12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
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口ひげ

2008年04月28日 07時47分36秒 | Weblog

現代日本の人達の中に口ひげ族が散見される。よく似合った人もいれば、なんとなく偉そうに見える人もいて、人それぞれに狙ったキャラクターを強調しており、それなりに口ひげの効果を発揮している感がある。

中世のヴェネツィア人は、口ひげを生やしていた。その理由は、地中海貿易によって海洋通商を盛んに行ったヴェネツィア人は、アラブ人やトルコ人等のイスラム教徒の同性愛者から身を守るためだったと言う。

(このことは現代日本にも生きているようで、中近東へ出張する人達の多くは、口ひげ族である)

金融業や手工業が盛んだった中世フィレンツェの男性は、青・中年期においては、口ひげを生やしていなかったのである。

彼らは、主なる商売の相手先が、北西ヨーロッパのキリスト教国だったことで、上記のイスラム教の同性愛者から身を守る必要が無かったこともその一因であるが、シーザの時代(古代ローマ時代)では、口ひげなしが当たり前だった、その伝統を踏襲していたのであろう。

こんなことが理由なのかどうか判らないが、現在のイタリア人達も、殆ど口ひげをしていなかったのである。

小生のイタリア人識別方法は、黒髪・黒目であることと口ひげをしていないことを条件としたのであった。
(この確かさには何の根拠も無いのだが・・・)

口ひげといえば思い浮かぶのが、チャップリンである。 チャップリンとヒトラーとの間にはいくつかの共通点があり、チャップリンは1889年4月16日生まれなのに対し、ヒトラーは1889年4月20日とわずかに4日違いである。

 またトレードマークが口ひげであり、チャップリン自身ヒトラーの口ひげは自分のオリジナルキャラのチャーリーを下品にしたようだというイメージを持っていた。

また、ヒトラーは政治キャリアの初期において、映画界におけるチャップリンの人気に目をつけていたとする意見もある。

“チャーリー”のキャラクターとヒトラーの類似はたびたび語られるところである。つまり、自らの知名度を上げるために、チャップリンと同じ四角い口ひげを生やしていた、というのである。

これなどは、口ひげによるイメージチェンジをうまく効果的に利用した代表的例だと思うのである。


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