これはかなり前にヤフオクで、型落ちしたものを落札しました。
新品でしたが元箱無しで送ってきた事から、完成車外しだったかもしれません。
調整機構はさすがシマノと思わせるもので、不具合が出るまでは何の不満も無いキャリパーでした。
ほぼ同時期にインストールしたホイール、WH-M505がVとディスク兼用だったものの、貧弱なエアロスポークで組んでいたため、ディスクの制動力にリムが「微妙にヨレる」という問題を起こすほど強力なストッピングパワーがありました。
油圧ディスクと比べてしまうと、レバーの重さ(オイル式は下手すると小指でも停まれる)やタッチのスポンジー感が歴然ですが、Vブレーキよりは全天候で安定して制動が掛かるのでお気に入りです。
当たり前の事ですが、制動時に重要なのはリアよりもフロントブレーキです。
台座があれば、フロントだけでもこうしたアイテムでディスク化するだけで、急な雨や、パッド(ゴム)が苦手な高温・極低温でも安心して作動するのは心強いものです。
あと、油圧式の強力なストッピングパワーはレース等の過酷な状況では武器になりますが、ワイヤーブレーキのつもりで急に引き切るとガツン!と車輪がロックしますから素人や慣れて無い人には逆に危険な事もあります。
対してワイヤー引きはVブレーキに近い感触があり、ジワジワと効いて来て、おもいのほかコントローラブルな面も見逃せませんね♪
でも、所詮は機械モノですからいつかは壊れます。
今回はピストンを押し出す機構に問題が生じたようで、こうなると高いモノではないので交換という選択肢になります。
壊れて無くて、パッドを使い切った等なら消耗品の交換で済んだのですが。
因みにこれは赤い丸の部分が問題で、パッドの減りを見るためシャフトを外そうとしたのですが、ワイヤーを引くシーソーの端が何かに当たって戻らなくなり、結果的に邪魔して抜けないという最悪の状況に陥りました。
どうやら内部が相当傷んでいるようです、...換え時です。
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