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鳴きはじめたる法師蝉も熱の中 野見山朱鳥

2018年08月30日 | 俳句
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野見山朱鳥
鳴きはじめたる法師蝉も熱の中
つくづく惜しむ、つくづく惜しむと法師蝉が鳴きはじめた。しかしこの残暑。身を焙られる様な熱気である。年々気候が荒くなって夏の暑さが強烈に感じる。確か立秋は8月7日だったがまだまだ夏の気候である。9月1日には210日を迎えるが台風もあと幾つかやって来そうだ。荒い気候寄る年波。さはさりながら実りの秋の先には黄金の季節、何か良い事があると期待しよう。:角川「新版・俳句歳時記」(1990年12月15日版)所載。
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