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-香港ぶらぶらガイド日記- (旧上海ぶらぶらガイド日記)

北海道出張(7)-2 網走湖~サロマ湖~北見

2010-04-19 23:15:02 | ニッキ
 

網走湖畔には宿泊施設が立ち並んでいて、その中を通り抜けていくと未舗装の湖畔の道にでました。
すぐ脇にはたくさんの白鳥が羽を休めています。人が近づくと警戒の声を上げて沖にでようとしますが、こちらが危害を加えないことが分かると、再び首を羽にうずめて眠っていました。
さらに車を進めていくと、目的としていた水芭蕉の群生地に到着。
葦のような長い枯れた草が茂る、木の渡り路へ進んでいきます。
人気が全くないので、野鳥の声がそこかしこで聞こえ、葦がかさかさと音を立てています。ときおり野鳥が目の前に現れますが、あまりにすばやくてシャッターを押す暇もありません。
自分以外に人間がいない空間で、かさかさと音のするほうに耳を向けながら、想像力を働かせつつ歩いていくのは、なにかとても心地よくとても贅沢な気分でした。しばらく歩くと白く咲く水芭蕉を発見。ひとつが目につくと次々と咲いているのが見つかり、進んでいくとびっしりと生えた水芭蕉の沼に着きました。
水芭蕉の地味ながらとても気品のあるたたずまいにしばし見とれました。
と、そんな贅沢な時間を過ごしてからまた出発。
海沿いに出てみるかということで網走経由で海沿いへ。
野取湖~サロマ湖へ。ワッカ原生花園とかにも立ち寄りましたが、まだ時期はずれで木々は枯れ木のように静かに春が来るのを待っている感じ。カレイ釣りをするおっちゃんと立ち話した程度でした。市場みたいのにも立ち寄りましたが、その辺はまた改めて。
で、昼食は北勝水産というホタテの貝柱の加工で有名な会社直営の売店で、ホタテと牡蠣の網焼きを頂きました。

味は言わずもがなという感じですが、ホタテには今の時期にしかいないという赤い内子がついていて、半生の貝柱はとても美味でした。
サロマ湖の道の駅に寄ったところで雨がぱらつきはじめ、次の道の駅愛ランド湧別につく頃には本降りになってしまったので、予定を変更して帰路につくことにしました。
後半が尻つぼみで何か地味な旅でしたが、充実した一日でした。(移動距離約200km)
いろいろなことを考えつつの気楽な一人旅もたまにはいいものですね。

夕食は若鶏のから揚げ「なると」にしました。
詳細は明日にでも。