昨日は、学校のほうの万葉集講座。
巻十二の、問答歌に入り、また、面白い。
男女の歌の掛け合いである。
交わされる、二つの歌を見ることで、
男と女の、機微、微妙な心理のすれ違いが、
立ち上がってくるのであった。
だいたい男の言うことは、
女のがわから見ると、どれも下手な、言い訳っぽくて、
ちょっぴり、ちっちゃいのである。
当時の恋は、
人に知られないようにするものであった。
知られてしまうと噂が広まって、
だいぶ大変なことになるようであった。
それで、恋人たちは、
誰にも知られないように、会ったりするわけであるが、
そのあたり、問答歌では、だんだん、
男のほうが主に、人目やら噂やらを気にしはじめて、
女が、それにつっこんだり、ちくりとやったりするのである。
問答歌そのものが、わざとそれを楽しむように、
作られている、ようにも思えるが、
その、だいたい、男が、
あれこれ、言おうとしているところに、
女が、まさに真理、というか現実というかを、
さらっと言ってしまう。
男にしてみると、
それを言っちゃあ、みもふたもない、っていう、
最終的には、どうも、
男がこてんぱんに見えるところが、かわいそうで、また、楽しい。
たとえば、男が、
明日から旅である、長く会えない、
せめて今夜は、はやくから、紐をほどいておくれ。
といえば、
女は、
いまさら、共寝などできましょうか、
これから毎晩、かかさず、私を思って、夢にでてきてください。
などと。
ま、旅先で、別のことを、考えるな、というようにも取れるのである。
あるいは、
女が、
私がこんなに思っているのを、夢にでも見てくれましたか。
などと歌に詠んで、使いをだせば、
男は、
今、夢にあなたの姿を見たから、
急いで着替えて、あなたのところへ出かけようとしてたところに、
あなたの使いが来たよ。
と。
催促されたか。
と、書いているところで、今朝は、もう一つの万葉集の講座に、
出かける時間に。
今、また返って書き足しているところ。
今日の講座も、とっても面白くて、大声で叫びたいところであるが、
また、それはいつか。
洋司
巻十二の、問答歌に入り、また、面白い。
男女の歌の掛け合いである。
交わされる、二つの歌を見ることで、
男と女の、機微、微妙な心理のすれ違いが、
立ち上がってくるのであった。
だいたい男の言うことは、
女のがわから見ると、どれも下手な、言い訳っぽくて、
ちょっぴり、ちっちゃいのである。
当時の恋は、
人に知られないようにするものであった。
知られてしまうと噂が広まって、
だいぶ大変なことになるようであった。
それで、恋人たちは、
誰にも知られないように、会ったりするわけであるが、
そのあたり、問答歌では、だんだん、
男のほうが主に、人目やら噂やらを気にしはじめて、
女が、それにつっこんだり、ちくりとやったりするのである。
問答歌そのものが、わざとそれを楽しむように、
作られている、ようにも思えるが、
その、だいたい、男が、
あれこれ、言おうとしているところに、
女が、まさに真理、というか現実というかを、
さらっと言ってしまう。
男にしてみると、
それを言っちゃあ、みもふたもない、っていう、
最終的には、どうも、
男がこてんぱんに見えるところが、かわいそうで、また、楽しい。
たとえば、男が、
明日から旅である、長く会えない、
せめて今夜は、はやくから、紐をほどいておくれ。
といえば、
女は、
いまさら、共寝などできましょうか、
これから毎晩、かかさず、私を思って、夢にでてきてください。
などと。
ま、旅先で、別のことを、考えるな、というようにも取れるのである。
あるいは、
女が、
私がこんなに思っているのを、夢にでも見てくれましたか。
などと歌に詠んで、使いをだせば、
男は、
今、夢にあなたの姿を見たから、
急いで着替えて、あなたのところへ出かけようとしてたところに、
あなたの使いが来たよ。
と。
催促されたか。
と、書いているところで、今朝は、もう一つの万葉集の講座に、
出かける時間に。
今、また返って書き足しているところ。
今日の講座も、とっても面白くて、大声で叫びたいところであるが、
また、それはいつか。
洋司