Kazekaoru

退屈と付合うの結構大変です。
心に残ったことを、初夏の風のように書いていけたらと思っています。 

「傘」

2011-02-09 20:11:04 | kazekaoru



こんな日は、デスクに向かっていても、
背筋を丸めることが少なかった。
午前中はどんよりした冬の雲が広がっていたが、
さすがに春の到来を感じさせる暖かさに、
雨も良いなと思っていた。
今も「シトシト」、と穏やかな雨が降っている。

思い出せば、午後から雨が止み晴間が見えた。
暖かい陽射しが窓から差し、
春の暖かさ感じていた。
気温は例年並みだったと思う。
明日は少し寒さを感じるようだ。






              傘  kazekaoru



今日買物をして、スーパーから出ると雨が降り出した。
困ったと思いスーパーのフロントで佇んでいた。
どうしょうか思案し、
スーパーに戻り500円の傘を買った。
損した気分とまーいいかという気分で、
傘を広げ外に出た。

駅前を通ると私と同じように、
思案している人々が立っていた。
駅ビルに行けば傘が売っていると、
心の中で思っていた。
思案している人々は、
私と同じような気持ちだっただろう。
透明の傘から人々を見ていると、
いつもバスで一緒の人がいた。
入りませんか、と言うと「えー」と。
バス停までほんの20m。
「有難う」、と言われ「今日は少し暖かですね」、と答えた。
相手の期待を裏切らないようにと思っていたが、
話す事も少なくバス停に着いた。

「かえって迷惑じゃなかったか~」、ふと頭の隅を横切った。


                  






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