兼業農家の山本家族にとって、毎日のお天気はとても気になるところです。
特に、ここ数週間は、ドキドキの日々を送っていました。
田植えを終えてから、穂が出始めるまでに、
通常“中干し”を完了させます。
“中干し”とは、田んぼの水を抜いてしまう事を指します。
だいたい1週間くらいは、乾燥させます。
“中干し”の効用は、いくつかあって、
水を抜く事で、土中にたまっていた悪いガスが抜け、
土に新鮮な酸素がいっぱい取り込まれ稲の成長を促します。
そして、乾燥していく中で、軟弱化した土壌が引き締められ
稲を倒れにくくします。
水の無い土中で、稲は本能で、水を求め、
また新しい根を張り巡らせて、
より倒れにくくなり、立派に成長していきます。
昨年は、雨が続き、うまく中干しが出来なかった上に、
稲刈り時期に、また雨・風が続いたので、
稲がほとんど倒れ、収穫量も大幅ダウンでした。
今年は、“中干し”はうまく行ったものの、
今度は、その後の雨が降らない・・・・。
田んぼの表面に、小さなひび割れが出来る程度が、
“中干し”の一番程良い状態なのですが、
今年は、そのひび割れが、大きな割れになりそうで、
ものすごくドキドキしました。
大きなクラック(ひび割れ)が出来ると、
大切な根が切れてしまって、成長にも影響が出るし、
倒れやすくもなります。
出穂~開花の時期には、たっぷりの水が必要なのに、
雨も降りそうも無く・・・・。
とても心配でした。
稲の花には、花びらは有りません。
ゆくゆくは、籾になる2枚の
“えい”が開きます。
この状態を「稲の花が咲いた。」と人は表現します。
朝に花が咲き、
1~2時間で、閉じてしまいます。
昨年が昨年だったので、心配で夫・星君(仮名)と田んぼへ。
たくさん写真を撮りました。
「稲の花が咲いてる?」
いえいえ、実は、
これは、もう咲き終わった状態なんですよ(*^_^*)
11時頃に行きましたが、もう花はほとんど閉じていました。
(1~2時間しか咲いてないのだから当たり前だけど)
でも、嬉しい事が確認できて、
今年は、より旨いお米が収穫できそうです。
と言うのも、閉じた花びら“えい”から、
しっかりとはみ出した“雄しべ”
これが旨さの秘訣の1つでもあります。
実は、稲の花は、咲かなくても実ります。
籾になる“えい”の中で、受粉して、米は出来るんです。
だから、長雨で、日照不足で
たとえ花が咲かなくても、一応米は実ります。
でも、そんな時は、雄しべが、
籾“えい”の中に、残ったまま実ります。
なので、汚れたような、黄色いお米になってしまうのです。
ちゃんと花が咲いて、雄しべが外に出てるって事は、
白くて透明感のある、旨いお米が出来るって事です。
楽しみだなぁ。
だけど、チョッと前の水の心配はウソのように、
最近の豪雨には、困惑しています。
程良い雨であってほしいです。
特に、ここ数週間は、ドキドキの日々を送っていました。
田植えを終えてから、穂が出始めるまでに、
通常“中干し”を完了させます。
“中干し”とは、田んぼの水を抜いてしまう事を指します。
だいたい1週間くらいは、乾燥させます。
“中干し”の効用は、いくつかあって、
水を抜く事で、土中にたまっていた悪いガスが抜け、
土に新鮮な酸素がいっぱい取り込まれ稲の成長を促します。
そして、乾燥していく中で、軟弱化した土壌が引き締められ
稲を倒れにくくします。
水の無い土中で、稲は本能で、水を求め、
また新しい根を張り巡らせて、
より倒れにくくなり、立派に成長していきます。
昨年は、雨が続き、うまく中干しが出来なかった上に、
稲刈り時期に、また雨・風が続いたので、
稲がほとんど倒れ、収穫量も大幅ダウンでした。
今年は、“中干し”はうまく行ったものの、
今度は、その後の雨が降らない・・・・。
田んぼの表面に、小さなひび割れが出来る程度が、
“中干し”の一番程良い状態なのですが、
今年は、そのひび割れが、大きな割れになりそうで、
ものすごくドキドキしました。
大きなクラック(ひび割れ)が出来ると、
大切な根が切れてしまって、成長にも影響が出るし、
倒れやすくもなります。
出穂~開花の時期には、たっぷりの水が必要なのに、
雨も降りそうも無く・・・・。
とても心配でした。
稲の花には、花びらは有りません。
ゆくゆくは、籾になる2枚の
“えい”が開きます。
この状態を「稲の花が咲いた。」と人は表現します。
朝に花が咲き、
1~2時間で、閉じてしまいます。
昨年が昨年だったので、心配で夫・星君(仮名)と田んぼへ。
たくさん写真を撮りました。
「稲の花が咲いてる?」
いえいえ、実は、
これは、もう咲き終わった状態なんですよ(*^_^*)
11時頃に行きましたが、もう花はほとんど閉じていました。
(1~2時間しか咲いてないのだから当たり前だけど)
でも、嬉しい事が確認できて、
今年は、より旨いお米が収穫できそうです。
と言うのも、閉じた花びら“えい”から、
しっかりとはみ出した“雄しべ”
これが旨さの秘訣の1つでもあります。
実は、稲の花は、咲かなくても実ります。
籾になる“えい”の中で、受粉して、米は出来るんです。
だから、長雨で、日照不足で
たとえ花が咲かなくても、一応米は実ります。
でも、そんな時は、雄しべが、
籾“えい”の中に、残ったまま実ります。
なので、汚れたような、黄色いお米になってしまうのです。
ちゃんと花が咲いて、雄しべが外に出てるって事は、
白くて透明感のある、旨いお米が出来るって事です。
楽しみだなぁ。
だけど、チョッと前の水の心配はウソのように、
最近の豪雨には、困惑しています。
程良い雨であってほしいです。
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