マルチスズキ「ビターラ（エスクード）・ブレッツァ」がもう少しで

インドのモーターショーがあと少しで始まる。

そこにマルチスズキ（インド）が小型のエスクードを独自に出すという。

日本のスズキは、「イグニス」「バレーノ」と国内投入直前な車が目白押しだが、あちらはちょっと毛色が違うようです。

個人的な印象だと、今のインドの自動車事情は、昭和の後半に「日本でも個人が自動車を持てる豊かさを夢見る」といった時代とどことなく重なるのです。

今見れば特別良いモノでは無いかもしれないが、勢いというか、熱いものを感じる（笑。

昨年末、横浜で展示されたダットサン（日産）の「ＧＯＣＲＯＳＳコンセプト」を見ても、懐かしくも温かいクルマが評価されてるような気がし、興味が湧く。

あちらはＡＴより、ＭＴが主流（というか、日本のようにＡＴばかりというのは世界的に見ても異常？）というのが少々抵抗あるが、マツダのようにＭＴなのに「アダプティブ・クルーズコントロール」が実装されてる例から見ても、「ＭＴだって　緊急ブレーキや歩行者検知も可能では？」と考えてしまう。

安全なＭＴなら、遊びに足にと面白そう♪

そんな、懐かしくもコテコテしてないクルマが市民権を得てる（？）インドは、各メーカーとも新型の投入ラッシュになってる模様。

日本同様、大きな車体のクルマじゃ猛烈な交通ラッシュや、狭い路地で身動きが取れない関係で、小型な車が重宝される。

軽自動車に代表される、コンパクトで使い勝手の良いクルマが持てはやされる日本から見ても、興味をひく面白そうなのが沢山ありそうです。

「ビターラブレッツァ」は、確かシャーシと駆動系をスズキ（日本）が、ボディをマルチスズキ（インド）が分担している。

ある意味、マルチスズキが本気で作ったクルマ。

日本への導入は不明だが、なんとも楽しみなのです♪

スズキは、我が家のＳＸ４（2Lエンジン）の時代までどことなくフランス車っぽいマッタリとした乗り味の印象があったが、新型エスクードを運転したらガラリと「ドライ」に変わっててビックリ！

ともかく快活で面白いのです。

某Ｄ社が、Ｔ社の子会社になった会見席で、「かつてのミニのような存在感を得たい」みたいな発言をしてたけど、「ＳＸ４Ｓ-ｃｒｏｓｓ」以降のスズキ車は、それこそ「オースティン・ミニ」の再来かぁと顔がほころぶ「ドライゴーカート感覚」。

闇夜の烏の変な世界