12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
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寡婦あるいは寡夫のための歌

2012年10月19日 02時30分18秒 | カラオケ

「 ちあきなおみ 冬隣(ふゆどなり)」

この歌は、先日のカラオケ道場で教わった歌である。小生が知らなかっただけで、決して新しい歌ではないのである。(少なくとも、20年以上も前の「1992年以前の」曲)

寡婦あるいは寡夫のための限定歌であったためであろう、大ヒット曲ではなかったようで、この曲に関する詳しいことをインターネット上で見つけられなかった。

 

インターネットにこんな記事があった。

 ” ちあきなおみは1978年に俳優の郷治と結婚したが、92年9月11日に郷が肺癌のため死去。夫の遺体が荼毘に付されるとき、柩にしがみついて「私も一緒に焼いて」と号泣したという。 

これを機にいっさいの芸能活動を停止して、その後、公の場所にはまったく姿を現していない。夫に先立たれて、歌う心が萎えきってしまったのだろう。人間の情念を凄まじいばかりに歌いあげた歌手の、歌の世界そのものを彷彿させる話ではないか。

 

 そういえばちあきなおみの歌には「喝采」「冬隣」など、彼女の運命を予見したような歌がいくつかある。男に去られた女の孤独と哀切を歌った作品も多い。”

 

連れ合いがご健在のお方でも、何時か通る道であろうと思う。人様より早く、寡婦(あるいは寡夫)になった方々の心境を歌った、切々たる歌である。

 

寡夫である小生が、じんと来た、歌詞の一部をご紹介する。 

 

ちあきなおみ  「 冬隣 」 歌詞(抜粋)

”あなたの真似して・・・ つよくもないのに  やめろよと  叱りにおいでよ     来れるなら・・・ この世にわたしを  置いてった  あなたを怨んで  呑んでます 

写真のあなたは  若いまま  きれいな笑顔が  にくらしい 

あれからわたしは 冬隣  微笑むことさえ 忘れそう・・・そこからわたしが  見えますか  見えたら今すぐ  すぐにでも  わたしを迎えに  きてほしい 

地球の夜更けは  淋しいよ…… そこからわたしが  見えますか  この世にわたしを  置いてった  あなたを怨んで  呑んでます”

 

こちらが原曲であろう。杉本眞人歌・作曲、吉田旺作詞である。

 


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