キキ便り

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不採択の理由が腑に落ちない

2016-01-27 22:07:35 | 研究者生活

今月始めに投稿した国際ジャーナルの論文。

1週間後に編集長より、「文献(references)がリンク(?)されていませんので、不採択にします」というメールがくる。

びっくりして、送った原稿をもう一度再確認するが、確かに文献のリストは見落としていないし、一応ガイドラインをきちんとみて投稿したので、何が問題なのかよくわからない。

院時代のアドバイザーかつ共著である教授に早速相談してみるが、彼女も理由が分からないという。彼女自身、このジャーナルに去年論文を採択されて発表しているし、査読の依頼も来たことがあるらしい。彼女のアドバイスで、「文献は、xxページからxxページに記載されています。意味が分からないので、説明していただけませんか」という内容のメールを出したが、返事がこない。

アドバイザー「この編集長からのメールは、文法のミスも多いし、ぶしつけ内容のメールなので、誰かが編集長のメールをハッキングして送ったんじゃないの?」と聞いてきたが、ジャーナルのウェブサイトにも同じ内容のメールが掲載されたので、ハッキングされたものではないらしい。

アドバイザー「もしかして、編集長の助手が送ったんじゃないの?」ということだが、そうだとしたら、もっと気をつかってメールを送ってくるはずだと思う。

今までの経験では、論文が長すぎるのでもう少し短くしてから再投稿してください、あるいはうちのジャーナルの専門とは少し異なるのでということで査読まで至らずに不採択になったことがあったが、文献リストがネックになって(しかもちゃんと文献リストが含まれているのに)不採択になったのは、腑に落ちない。返事がこないのも納得がいかない。

なんとなく気分も害されてしまったが、5日だけ返事を待つことにする。今日で4日目。明日返事が来なければ、もうこのジャーナルには見切りをつけて、次のジャーナルを探して投稿する予定。これについては、アドバイザーも同意している。

 

 

 

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