12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
無責任結構・ 中途半端・ちゃらんぽらん・ 出たとこ勝負、で参りましょう!

額縁

2009年07月30日 08時27分34秒 | Weblog

昨日は、念願の「ルーブル美術展-17世紀ヨーロッパ絵画」に出かけることが出来た。幸いに雨も降らず、うす曇状態で極端に暑くもなく、頃合の京都散策が出来た。

なんといってもルーブルの絵画はレベルが違う、まれに見るすばらしい展覧会だった。

平日とはいえ人の多いのにはいささか驚いた。中でも遅々として行列が進まないのが「フェルメールのレースを編む女」であった。写真をご覧頂きたい。(現物と写真とでは残念ながら、色調や質感や立体感は大きく異なるが・・・)

この絵の実物はA4サイズくらいの小さな絵である。しかし、人皆その前で立ち止まり見入るのである。展覧会の関係者がいくら行列を進めるよう言ってもさしたる効果がない、相変わらずの渋滞が続いていた。

貴族や王族を描いた巨大で豪華な肖像画が沢山あったが、それは単なる豪華さに終始し人の心に染み入る感動までは至らなかったのである。

 とりわけ小生が驚いたのが、素晴らしいというか見たことがないというべきであろうが、全ての絵が歳を経た凝った額縁で飾られていたことだった。

絵を楽しむのは当然であるが、額縁を楽しむのもまた一興ではないだろうか。

追記;目の調子が相変わらずである関係で、どうしても片目見物になってしまったが、当然といえば当然ながら、絵画はもともと二次元の表現方法である、片目であれ両目であれ見え方はまったく同じなのである。

 絵画が表現する遠近感は両目でも片目でも同様に十分に鑑賞できるのである。

 同様のことが書籍・TV・パソコン・写真・カメラのモニターやファインダー全て二次元の世界なので同様に両目の人たちと同じように楽しめるのである。


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