和太鼓と相撲甚句が大好き!家族太鼓山本家(かぞくだいこやまもとや)です。楽しむ事が上手くなる初め~の第1歩♪

神戸で【元関取が作る本物の味】な、ちゃんこ鍋屋を営んでおりました。私はお関取じゃ有りませんよ(笑)“オカミサン”でした。

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山本家族3人だけで産声をあげた≪家族太鼓山本家≫ですが、神戸から舞鶴に越して来て、色んな出会いが有り、現在は家族だけでなく幅広い年齢層の友達の集まりになりました。 笑顔と心の温かさにあふれている稽古場でのみんなは、血はつながっていないけれど、まさに『家族』のような仲間です。 家族太鼓山本家への連絡・入会希望問い合わせなどは、kazokudaiko-yamamotoya-aty(アットマーク)ymail.plala.or.jpにお願いいたします。 尚、(アットマーク)は、@に書き換えて送信してください。 【コメントを書き込んで下さる皆様へ】 なりすまし・嫌がらせ・個人攻撃等には、返信コメントを控えさせていただくか、場合によっては、削除させていただきます。

豊作でありますように(*^_^*)

2008年08月07日 | 日々大切に生きたい。
兼業農家の山本家族にとって、毎日のお天気はとても気になるところです。
特に、ここ数週間は、ドキドキの日々を送っていました。

田植えを終えてから、穂が出始めるまでに、
通常“中干し”を完了させます。

“中干し”とは、田んぼの水を抜いてしまう事を指します。
だいたい1週間くらいは、乾燥させます。
“中干し”の効用は、いくつかあって、
水を抜く事で、土中にたまっていた悪いガスが抜け、
土に新鮮な酸素がいっぱい取り込まれ稲の成長を促します。
そして、乾燥していく中で、軟弱化した土壌が引き締められ
稲を倒れにくくします。
水の無い土中で、稲は本能で、水を求め、
また新しい根を張り巡らせて、
より倒れにくくなり、立派に成長していきます。

昨年は、雨が続き、うまく中干しが出来なかった上に、
稲刈り時期に、また雨・風が続いたので、
稲がほとんど倒れ、収穫量も大幅ダウンでした。

今年は、“中干し”はうまく行ったものの、
今度は、その後の雨が降らない・・・・。

田んぼの表面に、小さなひび割れが出来る程度が、
“中干し”の一番程良い状態なのですが、
今年は、そのひび割れが、大きな割れになりそうで、
ものすごくドキドキしました。
大きなクラック(ひび割れ)が出来ると、
大切な根が切れてしまって、成長にも影響が出るし、
倒れやすくもなります。

出穂~開花の時期には、たっぷりの水が必要なのに、
雨も降りそうも無く・・・・。
とても心配でした。


稲の花には、花びらは有りません。
ゆくゆくは、籾になる2枚の
“えい”が開きます。
この状態を「稲の花が咲いた。」と人は表現します。
朝に花が咲き、
1~2時間で、閉じてしまいます。

昨年が昨年だったので、心配で夫・星君(仮名)と田んぼへ。


たくさん写真を撮りました。
「稲の花が咲いてる?」
いえいえ、実は、
これは、もう咲き終わった状態なんですよ(*^_^*)
     
11時頃に行きましたが、もう花はほとんど閉じていました。
(1~2時間しか咲いてないのだから当たり前だけど)
でも、嬉しい事が確認できて、
今年は、より旨いお米が収穫できそうです。

と言うのも、閉じた花びら“えい”から、
しっかりとはみ出した“雄しべ”
これが旨さの秘訣の1つでもあります。

実は、稲の花は、咲かなくても実ります。
籾になる“えい”の中で、受粉して、米は出来るんです。
だから、長雨で、日照不足で
たとえ花が咲かなくても、一応米は実ります。
でも、そんな時は、雄しべが、
籾“えい”の中に、残ったまま実ります。
なので、汚れたような、黄色いお米になってしまうのです。

ちゃんと花が咲いて、雄しべが外に出てるって事は、
白くて透明感のある、旨いお米が出来るって事です。
楽しみだなぁ。

だけど、チョッと前の水の心配はウソのように、
最近の豪雨には、困惑しています。

程良い雨であってほしいです。