飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

3.宅建取引主任士 85

2024-03-21 07:36:06 | 宅建取引主任士

               プロフィール
              バックナンバ
              バックナンバー2

         
         サイゼリア注文方法はお
         進化したのか 連載  9
         モバイル注文急がれる

         従来の仕組みは、コロナ禍
         では話をしなくても良い便
         利な仕組みだと感じていま
         した。しかし、多くのチェ
         ーンが導入しつつあるスマ
         ホ注文を知った後では、紙
         に自分で書くのは面倒に感
         じてしまいます。店側でも
         店員の負荷がかかるでしょ
         う。テーブルへの案内、注
         文確認、料理を運ぶ場面、
         片付ける場面と、少なくと
         も4回は一つのテーブルに
         行かねばなりません。モ
         バイルオーダーであれば
         、それが3回で済みます。
         しかも復唱がいらなくな
         るため、時間短縮にもな
         ります。店員が店内を歩
         く歩数を減らすことで生
         産性アップを実現させて
         きたサイゼリヤとしては
          、このモバイルオーダー
         はデジタル化による省人
         化を進める一番の決め手
         になるだろうと実感して
         おり、導入が急がれます。
         (次回に続く)



         サイゼリア注文方法はお
         進化したのか 連載  8
         デジタル化で少人化

         取り組みの多くは、店舗の作
         業効率改善、生産性の向上に
         関する項目です。いかに少人
         数で店を運営できるか、ここ
         が肝ということでしょう。特
         に店舗の作業改善については
         「デジタル化による省人化」
         を挙げています。サイゼリヤ
         の店頭注文方法の変化はまさ
         にこれを具現化するための取
         り組みといえるのです。しか
         し、まだ注文方法のリニュー
         アルは全店に及んでいないよ
         うです。筆者が最近行ったサ
         イゼリヤの店舗はまだ注文用
         紙が残っていました。
          (次回に続く)



         サイゼリア注文方法はお
          進化したのか 連載  7
         今後の取り組み

         そこで同社では今後の取り組
         み方針として、店舗作業削減
         や、小投資ローコストオペレ
         ーション店舗づくりなどを掲
         げています。

          (次回に続く(

          サイゼリア注文方法はお
          進化したのか 連載  6
          食材等高騰で連結も厳しいs

          加えて全社の労務費、設備費
          は増加傾向にあります。これ
          に食材の高騰が続いたら連結
          でも厳しい状況ということで
          しょう。


国内では営業赤字が続く



          サイゼリア注文方法はお
          進化したのか 連載  5

           連結では黒字も国内赤字

           サイゼリヤは連結損益で
           増収増益を確保し、予算
           も超過しています。しかし
          、地域別に見ると国内で売り
           上げこそ伸びているもの
           の、営業利益では赤字が
           続いています。これをアジ
           アの中でも特に好調な中
           国によって支えているの
           が実態です。


            (次回に続く(

          サイゼリア注文方法はお
         進化したのか  連載  4

          利益が出にくい中の対応
       

メニュー番号を入力すると、メニュー名が出てくる

        外食企業の中でも特に生産性
        の高いとされるサイゼリヤの
        ような企業でも、国内市場が
        苦戦し、利益を出しにくい
        環境に変わり始めているか
        らこその取り組みです。


会計時にはスマホのバーコードをレジに提示する

         (次回に続く)

         サイゼリア注文方法はお
         進化したのか  連載  3
         便利さ・時間の削減・低投資

         サイゼリヤによれば「お客さ
         まが注文したいときに注文で
         きるなどの便利さ、注文作業
         時間の削減、低投資などの効
         果を見込んでいます」(同社
         広報担当者)とのこと。より
         利便性を高めて、同時に店員
         の人時生産性をさらに高めよ
         うとしています。

Q
QRコードを読み取ると表示される画面
         (次回に続く)


        
        サイゼリア注文方法はお
        進化したのか  連載  2
        ℚRコードで注文へ変更

        先日、サイゼリヤの注文方法
        が変わったという趣旨の記事
        が公開されていました(『「
        この小さな札は何?」 サイ
        ゼリヤの注文方法が激変! 
   「メニュー番号を手書き」からどう進化
        したのか』
)。これまでサイ
        ゼリヤでメニューを注文する
        場合は、注文用紙にメニュー
        番号を記入して、ベルで店員
        を呼び出して渡す方法でした
       。それが、QRコードを使って
        マートフォンでセルフオーダ
        ーするモバイルオーダーを取
        り入れ始めたのです。
        (次回に続く)

                   

        サイゼリア注文方法はお
        進化したのか 新連載  Ⅰ 
        注文補法の進化

        最近、外食企業でメニューの
        注文方法が大きく変わり始め
        ています。これまでは店員が
        席まで注文を取りに来てオーダ
        ーするのが通常でした。しか
        し、店員がテーブルに来なく
        ても注文できる仕組みが目立
        つようになってきました。具
          体的に、どのような注文方
          法が増えているのか。また注
          文方法を変えることの狙いは
          何か。消費トレンドを追いか
           け、小売り・サービス業のコ
         ンサルティングを30年以上に
          わたり続けているムガマエ代
           表の経営コンサルタント、
           岩崎剛幸が分析していきます。
         岩嵜剛幸 ITmedia  
         (今回新連載です)



        チラシでどこから来た new
         か調査  最終回  14
        じっくり次の手考える

        とはいえ、毎回、クーポン付
        きのチラシを配っていると、
        そのうちに飽きられてしまう。
       「割引がなければ店には行かな
        いよ」という人も出てきそう
        なので、同じことを続けてい
        くわけにはいかない。次はど
        んな広告を打ってくるのか。
        近所に住んでいる人は楽しみ
        だろうが、吉祥寺店のスタッ
        フは「あの手、この手」を
        立って……ではなく、“座って”
        じっくり考えなければいけない。
        (今回最終回です)



         チラシでどこから来た 
         か調査    連載  13
         新聞でなくポスティングで
         「店の周囲でチラシを配った
         」と聞くと、新聞の折り込み
         チラシでもよかったのでは?
         と思われた人もいるかもし
         れない。新聞の場合、購読し
         ている家にしか届けることが
         できない。一般的に30~40%
         ほどをカバーできると言われ
         ているが、チラシの場合は80
         %ほど。吉祥寺店のように「
         近隣に住んでいる人に認知
         を広めたい。お店に来てもら
         いたい」というケースだと、
         ポスティングとの相性がよか
         ったようだ。
          (次回最終回です)

         チラシでどこから来た 
         か調査    連載  12
         ターゲットを絞った広告
         ちなみに、吉祥寺店はアト社に
         依頼する前、地元のフリーペ
         ーパーを使ってチラシを配っ
         ていた。しかし、結果はいま
         ひとつ。このとき対象エリア
         を広く設定していて、「たく
         さんの人に来てもらおう」と
         いう狙いがあったそうだが、
         店からちょっと遠すぎたのか
         もしれない。フリーペーパー
         での反省を生かして、今回
          は対象エリアを絞りに絞っ
          た。アト社の担当者も「タ
          ーゲットエリアを狭くした
         ことによって、集客につなが
         ったのではないか」と見てい
         る。
          (次回に続くf)

          チラシでどこから来た 
          か調査    連載  11
         チラシの反響 高かった 何故

         チラシを配る前後で、客数が「
         13~15%伸びた」「20%も増え
         た」といった数字を見ても、ピ
         ンとこない人も多いかもしれな
         い。一般的に、ポスティングの
         反応率はどのくらいなのか。業
         界的には0.01%~0.3%と言われ
         ている中で、吉祥寺店がチラシ
         に掲載したクーポンを回収した
         のは、なんと2.8%。 ポステ
         ィングを手掛けたアト社(東京
         都千代田区)によると「クーポ
         ン付きのチラシの場合、反応率
         は2%でも高い」そうなので、
         3%近い数字は業界関係者から
         見ても、「ものすごく高い」と
         いう印象を受けるそうだ。
         (次回に続く)



          チラシでどこから来た 
          か調査    連載  10
         チラシクーポンで距離の壁を

「        吉祥寺の北側は飲食店がものす
         ごく多いので、その中から選
         んでもらわなければいけませ
         ん。北東エリアに住んでいる
         人にとって『俺のイタリアン
         吉祥寺店』はわざわざ足を
         運ばなければいけないところ。
         たくさんの店が並んでいると
         ころを越えていかなければい
         けないので、なにかの“きっか
         け”が必要になるかなと思い
         まして、チラシにクーポン(
         デザート盛り合わせ無料など)
         を付けました。3エリアともク
         ーポンを付けたのですが、『
         ちょっと行ってみるか』と感
         じたのは北東エリアの人が多
         かったのかもしれません」
         (次回に続く)


           チラシでどこから来た 
          か調査    連載  9
           北東エリアは20%増

          では、南エリアはどうだった
          のか。配布前後で、客数はほ
          ぼ同じ。チラシを配る前に「
          線路を越えて、お店に来るの
          はちょっとハードルが高いの
          ではないか」と予測していた
          ので、その通りの結果となっ
          た。最後に、北東エリアはど
          うだったのか。3エリアの中で
          最も高い20%の伸びを示した
          のだ。この数字について、橋
          本さんはこのように見ている。
           (次回に続く)



           チラシでどこから来た 
          か調査    連載  8
          チラシの効果は

          店まで歩くにはちょっと距
          離があるので、移動手段は
          自転車が考えられる。しか
          し、ひと昔と違って、テキ
          トーに自転車を停めてお店
          に入るわけにはいかない。
          「チラシが届いてたので、
          フラっと店に行ってみるか」
          と気軽に足を運ぶ人が少な
          いのではないかと見ていた
          のだ。いわば消去法のよう
          なカタチで北西エリアから
          の来店を期待していたわけ
          だが、結果はどうだったの
          か。ポスティング前と比べ
          て、北西の客数は13~15%
          ほど伸びたという。まずま
          ずの数字である。
          (次回に続く(



           チラシでどこから来た 
          か調査    連載  7
          北東エリアは期待できない

          吉祥寺店のスーパーバイザー
                  を担当する橋本改さん(執行
          役員)は、3エリアの中で北
          西に期待を寄せていた。いや
          、より正確に言うと、北東か
          らの集客をあまり見込んでい
          なかったのだ。なぜか。吉祥
          寺の地理に詳しい人であれば
          想像できるかと思うが、駅の
          北側には百貨店もあれば家電
          量販店もあれば飲食店もたく
          さんある。週末だけでなく平
          日もにぎわっているところな
          ので、北東エリアに住んでい
          る人が店に足を運ぶには「そ
          こを越えて」いかなければい
          けない。
          (次回に続く)



          チラシでどこから来た 
          か調査    連載  6
          5分内3地域分けチラシ配布

「         吉祥寺店は地域密着型の店舗
          なので、SNSなどを活用する
          のではなく、チラシをつくっ
          てそれを投函していこう」と
          なったわけだが、どこに配れ
          ばいいのかという問題があっ
          た。手探りではあったもの
          の、店を起点に、北東、北
          西、南の3つのエリアにわけ
          てみた。詳しい場所につい
          ては、下の地図を見ていた
          だきたい。店から約1キロ圏
          内をターゲットに定めて、
          各エリアで1万~2万部ほど
          配って回ったのだ。


3つのエリアにわけてチラシを配布した

           (次回に続く)
            
           チラシでどこから来た 
           か調査    連載  5
           チラシでランチ営業の宣伝

           会社としてはこの「思い込み
           」には気を使っていて、吉祥
           寺店がランチを始めたものの、
           お客には「ディナーのみ」と
           いう記憶が刷り込まれている
           かもしれないと考えた。それ
           ではないけないということで
           、チラシを配って「ランチも
           やっていますよー」という認
           知を広めようとしたのだ。


フォアグラと牛フィレ肉のロッシーニ風

チーズボロネーゼ ~ヴォルカーノ~

トリュフとポルチーニ茸のビスマルク風

          (次回に続く)

         チラシでどこから来た 
         か調査    連載  4
         立ち食いの印象が強かった

        ここから先の話は「俺の〇〇
        」ならではの悩みである。1号
         店がオープンすると、当時
        「立ち食いスタイル」が珍し
         いこともあって話題になっ
         た。立って食べると回転率
         を上げられるので、食材に
         コストをかけられる。客か
         らすると「えっ、この価格
         でこの料理を食べられるの
         ?」という驚きもあって、
         あっという間に人気に火が
         ついたのだ。 同社は店を
         どんどん店を増やしていっ
         たわけだが、数年後には方
         針を変更することに。椅子
         メインの店を増やしていっ
         たものの、いまだに「俺の
         〇〇=立ち食い」と思って
         いる人が多いようだ。
         (次回に続く)



         チラシでどこから来た 
         か調査    連載  3
         開店時は好調だったが

         店がオープンしたのは、22
         年11月のこと。「今後
         のことを考えたときに
         、郊外にも店を出したほ
         うがいいよね」というこ
         とで、住宅街に出店した。
         それにしても、なぜチラ
         シを配ることにしたのか
         。店がオープンした当初
         、ご祝儀相場もあって好
         調に推移したという。しか
         し、商圏が狭いというこ
         ともあって、初めての客
         が“一周”するのは想定よ
         りも速かった。「なんと
         か手を打たなければい
         けない」ということで、
         吉祥寺店はランチを始
         めることにしたのだ(
         それまではディナーの
         み)。
         (次回に続く)



         
         チラシでどこから来た 
         か調査    連載   2
         駅から5分の住宅立地

         吉祥寺といえば、住みたい街
         ランキングで毎年のように上
         位にランクインする人気エリ
         ア。駅の近くに商業施設や飲
         食店がひしめきあっていたり
         、井の頭公園があって自然が
         豊富であったり、ターミナル
         駅なので交通の便がよかっ
         たり。そんな環境が整って
         いるので「ココに住みたい
         」という人が多いわけだが、
         都内の繁華街のようなにぎ
         やかさはない。吉祥寺店も
         駅から徒歩5~6分のところ
         にあって、そこからちょっ
         と歩くと家がたくさん並ん
         でいる。
         (次回に続く)

 



          チラシでどこから来た
          か調査   新連載   Ⅰ
          俺のイタリアン吉祥寺店

          また、家のポストにチラシが
          入っていたよ。ゴミ箱にポイ
          だな――。こうした人も多い
          だろうが、デジタル広告が広
          がっている中、チラシのポス
          ティングを使って客数を伸ば
          している店がある。飲食チェ
          ーンの「俺のイタリアン 吉祥
          寺店」(東京都武蔵野市)だ。
          運営しているのは、俺の株式
          会社(東京都中央区)。2011
          年9月、新橋に「俺のイタリア
          ン」をオープンして以来、「
          俺の〇〇」を続々とオープン
          させ、行列ができる店として
          話題を集めた。「『俺の〇〇
          』といえば、立って食べると
          ころだよね。銀座とか新橋とか
          繁華街に店が多いイメージがあ
          るけれど、吉祥寺のような住宅
          街にもあるのね」などと思われ
          たかもしれない。
          土肥義則 ITmedia
          (今回新連載です)



            首都圏で急増中  new
            コスモス薬品 最終回 18

           値上げラッシュが分枝点に
           しかし、安く商品を提供す
           るために、自社の利幅を削
           るという場当たり的な価格
           訴求は持続性もなく、続け
           れば自社の経営を維持でき
           ない。フード&ドラッグに
           しても、PB小売業にしても
           、安く商品提供できる企業
           は、相応のインフラ構築に
           よる生産性向上が前提とな
           っている。インフラを整備
           することなく、こうしたチ
           ェーンと同じ土俵で持久戦
           をすることは不可能なのだ。
           最近、地場中小スーパーの
           経営破綻のニュースが増え
           つつある。値上げラッシュ
           は、消費者にとっても、事
           業者にとっても大きな時代
            の分岐点となるかもしれな
            い。 
            (今回最終回です)         


              首都圏で急増中  
            コスモス薬品  連載  17

            賃金上昇迄節約志向続く

           「実際に手に取ってみると
           十分な品質が感じられてコ
           スパがいい」と評価する人
           がさらに増えつつあるのか
           もしれない。インフレ環境
           への転換期に入り、賃金上
           昇が追い付くまで消費者は
           節約モードにならざるを得
            ない。支出頻度の高い生
           活必需品に関しても、バス
           ケット価格で安さを提供し
           てくれる店を選ぶ傾向はさ
           らに強まっていくことが予
           想される。
           (次回最終回です))



           首都圏で急増中  
            コスモス薬品  連載  16
           価格だけでなく品質向上

           ただ、こうしたPBが売れ
           るようになってきたのは、
           単に消費者の価格志向が
           強まったことだけが要因
           ではない。企業努力によ
           って、PBの品質自体が向
           上しているという点も評
           価すべきだろう。最大手
           のイオンは言うまでもな
           いが、業務スーパーなど
           のPBはこれまでもSNSで
           「思ったよりコスパがい
           い」と話題になっていた
           。業務スーパーは自社内
           にさまざまな製造工程を
           包含したサプライチェー
           ンの構築に努めており、
           生産性を向上させること
           で安さを実現している。
           (次回に続くf)



           首都圏で急増中  
            コスモス薬品  連載  15
           PB取り扱いスーパ―好調

           スーパー業界でもPBを軸と
           して品ぞろえしている業
           務スーパー(神戸物産、
           兵庫県、売り上げ4615億
           円)や大黒天物産(岡山
           県、同2422億円)の売り
           上げも好調に推移してい
           る。両社が一般的な食品
           スーパーを大きく上回っ
           て売り上げを伸ばして
           いることは、図表6でも
           確認できる。

cosmos
{図表6】各社IR資料、全日本スーパーマーケット協会販売統計より著者作成
               (次回に続く)



            首都圏で急増中 
              コスモス薬品  連載  14
            イオンPB大幅売上UP

            イオンのPBであるトップ
            バリュの売り上げは、今
            期に入って近年では最高
            となる前年比11.5%の伸
            びを示し、今後さらに伸
            びるという見通しである
            。イオンは、値上げラッ
            シュが始まってすぐに大
            半のトップバリュの価格
            据え置きを宣言。最近で
            は、一部商品において値
            下げすることも発表して
            いる。この選択が功を奏
            して、これまでは手に取
            らなかった消費者がPBを
            選び始めたようだ(図表
            5)。
            (次回に続く)

cosmos
{図表5】イオン IR資料より著者作成
             (次回に続く)



           首都圏で急増中 
           コスモス薬品  連載  13
           PBに消費者流れる
           消費者の節約志向はプライ
           ベートブランド(PB)商品
           の動きにも表れている。こ
           れまで日本の消費者はナシ
           ョナルブランド(NB)信仰
           が強く、価格的に多少安か
           ったとしてもPBよりNBを選
           ぶという傾向が強いといわ
           れてきた。しかし、収入が
           増えない中、急速な値上げ
           ラッシュが続いたことで、
           価格が安いPBを購入する人
           が増えつつある。
           (次回に続く)

           首都圏で急増中  
           コスモス薬品  連載  12
           競争激化

           食品に人手をかけて、より
           よい商品や品ぞろえを提供
           することを目指しているス
           ーパーにとって、食品を集
           客商材と見なして薄利で提
           供するフード&ドラッグは
           とても嫌な存在だ。フード
           &ドラッグ各社は出店スピ
           ードも速く、次々と店勢圏
           を拡大。価格転嫁と運営コ
           スト上昇に苦慮している食
           品スーパー業界に与える影
           響は、これまで以上に増し
           ているようだ。              

           首都圏で急増中  
           コスモス薬品  連載  11
           コスモス食品売上急拡大

           また、図表4はコスモス薬品
           の食品売上だけを抽出。その
           増減率の推移を表したものだ
           が、最近になって急速に伸
           びていることが分かる。生活
           必需品であり、簡単に買い物
           の量を減らせない食品に関し
           て、消費者は安く買える店と
           してフード&ドラッグの利用
           を増やすという方向に向かっ
           ているのだろう。

cosmos
’図表4】コスモス薬品 有価証券報告書より著者作成

           (次回に続く)

           首都圏で急増中  
            コスモス薬品  連載  10
           フーズ&ドラッグが受け皿に

           実質賃金が20カ月連続でマイ
           ナスとなり、消費者の懐事情
           はかなり厳しい状況に追い込
           まれつつある。なかでも所得
           が少ない層にとって、生活必
           需品である食品の値上がりに
           より、世帯支出に占める食品
           の割合が大幅に上昇。他に割
           ける予算が乏しくなった。そ
           うした環境下で消費者ができ
           る対策は限られており、安い
           店を選んで買い物するのも重
           要な手段となっている。フー
           ド&ドラッグはこうしたニー
           ズの受け皿として、これまで
           以上に地域住民の支持が集ま
           り始めているようなのである
           。図表3は上場フード&ドラ
           ッグ3社の売上動向を食品スー
           パーと比較したものだが、3
           社がスーパーを大きく上回
           っていることが分かるだろう。
           (次回に続く)



            首都圏で急増中  
            コスモス薬品  連載  9
            地方の薬品販売勢力拡大

            コスモスを筆頭に九州から
            は、ドラッグストアモリ(
            福岡県、売り上げ1822億
            円)、サンドラッグ傘下
            のダイレックス(佐賀県
            、同2885億円)、北陸か
            らはクスリのアオキ(石
            川県、同3788億円)、ゲ
            ンキー(福井県、同1640
            億円)といった有力企業
            が勢力を拡大。昨今の値
             上げラッシュで、その勢
            いがさらに加速している
            。フード&ドラッグは、
            相次ぐ値上げの中で、節
            約せざる得ない消費者の
            駆け込み寺ともいうべき
            存在になりつつあるのだ。
            (次回に続く)



            首都圏で急増中   
            コスモス薬品  連載  8
            地元食品スーパ―に脅威
            食品を薄利で提供するので、
            消費者にとってはかなりう
            れしい存在だが、その分、
            進出地域の食品スーパー
            にとっては大きな脅威と
            なっている。地方のドラ
            ッグストアの中にはこう
            したフード&ドラッグと
            呼ばれる食品強化型のチ
            ェーンがいくつもあるが
            、おおむねコスモスと似
             た収益構造を持ち、食品
            の低価格販売で消費者の
            支持を得て各地で存在感
            を増している。
            (次回に続く)


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4.売上UP作業計画 69

2024-03-07 09:25:26 | 売上50%UP作業計画。

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          日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                    連載 38

          顧客が使ってくれれば
          多くのリテールDXは実際の顧客
          の店舗体験に影響を与え、結果的
          に店舗現場のオペレーションをス
          ムーズにするものが多いゆえに、
          現場で有効に機能しているかいな
          いかは導入現場での顧客の利用状
          態や店舗のスタッフの推奨意欲に
          如実に表れる。裏を返せば、顧客
          が積極的に利活用してくれていれ
          ば、顧客にとっても、現場スタッ
          フにとっても、そして導入を決め
          た各社にとってもうれしいしい結
          果が得られているといえる。
          (次回に続く)

           日本にない混雑しない   
            ファーストフーズ
                    連載 37

           導入店からの反応
           リテールDXソリューション
           を導入した業界のニュース記
           事を読んでいて「お、すごい
          !良さそう!」と感じることも多
          いが、実際の導入店舗に行ってみ
          ると「イメージしていたほど、良
          い体験とは言えないかも……」と
          いう経験が一度や二度ならずあっ
          た。やはり、そういったツール
          は結果として来店した顧客に使
          われていない(機能していない
          )ケースがほとんどなのである。
           (次回に続く)

            日本にない混雑しない   
              ファーストフーズ
                    連載 26

           適切な選択を迫られている
           リテールDXソリューションの
           導入を検討している企業の担
           当者は、昨今乱立する多く
           のリテールテック企業のさ
           まざまなソリューションの
           中から、自社にあった適切
           なモノを正しく選択するこ
           とを強いられている。また
          、意を決して選択したソリュ
           ーションを目的に合わせて
           正しく活用し、店舗経営の
           現場で成果を出していかな
           くてはならない。ソリュー
           ションの付加的な機能や派
           生のセールスポイントに目
           移りすることなく、しっか
           りと成果を刈り取るために
           は、上図の「どのシーン
           の店舗体験におけるCX向上
          」を狙っているのか? を強く
           意識する必要がある。小さく
           始め、少しでもCXの改善が
           効果として創出できれば、
           それをしっかりと育ててい
           けばいい。
            (次回に続く)


             日本にない混雑しない   
              ファーストフーズ
                    連載 25

            これを表にすると次のように
            なる。

 
シーン 解消したい主な悪い体験 リテールDXによりCX向上の狙い
注文・決済 財布・小銭を出す、店員との会話、レジに並ぶ・待つ 時間と手間の省略
店内回遊 探しているものが見つからない、新しい発見・気付きがない ポジティブな時間への変換
接客・応対 聞きたいけど聞けない、望んでいない関与 顧客と店の適切な心理的距離
次世代店舗 慣れ親しんだいつもの買い物 (上記3つを含めた)圧倒的な次世代体験
 

        (次回に続く)

         日本にない混雑しない   
          ファーストフーズ
                    連載 24

         CXの向上が目的

        それでは実際のリテールDXソリ
        ューション導入の話題に移ろう。
        今回、店舗の顧客行動に焦点を
        当てて大きく4つの顧客体験(C
        X)分類に分けた。筆者は今回
        定義したそれぞれの顧客体験分
        類には「顧客にとって悪い体験
       ・解消すべき体験」が存在し(=
        課題)、そして今回紹介したリ
        テールDXソリューションは、こ
        の課題解消(CXの向上)こそが
        導入目的である、と捉えられる
        と考えている。これを表にする
        と次のようになる。
        (次回に続く)



         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                    連載 23

         今回は顧客店舗内の動向紹介
         その他、広義でのリテールDX
         ソリューションには、CDP(
         カスタマーデータプラットフ
         ォーム)による顧客情報の統
         合、AIによる購買行動分析や
         需要予測、バックヤード在庫
         リアルタイム連携、店舗販売
         スタッフの働き方改革など、
         店舗での顧客体験を間接的に
         向上させるソリューションも
         数多く存在している。しかし
         、今回は顧客が店舗内でダ
         イレクトに享受するデジタ
         ル体験に焦点を当てた整理
         およびその紹介であることを
         ご容赦いただきたい。
         (次回に続く)
          

         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                 連載 22

         世代店舗

         1.VRショールーム:VR技術
          を用いて、仮想空間で商品
          やサービスをリアルに体験
          ・表示するショールームを
          生成することで、顧客が場
          所を選ばず、現実および現
          実以上の購買体験を得られ
          る
         2.スマートストア/無人店舗
          :
店内のカメラやセンサーを
          用いて、利用者が手に取った
          商品を自動認識し、欲しい商
          品を手に取って退店するだけ
          で決済まで完了することがで
          きる、次世代の無人店舗の仕
          組みを指す。顧客は、スタッ
          フの有無にかかわらず、いつ
          でも買い物を楽しむことがで
          き、人的なやりとりが一切な
          いスムーズな買い物体験を得
          られる
          (次回に続く)



         

         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                 連載 21

         C.接客応対の顧客体験向上

         ロボット接客・配膳:接客
           業務をロボットで自動化
          することで、人的コストの
          削減や多言語対応といった
          品質向上・標準化が期待で
          きる(現在、受付案内・配
          膳などで実用化が進んでい
          る)

         AI/アバター接客:顧客は接
           客スタッフの混雑状況を
           気にすることなく、サー
           ビスを享受できる。また
          、遠隔地でも限られた専門
           性のあるスタッフの接客
           を接客を受けられる
          (次回に続く(


 

         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                 連載 20

          注文・決済の顧客体験向上の
          4点の3・4点

        3.セルフレジ:店舗会計(バーコ
          ードスキャン・決済)の一部ま
          たはすべてを、顧客自身で行う
          ことができ、レジ混雑の緩和に
          よる利便性向上や店舗オペレー
          ションの効率化を実現する

        4.スマートカート:顧客自身が、
         ショップカートに備え付けの端
         末で商品コードをスキャンしな
         がら、買い物を進める仕組み。
         レジに並ぶ手間や清算の待ち時
         間がない、新しい買い物体験を
         提供する
         (次回にに続く)



         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                 連載 19

          注文・決済の顧客体験向上の
          4点の1・2点

         1.モバイルオーダー:モバイ
           ルアプリを介して、顧客
           が来店前にオーダーと決
           済を完了させることで、
           指定の店舗でスムーズに
           商品を受け取れるサービ
           ス。顧客の利便性と体験
           価値向上につながる

          2.タブレット注文/接客:          
           席に備え付けのタブレッ
           トや顧客自身のデバイス
           から、店員を通さず直接
           商品やサービスの注文が
           できるシステム。顧客の
           利便性を高めると同時に
           、店舗オペレーションの
           効率化を実現する
         ’次回に続く)


         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                 連載 18
           顧客店内回遊向上6点
          の5・6店

         5.店内デジタルサイネージ
          :
店内に設置したAIカメラ
          付きのデジタルサイネージ
          を用いて、店内客層に合わ
          せた広告表示のプランニン
          グや、視聴・購入状況を踏
          まえた運用最適化を実現で
          きる。デジタルサイネージ
          に接触している顧客情報と
          連動させることで、その顧
          客に合わせた情報を提供で
          きる

         6.リテールメディア:小売業
          者(リテール)が保有する、
          店頭のデジタルサイネージや
          、リテールのアプリやWebサ
          イトなどの情報接点を活用し
          、店舗利用者に直接的にアプ
          ローチできるメディア媒体を
          指す。顧客は来店前後も含め
          た接点で、最適化された情報
          やお得なクーポンなどを受け
          取ることができる
          (次回に続く)



         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                 連載 17
           顧客店内回遊向上6点
          の3・4店

        3.スマートシェルフ/リアルタ
         イム棚札/電子棚札:
RFIDや
         センサー、カメラなどの技術
         を用いて、棚の在庫や価格表
         示をリアルタイムにモニタリ
         ングおよび管理でき、店舗業
         務の効率化や需要に応じたダ
         イナミックプライシングを可
         能とする。これにより、顧客
         に対し、最適な品ぞろえ、価
         格での購買体験を提供できる

        4.AIカメラによる店内導線分析
          :
AIを搭載したカメラを用
         いて、商業施設や店舗の顧客
         行動データの収集・分析する
         ことで、顧客に対して、最適
         化された店舗体験を設計し、
         提供できる
         (次回に続く)「



         日本にない混雑しない   new
           ファーストフーズ
                 連載 16
          顧客店内回遊向上6点
         の1・2店

         1.AR/QRを使った
          商品紹介
        :
AR(拡張現実)やQ
         Rコードを使ってア
         プリやWebと連携す
         ることで、限られた
         店頭スペースにおい
         て、顧客に新しい購
         買体験や店舗側とし
         て伝えたい情報を、
         より詳細に、また効
         果的に伝えることがで
         きる

  1.        2.インストアアプ
           リ:
    顧客が店舗ショッ
           ピングに利用するアプ
           リで、商品・在庫検索
           などによる利便性向上
           や、パーソナライズさ
           れた店舗/商品情報の
           提供、特典オファーに
           より、顧客と店舗との
           つながりを強化する
          (次回に続く)



         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                 連載 14
        来店顧客CX向上4分類に

        さて本題のリテールDXによる顧
        客体験(CX)向上の話に戻そう
        。リテールDXにはさまざまなソ
        リューションが生まれており、
        さまざまな整理の方法が考えら
        れるが、ここでは「店舗に来店
        した顧客のCX向上」にフォーカ
        スを当てて紹介していきたい。
         大きくは、A.店内回遊の体験
        向上、B.注文・決済の体験向
        上、C.接客・応対の体験向上
        、さらにD.次世代店舗といっ
        た4つに分類できる。
         (次回に続く)


        日本にない混雑しない
           ファーストフーズ
                 連載 13
        付加価値が求められる

       ・アパレルブランドショップ、家
        電量販店(嗜好品や耐久財など)
        :
オンラインでの事前の情報収
        集段階や過去の取引から、自身
        にパーソナライズドされた商品
        選定サポートや推奨による1次
        購買候補の選定がなされている
        前提で、実店舗に来店した際に
        それがシームレスに情報連携さ
        れていることによる快適な接客
        応対コミュニケーション、さら
        には新しい気付きや発見を演出
        するなど、「購買行動の心地よ
        さやエンターテインメント要素
        」にフォーカスした付加価値が
        求められる。上記、今後向かう
        であろう方向性は飲食店につい
        ても、日常利用のお店と特別
        な日のレストランなど、同じ
        考え方を応用できるのではない
        かと筆者は考える。
        (次回に続く)



        日本にない混雑しない
           ファーストフーズ
                 連載 12

        ・スーパーやドラッグストア(
        生鮮食品・飲料・食料品・日用
        品など):
必要なモノ、興味の
        あるモノが自分の好みやライフ
        スタイルにマッチしているか簡
        単に試すことができたり、すぐ
        に手に入れられたりする。自身
        のTPOに合わせて商品選択・決済
        ・受取りを多様化されたチャネル
        を通じて、日々快適に行えるとい
        った「購買行動のQCD(Quality
        :品質、Cost:コスト、Delivery
        :納期)」にフォーカスした付加
         価値が求められる。
         (次回に続く)



         日本にない混雑しない
           ファーストフーズ
                 連載 11
         リアル店舗の可能性
         これだけの情報で「リアル
         な店舗は今後も安泰である
         」とは当然言えない。しか
         し、いくつか調査データや
         レポートを見ていく中から、
         我々が捉えるべき今後のト
         レンドは見えてくる。消費
         行動の変容から購買チャネ
          ルとしてのECは当然今後
         も伸びていくと予想される
         が、リアルな店舗は「そこ
          に行けば入手できる」とい
         う価値とは異なる「何か別
         の価値」を提供する場とし
         て重要な場所となるのでは
         ないだろうか。
         (次回に続く)

         日本にない混雑しない
           ファーストフーズ
                 連載 10
         ECとリアルの競争に変化が

         またこの内数となるEC化に
         ついては、世界各国・国内
         も共通して大きな進歩を遂
         げている。その中でも昨今
         はこれまであまりEC化が進
         んでいなかったアパレルや
         化粧品といった身に付ける
         タイプの商品、さらには鮮
         度や受け取りタイミングが
         重要な生鮮食料品での広が
         りが顕著といわれている
         このように購買チャネル
          のEC化が進むと、当然リ
         アル店舗の今後が気にな
         る。米国では「米国では
         閉鎖店舗よりも、新しく
         開店した数のほうが多い
         」とするデータや、Z世代
         を対象にした調査からは
         「Z世代は店舗でのショッ
         ピング体験を好む」こと
         が明らかになっている。
         (次回に続く)



         日本にない混雑し
           ファーストフーズ
                  連載 9
         市場国際上昇国内縮小傾向

         「リアル店舗は、ECなどオン
         ラインサービスに脅かされる」
         と言われて久しいが、実際は
         どうであろうか。当社の調査
         では、世界規模で見れば、小
         売業全体の2022年の市場規模
         は17.3兆米ドルに達し、27年
         までの年平均成長率は3.1%と
         予測している。一方で、国内
         に目を向けると、国内小売市
         場は人口の増減に影響を受け
         ることから、国立社会保障・
         人口問題研究所日本の将来
         推計人口
を用いて、経済産
         業省商業動態統計をベー
         スに国内小売市場規模を予測
         すると、30年には114兆9770
         億円、22年比で約14%減とな
          る(矢野経済研究所。
         (次回に続く)



         日本にない混雑しない
           ファーストフーズ
                  連載  8
         日本で見かけないのはなぜか

         あくまでもざっと見ただけの所
         感でしかないが、ここに新しい
         金融サービスがあるのか? と
         言われれば特にあるわけではな
         さそうだが、この店舗にくるの
         が楽しくなるのか? と言われ
         れば、間違いなくYesと答える。
         そんな銀行であった。その他に
         も、テーマパークの入場予約や
         そこでのアトラクション予約、
         ホテルのチェックイン・アウト、
         飲食店、タクシー利用、あらゆ
         る旅行シーンそれぞれで少しず
         つ、地味に、しかし着実に日本
         よりもデジタル化が進んでいる
         感覚を得た。これらは決して日
         本国内で何一つ実現できないこ
         とではないはずなのに……なぜほ
         とんど見ないのか? これが今
         回の旅行で持ち帰った沢山の土
         産の一つとなった。まじめな内
         容に話を戻すため、コロナ禍の
         影響が直撃したと言われる小売
         業の市場を見てみたい。
         (次回に続く)

          日本にない混雑しない
          ファーストフーズ
                  連載  7
          銀行らしくない銀行
          さらに、知人から聞いて興味
          を持っていた「銀行っぽくな
          い銀行」にも足を運んだ。銀
          行名で検索し、滞在ホテルの
          最寄り支店を訪れてみると、
          確かに「何屋さん?」という
          見た目なのだ。カウンターに
          窓口スタッフがいるという様
          相ではなく、オープンで、楽
          し気な雰囲気な入口。厳密に
          は扉はなくオープンエントラ
          ンス。カフェっぽい雰囲気を
          感じながら入っていくと、実
          際にカフェがあり、飲み物を
          オーダーして飲食ができる。
          店舗内を見回してみると、壁
          や通路にはいくつかのサイネ
          ージやタッチパネル機器が並
          んでおり、そこで現金預け入
          れやATMの利用、デビットカ
          ードの交換など、これまで窓
          口で提供していたほとんどの
          取引が店内に設置されている
          セルフサービス機で行える
          (次回に続く)

          日本にない混雑しない
          ファーストフーズ
                  連載  6
          笑顔が最高
          空いている席で待っていると
          、完成を知らせるブルブルブ
          ルという合図が鳴る。それを
          持ってカウンターに行くと、
          店員が満面の笑みで商品を渡
          してくれる。店員がお客にし
          たことと言えば、「満面の笑
          み」と「商品を渡す」の2つ
          だけである。その極限までそ
          ぎ落とされた仕事であるがゆ
          えなのか、彼らが浮かべる笑
          顔は最高であったことは言う
          までもない。
          (次回に続く)

          日本にない混雑しない
          ファーストフーズ
                  連載  5
          再入国もスムーズ

          無事、入国審査をクリアすれ
          ば、パスポートと生体情報が
          電子ビジットパスに登録され
          る。これ以降、次の訪問時に
          自動化ゲートを利用できる。
          例えば、期間中にマレーシ
          アに足を延ばし、再度シン
          ガポール経由で帰国する場合
          、再度外国人旅行客用のゲー
          トに並ぶ必要がなくなるのだ
          。この入国のスムーズさは非
          常にありがたい。また、とあ
          る人気ファストフード店での
          体験もストレスが少なかった。
          入口を入って正面カウンター
          に並び、店員にオーダーを……
          という流れではなく、まずは
          カード端末にクレジットカー
           ドを挿して、タブレットで
           商品を選択する。そして、フ
           ードコートなどに置かれてい
           るオーダーを知らせる端末(
           料理が完成するとブルブル震え
           る)を1本選び、端末番号をタ
           ブレットに入力、注文ボタン
           を押せば決済が完了する。
          (次回に続く)



           日本にない混雑しない
          ファーストフーズ
                  連載  4
          空港で

          まずは筆者が旅行で感じたさ
          まざまなシーンにおけるデジ
          タル体験を紹介し、こういっ
          た動きの背景となっている小
          売業界の市況とトレンドに触
          れる。その上でリテールDXソ
          リューションを構造的に整理
          して紹介、最後に筆者の経験
          からリテールDXを成功させる
          ポイントをお伝えしたい。シ
          ンガポール・チャンギ国際空
          港に着くと、筆者と家族は外
          国人旅行客として自動化レー
          ンに誘導された。そこで一人
          ずつ、パスポートをスキャン
          し、併設されているカメラで
          顔の特徴(と虹彩認証?)、
          さらにバイオメトリクスキャ
          ナーに指を入れて指紋をスキ
          ャンした。
          (次回に続く)



            


           日本にない混雑しないnew
           ファーストフーズ
                   連載  3
           体験を紹介
           まずは筆者が旅行で感じたさ
           まざまなシーンにおけるデジ
           タル体験を紹介し、こういっ
           た動きの背景となっている小
           売業界の市況とトレンドに触
            れる。その上でリテールDX
            ソリューションを構造的に整
            理して紹介、最後に筆者の経
            験からリテールDXを成功さ
            せるポイントをお伝えしたい。
           (次回に続く)「

           日本にない混雑しない
           ファーストフーズ
                   連載  2
           デジタル融合体験

           では、その体験一つ一つが画
           期的で、想像もしてなかった
           かと言えば、実はそうではな
           い。QRコード、アプリやタブ
           レットなど、普段手にしてい
           るスマホの中、あるいはその
           延長線上にあるような「頭の
           中で想像できる範囲」であっ
           た。しかし「日本国内ではあ
           まり見ない(できていない)
           」といったデジタル融合体験
           であった、と言える。本記事
           では、小売業・店舗を対象と
           したDX、特に顧客体験(CX)
           を向上させるような取り組み(
           以降、リテールDX)について、
           筆者自身のシンガポールでの
            体験になぞらえて解説する。
            (次回に続く)



            日本にない混雑しな
            ファーストフーズ
                  新連載  Ⅰ
             シンガポールで体験

            リテールメディア、インス
            トアアプリ、AIカメラによ
            る店舗導線分析──国内の
            小売・店舗のDX化の話題が
            非常に盛り上がってきた。
            昨夏、筆者は家族旅行でシ
            ンガポールを訪れ、一人の
            消費者、家族の引率者とし
            て、ホテルや飲食店、タク
            シー移動に観光地巡りを楽
            しんだ。ホテルでのチェッ
            クイン、飲食店でのオーダ
            ー、ショッピング、そこに
            はコロナ禍前には存在しな
            かった「デジタルとリアル
            が融合した便利で心地よい
            さまざまな顧客体験」があ
            った。
            青木健芯泰 ITmedia
            (今回新連載です)


             雪見だいふく    new
            創造的思考力  最終回 16
            地道な活動続ける
            その一環として、保育園や
            幼稚園にキシリトールラム
            ネを配布したり、口腔(こ
            うくう)機能を高めるため
            のフーセンガムトレーニン
            グをしたりもしています。
            こうした取り組みは医学の
            先生などから高い評価も得
            ています。地道な活動です
            が、今後も続けようと思っ
            ています。
             (今回最終回です)

             雪見だいふく    
            創造的思考力   連載 15
            強みは噛むこと
            他の会社との比較はできま
            せんが、ロッテが強みとし
            ているのは「噛(か)むこ
            と」です。噛むことと健康
            の関係に着目し、18年に「
            噛むこと研究部」を開設し
            ました。そこから医学や歯
            学、美容、スポーツといっ
            た分野の専門家と組んで、
            さまざまな研究などで得た
             知見を世の中に広めていま
             す。
              (次回最終回です)

             雪見だいふく    
            創造的思考力   連載 14
             おとなしい子が積極的に
                                            出張授業そのものはいろい
                                            ろな会社がやっていますが、
                                             菓子業界で先駆者になれれ
                                             ばと思っています。お菓子
                                             は子どもにとって身近で、
                                             普段はなかなかクラスで目
                                              立たない児童が積極的にア
                                             イデアを出して、担任の先
                                              生が驚いたという声もいた
                                              だきました。
                                                 (次回に続く)
            
            雪見だいふく    
            創造的思考力   連載  13
            継続へどうつなげるか
            学校側としては毎年新しい
            児童が対象になるため、ま
            だマンネリ化はしていませ
            ん。ただ、出張授業のプロ
            グラムは担任の先生が興味
            を持ち、申し込んでいただ
            くことが多く、単年で終わ
            る学校が多いです。そのた
             め、校長先生や副校長先生
            などに価値をアピールしな
             がら、学校のプログラムと
            して、毎年続けてもらうよ
            うに動いています。ありが
            たいことに、既にリピート
            校がいくつか出ていますし
            、前に担当された先生が異
            動先の新しい学校でも実施
            してくれたケースもありま
            す。
            (次回に続く)

            雪見だいふく    
            創造的思考力   連載  12
            自分だけの成長はダメ

            われわれの世代は少なかっ
            たけれど、今の若い世代は
            そういう人が多いです。実
            際に入社試験でも「ロッテ
            に入って、一人でも多くの
            人の笑顔を見たい」と本心
            からそう話す人もいます。
            外に目を向けていて、とて
            もいいことだと思います。
             従来は内向きな部分もあっ
            たけれど、これからはもっ
            とオープンになっていこう
            と、さまざまなことに取り
            組んでいる最中。私は社長
            としてその役目を担ってい
            ます。自分だけ成長すれば
            いいという考え方はだめで
            すよ。
            (次回に続く)



            雪見だいふく    
            創造的思考力   連載  11
            社会貢献の意識強まる
            商品を販売して、お客さまに
            喜んで食べてもらうだけでは
            なく、自分たちの活動が世の
            中に価値を提供し、存在感を
            発揮したいと考える社員が増
            えています。今までのように
            仕事が非常にうまくいってど
            んどん出世することよりも、
            会社としてどんな社会貢献が
            できるのか。自分の満足より
            も他人の幸せ。こっちの意識
            の方が強いですよ。
            (次回に続く)

            雪見だいふく    
            創造的思考力   連載  10

            ──定員数以上も応募が来
            たというのは興味深いです
            ね。それは最初の専任者が
            変わっていく様子を見て、
            他の社員もやりたくなった
            のでしょうか?
            それもあると思います。あ
            とは、教育現場に対して何
            かお手伝いしたいといった、
            社会貢献マインドに火がつ
            いた人も多いはずです。ロ
            ッテでは「独創的なアイデ
            アとこころ動かす体験で人
            と人とをつなぎ、しあわせ
            な未来をつくる。」という
            パーパスを掲げており、そ
            れが浸透してきたのではな
            いでしょうか。
            (次回に続く)

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2.野菜コーディネーター 131

2024-03-04 07:56:37 | 野菜コーディネーター

                     プロフィール
                                     バックナンバ
                  バックナンバー2 

   

           AI半導体のエヌピディア
           満額回答   連載   5
                                        日本の株価上昇に影響

           烈な決算によって、日本の半
           導体関連企業の株価もげられた。
           世界大手の半導体製造装置メ
          ーカー・東京エレクトロンの2
           月22日の株価は約6%、GPU
           の検査装置を手がけるアドバ
           ンテストは7.5%上昇。同日
           の日経平均株価は前日比で
           836円上昇し史上最高値を更
           新。そのうち337円をこの2
           社だけで押し上げた計算だ。
           (次回に続く)



。            AI半導体のエヌピディア
             満額回答   連載  4 

エヌビディアの業績の実績値と予想値

             (次回に続く)
             
            AI半導体のエヌピディア
            満額回答   連載 3                
            本年2~4月売上240億㌦

            回の決算は、今後も半導体
            銘柄の「AIフィーバー」が
            続くかどうかの分水嶺だと
            見られていた。株式市場に
            とって、同社の大幅な増収
            増益はもはや当たり前。「
            市場予想をどれだけ超えら
            れるか」が焦点だった。市
            場予想を下回れば株式市場
            全体に冷や水を浴びせかね
            ない状況だった。だが、20
            23年11月〜2024年1月の売
            上高は221億ドルで着地。2
            024年2~4月は240億ドル
            を見込むと発表した。そ
            れぞれ市場予想を大幅に
            上回る数字だ。
            (次回に続く)



            AI半導体のエヌピディア
            満額回答   連載 2

            時価総額は足元で250兆
            円。日本企業トップで
            あるトヨタ自動車の約
            4倍で、グーグルの親会
            社・アルファベットに
            肉薄する。半導体は産
            業の裾野が広いため、エ
            ヌビディアの業績・株
            価の急拡大は関連企業
            にも波及。2023年後半
            からの株式市場を牽引
            した半導体関連銘柄の“
            総本山”のような存在だ。
            (次回に続く)



            AI半導体のエヌピディア
            満額回答  新連載 Ⅰ
            生成AIで売上22倍に

            世界中の投資家の注目を一
            身に浴びた決算は、まさ
            に「満額回答」の中身だ
            った。アメリカの大手半
            導体メーカー・エヌビデ
            ィアは日本時間の2月22
            日早朝、2024年1月期の
            決算を発表した。売上高
            は609億ドルと前期比で
            約2.2倍、純利益にいたっ
            ては同8倍超。強烈な数
            字だった。GPU(画像処
            理装置)を主力製品とす
            るエヌビディアは、「Ch
            atGPT」が火をつけた生
            成AIブームの追い風を一
            身に浴びる企業として株
            式市場で注目されている。
            石坂友貴 東洋経済記者
            (今回新連載です)



            バーガーキング   new
            急回復の訳 最終回  13
            ファンベースとSNS の成功

            また、これまた、どれほど同
            社が狙ったかは知らないが
           、この反応を分析することに
            よって熱く希望する地域と
           、そうではない地域の差分も
            把握できるだろう。マスも
            重要だが、現時点で熱烈なフ
            ァンを囲い込むことは常に
            正しい。バーガーキングの再
             生は、コロナ禍をキッカケに
            しているものの、ファンベー
            スとSNS戦略のあざやかな成
            功を示している。
             (今回最終回です



            バーガーキング   
            急回復の訳  連載  12
            ファンベースの店舗

            可能ならこの投稿を読んで
            ほしいが、返信は愛のある
            コメントであふれている。
            もちろん例外はある。ただ
            し、同社の熱烈なファンと
            店舗を作ろうとしている。
            同社がどれだけ狙ったか
            は知らないが、ファンベ
            ースを強固なものとし、
           一緒に店舗を設立すればス
            トーリーにもなるだろう。
              (次回最終回です))



            バーガーキング   
            急回復の訳  連載  11
            空き店舗求のSNS発信

            もちろん私も野暮ではない
            ので、これが冗談だとわか
            っている。ただ、それでも
            なお、笑って、そこまで人
            気なら、と店舗の訴求性を
            あげるのに成功している。
            そして次に同社は大胆不敵
            なPRを行った。X(旧Twitt
            er)でなんと「店舗を増や
             したいのですが、物件探し
             に困っています。バーガー
             キングにぴったりの空き物
              件をぜひ紹介してくださ
              い。実際に成約した場合に
              は10万円差し上げます!」
              と投稿した。
            (次回に続く)



             バーガーキング   
            急回復の訳  連載  10
            住宅情報室創る
            <お客様より「店舗が近くに
            無い」の声や「近くにお店を
            作って欲しい」などの新規出
            店のご要望を多くいただいて
            おり、バーガーキング®では
            お客様の声やご要望にすぐに
            お応えできないことに日々心
            を痛めておりました。上記の
            お客様の声やご要望について
            社内で会議を重ねた結果、お
            客様にバーガーキング® のお
            店の近くに引っ越していただ
            くことで解決できないだろう
            か、と考えバーガーキング®
            店舗の近隣のお部屋探しがで
            きる物件情報サイト「BK TO
            WN ROOM」をスタートする
            ことにいたしました。>
            ((次回に続く)

            バーガーキング   
            急回復の訳  連載  9
            コロナ禍のキャンペーン爆笑

            さきほどコロナ禍での私の経
            験を述べた通り、バーガーキ
            ングはデリバリーが可能なフ
            ァストフードであり、さらに
            黙食が可能な業態だった。こ
            の強みがあり、同社に追い風
            を吹かせた。さらに、私が注
            目したのは、私が爆笑してし
            まった同社の取り組みがあっ
            たためだ。というのは2020年
            に同社が「BK TOWN ROOM
            」を開始した。なぜ私が笑っ
            たかと言うと、なんとこのキャ
            ンペーンは消費者の近くに店
            舗をオープンするのではなく
           、消費者がバーガーキングの店
            舗の近くに引っ越そう、とい
            うものだったのである。
             (次回に続く)



            バーガーキング   
            急回復の訳  連載  8
            いろいろな会社が運営
            バーガーキングは、さまざま
            な企業によって運営されてき
            たブランドだ。1993年から2
            001年までは西武商事やJTが
            運営、うまくいかずに一度は
            日本撤退。2007年に再上陸
            すると、そこから2019年ま
            ではロッテ・韓国ロッテリ
            アが運営したが、なかなか
            うまくいかずに、香港の投
            資ファンドに売却された。
            現在は、その投資ファン
            ドが設立したビーケージ
            ャパンホールディングス
            が運営している。そんな
            歴史を考えると、ついに
            利益が出るようになった現
            状は、なかなか感慨深いも
            のがある。
            (次回に続く)

            バーガーキング   
            急回復の訳  連載  7
            コロナ禍で復活

            こう見ると、毎年かなり当
            期純利益がマイナスだった
            ところ(純損失と呼ぶほう
            が正しい)、それがコロナ
            禍で好転し、ついに純利益
             が出るようになっている。
            なお、貸借対照表の要旨だ
            けなので売上高の全容はわ
            からないものの、一部の公
            開された情報を紡いでいく
            と、平成30年(2018年)に
            売上高87億円だったところ
           、現状では200億円を超える
            ようだ(バーガーキングが
            3年で店舗倍増、売り上げ2
            00億円超え。好調の背景に
            コロナ禍と値上げの波/Bu
            siness Insider Japan)。
            (次回に続く)



            バーガーキング  
            急回復の訳  連載  6
            数字で見る

           ・令和4年末時点(2022年末時
            点):当期純利益+1億6531
            万1000円、利益剰余金1億82
            83万3000円
            ・令和2年末時点(2020年
            末時点):当期純利益▲5億
             2684万円、利益剰余金8
            億4813万8000円
           ・令和元年末時点(2019年末
            時点):当期純利益▲14億
            6492万9000円、利益剰余金           
            13億7497万9000円
            ・平成30年末時点(2018年
            末時点):当期純利益▲10
            億9115万円、利益剰余金▲
           45億7009万1000円
           *なお、令和5年は株式会社
           ビーケージャパンホールデ
           ィングスのデータであり、令
           和3年以前は株式会社バーガー
           キング・ジャパンのデータと
           》なっている>
            (次回に続く)
 



            バーガーキング   
            急回復の訳  連載  5

             業績

            ところでバーガーキングは日
            本では非上場企業であり、財
            務状況は同社のホームページ
            等で公告されていない。官報
             などで確認する必要がある。
            それで情報が歯抜けになるも
            のの、近年の業績を見てみよ
            う。なお本来は売上高や経
            常利益を示したいところ、
            非上場企業は貸借対照表の要
            旨を公開することになってい
            るため、当期純利益と利益剰
            余金(これまでの該当企業が
            稼いだ利益の蓄積分)である
            ことはご容赦願いたい
            (次回に続く)。



             バーガーキング   
             急回復の訳  連載  4
             好調の中身

             そこで当稿ではバーガーキ
             ングは実際に好調なのか。
             そして好調である施策の良
             さを述べる。そして、それ
             はコロナ禍という社会的事
             象を利用した上手さがある                 
             もっとも施策だけで企業の
             巧拙を語るのは片手落ちだ
             。味の良さもあげなければ
             いけない。たとえば私の家
             族はバーガーキングを好き
             な比率が高いが、セットの
              価格は安いものから高いも
             のまであり、高価なセット
             はファストフードにしては
             美味でほかとは違う、とい
             う感想を抱いている。そこ
             で同社の名誉のために、味
             の良さを前提としたうえで
             という意味で、お読みいた
             だきたい。
              (次回に続く)



             バーガーキング   
             急回復の訳  連載  3
             デリバリー注文が忙しい

             注文はディスプレイ上で完
             結する。食していると、続
             々とデリバリーの配達員が
             やってきて商品を運んでいく。
             そこで、まずはあくまで感
             覚的だが「バーガーキングは
             逆転したな」と思うように
             なった。なぜ逆転かというと、
             バーガーキングはコロナ禍前
             には、不調が伝えられ、もは
             や日本でのビジネスが成立し
             ないのではないか、とすら言
             われていたのだ。それが現在
             では絶好調。
             (次回に続く)


             バーガーキング  
             急回復の訳  連載  2

             コロナ禍行く回数増えた

             さらに、これは言い訳な
             のだが、徒歩でかなりの
             距離を歩いているから、
             ファストフードを食べて
             もいいだろう、と気が緩
             む。運がいいことに私は
             、コロナ禍で体重の増加
             はなかったが、ファスト
             フード店舗への訪問回数
             が増えた。その代表格が
             バーガーキングだ。個人
             的に、私は四谷三丁目店
             によく行き、あとは赤坂
             見附店、信濃町、渋谷と
             続く。デリバリーが多く
             、店内客も個人が大半だ。
             (次回に続く)



             バーガーキング  
             急回復の訳 新連載  Ⅰ

             「バーガーキングはたな」

             個人的な話だが、コロナ禍
             になってから、さまざまな
             ところに歩いて出向くこと
             が増えた。2020年の初頭は
             電車に乗りたくないという
             理由だったが、そのうち健
             康になるからと思って徒歩
             が習慣になった。現在でも
             5kmくらいだったら歩く。
             そして、歩くと、タクシー
             や電車で移動していたとき
             に見えなかった飲食店に気づ
             く。コロナ禍のときは、人と
             の接触がないフードデリバリ
             ーが大流行した。あるいは、
             1人で入店でき、黙食が可能
             な店が求められた。そこで、
             これまで利用したことのな
             かった店やチェーンを経験
             した人たちが多かったはず
             だ。
             坂口孝則 コンサル
             (今回新連載です)



             クマ型チョコ大人気  new
             その戦略 最終菓子  24
             キャラクター好きの日本
             さらに、日本の特性として
             は今回述べてきたように、
             「キャラクター好き」も加
             わる。カカオサンパカのベ
             ア型チョコレートに見られ
             るようなキャラクター性が
             さらに発展していくのか否
             かを含め、ブランドとして
             どのような特徴を発揮して
             いくのか、今後の展開が興
             味深い。
             (今回最終回です)

             クマ型チョコ大人気  
             その戦略  連載  23
              日本は特殊な市場

             日本は贈答文化が発達して
             おり、またチョコレートの
             イベントとして、バレンタ
             インデーの盛り上がりは
              界的にも珍しい。さらに
              新しいものが好きで次々
              と新商品を求める特性が
               ある。田村氏によると、
               こうした日本の特殊な市
              場にスペイン本社も期
              待し、注力していると
               ころだそうだ。
               (次回最終回です)



             クマ型チョコ大人気 
             その戦略  連載  22
             日本の声とのコラボ商品
             一方今回紹介したカカオサ
             ンパカは、それまでほとん
             ど知られていなかったとい
             うところで、珍しいタイプ
             の海外ブランドと言えるだ
             ろう。また日本の声を商品
             開発に生かし、いわばコラ
             ボのような商品を生み出し
             ているのも面白い。
             (次回に続く)

              クマ型チョコ大人気  
             その戦略  連載  21
             ゴディバとデメル
             海外のチョコレートブラン
             ドと言えばまず1994年に日
             本法人ができたゴディバ(
             国内約300店舗)や、同じ
             く1988年のデメル(24店
             舗)が思い浮かぶ。本国
             での歴史が長く、日本で
             も上陸前に知名度が上が
             っていた印象がある。
             (次回に続く)

              クマ型チョコ大人気  
             その戦略  連載  20
             国内3店舗の店頭売を要に

             店頭の声を今後も大事にす
             るために、国内3店舗の店
             頭売りを要にしながら、EC
             やセレクトショップなどへ
             の卸売りで認知度や売り上
             げを高めていく方針のよ
             うだ。

贈答文化が発達した日本の市場に合わせ、生菓子から賞味
期限が長めの焼き菓子まで、幅広くそろえる(撮影:今井康一)

             (次回に続く)

             クマ型チョコ大人気  
             その戦略  連載  19
             FC展開考えていない
             このようにブランドとして
             の訴求力が高い同社に対し
             ては、FCの打診もよく寄せ
             られるが、FCによる多店舗
             展開は考えていないという
             。テイスティングなどを通
             じて客の声をダイレクトに
             取り入れられる店舗は、同
             社にとって重要な顧客との
             接点だからだ。
             (次回に続く)

             クマ型チョコ大人気  
             その戦略  連載  18
             表情はニヒル

            ニヒルな表情は、ちょっと大
             人好みのテイストとも見え
             る。これは筆者の想像だが
            、子どもだけでなく大人もキ
             ャラクターや可愛いものが
             好きな、日本の国民性に合
             わせてのことなのではない
             だろうか。際、同ブランド
             の客層は、立地がオフィス
             街というのもあって、30代
             から50代オフィスワーカー
             が中心。経営層クラスも、
             手土産のためによく利用す
             るそうだ。なお、丸の内は
             ショッピング街でもあるの
             で、休日はファミリー層も
             訪れる。
             (次回に続く)



             クマ型チョコ大人気  
             その戦略  連載  17
             日本の声入れて小型ペア
             もとは2017年に本国で開
             発された商品で、大きな
             タイプのみだったが、コ
             ロナ禍、日本の声を取り
             入れて、小型のベアが開
             発された。よく見ると右
             手を上げており、しかも
             男の子のペタは吊り目で、
             ちょっとニヒルな笑みを
             浮かべている。右手を挙
             げているのは、コミュニ
             ケーションが難しくなっ
             たコロナ禍、「Hola!」
             (スペイン語で「やあ!
             」)という挨拶の気持ち
             を大事にしたいという気
             持ちを込めたのだそうだ。
             (次回に続く)

             クマ型チョコ大人気  
             その戦略  連載  16 
             型作りも難しいい
             「特殊な型にチョコレー
             トを流して作りますが、
             まず型を作るのも難し
             いでしょう。型は何度
             か使うと劣化するので、
             都度作り直します。ま
             たチョコレートを流し
             込み、最後に外すのも
             修練が必要で、専属の
             職人が行っています」
             (田村氏)
              (次回に続く)

             クマ型チョコ大人気  
             その戦略  連載  15 
              客の声を生かす商品開発

             もう一つ大切にしている
             のが、客の声を生かした
             商品開発だという。日本
             オリジナル商品だけでな
             く、スペイン本社での商
             品開発にもそれらの声は
             生かされているそうだ。
             具体的に日本の意見が反   
             映された商品が、冒頭に
             も紹介したベア型のチョ
             コレート。ファンシーで
             、子ども向けにも見える
              商品なのだが、実は高い
              技術が使われており、お
              いそれと真似できない
             そう。
             (次回に続く)



             クマ型チョコ大人気  
             その戦略  連載  14
             チョコレート文化発信重要

             そうした商品開発で大事に
             しているのがチョコレート
             文化の発信だそうだ。つ
             まり、生菓子や焼き菓子で
             あっても、スペインで作ら
             れたクーベルチュールチョ
             コレートを用い、本格的な
             チョコレートのおいしさを
             伝える商品づくりをしてい
             るという。すべてを合わせ
             ると、100種類は扱っている
             そうだ。

日本の顧客の声を取り入れた小型のベア。向かい合わせだと
お互いに挨拶を交わし合う様子になる。頭からかじるのでは
なく、ホットミルクに投入しお風呂に入れてあげるようにし
てホットチョコレートとして飲むのがおすすめだそうだ
(撮影:今井康一)
             ’次回に続く)



            クマ型チョコ大人気  
            その戦略  連載  13
            様々な用途開発
            の他、店舗ではボンボンチ
            ョコレート、ロールケーキ
            やシュークリームなどの生
            菓子、マドレーヌ等のほか、
            賞味期限の長い焼き菓子
            など幅広く扱っている。
            これらも日本オリジナル
            の商品。日本ではとくに手
            土産や贈答の文化が発達し
            ていることから、さまざま
            な用途に合わせて開発し
            ているのだという。
             (次回に続く)

            クマ型チョコ大人気  
            その戦略  連載  12
            ビターで上品

            カカオ100%のチョコレー
            ト「エクアドル カカオ
            100%」(税込1836円)
             とショコヌスコ(税込
             2700円)も試しにテイ
             スティングさせてもら
             った。前者は今までに
              食べた中で最もビター
              なチョコレートだが、
             木の実の風味や植物
              性の油脂の香りがあり
           、カカオ率の高いチョコ
             レートにありがちなえ
            ぐみなどはなかった。
             後者は一言でいえば、
             バランスが良いチョ
             コレート。まろやかで、
              上品な味だ。田村氏に
              よれば、「コーヒー、
             紅茶、お酒、いろいろ
             な飲み物に合わせられ
             る」とのことだ。
             (次回に続く))



            クマ型チョコ大人気  
            その戦略  連載  11
            テイスティングしてみる

            筆者も試しにテイスティン
            グをさせてもらった。店舗
            のスタッフの質問に答えな
            がら、ミルクチョコレート
            かビターチョコか、ナッツ
            系かベリー系か、という風
            に絞り込んでいく。好みに
            応じて都度、1cm角ほどの
            チョコレートを勧められる
            が、噛んではいけない。舌
            の上で溶けていくままにし
            て、よく味わいを確かめる。
            自分のイメージと違う場合
            別のチョコレートを出し
            てもらうというようにして
            好きなチョコレートを選
            ぶのだ。筆者が選んだの
            はビターのベリー系。あ
            くまで自分なりの印象だ
            が、より素材に近い味わ
            いに思えた。
            (次回に続く)



            クマ型チョコ大人気  
            その戦略  連載  10
            40種類の板チョコの味見が

                                           しかし同ブランドの真の看
                                           板商品は、「ラジョラス」
                                           と呼ばれる板チョコレート
                                            だ。ショーケースには、
                                            世界各地から取り寄せたカ
                                            カオを原料とする、40種類
                                            のチョコレートが並ぶ。そ
                                             の中には、先述の「ショコ
                                             ヌスコ」や、カカオ含有率
                                             100%の超ビターなチョコ
                                              レートも。して同ブランド
                                              の大きな特徴が、テイス
                                              ティングで味の好みを確
                                              かめながら、最適なチョコ
                                              レートを選べることだ。
                                              (j次回に続く)



            クマ型チョコ大人気  
            その戦略  連載  9
            コロナ禍ECサイトで売上

            同社は5年ほど前からEC
            を開始しており、コロナ
            禍では店頭や催事の売り
              上げが落ち込む一方でEC
            が伸びた。現在は催事な
            ども再開されたことに加
            え、インバウンド需要で
           、前年120%超、コロナ前も
            超えた売上高となってい
             る。インバウンドに人気
            というソフトクリームは
            大きく貢献していそうだ。

 

                                             (次回に続く)

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