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やさしさの理由 ギブリー

2006-04-25 20:24:55 | 所属馬紹介

「今日、装蹄師さん来るよ、NHKに出てた福永さん」
という矢野調教師の言葉にびっくり&わくわくな火曜日の朝9時でした。


福永守さんは広島県からお弟子さんと車でやってきてあちこちの馬の装蹄をして周っているそうです。

装蹄中の福永さんは厳しい。
危険と隣り合わせなので当然なのでしょう・・・。
実際に、お弟子さんは何度か馬の後ろ脚キックに遇って壁に向かってぶっ飛んでいました。
人があんなふうに飛ぶところ、初めて見たかも知れない。


もくもくと装蹄が行なわれている間、厩務員さんは馬たちのお相手。
じっとしていてねと撫でたりニンジンを食べさせたり
そして時々叱ったり。
装蹄が終わると歩様のチェック。
「紙一重の技とはこのことやな」と、
装蹄が終わった後の馬を観た矢野調教師がつぶやいていました。
「生産・育成もやっていて、あの人のところの馬はすぐにぴょんと飛び乗れる。
それくらい性格がいい。素直に育つ。」

その”性格がいい”馬、ギブリー(父メジロライアン 母ヤエチグサ)のオーナーは福永さん。
競走馬として・・・という状態だった彼を救ったのは福永さんの装蹄だったとのこと。

ひと段落して手を休めて、私ににっこり笑いかけた福永さんは
「これ、わしの馬。」とギブリーを見て微笑みました。
装蹄する姿、やさしい口調とあたたかな笑顔を見ていたら
ギブリーのやさしさの理由がわかる気がします。

彼の次走は5月1日月曜日。
一時は競走馬としての未来も霞んで見えたギブリーが
熟練の技に守られて
本橋孝太騎手のデビュー戦で”次の競馬”を繋いで行く。


じっとしていてね


ヨイチハヤテ 右が福永さん。


こちらもヨイチハヤテ
ニンジンをもらって口の周りがニンジン色になってます。
よだれもニンジン色の泡でした。


ギブリーと利光厩務員


福永さんと孝太騎手と3人・・・いえ、”4人”で作戦会議中かな
とてもステキな光景でした

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