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流れ藻に瀬音やさしき水の春 鈴木玲子

2017年04月03日 | 俳句
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鈴木玲子
流れ藻に瀬音やさしき水の春

雪解の濁りもとれて清流の水が生き生きと流れてゆく。上流の岩肌にしがみついていた藻が岩から剥がされて流れ出す。リズミカルな瀬音が楽しげに喜びの歌を唄っている。山菜採りに魚釣りに行楽シーズンの到来である。水は命の母ともいわれ命にやさしい水音を聞かせる。春はやさしき水の流れに乗ってやってきた。:俳誌「春燈」(2016年6月号)所載

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