CHANGE最終回

　木村拓哉の役柄はいつも、正義感があって筋を通す潔い男、という感じですが、今回もそうでしたね。フツウなら、またかという気分でクタクのドラマは敬遠するのですが、今回、政治という重要なながらつい無関心になりがちな世界を取り上げていたので、（珍しく）きちんと見ました。
　おいおい、という突っ込みどころは多々あるものの、あちこちに溜飲の下がるシーンが散在して、楽しめました。最終回も、ノーカットの長回しによるスピーチ、よくがんばっていました、役者も脚本も。そうなのです。どの世界にも、いつも世のため人のために無私の気持ちでがんばっている人が、大勢いる。一部の人の心無い行いのために、そんな人たちまでがあおりを食うことが多い。（政治の世界では、無私の人のほうが少ないように思いますが・・）
　作り事とはいえ、あのスピーチにこめられたメッセージは、とても大切だと思います。政治家の私欲をばっさり、返す刀で有権者の政治離れををグサッ。い尼だ一度も選挙を棄権したことのない「ゴールドカード選挙民」の私といたしましては、ご褒美として、何らかの優待券を期待しています。（←無理無理）