本が好き 悪口言うのもちょっと好き

読書日記です。っていうほど読書量が多いわけではないけれど。。。

告白 湊かなえ

2010-05-08 | 小説
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
湊 かなえ
双葉社

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 これって、去年の本屋大賞受賞作ですね。1年遅れで入手しました。

 

 最近、ベストセラーは敢えて読まないようにしてましたが、なんとなくこの本はずっと気になっていて、GW直前、休みの間に読もうと購入しましたが、1日目で読み終わってしまいました・・・。

 

 衝撃的と聞いていましたが、構成は、ある事件を巡って、何名かの関係者の目からみた状況を独立した章立てにして書いていくというもので特に珍しいものではありませんが、設定の方は確かにかなり衝撃的でした。

 

 ある女性教師の娘が学校で殺され、彼女は学校を去るその日に、娘はこのクラスの生徒に殺されたんだと教壇で淡々と話す。犯人を知っているのになぜ警察へ言わないのか、また恨んでいるならどうして直接対決しないのか・・・。

 

 そんな疑問を抱きながら読んでいくと、事件はいろんな様相を見せてきます。

 

 当たり前のことだけれど忘れがちなこと。ひとつの出来事も、見る人の目によって様相は全く違う。そういうことを地味に楽しみながら読んでいくと、最後にどーん!とこれぞエンタテーメントという展開になっちゃいます。

 

 うゎ・・・こう落とすかと、ある意味新鮮で驚きましたが、ある意味ちょっと物足りないというんでしょうかね。それまでのいろんな人物の事情からくる心の動きなんかが全部頭から飛んでしまって、最後は単純にビックリでした。

 

 とはいえ、すごく読みやすくて、飛行機や新幹線なんかで移動時間が長いときなんかに一押しの作品です!

 

 私が買った本の帯には映画のPR用に主演の松たか子を中心に、木村佳乃と岡田将生という若い俳優の写真がのっておりました。木村佳乃って、犯人(中学生)のお母さん役!? えぇもうそんな年な・・・んだ。ちょっとショックです。そして、見たこともない(スミマセン)岡田将生クン、写真から生徒かと思ったけど先生だった・・・。いやぁ、熱血先生といえば山下真司かと思った・・・なんて古すぎですね。



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