自 遊 想

ジャンルを特定しないで、その日その日に思ったことを徒然なるままに記しています。

呆と保

2007年07月28日 | Weblog
 ものの本によると、保は、呆に人偏がついた字であるが、その呆とは、僕には何故か分からぬが、「おむつをした赤子」を意味するそうだ。そこで、保は赤子を守り養う人を表す字だそうだ。そうすると、呆だけでは、まだ赤子を守り養う資格がないことになる。だから、本欄と掲示板に出没される呆さんには、まだお孫さんがいない訳で、呆という字を名前にされたことは事実を示していると言える。
 もう一つの解釈はこうである。呆は木に口がついている姿を示している。ところが、木は口でものを言わない。だから、呆はものを言わない木を意味すると言える。事実、呆さんは山に入った時はものを言わない訳で、木と同じな訳だ。
 しかし、この呆、つまり木は、僕ら人間には分からないが、よくしゃべる木だ。一般に、この木のおしゃべり(木の心)が分かるようにならなければ、文化の本性は分からないと言ってよいと僕は思う。だから、呆さんやドクターや銀さんは文化の何たるかをご存知な訳だ。