日米合わせて2本、論文は日本の学会誌1本と国際誌1本を予定しているが、うまくいくだろうか。

論文を発表しなければならないというプレッシャーは、研究を手伝ってくれている優秀な学生たちの将来を考えると、ますます大きくなる。

2年前に研究を手伝ってくれたRice Universityを成績優秀生として卒業したCさんは、その後ニューヨークの研究所でリサーチアシスタントとして仕事し、この夏からはテキサス州大オースティン校の大学院生。この大学の中の最もCompetitiveな奨学金を獲得することができたらしい。

今研究を手伝ってくれているYさんは、カトリック系の大学を2週間前に卒業したばかり。卒業式では、心理学部の中の「最優秀学生賞」と学生のトップ3%にあたるsumma cum laudeを授与される能力を持ち、しかも努力家。

日本でアシスタントしてくれているKさんも、非常に優秀な医学生。マッチングで決まった臨床研修先もトップレベル。この方も努力家。

凡人の私にとっては、このような優秀な人たちに助けてもらってるのは申し訳ない思いだが、人生の巡り合いは偶然でなく計画されたものとして受け止め、お互いにWinWinになるように頑張っていこうと思う。

 

 

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締め切りが重なる時

2016-04-11 21:59:17 | 研究者生活

たまたま3つの締め切りが4月11日に重なった。

1つ目は、日本での学会の発表と自主シンポジウムの申し込み。数週間前に自主シンポジウムを企画することを思いつき、研究分野が近い面識のある研究者の方にメールで連絡してみる。賛同して下さったので、話題提供と指定討論をしてくださりそうな方にも連絡。指定討論を引き受けて下さった方お二人は、お名前も知れた方々なので非常にありがたい。参加者にとって、面白いと思ってもらえるようなシンポジウムにできたらと願っている。

2つ目は、ニュースレターの原稿の締め切り。これは、受け入れ担当者として関わっているワークショップについての紹介の記事。前からの原稿があるので、それほど時間がかからない。

3つ目は、査読の締め切り。このジャーナルから依頼がくるのは不思議だと思っていたジャーナルだったが、よくよく依頼のメールを見てみると、依頼人の編集長は私の大学院の先輩。大学院時代から際立っていた人だったが、年齢的にはおそらくまだ30代後半なのではないだろうか。私が大学院に入った年に卒業した人だったので、殆ど交流がなかったのか、なんとなく覚えてもらっていたのかもしれない。それにしても査読者としてのコメントを書くのは、やはり頭を使う。これまでのジャーナルの投稿経験では、ジャーナルのレベルが高い程、査読者のレベルも高いのか、それ相当のレベルのコメントが不採択の通知と共に返ってくる。落ち込むこと多々ありだが、逆に考えると拙い論文をここまで時間をかけて吟味して査読のコメントを書いて下さるのはありがたい。今回の依頼のジャーナルは、トップジャーナルではないが、Impact factor も1以上あるので、的が外れたことは書けないとプレッシャー。しかし、あまりにも査読に時間をかけ過ぎるわけにはいかないので、ある程度まで書いて後は勘弁してもらう。

 

 

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 アメリカでデーターを集める苦労

2016-02-20 18:22:01 | 研究者生活

日米比較研究をしている中で感じ始めているのが、研究協力者の参加の仕方。

日本の場合、一度研究協力を申し出て下さった後は、気が変わることは殆どなく、スケジュールの変更もなし。Eメールの返事もこまめに帰ってくる。

米国の場合、一度研究協力を申し出て下さった後、気が変わる人が多い。また直前になってドタキャンされたり(子どもが病気、身内の不幸)、郵送した質問紙が帰ってこなかったり。Eメールも何度も出さないと返事がこない場合が多い。

そういうことで、米国の方がデーターを集めるのに2倍くらい時間や労力がかかってしまう。

相手の都合や立場を考えて行動する日本の習慣が研究協力においても現れているのではないかと思う。米国の場合、自分の都合やスケジュールがまず中心なので、自分の状況が変わると研究への参加の仕方も変わってくる場合が多い。

スタンフォード大学のヘーゼル・マーカス博士とミシガン大学の北山忍博士の「自己観」の理論では、欧米文化圏は「相互独立的」、アジア文化圏は「相互協調的」と対比して説明しているが、まさにその図式が研究参加者の態度からも感じられる。


 

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不採択原稿のその後

2016-01-28 19:42:07 | 研究者生活

昨日の続き。

5日目になって、ジャーナルの編集長からメールの返事が返ってくる。

「ジャーナルのウェブサイトに投稿された原稿には文献リストがついてなかった」という返事だったが、そういうことがあり得るのだろうか。

論文投稿の時、編集長への手紙、本文、表紙、利益相反に関して、など様々な文章をアップロードし、それが最終的に一つのPDFファイルとなって投稿されるわけだが、念のために私の手元にもそのコピーを保存しておいた。それを見る限りでは、文献リストはしっかり含まれているので、おそらくしっかり目を通してなかったのではないのだろうか。

返事のメールには、”Now I had the opportunity to read the paper and checking your reference list."と書いてあったので、まず一番最初の段階で内容を読まずにさーっと書式に目を通して、文献リストがないと思い込み、”没”にされたのだと思う。

そのあと、メールの内容を見ると、残念ながらあなたの論文の内容を審査できるような分野の査読者はうちジャーナルにはいませんので、いい結果がでない可能性もあるので、もっとxx分野的なジャーナルに投稿したらどうでしょうか、という返事。

このアドバイスもかなり的外れだと思うと、共同執筆者である私のアドバイザーは、驚きを隠せない。

アドバイザーのご主人もかなり名の知れた研究者だが、その彼がいろいろ調べて下さって、まずこの編集長はそもそもこのジャーナルの分野と異なる専門の研究者であることが、分かる。

さらに彼の話によると、最近出版社がジャーナルを買い取り、お金を払って編集者を雇うこともあるらしい。そういう利益至上主義に懸念をいだいている研究者も多いそう。私が投稿したジャーナル(編集委員はかなり名の知れた人が連なっている)の出版社も、有名な会社だが、最近は研究者たちに評判が悪い会社らしい。

そういうこともあるのかと勉強になった。次の投稿先のジャーナルを探そうと思う。

 

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不採択の理由が腑に落ちない

2016-01-27 22:07:35 | 研究者生活

今月始めに投稿した国際ジャーナルの論文。

1週間後に編集長より、「文献(references)がリンク(?)されていませんので、不採択にします」というメールがくる。

びっくりして、送った原稿をもう一度再確認するが、確かに文献のリストは見落としていないし、一応ガイドラインをきちんとみて投稿したので、何が問題なのかよくわからない。

院時代のアドバイザーかつ共著である教授に早速相談してみるが、彼女も理由が分からないという。彼女自身、このジャーナルに去年論文を採択されて発表しているし、査読の依頼も来たことがあるらしい。彼女のアドバイスで、「文献は、xxページからxxページに記載されています。意味が分からないので、説明していただけませんか」という内容のメールを出したが、返事がこない。

アドバイザー「この編集長からのメールは、文法のミスも多いし、ぶしつけ内容のメールなので、誰かが編集長のメールをハッキングして送ったんじゃないの?」と聞いてきたが、ジャーナルのウェブサイトにも同じ内容のメールが掲載されたので、ハッキングされたものではないらしい。

アドバイザー「もしかして、編集長の助手が送ったんじゃないの?」ということだが、そうだとしたら、もっと気をつかってメールを送ってくるはずだと思う。

今までの経験では、論文が長すぎるのでもう少し短くしてから再投稿してください、あるいはうちのジャーナルの専門とは少し異なるのでということで査読まで至らずに不採択になったことがあったが、文献リストがネックになって(しかもちゃんと文献リストが含まれているのに)不採択になったのは、腑に落ちない。返事がこないのも納得がいかない。

なんとなく気分も害されてしまったが、5日だけ返事を待つことにする。今日で4日目。明日返事が来なければ、もうこのジャーナルには見切りをつけて、次のジャーナルを探して投稿する予定。これについては、アドバイザーも同意している。

 

 

 

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五十肩とエッセンシャルオイル

2015-11-11 11:36:48 | 研究者生活

この春から悩みつづけた五十肩による肩と腕の痛み。

まず洋服の脱ぎ着が不自由になったと気づいたのが今年の春ごろ。

そして日本に滞在して、歩いて食材を買いに行く毎日。

普段殆ど使わない上半身の筋肉を酷使してしまい、接骨医院に通うが、それでも効き目は半信半疑。

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アメリカに帰国し、ますます痛みがひどくなり、しびれは手までに伝導し、仕事が全くできない日も出てくる。

洋服の着脱はホントに大変で、体にフィットした服はなるべく避けるが、いつもの2倍以上時間がかかる。

そんな時、日本でマッサージ師をしていたという日本から移住してこられた方と知り合いになる。

彼女に全身マッサージをしてもらい、しかも五十肩のエッセンシャルオイルをいただき、痛みがすっきり!

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しかしアメリカでは、「五十肩」「四十肩」という言葉を聞かないし、そもそもそういう英語の病名はあるのだろうか。

ちょっと調べてみると、frozen shoulder みたいな訳がみつかったが、年齢とは必ずしも関係していないような感じ。

日本の同年齢の友達は、私も五十肩だったわよーという人が意外と多いし、みんな自然に治っていくみたいな様子。

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マッサージをしてくださったお友達に、「ミネラル」をしっかりとらないと、と言われ、ミネラルウォーターを購入。

どんなに忙しくても、体にいいものだけはしっかり摂取しようと自戒。

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プレゼンの原理と工夫を教えてくれる本

2015-10-03 21:31:03 | 研究者生活

日本滞在期間もあと2週間を残すところ。

なかなか忙しくてブログもあまり書いてこなかったが、自分用の覚書としてこの本について書いておこう。

自分も含めてだが、スライドデザインや内容の配分の仕方で随分損をする研究者が多い。

フォントのサイズや文字を入れすぎないことなどはこれまでも気を付けてきたが、それでも何か足りないと思ってこの本を購入。

インフォメーションを図に置き換えたり、色を3種類程に抑える、データーの羅列を避けるなど、学ぶことばかり。

4か月の日本での滞在中、ポスター発表1回、研究発表は2回行ってきたが、今度いよいよまとめの発表があるので、聴衆が眠たくならない伝わるプレゼンをやってみたい。

http://www.amazon.co.jp/%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%83%BB%E7%A0%94%E7%A9%B6%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE-%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8B-PowerPoint%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%BC%E3%83%B31%E3%81%A4%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86%E3%81%A83%E3%81%A4%E3%81%AE%E6%8A%80%E8%A1%93-%E5%AE%AE%E9%87%8E/dp/4759811753

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フェローの仕事、1か月半目

2015-08-02 17:49:00 | 研究者生活

フェローとしての仕事が始まって1か月半が経過。

最初の方は、なかなか調査研究が進まず、ストレスで眠れないことも多かったが、ここ数週間でいろいろな協力者が現れ、やっと落ち着いてきた。

考えてみれば、アメリカで調査協力者を探すのに1年半かかったことを日本で4か月の期間でやろうとするのがもともと達成不可能な目標だったのかもしれないが、家庭の事情で日本への滞在期間は4か月だけ。

ネットで調べ、協力してくれそうな機関に電話をしたりメールを入れ、アポをとって詳細を話す。中には非常に協力的な人、研究の重要さを理解してくださる方もいて、本当にありがたい。

それにしても子どもを連れてきての調査研究は、やることばかりで日常生活に時間が消耗される。

ー洗濯関係の時間 (アメリカのように乾燥機がない。アメリカに比べ、洗濯機が小さい。物干しざおなどに干す。アイロンがけは週に1度)

ー子どもが飢えないように、買い物に行き、献立を考え、食事をつくり、後片づけする時間

ー子どもが夏休みを有意義に過ごすように、日本語教室に送り出したり、宿題や勉強をさせる時間。

ーそうじの時間

こういうことをしていると、本業が後回しになる。しかし長い目でみると、日本での生活を3か月経験できたことは、子どもにとって貴重な体験になる。

バスに乗ること、コンビニでお昼を買うこと、お店で自分のサイズのお洋服を買うこと。些細なことだが、それが自信になって、海外で自立する術を身に着けることにつながる。

明日は、大阪でミーティングが4つ。2-3時間おきにミーティングを入れてしまったが、方向音痴の私が待ち合わせの場所を見つけるのも、苦手なことに取り組むいい機会。

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日本に出発するまで、あと1か月

2015-04-30 21:18:18 | 研究者生活

日本に出発するまで、あと1か月。今回は4か月半帰国するので、準備も半端じゃない。自分の調査研究の準備、来週に終了する春学期を控えての期末の採点、5月2週目より始まる夏季集中講義の準備、何よりも夫の博士論文の修正の手伝いに時間がとられる。渡航の準備を挙げてみると

  • 渡航と住まいー往復の飛行機の予約から始まって、住居探し。幸い友人の好意で一軒家を貸していただけることになり、本当にありがたい。現在空き家なので、家具や家電、寝具はどうするかといったもろもろのことをネットで調べてみる。日本でも最近レンタルサービスがあるようなので利用してみようと思う。インターネットの手配はできたが、あとは子どもを含めて携帯電話をどうするか。

 

  • 子どもー日本で3か月過ごす子どもの体験入学学校や日本語学学校探しにも時間がかかる。親戚の人の好意で、体験入学先は決まったが、あとは語学学校。18歳以上ではないと受け入れてくれない学校が多いので、16歳の娘をどうしたらいいものかと悩む。また8月末まで日本に滞在するので、新学期をそれぞれ1週間お休みする子どもの学校の手配。息子の大学は、Honors Collegeの学部長と副学部長に事情を説明してどうしたらいいか相談する。Provostへ連絡し、Provost宛で息子の担当教員に欠席の状況を理解してほしいといレターを出してもらうことにお願いすることになる。なんだかここまでしてもらうのも申し訳ないが、サポートしてもらえるのはありがたい。この夏より国際バカロレアプログラムに在籍予定の娘は、もう決まっているそれぞれの担任の先生に娘からEメールを出すことにする。それから子どもの医療関係。ここ2か月で医者や専門医にどれだけアポをとっただろか。必要な薬も医者でもらったし、歯のチェックアップも終わる。

 

  • 留守中、家族が書類やモノを探して見つけ出すことができるように、家の整理。たとえば予防接種の証明書、出生証明書、車両登録書から始まって、ありとあらゆる書類をスキャナーに落とす。子どもの服も整理させて、いらないものはチャリティーに寄付。私なしで9月から1か月半、シングルファーザーとして忙しい新学期中子育てする夫のためにできるだけ、オーガナイズされた生活が保障されるように片づけまくっているが、なかなか進まない。

それに加えて、あと3週間で高校を卒業する息子の行事が続く。そして新入生オリエンテーションなどの大学関係の行事や手続き。

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スキャナーで整理生活

2015-04-08 15:51:06 | 研究者生活

最近、探し物の論文やペーパーが見つからないことが増えてきた。また研究データーも分析するたびに文書数が増え、日時を入れてもどれを保存し、どれを削除すべきなのかますます分からなくなってくる。

とうとうスキャナーを購入することにした。

Amazonで高評価を得ている富士通の商品、ScanSnapに決める。

紙は一度に15枚くらい入る。スピードも速く、効率よく仕事が進む。時々紙詰まりがあったり、ペーパーが上下さかさまになったり、するが直すのは比較的簡単。

http://www.amazon.com/Fujitsu-ScanSnap-S1300i-Document-Scanner/dp/B008HBFADQ/ref=sr_1_2?s=electronics&ie=UTF8&qid=1428526257&sr=1-2&keywords=scansnap

このスキャナーを使って、まず博士論文に使用した文献、関係書類、助成金の書類などをみなデジタルコピーにし、全て紙は処分。大きなごみ袋に3つ分。捨てるのはとまどったが、ここ5年以上殆ど目を通していなかった書類だったので、今後も見ることもないだろう。

この調子で、大学院時代のノートやプリント、授業の資料、プロジェクト関係の資料などを全て電子化したいというのが今月の目標。

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