約20年前、お隣の韓国での話し。
新聞は、一面ハングル文字、ところどころ旧漢字が混ざっている程度。
まず、仕事上付き合いのあった韓国の商社の人(年齢40代)に聞いた。
漢字を読むことはできるが、書くことはあまりできない、との答えであった。
たまたま、ソウル大学の数名の学生と話をする機会があったので、同じ質問をしてみた。
やはり、同じ答えであった。ただ、書ける漢字の種類が、40代の人に比べて激減していた。
ハングルは、表音文字である。
国家の文化的独立性を保とうとして、六百年くらい前の王様が、漢字と全く異なる、独自のハングルを制定したのであった。
韓国では、漢字で書く必要性が、著しく低くなっているのであった。
小生は、20年位前から、ワープロのお世話になっている。
この結果、二十年越しの「廃用性漢字忘却症」に罹患してしまった。
どうしても、手書き文を書くとき、漢字が出てこないのである、そしてしばしば誤字を書いてしまうのである。
以上が、小生の誤字多発の言分けである。
おそらく、頭の方もそれ相当になっているのも、一因であるのだが・・・
こちらの方は、打つ手無しである。
開き直って、「どうにでもなれ」としか言いようが無い。