サウンド・ミネ(現プルートン)のLEVY9の刻々と変わる不調に諦めていたが、前回同様にドライブ段の12BH7Aに異常を発見!
「ボッ」とスピーカーから破裂のような音が出る瞬間に管上部を中心に青白い光が走るのが隙間からもハッキリと見えた。
過去、自分が使ってきた管球式アンプは出力管こそ6B4G(2A3の兄弟管?)や6L6GCと三極管やビーム管PPの差はあっても、入力段やドライブ段、プリ内部も12AU7Aと12AX7Aばかりでストックも余裕がある。
でも12BH7はほとんど使った事が無いためストックが無い。
LEVY9の前回の故障も12BH7Aのダメージだった。
今回、予備にと同時購入しておいた最後の1本と交換(画の立っているのが新品、寝かせてるのが損傷モノ)することでアンプが生き返った。
これだけ短期間に同じ位置の球(左右の差はあれど)がダメージを負う事は無かった。
回路に損傷があるのか、そもそもLEVY9のドライブ段の設計に無理があるのか、原因は判らないが手に入る内に12BH7Aをストックする必要があるようです。
まだ秋葉原に萌えのモの字も無く、電気の町オンリーの時代にはいくらでも簡単に入手ができた真空管も今や超珍重品に。
値段も当時の10倍どころでは無い恐ろしい額だ。
品質の抜きん出た米管や英国管はほぼ入手不可能となり、ロシアか中国といった限られた国からの品物ばかりに。
今は何処に買いに行けば手に入るのだろう…。