私にとって「Impress Watch」は様々な情報の入手源として大きなウェイトを占めます。
AV Watchを見てたら、また真空管のアンプキットが目に留まりました。
石のアンプはちょっと本格的なものになると素人の設備では厳しいようですが、球のアンプって回路によりますが部品点数も少なく、比較的簡単な道具でできる傾向がありますよね。
過去、6L6GC_pp(ステレオ、モノラル)、6B4G、EL34と五極管、ビーム管、三極管とパワーアンプを使ってきましたが、三極管はOTに結構な出費が嵩み安く作るのは厳しいと感じました(全て完成品ですが)。
今回のキットのようにビーム管(五極管)を使う場合、出力も稼げるし、比較的安価にソレナリのものが出来たりします♪
工作気分でオーディオって、遊び道具と割り切れば結構面白い世界だと涎が(笑。
球のアンプの楽しみとして、ビジュアルがあると思うんです。
特に今回の6L6GCのようにビーム管だと、管の中に暖かなオレンジのヒーター色が灯るだけでなく、真空ガス中の放電で淡い青紫に幻想的な光が内部に浮き上がります。
まぁ「紫外線」らしいので長時間見入るのはお勧めしませんが、この幻想的な世界は球だけの楽しみ方じゃないかなぁ。
「真空管マニア」になる恐れがありますが(汗)、歴史上とても多くの種類の6L6GCが生産されましたから、それらに差し替えての変化を楽しむなんて事も「安易」にできるのも、こうしたシングルアンプの面白さかと。
例えば、RCAの太管(マッキンのロゴが入ってたり…)6L6GCを手に入れてしまったりしたら伝説の音色を探ってみたくなるかもしれないし。
恐らく初段と増幅段用に用いてると思われる12AU7もオーディオの世界ではポピュラーで、未だに多くの種類が生産されてたりするし、古くはテレフンケンやシルバニアの球(黒プレート)なんてレアモノが見つかれば差してみたくなる(笑。
コストを考えれば付属してくるのは安価なチャイニーズ球(支障は無いだろうけど)かと想像しますが、だからこそアップグレードして楽しむ余裕がたまりませんねぇ♪
因みに今のLevy9は6L6GCのppステレオですが、その前のModel_55GCは6L6WGC(ロシア製)で、パワー感も情報量もゾクゾクするものでした。
今は質の良い6L6WGCは入手が困難との事で、値段も加味し現状に甘んじてます。
これは良く知られた話しですが、石の1wと球の1wには約3倍のパワー感差があるらしいですね。
確かに不思議とパワー無いハズなのに堂々と鳴る球に驚く事は多いです。
一説によると情報密度の差がこの音感に現れると言いますが、正直良く判りません(笑。
ただ、小さな音量でも上から下までシッカリと聞こえるシステムを欲すると、球の良くできたモノが適してるような気がします。
先日来たCD、CD60も寝る前は本当に僅かなボリュームでも上から下までハッキリとバランス良く鳴ります。
ボリューム上げてもドア一枚の向こうに行くとほとんど外に音が漏れない(絶対音量が低いのかな)から周りの迷惑にもなり難いみたいだし。
と、ウンチクたれたけど、要はちょ~っとハンダゴテ持って工作したくなったってダケですー。←失礼しましたぁ
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