野中亮介
寮生の長湯は誰ぞ冬至の夜
今日は冬至と言う事で学生寮の湯に柚が浮いている。次々と入れ替わり立ち替わり入浴して夜も更けて行く。と、消灯時間がやって来た。しかしながらまだ入浴中の者あり。普段なら一喝して出て貰うところだが今夜は特別見て見ぬ振りをしておこう。きっと故郷の香りを嗅いでいるのだろう。:角川「合本・俳句歳時記(2019年3月28日)」所載
<いらっしゃいませー「俳句喫茶店・つぶやく堂」へどうぞお入りください>
寮生の長湯は誰ぞ冬至の夜
今日は冬至と言う事で学生寮の湯に柚が浮いている。次々と入れ替わり立ち替わり入浴して夜も更けて行く。と、消灯時間がやって来た。しかしながらまだ入浴中の者あり。普段なら一喝して出て貰うところだが今夜は特別見て見ぬ振りをしておこう。きっと故郷の香りを嗅いでいるのだろう。:角川「合本・俳句歳時記(2019年3月28日)」所載
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