12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
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「春炬燵」と「水温む」

2014年03月16日 02時29分56秒 | 俳句

エアコンの普及に伴い炬燵を使用する家もだんだん少なくなっているのであろう。

それでも年寄りには欠かせない暖房器具となっている。メインはエアコンで、補助に炬燵の併用をしている。これで困るのは、日本式座りのため腰が痛くなることである。

歳時記を見ていると、次第に現代では見られない季語が増えてきている。これからどうするのだろうか、少し気になっている。

1.春炬燵(はるごたつ)・春の炬燵

  1.新聞をひろげっぱなし春炬燵      川崎展宏

  2.肩書の一つ落ちたり春炬燵       吉田修

  3.借りて読む七番日記春炬燵       黒田杏子

参考;しちばんにっき 【七番日記】
小林一茶の句日記。1810年正月から18年12月(一茶四八歳から五六歳)まで9年間の記録。生活も落ち着いた頃のもので,一茶調最盛期を代表する。


2.水温む(みずぬるむ)、温む水・・・こちらは永久不変であろう。

  1.流れ合うてひとつぬるみや淵も瀬も    千代女

  2.老鶴の天を忘れて水温む         飯田蛇笏

  3.水温むとも動くものなかるべし      加藤楸邨


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