闇夜の烏の変な世界

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ナチュラル・サウンド・スムーザーは手を出す技術か考える私

2015-01-29 19:18:00 | 日記

​CAR WATCHにナチュラル・サウンド・スムーザーの紹介記事が出ましたね。

http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20150129_685884.html

 

こちらには機能紹介と、実際のテスト(音)との2種類の動画が含まれています。

 

なるほど、制振のためのダンパーは物凄く制度の高い部品なのですね(汗。

 

アリとナシの比較試聴で、雑味が何となく減った気がするアイテム。

画期的な技術と胸躍る反面、不安もつきまといます。

 

そもそも、物凄い高速で稼働するピストンピン内に、稼働部品を入れるって物凄い「チャレンジ」な気がするのは私だけだろうか?

技術説明動画の動きはオーバーとしても、どうやら金属がたわむ事でオモリが作用する仕組みらしい。

 

金属で曲げる力が掛かる以上、当然「劣化」という問題が発生します。

良くできたバネでさえ、酷使したり時間が経つと反発や戻りが悪くなりますもんね。

 

ナチュラル・サウンド・スムーザーは、技術者のコメントにあるとおり「無理を行って出してもらった」というあたり、十分に検証されたものかは不透明なモノに思えます。

例えば、長時間耐久試験を行ってたとしても、何年、何十年と動いてる車と同じような時間テストができてるとはとても思えない。

時間経過とともに特性変化で機能を果たさなくなったり、余計な振動(音)が出るかについても「大丈夫」と言えないのが実情ですよね、きっと。

 

外装品のように簡単に交換できる部品ならいざ知らず、ナチュラル・サウンド・スムーザーはピストンピンという、エンジンの最も奥の厄介な場所にある部品に内包されてるの、ちょっと詳しい人なら容易にその交換リスクは判るハズ。

 

もし破損し、エンジンから余計なガラガラ異音が出てしまったら大騒ぎです!

修理するにはエンジンを車から降ろし(ひ~~~)、底部のオイルパンを開け、クランクシャフトを分解、ロッドのマウントを外し、すべてのピストンを抜き出して問題パーツを全交換。

後はまたエンジンを元に戻して車に戻しって、工賃(技術料と人件費)を考えると数十万~になるのは避けられないと思う!!!

下手したら「交換エンジン」を用意し、丸ごと載せ替えた方が早くて安いって事にもなりかねない(汗。

 

エンジンの中枢部にあるだけ、故障したら致命的になる恐れが ナチュラル・サウンド・スムーザーにはあるって事ですね。

 

では何故、そんな未知のアイテムをマツダは出す決断をしたのか。

 

恐らく、実地試験をオーナーに行ってもらい、問題点をフィードバックするためという意味合いが強い気がします。

先のマツコネのナビも、実際の完成度に問題があると知った上で提供し、度重なるバージョンアップという名の改善を繰り返してきたのも似た考え方のものですよね。

 

なので今回手を出す方は、将来のために「テスターとして貢献する覚悟」がこの「ナチュラル・サウンド・スムーザー」には必要なのではないかなぁ。

 

XDグレード以外のATでチョイスできるナチュラル・サウンド・スムーザー。

装着する際は営業さんに納得いくトラブル対応案を頂いてから決めるのが無難な気がしますが、如何なものか。



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