政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的な歴史書等をいいます。
現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

自民党撲滅こそ最大の無駄撲滅!

2008-06-29 13:40:34 | 自民党
「役所の無駄撲滅」自民PTが骨子案 増税へ地ならし? (asahi.com 6/27)

 自民党の無駄遣い撲滅プロジェクトチーム(PT)が26日、骨子案をまとめた。マッサージチェア購入など娯楽費の凍結や深夜のタクシー利用制限が目玉。高齢者対策の財源づくりや増税への地ならしの面もあり、どこまで切り込めるかが勝負だ。




PTは公共事業、社会保障、エネルギー・農業、文教・科学技術の4分野別に検討チームを設け、今月初めから各省庁の予算の無駄遣いを洗い出した。26日にまとめた骨子案はその中間報告で、週明けに福田首相に提言する。

”各省庁の予算の無駄遣いを洗い出した”というのは甘すぎるのじゃないか?
どれ一つとってもこれまでに明らかになっているものばかり。
あらたに見つけ出された”無駄”はそれこそゼロ。
このていどのお粗末な文章をまとめるために”無駄遣い撲滅プロジェクトチーム”なんて大げさな名前の組織を作る必要があったのか?
そのほかにやったことといえば、橋下を呼んだこと。

橋下知事「国の無駄遣い納得できない」 自民本部で講演 (asahi.com 6/26)


 「美辞麗句を言われても、今の国で行われている無駄遣いを見せられると国民は納得できない」――。大阪府の橋下徹知事は25日、自民党本部で開かれた「無駄遣い撲滅プロジェクトチーム」(座長・園田博之政調会長代理)の会合で講演し、中央省庁などの無駄遣いを批判した。

会場は自民党国会議員ら数十人が集まる盛況ぶり。「行政に携わって4カ月の僕が皆さんに政治の話をするのは大変恐縮だが」と切り出した橋下知事


なにかと話題の橋下知事だが、就任後わずか4ヶ月あまり。
言うなれば政治の素人。しかも結果はこれから。
そんな人間を呼んで話を聞く。政治のプロとしての誇りはないのか。
たんなる宣伝効果をねらっただけということはだれにも分かる。


省庁が長年続けてきた無駄遣いを排除することは「身と混じり合っているトロの脂身を抜くような作業」(PTメンバー)だ。

半分投げている。

消費増税に批判的な中川秀直・元幹事長は「もし増税勢力が『(うわべだけの)なんちゃって無駄ゼロ』をしかけてくるなら、私は党に本気の無駄ゼロ対策本部を作らなければならないと考えている」と、増税派の動きを牽制(けんせい)。

”本気の無駄ゼロ対策本部を作る”って、やっぱり今のPTは本気じゃなかったのか!

出席した山本一太参院議員は「『行動で示さないと国民の理解は得られない』というのが印象的だった」。片山さつき衆院議員は「国の来年度予算をつくるうえで、大阪府を下回っちゃいかんという気持ちでやらないといけない」と話した。

山本といい、片山といい、テレビにでては偉そうな顔でしゃべりまくっている連中。それがこの程度のことで感心していたんではあまりにもお粗末!

消費税を上げるための準備なのは見え透いている。
こんなことで国民をだませると思っているのか!
自民党は国民をなめきっている。




天下りこそ無駄の根源!                                           

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