日航機墜落事故 東京-大阪１２３便。

１月１７日と、８月１２日。
私には、命と言うものを、
生かされていると言うありがたさを、
あらためて考えさせてくれる日が、
１年に２回有ります。


８月１２日、事故から２４年経ちました。

この事故で、伊勢ヶ濱部屋の女将さんと、
子供さんが亡くなりました。

天に召されて今は亡き前夫は、
清王洋と言う四股名で相撲を取り、
伊勢ヶ浜部屋所属の力士でした。

妻と子。家族を一瞬にしてなくされた
伊勢ヶ濱親方。
そして“もう一人のお母さん”である
女将さんをなくした部屋の力士達。

当時、様々なニュースで事故の事を見ました。
だけど、私にとって一番衝撃的だったのは、
清王洋の同期生で、大親友だった中の郷さんからの
話しでした。

事故が有った日、
伊勢ヶ濱部屋は、親方の郷里である秋田で合宿中でした。
仲の良い家族。大きな体からは想像もつかない、
優しい心根の親方。
家族を一瞬にして亡くしたショックは、
計り知れず、その落ち込み具合は、
もう、見ていられない状態だったそうです。

そんな親方を事故現場に向かわせては、
遺体確認に現場に行く前に、
最悪の事態になる事も考えられる。

そう考え、
親方のそばに居る者。
東京の部屋に帰って、マスコミ対応する者。
御巣鷹山に、遺体確認に登る者。
それぞれに分かれて行動したそうです。

今でこそ道が作られていますが、
事故当時、そんなもの有るわけも無く、
道無き山道を、墜落現場まで登らなければいけない。
いくら力士が体力が有ると言えど、
一般の人の体重とは訳が違います。

巨漢力士である清王洋は、
長く親方の付き人を務めていたこともあり、
親方のそばに残る事になりました。

そして、大親友の中の郷さんが事故現場に登りました。

そのままの姿で亡くなられている方もあれば、
ちぎれた腕や足が転がっていたり、焼けていたり・・・・。
先に進む為には、ごめんなさい・・・・。と言いながら、
誰かのご遺体を、
またいで歩いて行かなければならなかったそうです。


その話を聞いて以来、私は飛行機に乗る事に、
恐怖感を覚えます。

生存者の方のお話しは、その気持ちをより一層強くさせます。

http://www.goennet.ne.jp/~hohri/n-index.htm
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落合由美さんの証言。


お亡くなりになられた方々のご冥福を、
心からお祈り申し上げます。