飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

4.売上UP作業計画 33

2018-07-30 10:18:28 | 3ハガキアート

売上UP相談は
早めの相談が より効果的です       

              

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   インドでボンカレー華麗に
    デヴュー大塚食品挑戦    new
            最終回  7  

   華麗なデビューを飾れるか

   植松さんによると、インド人は日
   本人に比べて同じ料理を週に何度
   も食べる頻度が高いという。「日
   本人はカレーパンを好むがそう頻
   繁には食べない。しかしインド人
   はスパイスを使った料理が大好き
   で、毎食『カレー』を食べるのが
   普通」。このカレーパンを種類が
   さほど多くない食堂の軽食として
   置ければ、高頻度で食べてもらえ
   ると考えた。5月にはバンガロー
   ルに現地子会社を設立。植松さん
   が現地で指揮を執り、18年内の発
   売を目指す。「最終的には(パン
   だけでなく)インド人の主食の中
   にボンカレーが入れればいい」(
   植松さん)。日本と比べてかなり
   保守的に見えるインド人の食生活
   。植松さんは「日本のカレーを無
   理やりインドに売り込み現地の文
   化を否定することは、決してしな
   い。現地の人が食べたいと思う、
   ローカルの料理より少しだけ変わ
   った新しい料理ならば、きっと受
   け入れられるはず」と話す。ただ
   、カレーパン用のボンカレーはイ
   ンドで生産するものの味はローカ
   ライズせず、日本のオリジナルに
   近づける。スパイスも現地調達す
   るが、インドの物は香りが強く日
   本のレシピ通りでは味を再現でき
   ないという。食文化や風土の壁を
   乗り越え、ボンカレーはカレーの
   本場で華麗なデビューを飾れるか。
   (今回最終回有り難うございます)

 

 

           インドでボンカレー華麗に
    デヴュー大塚食品挑戦   
              連載  6  

          現地の文化を否定しない

         実際にバンガロールにある企業の
           社員食堂で、約1500人にボンカ
           レーを無料で試食してもらった。
           味の評判は悪くない。しかし、彼
           らはすぐには手を付けなかったと
           いう。「バンガロールの人は比較
           的新しもの好き。それでも肉が入
           っているか、どんな原料で作った
           かを聞いてくる」(植松さん)。
           実際にボンカレーをお金を出して
           まで食べるとは思えなかった。そ
           こでカレーの食べさせ方を変えた
            。野菜をたくさん入れて煮込んだ
           り、揚げた野菜をトッピングした
           り、うどんにルーをかけてみたり
           …。その中で可能性を感じたのは
           「カレーパン」だったという。ま
           ず、揚げたパンを切ってルーに付
           けて出したところ好評を得た。も
           ともと、インドの社員食堂ではサ
           モサ(具材を小麦粉で作った皮で
           包んで揚げた料理)などの軽食を
           置く売り場がある。ボンカレーを
           、サモサに少し似ているカレーパ
           ンに仕立てて売ることにした。
           (次回最終回お楽しみに)

 

    インドでボンカレー華麗に
    デヴュー大塚食品挑戦   
               連載  5

     インドのシリコンバレー地を選ぶ

             食に保守的なインドで、知名度の
             ないボンカレーを旅行用のレトル
             トに売り出しても受け入れられに
             くいと判断した植松さんが次に目
             を付けたのは業務用。企業の社員
             食堂でレトルトを使ってもらい、
             まずボンカレーを知ってもらおう
             と考えた。「レストランではまず
             客を呼び込まなくてはいけないが
             、社員食堂では業者に買ってもら
             えれば確実にボンカレーはインド
             人の口に入る」(植松さん)。植
             松さんによるとインドにある企業
             の社員食堂で出てくる食事は、日
             本人から見ればほとんどがスパイ
             スを使った「カレー」。ライスや
             ナン、同じく小麦粉を焼いたチャ
             パティなどに、日本食のおかずの
             ような感覚で数種類のカレーがつ
             く。「このおかずの 1つにボンカ
             レー  がなれればいいなと思った
            (植松さん)。 ボンカレーを売り
             込む舞台に選んだのは、“ インド
             のシリコンバレー” と呼ばれるバ
             ンガロール。IT企業が多く集まっ
             ており、そこで働くホワイトカラ
             ーなら新しい料理に敏感に反応す
             ると踏んだ。
             (次回に続く)

 

 

     インドでボンカレー華麗に
     デヴュー大塚食品挑戦   
               連載  4

     日本のカレーは、別物

              植松さんによると、そもそもイン
              ドの飲食店で日本式のカレーはほ
              とんど目にしない。「日本のカレ
              ーはインドとは別物だが、新しい
              スパイス料理として受け入れられ
              るのでは」(植松さん)と期待し
              た。しかし、「インドの人は食に
              対する好奇心に乏しい傾向がある
              」(植松さん)。インド人は外食
              するよりも家で手作りの料理を食
              べる傾向が強いが、意外にもスー
              パーではレトルト食品が置いてあ
              る。しかし、その使われ方は日本
              とかなり違う。「インド人がイン
              ド国内を旅行した時、よその土地
              の食事は不安で食べられないとい
              う人は実は多い。彼らが買ってい
              る」(植松さん)。
              (次回に続く)

 

 

     インドでボンカレー華麗に
     デヴュー大塚食品挑戦   
               連載  3

     社員食堂向けに活路

     日本のカレーは既製品のルーを使
     って作ることが多い。だが、植松
     さんによるとインドの家庭ではそ
     もそもルーを使わず、多種類のス
     パイスを組み合わせて具材と炒め
     たり煮たりする。こうした料理が
     インド人が普段食べる「カレー」
     に当たる。インド人は毎日食べて
     いるこのスパイス料理を必ずしも
     「カレー」と呼んでいるわけでは
     ないが、日本のような煮込んだカ
     レーだけでなく炒めたものも、日
     本人から見ればスパイスを使って
     いるので「カレー」なのだという。
     (次回に続く)

 

 

     インドでボンカレー華麗に
     デヴュー大塚食品挑戦   
               連載  2

     発売50周年を記念して
     インド進出

     ボンカレーは2018年に発売50周年
     を迎えた。植松さんらは約3年前か
     らこの「50周年」に合わせたボン
     カレーの新たな市場開拓を模索して
     いた。海外、特に長期保存しやすい
     レトルトの強みが生かせるアジア圏
     に売り込もうと考えた。タイやイン
     ドネシアも候補に挙がったが、最終
     的にインドに決定。「タイなどは既
     に日本食が浸透している。逆にイン
     ドのスーパーではインド料理用の食
     材くらいしか置いておらず、食に対
     して保守的。一方、最近ではマクド
     ナルドなどの外食チェーンが増加し
     ている。人口の多さや経済成長の速
     さもあり可能性を感じた」(植松さ
     ん)。しかし、インド市場を調査し
     始めた植松さんは「インドのスーパ
     ーに(日本で売られているような)
     レトルトのボンカレーを販売するの
     は難しい」と痛感した。
     (次回に続く)

 

 

     インドでボンカレー華麗に
     デヴュー大塚食品挑戦   
               新連載  1
     

      食文化の秘策で臨む

               カレーと言えば思い浮かべる国、
               インド。しかし、日本人が食べる
               一般的な「カレーライス」と、日
               本にあるインド料理店で出てくる
              「インドカレー」は随分違う食べ
               物に見える。前者は白いご飯にド
               ロッとしたルーがかかっている。
               インドカレーはどちらかと言うと
               、さらっとした汁とナンやパラパ
               ラしたご飯を一緒に食べることが
               多いようだ。では、日本式カレー
               を現地のインド人は果たして食べ
               てくれるのか。世界初の市販用レ
               トルトカレー、ボンカレーを擁す
               る大塚食品がこのテーマに挑戦し
               ている。インド・バンガロールに
               飛んだのは同社の国際事業開発部
               インド室室長、植松宏和さん。毎
               日カレーを食べているインド人の
               舌をボンカレーはうならせられる
               のか、追った。
                               服部良助 ITmedia
               (今回新連載です)

 

 

      行列ができるまでに復活  new
               「東京チカラめし」反転攻勢
              最終回  9

     来店する女性が徐々に

     ナショナルチェーン化
     できるかどうかのポイント

      また、3種類のソースが選べる「
      ローストビーフ丼」(並盛)が、
      500円のワンコインで期間限定
      商品として復活している。好評に
     つき再発売されたが、定番メニュ
     ーに昇格するかどうかが注目され
     る。「クリスピー・クリーム・ド
     ーナツ」「ドムドムハンバーガー
     」といった一世をふうびしたファ
     ストフードチェーンが18年になっ
     復活ののろしを挙げている。東京
     チカラめしが「人材」という最大
     の問題をクリアしたのならば、再
     成長に期待したい。ただし現状は
     店舗が分散している。攻める地域
     を決めて集中出店できるかどうか
     が、ナショナルチェーン化のポイ
     ントとなるだろう。
     (今回最終回有り難うございます)

 

       行列ができるまでに復活  
               「東京チカラめし」反転攻勢
               連載  8

     来店する女性が徐々に
     増えている

      顧客層は若者から中高年まで年齢
      を問わず男性が多いが、最近の変
      化としては、がっつり食べる女性
      が増えたこともあり、女性も徐々
      に来店するようになってきている。
      このようなメニュー強化による業
        態のパワーアップに加えて、スタ
      ッフが育ってきた今が東京チカラ
      めしにとって再建のチャンスだ。
        同社は「やっと戦える体制が整っ
      た」と復活への意欲を見せている
      。その反撃の第一歩が、誕生祭と
      プラチナチケットである。プラチ
      ナチケットは、吉野家とはなまる
      うどんで利用できる期間限定のお
      得な「定期券」をほうふつとさせ
      るが、どこまで支持が広がるか。
      (次回最終回お楽しみに) 


       行列ができるまでに復活  
               「東京チカラめし」反転攻勢
               連載  7

      17.11グランドメニュー刷新

               また、定食メニューのご飯大盛り
               無料は、初期の頃から実施してお
               り、メニュー内容に変更を加えな
               がら今日に至っている。特に4種
               の「唐揚げ定食」(600~650円
               )の人気が高く、売り上げの 4分
               の 1を占めるほどになっている。
               期間限定で「唐揚げ祭」と称して
               新たな4種(旨辛みそ味、チーズ
               マヨ味、チリマヨ味、梅肉ソース
               味)も販売している。唐揚げの味
               付けは、初めは工場で行っていた
               が、今は店で仕込むように変更さ
               れている。このように味の向上の
               ため、メニュー改良を重ねており
               、17 年11月には全面的にグラン
              ドメニューを変えた。その他、焼
               いた牛肉と豚肉に加えて鶏そぼろ
              も楽しめる「チカラ丼」( 680円
               )、“本格派”と評価が高い「カレ
              ー」( 380円~)にも固定ファン
              が付いている。焼き牛丼とカレー
              が同時に楽しめる「焼肉カレー」
             (680円~)も復刻された。
              (次回に続く)

 

 

              行列ができるまでに復活  
             「東京チカラめし」反転攻勢
               連載  6

             現在の東京チカラめしの戦略

             新宿などに残された東京チカラめ
               しの店舗を見てみると、お昼時に
               はお客が3~4回転しており、日々
               ウエイティング(客席がいっぱい
               で、顧客が席につくのを待ってい
               る状態)が出るほどにぎわってい
               る。誕生祭では最大  25人ほどが
               行列をつくり、顧客が途絶えない
               と いう成功をおさめ、健在ぶりを
               示した。 現在の焼き牛丼は当初よ
               り牛肉の量が約20%、ご飯の量も
               約15%増量されている。原材料価
               格高騰の影響を受けて焼き牛丼(
               並)は450円となっているが、中
               国の発展による牛肉需要の伸びが
               著しく、アメリカのショートプレ
               ートの他に牛丼に向いた食材もな
               いことから、これ以上の値下げは
               難しい情勢だ。誕生祭の意義は、
               サイズアップした現在の焼き牛丼
               が、創業当時の280円で食べられ
               たことにあった。
               (次回に続く)

 

      行列ができるまでに復活  
             「東京チカラめし」反転攻勢
               連載  5

     着眼点は鋭かったが

     09年より全品300円で提供する低
     価格均一料金「金の蔵jr.」の展開
     を開始。給料が右肩下がりの時代
     にマッチした居酒屋の形態として
     注目を集め、雰囲気重視から低価
     格・ローコストオペレーションへ
     大胆にビジネスモデルを転換した
     。居酒屋は今も同社の大きな収益
     源となっており、17年6月期の年
     商は134億3600万円にも上る。
     このように同社は、時代を先取り
     して主力業態を変えてきた歴史が
     あり、東京チカラめしの誕生は、
     居酒屋から日常食の焼き牛丼へと
     舵を切ったものだった。東方見
     聞録、月の雫の流れからは非日常
     の飲食空間を得意とする外食企業
     と見られていただけに、正反対の
     新方針を打ち出したことは飲食業
     界のみならず投資家にも大きなイ
     ンパクトを与えた。平林氏はイノ
     ベーションを起こして新しい市場
     を開拓するのを信条としていた。
     若い世代に酒離れが進行し、ワタ
     ミ、コロワイド、モンテローザな
     ど居酒屋で発展してきた外食大手
     が、お酒がなくても売り上げが取
     れるレストラン業態を懸命に強化
     している現状を見ると、日常食に
       一気にシフトした着眼点の鋭さに
     、改めて気付かされる。ただし、
     体制が整わないうちに店舗拡大を
     急ぎ過ぎ、退却を余儀なくされて
     しまった。平林氏は時代より先に
     進み過ぎていた。
     (次回に続く)

 

 

      行列ができるまでに復活  
             「東京チカラめし」反転攻勢
               連載  4

     居酒屋の次に目を付けた
     のが「日常食」」

     東京チカラめしが誕生したのは東
     日本大震災がきっかけであり、平
     林氏は当時「これからの外食は日
     常食」と確信していた。それまで
     の三光マーケティングフーズは、
     居酒屋に新境地を開いたことで知
     られていた。同社が外食大手に発
     展するきっかけとなったのが、 1
     998年から展開した「東方見聞録
     」のヒットだ。東方見聞録で個室
     居酒屋のブームを生み出し、手づ
     くりの味を追求したプライベート
     ダイニングという分野を創出した
     。2000 年より展開した豆富料理
     をメインとする「月の雫」は、類
     似店が続出するほどのヒットとな
     った。月の雫は映画やドラマにも
     なった「電車男」が、恋人の「エ
     ルメス」とのデートに使った店と
     しても知られている。これらの実
     績により、03年にはジャスダック
     に上場、04 年には東証2部に昇格
     した。
     (次回に続く)

 

 

       行列ができるまでに復活  
             「東京チカラめし」反転攻勢
               連載  3

     人材育成が追い付かなかった

     発売当初の焼き牛丼(並)は280円
     であり、当時では大手 3社と比べて
     一番安かった。牛肉を焼くこだわり
     と、価格の安さがブレークした要因
     だった。誕生から2年後の2013年頃
     には、店舗数が東京を中心に最大  1
     60店ほどにまで急成長。牛丼大手の
     吉野家、すき家、松屋の存在感がか
     すむような活躍を見せた結果、これ
     ら3  社も焼き牛丼や焼肉定食メニュ
     ーを発売して対抗した。しかし、急
     成長のひずみが露呈するようになっ
     た。特に店長の人材育成が追い付か
     ず、現場のオペレーションが混乱。
     商品、接客、クレンリネス(お店の
     清潔度)のレベルが低下して、売り
     上げに急ブレーキがかかった。新し
     く定食メニューを開発して投入する
     などテコ入れをはかったが、顧客減
     に歯止めがかからず一転して閉店ラ
     ッシュとなり、残念ながら今は店舗
     数がわずか10店にまで減っている。
     現在の店舗の分布は、東京都 5店、
     千葉県3店、横浜市1店、大阪市1店
     。しかし、残った店はしっかりと売
     り上げが取れる、リピーターをつか
     んだ優良店ばかりである。
      (次回に続く)

 

             行列ができるまでに復活  
             「東京チカラめし」反転攻勢
               連載  2

             東京チカラめしが
     急成長した理由

            東京チカラめしは 2011年に誕生
              した。同年3月11日に東日本大震
              災が発生した際、三光マーケティ
              ングフーズ創業者の平林実氏(当
              時、社長)は、暗く沈む日本を元
              気づけるべく、居酒屋を軸とした
              事業から、日常食を提供する食堂
              に回帰することを決意した。三光
              マーケティングフーズの歴史は 1
              975年にスタートした。もともと
              は、JR神田駅(東京都)前のガー
              ド下で経営していた、牛丼とカレ
              ーを販売する小さな食堂だった。
              その原点であった牛丼を、同社は
              新しいコンセプトで提案した。資
              金ゼロ、経験ゼロでもオーナーに
              なれるFC(フランチャイズチェー
              ン)システムにより、若い人でも
              起業のチャンスがあって、自らの
              行動力次第でビジネスを大きくし
              ていけるのだと伝え、急速に拡大
              していった。東京チカラめしの焼
              き牛丼に使われている牛肉は、牛
              丼大手3社と同じ米国産のショート
              プレートだ。肉は焼いて食べるの
              が一番おいしいという確信のもと、
              こだわりを持って提供している。
              肉は大手 3社より厚く、オーダー
              が 入ってから焼くので、でき立て
              が提供できる。肉に塗るタレと丼
              にかけるタレは違うもので、2 種
              類を使い分けている。肉を焼く機
              械もメーカーとのコラボで開発さ
              れた特注品だ。300度の温度で水
              蒸気を出しながら焼くスチーム方
              式になっており、ジューシーに焼
              けるのが特徴だ。
              (次回に続く)

 

 

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3.宅建取引主任士 41

2018-07-30 09:47:06 | 宅建取引主任士

不動産開業は
     定年後が、ぴったりです

        

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   「シックスバッド」のMTG new
   が描く1兆円企業   連載  7

         誰でもPC提案できる

         PCは5人のチームもいれば、50
         人のチームもいる。自分で新規事
         業を立ち上げるために、PCをつく
         ることも可能だ。ただし、この場
         合は3カ月に1度あるプレゼン大
         会で発表し、承認されなければい
         けない。プレゼン大会は社長や役
         員のほか、監査法人や弁護士など
         外部の人材も参加。内外からさま
         ざまな質問を受けることで、経営
         の実践も学べる仕組みだ。「現場
         じゃないとわからない知恵もある
         。私があまり細かく経費について
         言わなくてもすでに仕組みが出来
         上がっているから、みんな努力し
         てわが事のようにやっていく」(
          松下社長)。PCは日本のみでは
          なく、中国やアメリカなど海外で
          も同じように組織立てて展開して
          いる、
    (次回に続く)

 

 

   「シックスバッド」のMTG
   が描く1兆円企業   連載  6

        非常に堅実な経営

         ロナウド選手の他にも、歌手のマド
         ンナともコスメ製品の共同開発をす
         るなど、華々しいイメージがあるM
         TG 。だが、会社の実態は華やかな
         外見とは異なり非常に堅実だ。 MT
         Gを支えるのは「PC(プロフィット
         センター)」と呼ばれる約 60個の
         収益部門だ。たとえば物流部門が1
         つの PCになっていて、売り上げか
         ら利益まで  一貫して見えるように
         している。松下社長は「 PC責任者
         は1つの会社の責任者という位置づ
         けで、いわば私の分身が 60人いる
         イメージだ。急拡大を支えてきた経
         営システムで、これがなかったらさ
         すがに今の売り上げはなかった」と
         語る。
        (次回に続く)

 

 

       「シックスバッド」のMTG
   が描く1兆円企業   連載  5

         社内には社長の分身が60人以上

         MTG  にとっては研究開発も重要
         だ。2015年7月の発売開始から2
         年で100万台を販売したシックス
         パッドは、長年EMS(電気筋肉刺
         激)を研究している森谷敏夫・京
         都大学名誉教授が開発に協力。そ
         れだけではなく、プロサッカー選
         手のクリスティアーノ・ロナウド
         選手も同製品の開発に携わってい
         る。ロナウド選手には当初広告会
         社経由で働きかけたところ、あえ
         なく撃沈。そこで地道にコツコツ
         と知り合いがいないか人づてに聞
         き回っていった。ようやく本人に
         まで行きついた時、松下社長はあ
         る製品をロナウド選手に差し出し
         た。「ロナウドに会う前に、勝手
         に彼をイメージして『ReFa AC
         TIVE( リファアクティブ)』と
         いう美容ローラーを作った。そう
         したらすごく気に入ってくれた。
         デザイン性とか機能性にはうるさ
         いと聞いていたから、逆にそこが
         彼に響いた」(松下剛社長)。そ
         こから意気投合し、ロナウド選手
         とのシックスパッドの共同開発に
         至った。
         (次回に続く)

 

 

    「シックスバッド」のMTG
   が描く1兆円企業   連載  4

   リファブランドカテゴリーの増加

   そこで徹底したのがシリーズ化。
   ヘッド用やボディ用、さらにはロ
   ーラーを使用する時につける化粧
   品など、リファという1 ブランド
   のみでカテゴリーをどんどん増や
   していった。するとリファが出始
   めのころは50社近くもいた競合が
   、今では3  社ほどに減少。次から
   次へとシリーズ 化させることで、
   競合も簡単にまねできない仕組み
   をつくった。MTGの製品は「徹底
   したエビデンスがあることが強み
   」(松下社長)で、ブランドを保
   護するために知的財産戦略にも力
   を入れる。
   (次回に続く)

 

   「シックスバッド」のMTG
   が描く1兆円企業   連載  3

   売れれば売れるほど怖かった

   調達資金は、本社がある名古屋市
   熱田の研究開発拠点や海外展開、
   新ブランド開発などの費用に充て
   る。松下剛社長は「上場で得られ
   る信用力を武器にグルーバル人材
   をもっと採用したい。最低でも売
   上高1 兆円の企業を目指す」と意
   気込む。MTGで一番の稼ぎ頭とい
   えるのがリファ。同ブランドの前
   2017年9月期売上高は前期比2倍
   となる246億円。リファが発売さ
   れたのは2009年で、日本や韓国
   で人気に火が付いた。「よくある
   のは大ヒットした後、翌年ぐんと
   下がること。売れれば売れるほど
   、怖かった」と松下社長は当時を
   振り返る。
   (次回に続く)

 

  

       「シックスバッド」のMTG
   が描く1兆円企業   連載  2

        「最低でも売上高1兆円を目指す」

        そんなシックスパッドを企画・販
        売するMTGが7月10日、東証マザ
        ーズに上場した。初値は  7050円
        と、公開価格(5800円)を上回っ
        た。上場初日の終値(7350円)で
        計算した時価総額は2840億円とな
        り、マザーズではフリマアプリの
        メルカリ(6164億円)に次ぐ2位
        となった。MTGは前出のシックス
        パッドのほか、美容ローラー「Re
        Fa(リファ)」などを企画・販売
        するファブレス  (工場を持たず、
        外部に生産を委託する)メーカー
        だ。1996年に愛知県で創業し、2
        3年目で上場。韓国、中国といった
        リスクの高い海外展開の見通しが
        立てられたことから、このタイミ
        ングでの上場を決断した。
        (次回に続く)

 

 

       「シックスバッド」のMTG 
   が描く1兆円企業  新連載   1

          メルカリに次ぐ時価総額に

           「腕をぐーんと伸ばして、一旦止
           めて。1、2、3、4・・・・・・」――。
           ここは東京・代官山にある「SIX
           PAD STATION(シックスパッド
           ステーション)」。トレーニング
           機器「SIXPAD(シックスパッド)
           」を販売する、MTGが運営してい
           るジムだ。利用者は筋肉に電気刺
           激を与えるボディスーツを身に着
           け、 トレーナーの指示に従い体を
           動かしていく。 所要時間はたった
           の15分。記者が試したところ短時
           間にもかかわらず、体全体が汗で
           びっしょりになった。1 号店とな
           る代官山店は 7月末にオープン予
           定。代官山で成功モデルを確立さ
           せた後、国内500店、海外  4500
           店を目指すという。
               若泉もえな他 東経記者
    (今回新連載です)

 

    700台のカメラを設置  new
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  最終回 16

           顧客快適・満足のために

            土肥: 従業員も言いたくないだ
            ろうし、お客も言われたくない。
            センシティブな部分にもなるので
            、そこは機械に判断してもらいた
            いですね。
            西川: あと、店内にたくさんの
            カメラを設置したわけですが、ま
            だ日常業務で使えるツールになっ
            ていません。どういうことかとい
            うと、カメラで得た情報を店内で
            働いている従業員がリアルタイム
            で使うことができないんですよね
            。現在は会議室で分析するといっ
            た感じなので、できるだけ早く現
            場の人にも使えるようにしなけれ
            ばいけません。
            土肥: 最後の質問です。アイラ
            ンドシティ店のようなテクノロジ
            ーを駆使した店舗を今後も増やす
            予定はあるのでしょうか?
            西川: はい。数年以内に広げて
            いく予定です。ただ、勘違いして
            もらいたくないのは、カメラをた
            くさん導入する、IT を活用する、
             AI を駆使する、といったことが
            目的ではないんですよね。どのよ
            うにすればお客さんは快適に買い
            物をすることができるのか。どの
            ようにすればお客さんは満足する
            のか。そのために、私たちは何を
            することができるのか。流通業界
            は他社との競争が厳しい世界なの
            で、淘汰されないようにやってい
            るだけなんです。
            (今回最終回有り難うございます)

 

 

         700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  15

          テクノロジーを駆使した
          店舗、増やしていく

           土肥: アイランドシティ店に 7
           00台のカメラを設置して、スマー
           トレジカートも導入しました。競
           合他社との差を広げようという姿
           勢はうかがえるのですが、一方で
           現在抱えている課題は何でしょう
           か?
           西川: 繰り返しになりますが、
           スマートレジカートを使えばレジ
           で待つ必要がなく、精算すること
           ができる。セミセルフレジのよう
           に商品をひとつずつスキャンする
           必要はないのですが、いまはまだ
           導入したばかりということもあっ
           て、出口前で商品のスキャン漏れ
           がないかどうかを確認しています
           。
           土肥: スマートレジカートの中
           に入っている商品をいくつか取り
           出して、従業員が確認しています
           ね。
           西川: お客さんにはスムーズに
           買い物をしていただき、楽しんで
           もらいたい。ただ、商品のスキャ
           ンを忘れて、そのままカートの中
           に入れてしまうことがどうしても
           ある。そうしたうっかりミスをど
           のように確認すればいいのか。現
           時点で、一番いい方法を見い出せ
           ていません。
           (次回最終回お楽しみに)

 

 

    700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  14

    情報を集めてこれから改善

    お客さん側からすると、「買いた
    い商品があるのに、棚に並んでい
    ないので買えない」という不満を
    解消することができる。会社側か
    らすると、欠品をなくすことで機
    会損失をなくすことにつながる。
    土肥: これまでは従業員が店を
    回って、目視で点検していた。そ
    うした作業をなくすために、600
    台も設置したわけですか?
     西川: はい、店内の死角をなく
    すことができました。膨大な情報
    を手にすることで、メーカーさん
    とさまざまなことを改善できれば
    と思っています。売り上げを伸ば
    すには、パッケージを変えたほう
    がいいかもしれませんし、棚の位
    置を変えたほうがいいかもしれま
    せん。現在は情報を集めている段
    階でして、これから改善できると
    ころは改善していくといった流れ
    です。
    (次回に続く)

 

 

    700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  13

    動画で「なぜ」を見つける

    土肥: そんな情報を知って何に
    使うのですか?
    西川: 棚の前で、お客さんはど
    のような行動をしているのか。一
    度手にしたのに、元に戻すという
    ことには何らかの原因があるのか
    もしれません。見つけにくいとい
    ったケースであれば、手に取りや
    すく、買いやすい陳列にしなけれ
    ばいけません。以前であれば「こ
    の商品売れているよね。じゃあ、
    一番目立つところに」といった考
    え方をしていたのですが、それだ
    けではいけません。どのように並
    べたら、他の商品も手に取っても
    らえるのか。動画を分析すること
    で、最適な並べ方にする。それも
    人だけが判断するのではなく、AI
    にも決めてもらう。あと、棚に置
    かれた商品の売れ行きも把握する
    ことができます。以前であれば、
    従業員が店内を歩いて「この商品
    、少なくなってきたなあ」と気付
    けば、棚に商品を補充していまし
    た。このカメラを設置することで
    、従業員は商品がどのくらい減っ
    ているのか、といったことを見て
    回らなくてよくなるんですよね。
    (次回に続く)

 

           700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  12

           データを分析して
    改善していく

            土肥: 人の行動を分析する正方
            形のカメラのほかに、長方形のカ
            メラを600台設置していますよね
            。すべての棚を撮影して、お客が
            触った商品などを分析しているそ
            うですが、これもどういった意味
            があるのでしょうか?
            西川: こちらのカメラは当社が
            独自に開発しました。1 台のカメ
            ラで2 つの棚を撮影していて、お
            客さんが触った商品を認識して、
            棚ごとに購買行動を分析すること
            ができるようになりました。商品
            を手に取ったものの、元の位置に
            戻すことがありますよね。そうし
            た情報も分かるんです。
            (次回に続く)

 

 

    700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  11

    回収率が上昇

          従来であれば、働きながら「あの
          へんにお客さんは行ってないよね
          」といった考え方だったのですが
          、それではダメ。人間の目視で観
          察するといった方法もあるのです
          が、それも限界がある。機械にで
          きることは機械に任せる、AIにで
          きることはAIに任せるといった考
          え方で、店舗を改善していかなけ
          ればいけません。例えば、ある店
          舗ではペット関連の商品がよく売
          れていました。そこでお客さんの
          行動を分析したところ、ドッグフ
          ードなどを購入して、そのままレ
          ジに足を運ぶ傾向がうかがえまし
          た。当社としては、できれば他の
          商品も見てもらいたい。では、ど
          うすれば他の商品も見てくれるの
          か。お客さんの到達点を分析して
          、ペット関連の商品を店の奥のほ
          うに配置しました。そうすること
          によって、レジに向かって歩いて
          いても他の商品がたくさん目に入
          る。店内のレイアウトを見直すこ
          とで、回遊率が大幅に上昇しまし
          た。
          (次回に続く)

 

 

 

    700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  10

    行かないところをなくす

    では、なぜそのような情報が必要
    なのか。闇雲に「ウチの店は高齢
    者が多いので、若年層向けの商品
    を並べる必要はない」と判断して
    はいけません。逆に「ウチの店は
    若年層が多いので、高齢者向けの
    商品を並べる必要はない」と判断
    してもいけません。買った人だけ
    の情報だけでは不十分で、来店客
    全員の行動を分析することで、品
    ぞろえを改善することができるん
    ですよね。
    土肥: 分析してこのように変え
    た、といった話はあるのでしょう
    か?
    西川: 実験店で、レイアウトを
    変更しました。カメラを使えば、
    どのくらいの人が、どのルートを
    通って、どこに行っているのかが
    分かる。右折する人がこのくらい
    いて、左折する人がこのくらいい
    て、直線の人がこのくらいいてと
    いった感じで。こうした数値を統
    計処理して、お客さんがあまり足
    を運ばないようなところをなくさ
    なければいけません。
    (次回に続く)

 

 

    700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  9

    レイアウトを変更して、
    回遊率が上昇

    土肥: 次に店内に設置している
    大量のカメラについて教えてくだ
    さい。入り口で正方形のカメラが
    出迎えているわけですが、このカ
    メラは来店客の属性と行動を分析
    していて、店内に100台もある。
    西川: カメラはエルモ社製で、
    パナソニックとPUXの画像認識エ
    ンジンを使って、どんな人がどこ
    まで到達しているのか。また、滞
    在時間はどのくらいで、売り上げ
    とどのような関係があるのかなど
    を分析することができるようにな
      りました。
      土肥: そのような話を聞くと、
    「なんだかスゴそうだなあ」と感
    じるわけですが、そうしたデータ
      をどのように使うのでしょうか?
    西川: これまでは当社のポイン
    トカードを持っている人がどのよ
    うな商品を購入したのか。そうし
    た情報は把握できていたのですが
    、それだけでは不十分ですよね。
    来店したお客さんは男性なのか女
    性なのか、どのくらいの年代の人
    なのか。その人はどのような商品
    を購入したのか、いや、一度はレ
    ジカートに入れたものの、棚に戻
    しているかもしれない。さらに、
    どういったところを通ったのか、
    といった到達点も把握できるよう
    になりました。
    (次回に続く)

 

 

    700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  8

            使うとお得と便利が判る

            西川: 当初、私たちもそのよう
            なことを考えていました。ところ
            が、オープンしてまだ4カ月しか
            経っていませんが、スマートレジ
            カートを使っている人は40%を超
            えました。
            土肥: なんと。なぜ半数近くの
            人が利用しているのでしょうか?
            西川: やはり、「お得+便利」
            なことが大きいのではないでしょ
           うか。お得と感じるのは、クーポ
           ンを利用できるから。便利と感じ
           るのは、レジに並ばなくてもいい
           から。買い物は終わったのに、レ
           ジで行列ができていたので、なか
           なか精算することができなかった
           。そうした経験をしたことがある
           人も多いかと思いますが、スマー
           トレジカートを使えば、レジで待
           つ必要はありません。一度使って
           みると、便利なことを実感できる
           ので、利用率がアップしているの
           ではないでしょうか。
           (次回に続く)

 

 

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