12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
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他力その1

2007年08月10日 08時18分39秒 | Weblog

 五木寛之氏の「他力」を読んで、幾つか抜粋してみた。

「他力」とは法然・親鸞・蓮如などの思想の核心をなすものという。
次の言葉で代表されるように感じた。

「わがはからいあらず」、
「なるようにしかならない」、

「おのずと、必ずなるようになる」、
「人事をつくすは、これ天命なり」。

 “この真の「他力」に触れたとき、人は自己と外界が一変して見えることに衝撃を受けるでしょう”と書いてあった。

 他力とは、目に見えない自分以外の何か大いなる力が、自分の生き方を支えているという考え方。
言葉を変えると、目に見えない大きな宇宙の力と言ってもよく、大きなエネルギーが見えない風のように流れていると感じるという。(他力の風)

寂聴さんも、「人のいきつくところは、やはり他力という感覚かもしれませんね」という。

以前取り上げた遺伝学の権威、村上先生のおっしゃる[Some Thing Great (何か偉大なるもの)]にも通じる考え方のようであった。

 小生の力では、到底完全に理解することは不可能であろうが、なんとなくそんな気がしてきたのである。

 孫悟空が、お釈迦様の手のひらから飛び去ることが出来なかったように、何か判らないものに何時も支配されているようである。


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