飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

4.売りUP作業計画 72

2024-10-18 08:46:32 | 売上50%UP作業計画。

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       し茶漬けえん「620円朝食」
               の凄さ     連載   21
       朝は男性夜は女性が多い

       私が店に滞在した間に、お茶漬けを食
       べていたのは全員が男性でした。女性
       もやってくるのですが、「お茶漬けを
       食べるのかな?」と思ったら、揃いも
       揃ってテイクアウトのおにぎりを買っ
       て去っていきます。以前から「だし茶
       漬け えん」を、朝食も夕食にもちょこ
       ちょこ利用しているのですが、朝はい
       つも男性客が多めで、夜は女性客が多
       めです。これって大変興味深い。
       (次回に続く)




       し茶漬けえん「620円朝食」
               の凄さ     連載   20
       回転率は高め

       筆者が今回訪問した店舗は、山手線の駅
       直結の地下街にあります。細長い空間の
       左右にカウンターが1列ずつ配置された
       15席ほどの小さなお店ながら、朝から5
       人ほどの利用者がいました。椅子は背も
       たれなしの丸椅子で、それぞれが2席から
       3席とばしで座り、黙々と食べています。
       新しい客がやってきて、1人が券売機前に
       立つと、誰かが席を立つというループが
       繰り返され、回転率はかなり高め。
       (次回に続く)




        し茶漬けえん「620円朝食」
                の凄さ     連載   19
        軽食ながらこちそう感がある

        だけど、「だし茶漬け えん」は、極上
        のだしで食べることで、軽食でありな
        がらごちそう感があります。お馴染み
        のお茶漬けというスタイルであり、注
        文したらあっという間に出てくるけれ
        ど、家庭ではとてもじゃないけど真似
        できない深みのあるだしは、わざわざ
        訪れて食べたくなる味です。
        (次回に続く)




         し茶漬けえん「620円朝食」
                 の凄さ     連載   18
         お手軽な存在

         自宅で食べるお茶漬けって、余っ
         たご飯に冷蔵庫にある漬物なり梅
         干しなり、鮭フレークなりを乗せ
         て(もしくはお茶漬けの素をかけて
         )、お茶をかけて食べるという、「
         料理と言うのもおこがましいのでは
         ?」というぐらいのお手軽な存在。
         (次回に続く)

         
         し茶漬けえん「620円朝食」
                 の凄さ     連載   17
         湯葉は豆腐を作る過程から    
         湯葉は豆腐を作る過程で豆乳を煮
         た時に、表面にできる薄皮をすく
         い取ったもので、しっとりと柔ら
         かく、口の中に入れるやいなや、
         ホロホロとほどけていきます。味
         は非常に淡白で「言われてみれば
         確かに豆腐っぽい味がするな」と
         いう程度。つまりは湯葉に、山椒
         ちりめんの旨みがたっぷりと染み
         込んでいます。

だし茶漬け えん
夏野菜がたっぷり入った山形だしは、おくらのと
ろみがついて食べやすい(筆者撮影)

         だしをかけて、かき混ぜて一緒に
         掻き込めば、相乗効果でますま
         すおいしい。
         (次回に続く)



         し茶漬けえん「620円朝食」
                 の凄さ     連載   16
         ちりめんじゃこがご飯に合う

         ちりめん山椒は、うってかわって
         お上品。繊細な湯葉を香り高い山
         椒ちりめんで煮ています。山椒の
         ピリッとした辛味と爽やかで深い
         清涼感と、小さめサイズのちりめ
         んじゃこの塩気と、カリカリとし
         た香ばしさは、ご飯を格上げして
         くれるおいしさ。
         (次回に続く)


         し茶漬けえん「620円朝食」
                 の凄さ     連載   15
         2連小鉢がさっぱりとうまい

         ご飯の友として愛されている、山形
         だしと湯葉ちりめんを、まずは別々
         にパクリ。山形だしはきゅうりがシ
         ャキシャキ、おくらがとろり、食感
         が楽しい。夏野菜特有の青い味わい
         がさっぱりとおいしい大地の味。

だし茶漬け えん
2連小鉢にはきゅうりの漬物と、ひじきの煮物(筆者撮影)

                         (j次回に続く)


       し茶漬けえん「620円朝食」
               の凄さ     連載   14
       山形の夏野菜京都の湯葉佃煮
       をせて食べるぜいたく品

       山形だしは山形県の郷土料理で、夏
       野菜を細かく刻んで和えたもの。「
       だし茶漬け えん」では、おくら、き
       ゅうり、青菜、枝豆などが入ってい
       ます。

だし茶漬け えん
左が山形の郷土料理だし、右が京都名物の湯葉ちりめんの佃煮
(筆者撮影)

      湯葉ちりめんは、生湯葉とちりめん
      山椒の炊き合わせで、京都の佃煮屋
      さんでは定番です。つまりは、ホカ
      ホカごはんの上に山形と京都の名物
      料理を乗せて、東京で食べる。なん
      だかとても贅沢です。
      (次回に続く)




      し茶漬けえん「620円朝食」
              の凄さ     連載   13
      国産米意を固めに炊く

      ご飯は国産米を使用し、だし茶漬け
      に合うように粘り気の少ないものを
      選んでいるそう。硬めに炊いてある
      のでだしをかけても、ふやけにくく
      、最後までサラっと食べられます。
      (次回に続く)


      し茶漬けえん「620円朝食」
              の凄さ     連載   12
      食べ方の工夫

      急須を傾けると、だしの香りがふわ
      り。「だし茶漬け えん」のだしは、
      昆布・いりこ・かつおという定番の
      和風だしに、鶏がらスープをブレン
      ドしたオリジナルです。私流の美味
      しく食べるコツは、だしを少しずつ
      注ぐこと。急須の中には熱いだしが
      入っているので、だし茶漬けがぬる
      くなる頃に継ぎ足し継ぎ足しで食べ
      進めることで、最後まで冷めること
      なく完食できます。
      (次回に続く)



   
      し茶漬けえん「620円朝食」
              の凄さ     連載   11
      お椀のサイズ絶妙
      お茶漬け専用のお椀は、丼鉢より小さ
      めで、ご飯茶碗よりも大きめな絶妙サ
      イズ。だしをたっぷり注いでもこぼれ
      ないように、深めになっています。ご
       はんの上には山形だしと湯葉ちりめん
      がたっぷり乗っています。そこに、
      急須のだしを注いでいただきます。
      (次回に続く)


      だし茶漬けえん「620円朝食」
              の凄さ     連載   10
      山形だしと湯葉ちりめんのだし茶漬
      けモーニング620円(ごはんは大盛り

      山形だしと湯葉ちりめんのだし茶漬けモ
      ーニングは税込620円。「だし茶漬け え
      ん」のモーニングは、木製のトレイにト
      ッピングが乗ったごはん、だしの入った
      急須、2連小鉢が行儀良く並んだ状態で
      提供されます。

だし茶漬け えん
山形だしと湯葉ちりめんのだし茶漬けモーニング
620円(ごはんは大盛り)(筆者撮影)

      (次回に続く)


      だし茶漬けえん「620円朝食」
              の凄さ     連載   9
      グランドメニューはお得感

      税込620円の3メニューは、グラ
      ンドメニューで税込860円で販
      売しています。その価格差は24
      0円。グランドメニューの方が
      モーニングよりも小鉢が1品
      多いのですが、それでもかなり
      お得な印象です。
      (次回に続く)


      だし茶漬けえん「620円朝食」
              の凄さ     連載   8
      ごはんの量同価格で3種類

      同じ価格でごはんの量が、小盛り(約
      150g)・普通盛り(約180g)・大盛り
      (約280g)から選べ、出汁は無料でお
      かわりできます。

だし茶漬け えん
ごはんの量は3種類。個人的には普通盛りでは物足り
ず、大盛りはかなり多いので、どちらにするか悩み
どころ(筆者撮影)

      (次回に続く)

       だし茶漬けえん「620円朝食」
              の凄さ     連載   7
      えんのモーニング

     「だし茶漬け えん」のモーニング
     の提供時間は開店から朝10時まで
     です。一部店舗(駅構内の店舗が
     中心)で販売しています。モーニ
     ングの種類は4種類で、いずれも
     だし茶漬け・小鉢1品・お漬物が
     セットになっています。

     ・蒸し鶏と青菜 税込620円
     ・焼き鮭とごま昆布 税込680円
     ・釜揚げしらすと南高梅 税込620円
     ・山形だしと湯葉ちりめん 税込620円

      (次回に続く)


       だし茶漬けえん「620円朝食」
             の凄さ     連載   6
     「えん」グループ40店一等地戦略

     さらに系列店で「和食 えん」、「肉う
     どん・肉どうふ えん」「和食屋の惣菜
     えん」など「えん」と名の付くお店は
     合計40店舗以上。いずれも駅・デパ地
     下など、抜群の立地ばかり。明確な戦
     略を感じさせます。
     (次回に続く)


     だし茶漬けえん「620円朝食」
             の凄さ     連載   5
     全国の都市部に出店

     だし茶漬け えん」は、東京都内の主要
     駅やショッピングモールを中心に展開
     しつつ、大阪・京都・静岡・仙台・名
     古屋・札幌・福岡など日本全国の都市
     部にも出店しているため「食べたこと
     がある」「知っている」という方は多
     いのではないでしょうか?

だし茶漬け えん
だし茶漬け えんは、おぼんdeごはんなども運営する和食に
特化した飲食チェーン株式会社ビー・ワイ・オーが手がけ
る(筆者撮影)

    (次回に続くf)


    だし茶漬けえん「620円朝食」
            の凄さ     連載   4
    26店舗展開

   「だし茶漬け えん」の店舗数は
   26店舗。手がけているのは「お
   ぼんdeごはん」などの和食に特
   化した飲食チェーンを展開する
   「株式会社ビー・ワイ・オー」。

   だし茶漬けえん「620円朝食」
           の凄さ     連載    3
   茶漬けは朝食にピッタリ

   今回モーニングをご紹介するのは
   「だし茶漬け えん」。和食のファ
   ストフード店というと牛丼チェー
   ンが代表的ですが、考えてみれば
   、お茶漬けも日本のファストフー
   ド。身近さで言えばソウルフード
   と言っても過言ではありません。
   調理時間が短いので提供が早く、
   忙しい朝時間でも利用でき、サ
   ラっと食べられるので、食欲の
   ない朝にうってつけです。
   (次回に続く)



   だし茶漬けえん「620円朝食」
           の凄さ     連載    2
    どの店も朝食コスパと魅力がある

   ハンバーガーショップや、カフェ、
   ファミリーレストラン、牛丼チェ
   ーンなど、さまざまな飲食チェー
   ンが提供する朝限定メニュー。
    集客の弱い時間帯である午前中
   の売り上げを強化すべく、朝の
   数時間だけ提供される限定メニ
   ューの数々は、コスパ抜群かつ
   店の特色が強く表れ、どれも魅力
   にあふれています。
   (次回に続く)




   だし茶漬けえん「620円朝食」
           の凄さ    新連載    Ⅰ

   喫茶店やレストランが、朝の時間
   帯にドリンクやトーストなどのメ
   ニューを割安価格で提供するモー
   ニングサービス。名古屋の喫茶店
   が始めた文化とされていますが、
   最近では大手外食チェーンも数多
   く提供しています。そんなチェー
   ン店の外食モーニングをこよなく
   愛するライター・ブロガー、大木
   奈ハル子さんがお届けする本連載
   。第93回となる今回、訪れたのは
   「だし茶漬け えん」です。
   大木奈ハル子 ブロガー
   (今回信連っさいです)



  
   負債2億円の「町の弁当や」を
    17年商8億円に  最終回 26
   現状の把握と目的意識が必須

   デジタル技術の活用が経済活動の一
   助になることに疑いの余地はない。
   ただ、アナログも含めて適切なツ
   ールを選択することや、その効果
   を最大化するためには、上間氏の
   ように自社の詳細な現状把握や目
   的意識を明確に持つことが前提と
   なる。それは、デジタル技術がど
   れだけ進化しても変わらない経営
   の本質なのだろう。
   (今回最終回です

   
   負債2億円の「町の弁当や」を
      17年商8億円に   連載 25
   課題を低コスト解決するために集中

   「DXとはなんぞや、という話の中で
   『DXとデジタイゼーションの意味は
   違います』という言葉遊びのような
   話をする人もいますが、本当に明日
   生きるか死ぬかという状況の人にと
   っては、その違いは小さな話なんで
   す。根本にあるのは問題解決へのモ
   チベーション。目の前にある課題を
   低コストで解決するための最善の方
   法を選択し、集中的に実行すること
   が、経営における大事な視点だと思
   います」
   (次回最終回です)

      
    負債2億円の「町の弁当や」を
      17年商8億円に   連載 24
    どん底からスタートした経営

    必ずしもデジタルの手段にこだわっ
    ているわけではないというわけだ。
    原資が乏しかった頃、自ら作った
    チラシを足を使ってポスティング
    したり、発泡スチロールを切り取
    って宣伝文字を作成したりした前
    出のエピソードからも伝わるだろ
    う。どん底からスタートした経営
    者人生だったからこそ、こう思う。
    (次回に続く)

    負債2億円の「町の弁当や」を
      17年商8億円に   連載 23
    課題を一番安く解決している

    さまざまな業界でDXが叫ばれる昨今
    。上間氏も管理会計を追究するため
    に独自システムを進化させ続け、
    自社の経営状況に対する解像度を上
    げてより適切な「選択」と「集中」
    を行ってきた。結果、業務の効率化
    や市場競争力を高めることに成功し
    た。ただ、自身にとってのデジタル
    技術はあくまで「道具」の一つでし
    かない。「課題にぶつかった時に一
    番安いコストで解決している、とい
    うのが自分の感覚です」と説明する。
    (次回に続く)



     負債2億円の「町の弁当や」を
      17年商8億円に   連載  22
     藤堂環境の改善実現

     業績の向上は社員12人の待遇にも反
     映され、初任給は月28万円。10年前
     まで300万円ほどだった平均年収は、
     400万円を超えた。以前は月6日のみ
     だった休みは週休2日となり、月の残
     業は20時間もない。パート社員を含
     め、有給も取りやすい労働環境を実
     現している。
     (次回に続く)


     負債2億円の「町の弁当や」を
      17年商8億円に   連載  21
     お客様に納得してもらうために

     一方、上間氏が継いだ時点で1つ50円と
     破格の安さだったエビ天ぷらは、今
     は150円。この間、全体の原価率は段
     階的に12%下げた。もともとの原価率
     ではあまりに薄利だったことに加え、
     原材料価格の高騰の煽りも受けてい
     るとはいえ、消費者からすれば大き
     な値上げであることに変わりはない
     。「何を持ってお客さんに納得して
     もらえるかを考えないといけない」
     と社員全員で向き合い、おいしさの
     追究やホスピタリティの向上にも日
     々取り組む。
     (次回に続く)


     負債2億円の「町の弁当や」を
      17年商8億円に   連載  20
     数字から判断する

     管理会計を追究し、キャッシュフロー
     を詳細に把握することは「組織の中に
     神経を通していくこと」と表現する上
     間氏。「右手が痛いとか肩に異常があ
     るとか、人体構造と同じです。経営の
     どの部分で何が起きているかを数字が
     全て教えてくれる」。だからこそ、脳
     の役割を担う経営者がより適切な意思
     決定をできるというわけだ。
     (次回に続く)



     負債2億円の「町の弁当や」を
      17年商8億円に   連載  19
     変化に対応して今年最高益上げる
     「状況が変わっていることがすぐに分か
     るので、軌道修正がしやすいです。昨年
     はインフレのペースが早すぎて、3カ月
     に1回くらい値上げした商品もあります。
     数字をリアルタイムで把握し、その都度
     価格に反映させていったことで、今年3月
     の決算における利益は過去最高となりま
     した」
     (次回に続く)

     負債2億円の「町の弁当や」を
      17年商8億円に   連載  18
      経費の計画と実費の差がなくなった

     独自システムの開発に取り組んで10年。
     年間を通した需要動向をほぼ把握し、経
     費の年間計画と実際の額とのズレは毎期
     、上下2%ほどに収まるという。 今や
     小麦粉や中の具材など、天ぷら一つずつ
     の原価も瞬時にはじき出すことができる。
     近年、さまざまな原料価格が高騰する中
     、スピード感を持って適切な経営判断を
     する上で貴重な数字だ。
     (次回に続く)




     負債2億円の「町の弁当や」を
      17年商8億円に   連載  17
     全般に管理が向上し予測ができるよう

     さらにPOSレジの委託開発にも取り組み、
     各店に導入したことで顧客の購買傾向や
     来店データの収集、解析が加速。管理会
     計を突き詰めるために週に1回は棚卸作業
     をし、同じシステム内で在庫管理もしてい
     るため、週次のPLが作成できる。雨の日は
     事業者の仕事が少し落ち着くから、差し入
     れで天ぷらを大量買いする人が多い。かき
     氷は真夏の時期より気温が上がり始めたタ
     イミングの方が、消費者がより暑さを感じ
     るからよく売れる。繁忙期の人員配置の精
     度も上がった
     (次回に続く)




      負債2億円の「町の弁当や」を
       年商8億円に   連載  16 
      受注システム導入で作業効率数倍UP

      まず手を付けたのは受注システムの導
      入だ。各店舗に設置したパソコンで注
      文を受け付け、統一のシステムで一括
      管理する。例えば、オードブルや折詰、
      弁当など各注文の中にそれぞれ唐揚げ
      が入っているとする。個数はまばらだ。
      それらをシステム上で統合し、何時ま
      でに、何個の唐揚げを揚げる必要があ
      るかという指示書が作成される。工場
      の職員がPCで確認して製造作業に入る
      ため、作業効率が格段に上がった。
      (次回に続く)



     
      負債2億円の「町の弁当や」を
       年商8億円に   連載  15  
      粗利をコントロールする会計

      次に着手した独自システムの構築が、
      現在に至る上間沖縄天ぷら店の繁栄
      の礎を築く根幹をなす取り組みとな
      る。キーワードは、業績の評価や経
      営の意思決定をする上で重要な「管
      理会計」だ。「デジタルツールの導
      入や投資に求められることは、固定
      費の削減か粗利の向上のいずれかで
      すが、私は粗利をコントロールする
      管理会計をやりたいと思ったんです
      。専門書を読むなどして勉強しなが
      ら、利益を最大化するための会計を
      学びました」
      (次回に続く)



      負債2億円の「町の弁当や」を
       年商8億円に   連載  14
      8店舗になりオードブの注文も

      並行して多店舗化も進めた。継承時
      は1店舗のみだったが、今は8店舗を
      運営する。さらにカタログを作って
      一般家庭にポスティングすると、こ
      ちらもオードブルなどの大量注文が増
      加。親族が集まる頻度が高い県民の習
      慣にマッチし、多くの需要を獲得した
      (次回に続く)

      負債2億円の「町の弁当や」を
        年商8億円に   連載  13
      B2Bの販売で成長

      「今でも覚えていますが、店頭にも
      発泡スチロールを切り抜いた大きな
      文字で『重箱・オードブルやってま
      す』と貼っていました。看板屋に製
      作をお願いするお金もないので。そ
      の甲斐(かい)もあって、徐々にB2
      Bの販路が増えていきました」葬儀
      屋だけにとどまらず、企業の会議や
      イベント運営、修学旅行など大量に
       折詰、弁当が必要になる場面での需
      要が増加。B2Bの売上高は、現在も
      全体の4割を占めるまでに成長した。
      (次回に続く)




       負債2億円の「町の弁当や」を
        年商8億円に   連載  12
       折詰のチラシが葬儀屋で大当たり

       当時、対外的に折詰を売り込んでいた
       わけではなかったが、店頭に並べてい
       る天ぷらやいなり寿司、かまぼこなど
       をセットにすれば十分に折詰として販
       売できる。実際、それまでも両親は注
       文を受ければ対応はしていた。沖縄は
       今でも親族のつながりが深い地域なた
       め、葬儀に集まる人の数が多い。自前
       のデジタルカメラで折詰の写真を撮り
       、エクセルで作ったチラシを他の葬儀
       屋にも配ると、これが当たった。
       (次回に続く9

       負債2億円の「町の弁当や」を
        年商8億円に   連載  11
       近所の葬儀屋に注目

       目を付けたのは、店舗の近隣にいくつ
       かある葬儀屋だった。よく弁当を買い
       に来る黒い服を着た職員と雑談してい
       ると、葬儀屋には1日に500~1000人も
       の人が来るという。そこで聞いてみた。
       「折詰とか売れるんですか?」──返
       事はYESだった。
       (次回に続く)




       負債2億円の「町の弁当や」を
        年商8億円に   連載  10
       販路の拡大が必須と再確認

       天ぷらや弁当に入れるメニューは一度に
       作る量が増えたとしても、作業にかかる
       時間や必要な人員はほぼ変わらないとい
       う。もちろん材料費は膨らむが、販路さ
       え確保できれば新たな投資をせずに売り
       上げを伸ばすことができるのだ。


オードブルや折詰、重箱など大量注文に対応する
       (次回に続く)



      負債2億円の「町の弁当や」を
       年商8億円に   連載  9
      工場などの顧客開拓に全力挙げる

      お金の流れを把握して、(2)の資
      金繰りを考えた上で明確になった
      ことは、経営を安定させるために
      は(3)の売り上げ拡大が必須と
      いうことだった。「資金繰りだけ
      をやっていても結局お金は足りな
      いから、潰れるのを先延ばしにし
      ているだけ。だから根本的にお金
      を増やさないといけない。継いだ
      時点での初期装備として、まだ製
      造能力に大きな余力がある新しい
      工場があったので、少しでも販路
      を増やし、工場の稼働率を上げる
      ことが肝だと気付きました」
      (次回に続く)




      負債2億円の「町の弁当や」を
       年商8億円に   連載  8
      パソコンで帳簿管理始める
      電機店に行き、数万円で中古の
      小型ノートパソコンを購入。エ
      クセルを入れて自ら帳簿を付け
      、月次のPL(損益計算書)を作
      る作業から始めた。現代の感覚
      からすると初歩的なデジタル技
      術の活用事例かもしれないが、
      デジタル技術とは無縁だったそ
      れまでの上間沖縄天ぷら店にと
      っては、その先の段階となるDX
      の芽生えとも言える大きな一歩
      だった。
      (次回に続く)


      負債2億円の「町の弁当や」を
       年商8億円に   連載  7
      脱出のための3軸を走る

     「このまま行くと、半年後に潰れる
      ことが分かりました」
      まずは窮地を脱する必要がある。
      そのために上間氏は、以下の3軸
      を同時に走らせた。

     (1)現状把握のための会計管理

     (2)資金繰り

     (3)売り上げの拡大
      (次回に続く)




     負債2億円の「町の弁当や」を
      年商8億円に   連載  6
     金の流れが分からない

     寝耳に水だった。緊急の家族会議を
     経て、上間氏は再建に向けて大学
     卒業と同時に正式に家業を継ぐこ
     とを決意。経営の健全化を図る意
     味も込めて法人化し、2009年5月
     に2代目社長に就いて再スタート
     を切った。内部に入ってまず驚い
     たのは、収支状況を把握できてい
     ないことだった。商品の原価は
     いくらで、売り上げはいくらな
     のか。「レシートや領収書も捨
     てていたので、お金の流れが見
     えませんでした」。銀行口座を
     確認すると、残っている現金は
     300万円ほど。材料の仕入れ額
     や日々の売り上げを手計算では
     じき出すと、驚愕の事実を突き
     付けられた。
     (次回に続く)



      負債2億円の「町の弁当や」を
      年商8億円に   連載  5
      税金の追徴と負債で大変だった

     しかし、減価率を考慮しないサービ
     スで儲(もう)けはほとんどなし。
     さらに上間氏が東京の大学で経営学
     を学んでいた2008年、身の丈に合わ
     ない設備投資で巨額の負債を抱える
     ことになる。「僕が大学4年生の時、
     まだ家業を継ぐかはっきりと決めて
     はいなかったのですが、その前提
     で両親が店舗裏に新しい工場の建
     設を始めたんです。その設備投資
     が1億2000万円。額が大きかった
     こともあって税務調査が入り、
     さらに8000万円の追徴課税を課
     せられて2億円の借金を抱えるこ
     とになりました」
     (次回に続く)




      負債2億円の「町の弁当や」を
       年商8億円に   連載  4 
      魚のきれはしの天ぷらが大ヒット

      上間沖縄天ぷら店は、上間氏の祖
      父母が市内にあるゴヤ市場で開い
      た刺身屋がルーツ。魚の切れ端で
      天ぷらも出したところ、これがヒ
      ット商品となり、地域の人たちか
      ら「上間天ぷら」の愛称で親しま
      れた。親族がのれん分けをして同
      じ形態で店を出し、上間氏の両親
      も2002年に現在の本社がある場所
      に出店した。フワッとした衣に包
      まれた魚やエビなどの沖縄天ぷら、
      低価格でボリュームのある弁当も
      人気を集めた。
      (次回に続く)



  
       負債2億円の「町の弁当や」を
       年商8億円に   連載  3  
       デジタル活用チャレンジする
       その過程では、デジタル技術に
       よる経営革新も業績を伸ばす
       要因の一つとなった。知識を
       貪欲に取り入れながら、若き
       経営者として新たな取り組み
       に積極的に着手し、地域に愛
       された町の天ぷら・弁当屋を
       見事に再建した上間会長に話
       を聞いた。
       (次回に続く)


       負債2億円の「町の弁当や」を
       年商8億円に   連載  2   
       継承後今年3月4000万円の黒字に

       県民のソウルフードとして知ら
       れ、ダシの味が効いた柔らかい
       衣が特徴の沖縄天ぷらや弁当を
       販売する「上間沖縄天ぷら店」
       を8店舗展開し、冠婚葬祭や企
       業の会議など向けの折詰、重箱
       も受注販売している。上間氏が
       会社を継いだ時点ではまともな
       帳簿がなく、収支を把握するこ
       とすらままならない状態だった。
       そこから経営の健全化や規模拡
       大を進め、現在では年商8億円
       の企業に成長。今年3月の決算で
       は4000万円超の利益を上げ、社
       員の待遇も着実に向上している。
       (次回兄続く)




       負債2億円の「町の弁当や」を
       年商8億円に  新連載  Ⅰ

       社会に出ると同時に23歳で継い
       だ家業は、2億円もの巨大な負
       債を抱えていた──。「華麗に
       継いだというわけではなかった
       ですね」少し苦笑いを浮かべな
       がら、自らの人生の転機となっ                            
       た15年前の出来事を振り返るの
       は、沖縄県本島中部の沖縄市に
       本社を置く、株式会社上間の上
       間喜壽(うえま・よしかず)
       代表取締役会長だ。
       長篠真理  ITmedia
       (今回新連載です)


  
       小売業が「値下げ」以外で 
       売る方法   最終回   13
      三位一体で推進

      こうしたことを実現していくには
      「小売の価格戦略に強いコンサル
      会社」「小売のダイナミックプラ
      イシング実績を保有しているIT企
      業」「自社の戦略を多角的に考察
      できる人材(内部リソース)」、
      これらの三位一体を大前提に、外
      部を交えて共同プロジェクトとし
      て推進していくことが必要なので
      はないでしょうか。今後も価格戦
      略は小売業の最重要テーマの一つ
      です。ぜひ、各部門の重要商品の
      価格分析からスタートして現状を
      可視化することで、社内の動きを
      活発化させていくことを推奨いた
      します。
      (次回最終回です)

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4.売上UP作業計画 71

2024-07-31 08:34:11 | 売上50%UP作業計画。

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       小売業が「値下げ」以外で 
       売る方法    連載   12
      戦略的な考察とデジタル技
      術活用の両立

      小売業界ではダイナミックプライシ
      ングが大きな注目を集め、大手各
      社が取り組みを進めています。し
      かし、確実な手応えをつかめてい
      る企業はまだ少数というのが実情
      です。店舗という特性上、どうし
      てもテクノロジーだけで必要な事
      項を網羅できず、人的対応との融
      合が求められるとともに、自社独
      自の価格成功モデルを設計する高
      いスキルを要されるからです。値
      引きでしか売れない事態に陥らぬ
      よう、戦略的な考察とデジタル技
      術活用の両立を図らなくてはなり
      ません。
       (次回最終回です)


      小売業が「値下げ」以外で 
       売る方法    連載   11
      自社なりの価格ロジックを構築

      店舗スタッフに競合の価格を調査して
      もらっていては、日々の業務負荷が増
      大してしまい、運営面で課題が生じま
      す。他社のチラシデータを取得して比
      較しようにも、あくまで見られるのは   
      一部分であり、自社が比較したいカテ
      ゴリーや商品が欠落していることもあ
      ります。そこで、全店舗の商圏人口や
      人流データと、自社の販売データを分
      析し、低価格指数を店舗ごとに設定す
      るのが有用です。その上で各店舗でさ
      まざまな価格設定を行った結果を検証
      して、自社なりの価格ロジックを構築
      していくことが現実的な選択肢かもし
      れません。
      (次回に続く)



       小売業が「値下げ」以外で 
       売る方法    連載   10
       価格調査困難

       今回はアナログに調査をした、ほんの
       一部の店舗、かつ数少ない商品で
       比較をしました。小売業の経営におい
       て、こうした違いを全体に波及させる
       には、アナログな作業では物理的に不
       可能です。中でもどうやって競合の価
       格を調査するのか、その後の最適なア
       クション(価格設定など)をどのよう
       なロジックで組み立てるか、という
       点は最大の障壁となるでしょう。
       (次回に続く)

       小売業が「値下げ」以外で 
       売る方法    連載   9
       大阪と東京所得差が価格に反映

       また、今回調査したスーパーマーケッ
       トは東京と大阪で8.8%の価格差があり
       ました。東京と大阪の所得差は7.7%と
       いう厚生労働省の調査結果もあること
       から、このスーパーにおいては(あく
       まで今回調査した4商品についてです
       が)エリアの所得差に近い価格設定に
       なっているといえるでしょう。

       (次回に続く)


      小売業が「値下げ」以外で 
      売る方法    連載   8
      東京の店舗は価格が高い
      東京の店舗の方が若干価格を高く
      設定していることが分かりますが、
      これは大阪の店舗は周辺に競合店
      が多い半面、東京の店舗はコンビ
      ニ以外の競合店が少ないことが起
      因します。東京の店舗はタワーマ
      ンションの1階にあることからも、
      低価格より健康志向などの価値訴
       求が適する立地であるとも予想さ
      れます。
      (次回に続く)

      小売業が「値下げ」以外で 
      売る方法    連載   8
                      エリア 差別は

      エリア別差異も見てみましょう。
      今回調査した大阪と東京のコンビ
      ニでは、エリア別で特に価格差は
      ありませんでした。競合関係にあ
      るコンビニ2社間の価格も、調査
      した商品においては価格差はあり
      ません。ドラッグストアは、価格
      差こそなかったものの品ぞろえに
      差異がありました。スーパーマー
      ケットは品ぞろえも価格も差があ
      り、店舗ごとに設定を変えている
      ことが見てとれます。
      (次回に続く)




      小売業が「値下げ」以外で 
      売る方法    連載   8  
      人の考察とデジタルの融合

      新商品の発売時でも、これだけ
      価格や品ぞろえに差が生じてい
      ます。どの商品で価格勝負をし、
      どの商品では価値訴求を徹底す
      るのか、この判断は各社の戦略
      や店舗の立地、競合性などで大
      きく分かれるところなのです。
      デジタル技術を使い、いかに競
       合の価格把握ができたとしても
      、一概に「競合を下回れば良い」
      という単純な判断はできず、人 
      の考察とデジタルの融合が必須
      になるのではないでしょうか。
      (次回に続く)




      小売業が「値下げ」以外で 
      売る方法    連載    7
      コンビニキャンペーン中でも高い

      コンビニは新商品ということもあり、
      期間限定キャンペーンで特別価格を
      展開していました。しかし、キャン
      ペーン中の価格であっても全体の中
      で最も高い金額となっています。最
      安値の東京・銀座のドラッグストア
      では、コンビニのほぼ半額となる75
      円でした。都心部(東京都中央区)
      のミニスーパーで、健康関連飲料の
      新商品を取り扱っていないのも意外
      な結果です。
      (次回に続く)



  
      小売業が「値下げ」以外で 
      売る方法    連載    6
      トクホの飲料で比較

      次に特定保健用食品(トクホ)の飲料
      で、新商品を比較してみましょう。
      グラフは、東京と大阪のドラッグスト
      ア2店舗、東京の大型スーパーとミニ
      スーパー、さらに大阪のホームセンタ
      ーとコンビニ2店舗を比較したもので
      す。

      (次回に続く)

    
      小売業が「値下げ」以外で 
      売る方法    連載    5
      価格もバランスが重要
      ユーザー目線では安いことがお得感
      につながるかもしれませんが、売り
      手側は全商品を安くすることは困難
      であり、戦略的な考えが必要になる
      のです。例えば、ペットフードでも
      、コンビニとホームセンターがとも
      に取り扱っていますが、ホームセン
      ターの方が品ぞろえは豊富です。そ
      のため、競合する商品のみ低価格設
      定をし、他の商品では値下げをし過
      ぎず、全体の収益バランスを保持す
      る――というのは考えやすい例です。
      (次回に続く)


      小売業が「値下げ」以外で 
      売る方法    連載     4
      14~37%の価格差が発生
      わずか4商品を抽出して比較しただけ
      でも、14~37%の価格差が発生して
      います。知名度の高い大手メーカー
      のハンドソープについて、コンビニ
      では取り扱っている一方で、今回調
      査したスーパーマーケットでは取り
      扱いがありませんでした。このスー
      パーは目の前にホームセンターがあ
      るため、日用品でホームセンターと
      勝負せず、食品で徹底的に差別化を
      図っていることからハンドソープを
      品ぞろえしていなかったと予想でき
      ます。
      (次回に続く)


      小売業が「値下げ」以外で 
      売る方法    連載     3
      近隣店舗の価格比較

      まず、大阪と東京の店舗を例に、どの
      ような現状となっているかを見てみま
      しょう。次のグラフは、大阪府内の徒
      歩5分以内に隣接するスーパー・ドラッ
      グストア・ホームセンター・コンビニ
      の同一商品の価格を比較したものです。

     (次回に続く)


     小売業が「値下げ」以外で 
     売る方法    連載     2
     エリアによる価格設定の課題

     値上げ問題に注目が集まる以前から、
     小売業ではエリアや店舗による価格
     設定が課題となっていました。どの
     店も同じ品ぞろえや価格で提供する
     のではなく、店舗ごとの人口特性や
     ニーズに応じて柔軟に設定すること
     が必要ではないか、という議論です。
     もちろん今までも店舗ごとに価格が
     異なることはありました。しかし、
     デジタル技術が発展して消費も多様
     化した昨今、論理的かつ柔軟な価格
     設定が求められるようになっていま
     す。業態別で価格差も大きく、どの
     店舗で購入するのが最も安いのか、
     企業もユーザーも明確に把握でき
     ていない部分があるのではないで
     しょうか。
     (次回に続く)




     小売業が「値下げ」以外で 
     売る方法   新連載     1
     2023年は物流費や原価の高騰により
     、値上げが相次ぎました。帝国デー
     タバンクの調査によると、2023年に
     値上げした品目数は3万2396品目に
     ものぼるといいます。一方、2024年
     は2023年比で6割減のペースで推移
     していることもあり、値上げの傾向
     は一定の収まりを見せつつあります。
     佐久間健一 ITmedia
     (今回新連載です)


     大和証券データ活用で契約率
     2.7倍へ      最終回  13
     生成AIでビジネスを再度デザイン

     今後は生成AI活用に注力する方針だ。
     NISAや投資への興味関心の高まりと
     ともに、証券サービスも増えている。
     手数料無料のサービスなどは、同社
     にとっても大きな脅威になりうると
     いう。「生成AIによって、多くのこ
     とが“人がいなくても”完結できるよ
     うになってきた。今後は、デジタル
     マーケティングにおいて、生成AI活
     用を含めてビジネスを再度デザイ
     ンすることで、当社ならではの差
     別化要素を確固たるものにしてい
     きたい」(MISデータ管理部長・長
     谷川氏)
     (今回最終回です)




     大和証券データ活用で契約率
     2.7倍へ       連載   12
      DX人材の不足に全社的に取り組む

     「各本部がDXに取り組み、小さな成果
     を出したことが成功体験となり、DX推
     進における問題意識の醸成につながっ
     た。その結果、全社的にDX人材の不足
     に取り組むことになった際も、どの本
     部でも共通の課題認識を持つことがで
     きた」(デジタル推進部長・植田氏)
     (次回最終回です)




     大和証券データ活用で契約率
     2.7倍へ       連載   11
     全員が自分事化   

     「DX推進を始めた当初は、現場の従業
     員からは『デジタル、DXはシステム部
     門の仕事でしょ』というイメージを持
     たれていたが、全員が自分事化してい
     かねばならない
と感じていた。従業員
     のマインドを変化させる必要があった。
     現場からあがった課題に対して、シス
     テム部門がサポートをするという座組
     みで推進したからこそ、ツール導入な
     ども組織の新たな風土として根付かせ
     ることができた」(MISデータ管理部
     長・長谷川氏)
     (次回に続く)




     大和証券データ活用で契約率
     2.7倍へ       連載   10
     DX推進を自分事化が困難

     各本部、各従業員がDX推進を自分事化
     するためにはどうするべきか……。同社
     も頭を悩ませたという。さまざまな工夫
     をする中で、(1)「小さな成功体験」
     を重ねたこと、(2)社長を巻き込み、
     トップダウンで進めたこと──の2点が
     、特に大きく貢献した。まず、DXを推
     進するにあたり、本部ごとに「3年後に
     目指したい姿」と「具体的なアクショ
     ン」を決め、社長直轄の会議で取り組
     みの内容、進捗を発表したという。植
     田氏や長谷川氏の所属するデジタル推
     進室、MISデータ管理部は徹底的に各
     本部のサポートに回った。
     (次回に続く)



     大和証券データ活用で契約率
     2.7倍へ       連載   9
     文化の醸成が大変だった

     今でこそ成果が出ており、顧客満足度
     も従業員満足度も高いが、全社を挙げ
     たデータ活用、DX推進にはかなりの苦
     労があったという。同社では「環境・
     人材・文化」の3軸でDX推進に取り組
     んできた。「環境はツールの導入や整
     備、人材はDX人材の育成。そして文化
     は、みんなが働きやすく、『DX推進や
     ツール導入が正しいことなんだ』と全
     社員が思っている状態を目指すこと。
     この文化の醸成がすごく大変だった」
     (デジタル推進部長・植田信生氏)
      (次回に続く)




     大和証券データ活用で契約率
     2.7倍へ       連載   8 
     資産価値最大化

     同社は経営基本方針として「お客様の
     資産価値最大化」を掲げ、データを活
     用した的確な市場環境分析と、面談な
     ど密なコミュニケーションを通じた深
     い顧客理解の2軸を強化してきた。長
     谷川氏は「日経平均が過去最高値を記
     録したことにももちろん助けられては
     いるが、現在のNPSは過去最高まで向
     上した」と語る。

DX
NPSスコアの推移(大和証券公式Webサイトより)

    (次回に続く)


    大和証券データ活用で契約率
    2.7倍へ       連載   7  
    収益率改善のプレゼン、システム化

    このNPSスコアを向上させるためには、
    顧客の損益率を改善することが欠かせ
    ない。そのため、営業員は商品の運用
    状況を伝える場として顧客と定期的な
    面談を実施している。面談では、単に
    状況を伝えるだけでなく、顧客に損を
    させないために何ができるかをプレゼ
    ンする。面談は営業員が多忙な時も忘
    れないよう、システムで管理し、「必
    ずやること」として通知しているとい
    う。
     (次回に続く)




  大和証券データ活用で契約率
  2.7倍へ       連載   6
  NPS(Net Promoter Score

  NPS(Net Promoter Score、ネット・プロモ
  ーター・スコア)は、顧客ロイヤルティ、
  顧客の継続利用意向を知るための指標だ。
  顧客満足度に並ぶ新たな指標として昨今注
  目を集めている。

DXN
NPSとは大和証券公式Webサイトより)

   (次回に続く)


  大和証券データ活用で契約率
  2.7倍へ       連載   5
  新たな課題へ向けて

  データ活用によって成約率が向上し、
  収益アップに成功した一方で、同社
  は課題も感じていた。長谷川氏は「
  本質的な顧客ニーズや顧客満足と向
  き合えているのか、本当に顧客目線
  に沿った営業をできているのか、疑
  問が残っていた」と振り返る。そこ
  で同社は、顧客ロイヤルティを図る
 「NPS指標」を導入。成約率だけでな
  く、NPSスコアの向上を目標に置
  いた営業活動へと舵を切った。
   (次回に続く)



  大和証券データ活用で契約率
  2.7倍へ       連載   4
  ツール活用で営業マン満足度UP

  長谷川氏は「データ活用はあくまで底
  上げだ」と話す。証券会社は商品数が
  多く、必要な知識も多岐にわたる。年
  次や経験によってばらつきが生まれる
  営業員の知識やスキルを、ツール活用
  でサポートしている。れらのデータに
  ひも付く営業活動によって成約率は2.
  7倍
に成長。解約率も半減するなど収
  益に貢献した。また、ツール活用に対
  する営業員からの満足度も84%と非常
  に高い。
  (次回に続く)



  大和証券データ活用で契約率
  2.7倍へ       連載   3
  様々なデータをAIで分析する

  その他、Webサイトで投資信託の閲覧
  履歴がある人は購入の確率が高くなる
  ためさらに加点。他にも商品ごとの購
  入者データなどから年齢や性別、居住
  地などの傾向を考慮し、購入する確率
  が高い属性を持つ顧客に加点をしてい
  く──。このように、さまざまな要素
  から最も購入に近い顧客をAIで導き出
  している」(MISデータ管理部長・長
  谷川理氏)
  (次回に続く)




   大和証券データ活用で契約率
   2.7倍へ       連載   2
   購入実績を重視

   同社では、顧客のWeb上の行動デー
   タや残高情報、過去の取引実績、プ
   ロファイル情報、営業員によるC
   RMの記入情報……といった莫大
   なデータから「購入ニーズの高い
   顧客」を導き出し、効率的な営
   業活動を実現している。例えば、
   投資信託を売りたい場合は、こ
   れまでの購入実績が大きく関係
   するため、過去購入経験がある
   人に加点する
   (次回に続く)



   大和証券データ活用で契約率
   2.7倍へ      新連載   Ⅰ

   大和証券では営業活動におけるデータ
   活用を強化しており、成約率が2.7倍
   に成長するなど、売り上げを伸ばし
   ている。しかし、データをもとに「
   ニーズの高い顧客」を見極め、効率
   的な商品提案ができるようになった
   一方で、本当の顧客満足に向き合え
   ているのか、課題に感じていた。
   そんな中、同社は顧客ロイヤルティ
   を測る「NPS」指標を活用し、成約
   率だけでなく、顧客満足度を意識し
   た営業組織
に変革を遂げているとい
   う。
   大村果歩 ITmedia
   (今回新連載です)




    ドラッグストアーの卵は
   なぜ安い     最終回   20
   意思決定・機動力の速さ生かす

   高齢者はスマホを持たない」という
   空気感が、ここ数年で変わりました。
   都市部はその移り変わりの速さが顕
   著であり、高齢の方でもトレンドに
   敏感で新しいもの好きが多いです。
   キャッシュレス比率も6割を超えて
   いますし。トモズは都市部にドミ
   ナント出店しており、かつ展開規
   模が小さいからこそ施策を早く実
   行できます。こうした意思決定の
   速さと機動力の強みを生かしてい
   かなければならないと考えていま
   す。
   (今回最終菓子です)



    ドラッグストアーの卵は
   なぜ安い      連載   19
   一人一人のニーズに合わせる

   そうしたニーズのある顧客には、しっ
   かりと寄り添いアドバイスをします。
   一方で、プライバシーを重視する顧
   客もいるでしょう。そういった顧客
   には、押し付けにならないよう細心
   の注意を払い、一人一人にあった対
   応をしていきます。また、今は高齢
   の方でも多くの人がスマホを使って
   います。
   (次回最終回です)



   ドラッグストアーの卵は
   なぜ安い      連載   18
   
   サプリも概念の認知をしてもらう

   サプリメントなどについては、かかりつ
   けの概念を広く認知してもらえるよう、
   カウンセリングやアドバイスを行いた
   いと考えています。化粧品担当者や管
   理栄養士による、気軽な栄養相談など
   も提供できればと思います。
   (次回に続く)



    ドラッグストアーの卵は
    なぜ安い      連載   17
   かかりつけドラッグストア

   加えて、一人一人の顧客に合わせたサー
   ビスとご提案を強化したいと考えていま
   す。かかりつけのクリニックやかかりつ
   け薬局に加え、私たちは「かかりつけド
   ラッグストア」というコンセプトを推進
   しています。薬局としての基本的な役割
   である、薬の服用指導や薬をお渡しした
   後のフォローアップは当然重要です。一
   方で、薬を処方される方も化粧をしたり、
   予防医学的な取り組みを求めたりする場
   合もあります。
   (次回に続く)



    ドラッグストアーの卵は
    なぜ安い      連載   16
    専門性と利便性の追求

    ドラッグストアとしての専門性を高
    めることは重要ですが、同時に利便
    性の向上にも注力していく必要があ
    ります。例えば、インバウンド需要
    に対応するため免税対応を行ってい
    るなら、人気のあるインバウンド向
    けの商品も取り扱うべきです。過去
    には、ドラッグストアは健康関連商
    品を扱う「ヘルスケア」の場所と考
    えられていましたが、そうした認識
    は変わってきています。売れ筋商品
    はきちんと取り扱う必要がある、と
    考えています。
    (次回に続く)



    ドラッグストアーの卵は
    なぜ安い      連載   15
    卵で集客してわくわく感で売上UP

    卵単体では利益は出ていないと思い
    ます。お求めやすい価格にするのは
    集客という目的もありますし、卵単
     体では赤字でも、他に購入しても
    らう商品全体でしっかり黒字にして
     いくという考え方もあります。
    そして卵が安いと認識してもらえれ
    ば、週に1回は来てもらえるように
    なるかもしれません。こうした来店
    頻度を確保することで利益を出すパ
    ターンもあります。ただし、来店動
    機は卵だったとしても、来店してく
    れた時に何かしら衝動買いをしても
    らえるような、ワクワク感を生み出
    す工夫をしていかないと、そのうち
    卵しか買ってくれなくなってしまう(
    笑)。そういった現場の工夫はし続
    けなくてはならないと考えています。
    (次回に続く)



    ドラッグストアーの卵は
    なぜ安い      連載   14
    粗利率を1%改善

    格弾力性は季節やピークによって変わ
    ってくるのですが、かつては人間の経
    験と勘に頼っていました。商品ごとの
    価格と購買数の影響度合いをデータで
    可視化できたことで、ムダな値下げ価
    格の是正ができるようになりました。
    こうして価格弾力性に基づく適正価格 
    設定を徹底した結果、この2年間で粗
    利率を1ポイント以上改善できました。
    値上げによる効果ではなく、ムダな値
    下げをなくした効果なので、かなりのイ
    ンパクトだと考えています。
    (次回に続く)



    ドラッグストアーの卵は
    なぜ安い      連載   13
    価格弾力性

    「価格弾力性」という概念がありまし
    て、商品によって、価格を変動させた
    ときの売れ行きへの影響が全然違いま
    す。当社ではその影響度合いを5段階
    に分けています。つまり、価格変動に
    対して消費者が敏感に反応する商品に
    ついては、割り引き価格を打ち出した
    りチラシやクーポンで強く訴求したり
    する。一方で価格変動が購買数にそこ
     まで大きく影響しない商品は、適正
    価格で販売して利益を確保する――
    というように、価格弾力性を加味した
    価格設定を行ったり、キャンペーン
    施策を打ったりしています。
    (次回に続く)



     ドラッグストアーの卵は
     なぜ安い      連載   12

     グループの「サミット」と
     ポイントの相互利用の提案あ
     また、同じ住友商事グループである
     スーパーマーケットブランド「サミ
     ット」もポイントプログラムを持っ
     ているので、ポイントを相互利用で
     きるような仕組みも検討しています。
     顧客IDを統合し、お客さまにとって
     より便利に感じてもらえる提案をし
     ていく方針です。
     (次回に続く)

     ドラッグストアーの卵は
     なぜ安い      連載   11
     購買動向の特量を把握
     これはあくまで一例で、それぞれの
     区分けで購買の特徴が全然違います。
     従って、単純な年代や性別という分
     け方ではなく、購買動向の特徴を把
     握して、区分けごとに適切なアプロ
     ーチをするというのが大切だと考え
      ています。顧客層ごとの購買動向を
      可視化することで、現場のスタッフ
      にとっても納得感がある施策や行動
     につなげていけるようになりました。
     (次回に続く)


     ドラッグストアーの卵は
     なぜ安い      連載   10
     デジタル分析

     カタリナさんにサポートしていただ
     きながら、ターゲティングの精度を
     上げるために「デシル分析」という
     アプローチを導入しました。デシル
     分析とは、月間の購買額で顧客を1
     0等分に区分けするアプローチです。
     それに基づいて、データ分析と取る
     べきアクションを週次で回していき
     ました。購買額のトップを「VIP」
      と位置付けているのですが、VIP層
     は高価格帯の化粧品をよく購買しま
     す。このVIP層を増やすために、例え
     ばトモズが扱っている化粧品ブラン
     ドの優位性をアピールしたり、その
     化粧品ブランドからも売り場を盛り
     上げていくために支援を得たりして
     います。
     (次回に続く)



     ドラッグストアーの卵は
     なぜ安い      連載   9
     アプリのデータ活用で大きな進歩

     また、アプリを通じて得られるメール
     アドレスや購買行動データといった、
     より深い顧客データをターゲティング
     に生かせた点も大きな進歩でした。従
     来の会員カードでは取得できるデータ
     に限界がありましたが、アプリではタ
     ッチポイントが増え、豊富なデータ活
     用が可能になりました。
     (次回に続く)


     ドラッグストアーの卵は
     なぜ安い      連載   8

     データドリブンの戦略

     2020年7月ごろ、従来の会員カードに代
     わる自社アプリをローンチしました。コ
     ロナ禍の真っただ中でのローンチでした
     が、結果としてアプリのダウンロード数
     は1年で100万件に達しました。振り返る
     と、コロナ禍という非常時の中で現場が
     危機感を共有できたことがアプリの浸透
     を後押ししたと考えています。コロナ禍
     という逆境を、むしろお客さまへの新サ
     ービスアピールの好機と捉えられました。
     (次回に続く)


     
     ドラッグストアーの卵は
     なぜ安い      連載   7

     データ分析を強化して変わった、「値
     付け」と「ターゲティング」の精度

     コロナ禍からの立て直しにあたって、
     トモズは会員アプリをローンチし、
     同時に会員データを整理。その上で、
     会員属性に基づいたマーケティング
     を強化していった。デジタルマーケ
     ティングの強化には、カタリナマー
     ケティングジャパン(東京都港区、
     以下カタリナ)の支援を得た。
     (次回に続く)



     ドラッグストアーの卵は
     なぜ安い      連載   6

     コロナ禍で業績が厳しかった当時、
     どのような手を打ったのでしょうか。

     当時インバウンド需要に向けた免税
     対応店舗は60店舗程度だったのです
     が、コロナ禍だからこそ「これはチ
     ャンス」だと思い、20店舗ほど新た
     に免税対応の申請を行いました。
     またこれはチャレンジではあったの
     ですが、コロナ禍で都市部のビルか
     らテナントが大量に撤退した状況を
     踏まえ、隣接した空きスペースを活
     用し、売り場面積の拡大と新規化粧
     品ブランドの導入に踏み切った店舗
     があります。品ぞろえの強化も図り
     ました。都市部では生活密着型の需
     要が根強いことから、一部店舗で日
     用雑貨やトイレタリー商品の品ぞろ
     えを増やしました。こうした施策を
     実行した店舗では売り上げが1.5倍に
     伸長するなど、一定の成果を確認で
     きています。
     (次回に続く)



     ドラッグストアーの卵は
     なぜ安い      連載    5
     働き方が完全に変わった

     緊急事態宣言が明けても、時短営業を
     継続しているショッピングセンターも
     あります。またこうした営業時間の幅
     の問題だけではなく、そもそも人が都
     市部にあまり来なくなっているという
     傾向も見受けられます。新型コロナウ
     イルスが5類感染症に移行したことで、
     足元ではオフィスエリアに人が戻って
     きていますが、一部では働き方が変わ
     ったことで二度と戻らないエリアもあ
     ります。コロナ禍によって働き方(人
     の動き方)が完全に変わってしまった
     なと感じています。
     (次回に続く)



     ドラッグストアーの卵は
     なぜ安い      連載    4
     SC/オフィイス街は人通り半減

     トモズは都市部を中心に展開しているの
     で、やはり極めて大きな影響を受けまし
     た。2020年4~6月の約3カ月間で見ると、
     全体の売り上げは15%ほどダウンしまし
     た。特に、緊急事態宣言やまん延防止等
     重点措置の影響で、トモズが入居してい
     るショッピングセンター全体が休業する
     ケースや、オフィス街では出勤する人が
     減ったことで、駅の乗客数が半減するエ
     リアもありました。こうしたエリアに位
     置する店舗は当然売り上げも大きく下が
     っていきました。
     (次回に続く)



      ドラッグストアーの卵は
       なぜ安い      連載    3

      コロナ禍の爪あと深く

      トモズが持つドラッグストアのブランドは
      「トモズ」の他にも、「アメリカンファー
      マシー」「メディコ」「カツマタ」などが
      ある。ECのプラットフォームも提供してい
      るものの、売り上げの比率は1%に満たない
      。実店舗ビジネスが中心の企業だ。
      (次回に続く)



       ドラッグストアーの卵は
       なぜ安い      連載    2
      
      トモズコロナ乗り越え3月最高売り上げ

      トモズはコロナ禍で人流が止まった2020年
      、他の小売り業態と同様に大きな打撃を受
      けた。現在は免税対応店舗の拡充に加え、
      データに基づいた値付け戦略とマーケティ
      ングが奏功し、3月には過去最高売り上げを
      記録した。トモズはコロナ禍から現在まで
      、どのような足跡をたどったのか。同社の
      CDO(最高デジタル責任者)、渡瀬康生氏
      に聞いた。
       (次回に続く)



       ドラッグストアーの卵は
       なぜ安い     新連載    Ⅰ

       トモズ(東京都文京区)が運営するドラ
       ッグストア「Tomod's(以下、トモズ)」。
       マツキヨココカラ&カンパニーやウエル
       シア薬局など、国内大手ドラッグストア
       が2000店舗を超える販売網を構築してい
       るのに対して、トモズは252店舗。都心部
       でのドミナント出店戦略が同社の特徴だ。


トモズ 東京ガーデンテラス紀尾井町店(編集部撮影、以下同)

      岡安大志 ITmedia
                      (今回新連載です)


      そごう・西武」巨大店舗
      増える   最終回     18
      日本埋めれのアジアのそごう・西武

      日本がまいた「そごう・西武」の種
      は、アジア各地で成長し、進化を遂
      げ、併せて32店舗(今回取り上げた
      開店予定の店舗を含まず)の海外店
      舗を擁する一大百貨店グループとし
      て現地に根付くことになった。今や
      その半分以上が、そごう・西武の資
      本を離れたあとに現地法人が開業さ
      せた店舗となっている。海外で「そ
      ごう・西武」の店舗に入店した際に
      は、一味違う魅力で人気を集める日
      本生まれの百貨店の「勢い」を感じ
      られるかもしれない。
      (今回最終回です




      そごう・西武」巨大店舗
      増える   連載     17
      郊外型SCの核店舗となる

      このように幅広い層をターゲットと
      したそごう・西武の店舗はアジア各
      地でみられる一方で、近年開業した
      インドネシアやマレーシアのそごう
      ・西武の店舗(特に「西武百貨店と
      して運営されている店舗」)では、
      そごう・西武自体が「郊外型ショッ
      ピングセンターを『高品質化して差
      別化を図る』ための核店舗」として
      入居しているものもみられる。そう
      した「ショッピングセンターの核店
      舗」となっている店舗では、幅広い
      集客を目指す店舗の導入はショッピ
      ングセンター側に任せる一方で「そ
      ごう・西武=高品質のものをそろえ
      る高級日系百貨店」として、現地富
      裕層、さらには外国人観光客の人気
      を集めている例もある。
      (次回最終回です)

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4.売上UP作業計画 70

2024-05-21 08:24:25 | 売上50%UP作業計画。

                 トップページへ
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      そごう・西武」巨大店舗
      増える   連載     16
      百貨店・ファッション・SCの集合体
      それゆえ、日本の百貨店よりも客層
      が若く、「百貨店+ファッションビ
      ル+ショッピングセンターのいいと
      こどり」といった雰囲気の店舗が多
      いことも特徴。今回紹介した3つの
      新百貨店も、いずれも若者・ファミ
      リー世代向けの商業テナントや体験
      型施設、映画館などが同じ建物内に
      設けられる計画だ。
      (次回に続く)

      そごう・西武」巨大店舗
      増える   連載     15
      店舗の現地化図る

      海外の「そごう・西武」は、出店方
      式こそかつての日本の大手百貨店を
      彷彿(ほうふつ)とさせるとはいえ
      、その店づくり自体も同じかという
      とそうではない。海外進出から20年
      以上を経て、「そごう・西武」をFC
      展開するいずれの海外企業も「日系
      百貨店」であることをアピールする
      一方で「店舗の現地化」を進めてい
      る。そうした「そごう・西武」のFC
      店舗では、ブランドや百貨店向け化
      粧品など高級品を販売する売り場の
      充実を図りつつも、日系ブランドを
      中心にファストファッション、家電
      量販店、スマホショップ、均一ショ
      ップ、中古ショップ、アニメショッ
      プ、ゲームセンター、シネマコンプ
      レックス、格安のフードコート、ス
      ーパーマーケットなどといった、「
      幅広い世代が楽しめ、日常使いにも
      ハレの日にも対応する多様な専門店
      」を導入している店が多くみられる。
      (次回に続く)



      そごう・西武」巨大店舗
      増える   連載     14
      過去の日本の開発手法を採用

      さらに大きな共通点といえるのが「
      政主導の開発に参画するかたちでの新
      規出店
」がしばしばみられるというこ
      とだ。特に今回紹介した、現在建設中
      の3つの新店舗はいずれも「行政主導
      の大型再開発計画に参画する」かたち
         で「地域一番店となる巨漢店舗を出店
      する」というもの。こうした出店手法
      はバブル期を中心に90年代までのそご
      うで採られていたものであり、かつて
      の日本法人のノウハウにならった店舗
       網拡大であるといえるかもしれない。
      (次回に続く)




      そごう・西武」巨大店舗
      増える   連載     13
      そごうブランドを十分に生かす

      これらそごう・西武の海外店舗は販促
      活動だけにとどまらず、例えば海外の
      そごうでは「店内を流れる滝」や「ち
      きり模様の装飾」など、現地企業が日
      本のそごう店舗と同様の装飾意匠を採
      用する例も見られ、FC運営となっても
      単なる「屋号」のみならず、今もその
      「のれん」のブランド価値を存分に生
       かすかたちで百貨店運営をしているこ
      とが伺える。


 日本のそごうにもかつてあった「世界の人形時計」は遠東そごう4店舗と廣三そ
 ごう本店では、提携先を香港ディズニーランドに変えたうえで稼働中。時間帯
 によっては多くの見物客が時計を見守る。海外のそごう・西武の店舗では、新
 店舗であっても「日本の百貨店のような装飾意匠」が採用される例が少なくない

     (次回に続く)

     そごう・西武」巨大店舗
     増える   連載     12
     日本と打って変わっての出店意欲

     これら海外でそごう・西武をFC展
     開する7社は、いずれも過去5年以
     内に出店した新店舗、もしくは現
     在建設中の新店舗があり、日本の
     大手百貨店とは打って変わって新
     規出店意欲が旺盛だ。こうしたそ
     ごう・西武の海外店舗は、かつて
     は多くがそごうや西武百貨店の現
     地子会社や現地合弁会社によって
     運営されていたものの、現在は全
     社ともに全ての株式を売却済み。
     その一方で、業務提携・事業協力
     は続けられており、日本のそごう
     ・西武との共同販促企画や広告プ
     ロモーション活動、お互いによる
     商品供給も実施している。
     (次回に続く)



      そごう・西武」巨大店舗
       増える   連載     11
      2カ国2社

      ここまで読んで気付いた人もいる
      であろうが、現在海外で「そごう
      」として運営される百貨店は、全
      て現地法人が「そごう・西武」
      のライセンスを受けて運営してい
      る、いわゆるフランチャイズ店舗
      だ。そごうを日本国外でFC展開す               
      る企業は、24年時点で「遠東そご
      う(太平洋そごう)」(台湾)、「
      廣(台湾・台中市)、「香港そご
      う」(香港)、「インドネシアそ
      ごう」(インドネシア)、「クア
      ラルンプールそごう(マレーシア
      そごう)」(マレーシア)の4カ国
      5社。また、西武百貨店をFC展開す
      る企業は「インドネシア西武」、
      そして23年に1号店が開業したば
      かりの「マレーシア西武」の2カ
      国2社がある。
      (次回に続く)




      そごう・西武」巨大店舗
       増える   連載     10
      ツインタワー建築中

      現在、利福国際グループはツインタ
      ワービル「The Twins 雙子匯」を建
      設しており、そのうち「タワー1」
      (20階建て)の地階から9階まで「
      香港そごう」の旗艦店「香港そご
      う啓徳双子匯店」を出店させるほ
      か、高層階には香港そごうのオフ
      ィスなども入居する計画だ。タワ
      ー2の下層階も商業施設となるが、
      主に若者向け・体験型の店舗とす
      ることで百貨店との棲み分けを図
      り、相乗効果を狙う考えだ。この
      ほかにイベントが開催できる庭園
      なども併設される。香港そごうは
      新店舗の出店を前に、同じ九龍地
      区にあった「香港そごう尖沙咀店
      」を建物の賃貸契約満了に合わせ
      て23年3月に閉店。「The Twins 雙
      子匯」は23年秋から順次開業して
      おり、そごう部分も24年中の開店
       を目指して開業準備を進めている
       という。
      (次回に続く)



      そごう・西武」巨大店舗
       増える   連載     9
      啓徳空港跡北側の再開発

      香港そごうが出店するのは、旧・香港
      啓徳空港の北側のエリア。同空港は、
      香港国際空港の開港に伴い1998年に閉
      港。その後は香港政府によって官民参
      画による再開発計画が進行しており、
      一部にタワーマンションや病院、大型
      クルーズ船ターミナルが完成している。
      香港そごうの親会社・利福国際グルー
      プは啓徳空港跡北側の再開発に際して
      土地と開発権を落札。その額はなんと
      73億8800万香港ドル(現在のレートで
      約1400億円)だという。
      (時価に続く)



       そごう・西武」巨大店舗
          増える   連載     8

       香港そごうは投資額1000億円超

       台湾のそごう新店舗の規模に驚く
       なかれ。香港に本社を置く「香港
       そごう」では、さらなるビッグプ
       ロジェクトが進行している。それ
       は、香港啓徳空港跡地の再開発だ。
        香港そごうもやはり、かつてそご
        うの子会社であったが、01年から
       は香港に本社を置く小売事業者「
       利福国際グループ」が運営。現在
       は「そごう・西武」のライセンス
       を受けて営業しており、23年春時
       点は香港島(銅鑼湾)と九龍地区
       に合計2店舗を構えていた。


香港そごう銅鑼湾本店。地域におけるシンボル的百貨店で、香港人なら
誰もが知るほどの知名度を持つ(写真:山村巧巳)
        (次回に続く)



       そごう・西武」巨大店舗
          増える   連載     7
       26年開業予定の娯楽城の愛称
       新幹線の台中駅は、在来線の台中駅
       と離れた郊外エリアにあり、駅周辺
       には目立った大型施設がなかった。
       それゆえ、駅前に生まれる台湾最大
       級の複合施設には大きな期待がかか
       る。館内には、廣三そごうを核にシ
       ネマコンプレックス、高級ホテル、
       コンベンション施設、オフィスなど
       さまざまな施設が入居する計画で、
       「娯楽城」という愛称に相応しい
       施設になりそうだ。26年頃の開業
       を目指して工事が進められる予定
       となっている。
       (次回に続く)

       そごう・西武」巨大店舗
          増える   連載     6
       駅直結立地

       廣三そごうの複合施設は、台湾高速鉄
       路(新幹線)の台中駅前で行われてい
       る台湾政府交通部鉄道局の再開発計画
       に参画して出店するもの。驚くべきは
       その規模で、延床面積は約18万坪(約
       60万平方メートル)。東京ドーム13個
       分、新宿御苑とほぼ同じ面積だ。


高鐵台中駅そごうの出店予定地。高鉄(新幹線)台中駅と直結
される予定。現状、駅前はあまり開発が進んでおらず地元から
の期待も大きそうだ

       (次回に続く)

          そごう・西武」巨大店舗
          増える   連載     5
       東京ドームの13個分の総合施設

       「台北ドームにそごう最大の店舗が
       できる」と書いたばかりであるが、
       台中市にはさらに規模が大きい、
       そごうを核とした台湾最大級の複
       合施設の建設計画が進んでいる。
       その複合施設とは、台中市でそご
       うを運営する「廣三そごう」が運
       営する「廣三そごう高鉄台中駅前
       店・台中高鉄娯楽ショッピングセ
       ンター」だ。廣三そごうも旧太平
       洋そごうと同様、そごうグループ
       と台湾の建設会社による合弁企業
       として設立。そごうの資本を離れ
       たのち経営者が罪を犯して中国に
       亡命、店舗も休業を強いられるな
        どといった紆余曲折を経て、現在
       は日本人社長のもと日本企業の資
       本も入るかたちで運営している。
       一方で「そごう・西武」の出資は
       受けておらず、やはりライセンス
       を受けるかたちのフランチャイズ
       (FC)店舗となっている。
       (次回に続く)



        そごう・西武」巨大店舗
        増える   連載     4
        4万坪のこれまでにない百貨店

        この台北ドームは球場エリアのほ
        かに、商業施設・シネマコンプレ
        ックス・オフィスなどを併設して
        いる。そのうち遠東そごうが出店
        する商業施設部分は、地上8階・地
        下2階建て、店舗面積はなんと約4
        万坪(約13万平方メートル)で、
        かつて日本一の面積の百貨店だっ
        た「そごう横浜店」はもちろん、
        これまで世界各地に存在したどの
        そごうよりも広い巨大百貨店とな
        る見込みだ。遠東そごうによる
        と、24年春にも1期開業を目指し
        ているという。


ほぼ完成した「遠東SOGO CITY」。24年中に開業する予定だ。(写真:いぶか)

       ’次回に続く)

       そごう・西武」巨大店舗
       増える   連載     3
       台湾ドームの核店舗として

       新店舗となる遠東そごうシティ台北
       ドーム店は、台北ドーム(台北大巨
       蛋、台北市信義区)に併設される商
       業施設の核店舗として出店。台北ド
       ームは台湾政府と台北市によって計
       画された台湾初の多目的大型ドーム
       球場で、23年12月に球場部分が完成
       した。


完成したばかりの台北ドーム(台北大巨蛋)。そごうが今年出店する
のは併設される商業ビル部分。ドーム北側(右上)の平屋の建物は
日本統治時代の煙草工場跡を保存活用した「松山文化創意園区」で、
ドームもかつて工場の敷地内だった場所だ
       (次回に続く)



      そごう・西武」巨大店舗
      増える   連載     2
      遼東そごう

      最初に紹介するのは、台湾・台北
      市などでそごうを展開する「遠東
      そごう」の新店舗「遠東そごうシ
      ティ台北ドーム店」だ。遠東そご
      うはそごうグループと台湾の建設
      会社による合弁会社「太平洋そごう
      」として1987年に1号店(現・遠東
      そごう台北店忠孝館)を出店。そご
      うの海外1号店だった。現在は台湾
      の大手企業集団「遠東グループ」が
      「そごう・西武」のライセンスを受
      けて営業しており、23年時点で台湾
      各地に「遠東そごう」7店舗を展開
      している。
      (次回に続く)



      「そごう・西武」巨大店舗
       増える  新連載     Ⅰ
      アジアに続々オープン

      かつて国内最大の百貨店チェーン
      だったものの、経営再建・セブン
      &アイ傘下を経て今や日本国内に
      10店舗のみとなってしまった大手
      百貨店「そごう・西武」。その「
      そごう・西武」の新店舗がいま、
      アジア各地に続々と誕生している
      ことをご存じだろうか。
      EC(ネット通販)の拡大や、郊外
      型ショッピングモールへの顧客流
      出など、百貨店業界を取り巻く環
      境は「そごう・西武」に限らず、
      厳しさを増している。若年層の取
      り込みも急務だ。今回は、台湾や
      香港に間もなく開業する「そごう
      」3店と、それら海外店舗の「日
      本の百貨店とは異なる特徴」を紹
      介したい。正念場を迎える日本の
      百貨店業界にとってのヒントがた
      くさん詰まっているはずだ。
      若杉信貴 ITmedia
                       (今回新連載です)



      ファミキチとコーラ併売で
      7倍にその課題 最終回  23
      知見を蓄積する
      例えば3画面をどう使ったときが
      一番効果が出やすいかとか、メッ
      セージはどこの画面に映すのが一
      番注目を集めるのかなどの知見を
      蓄積することこそ、今後の大きな差
      別化ポイントになると考えています
      」(ゲート・ワン 速水さん)
      (今回最終回です(

      ファミキチとコーラ併売で
      7倍にその課題 連載  22
      FamilyMartVisionの活用方法

      また、FamilyMartVisionの活用方
      法と効果検証の精度向上も目指す
      。ノウハウを蓄積し、サイネー
      ジ活用の最適解を探る。「サイネ
      ージをどう使えば売り上げが伸び
      るのか、どういう広告を打つと売
      り上げが伸びるのかも、踏み込ん
       で分析していきます。
      (次回最終回です)



      ファミキチとコーラ併売で
      7倍にその課題 連載  21
      異なる購買シーンのアプリ連携
      他にも、23年2月にはファミペイと
      コカ・コーラ公式アプリ「Coke
      ON」のコラボレーションキャン
      ペーンを実施。コンビニと自動
      販売機、異なる購買シーンを持
      つ2つのアプリが連携すること
      で、相互送客に成功したという。
      今後も、さらなる連携を検討し
      、メディア価値の向上を目指し
      ていく。
      (次回に続く)

      ファミキチとコーラ併売で
      7倍にその課題 連載  20
      メディアネットワークの拡大
      当社では、広告主の企業にも、顧
      客にも喜んでいただける三方良し
      の業界を目指し、メディアネット
      ワークの拡大
に取り組んでいます
      。23年5月には、ドン・キホーテ
      を運営するパン・パシフィック・
      インターナショナルホールディン
      グス社とリテールメディア事業で
      の協業を発表しました」(ファミ
      リーマート 国立さん)
      (次回に続く)

      ファミキチとコーラ併売で
       7倍にその課題 連載  19
      今後の課題

      ファミリーマートも今後の課題とし
      て、「活用方法と指標の確立」を挙
      げる。「どういう指標で評価するべ
      きかという部分が確立できていない
      ことは、マーケット全体の大きな課
      題だと認識しています。現状はまだ
      拡大中ということもあり、広告出稿
       側からしたら環境面や活用方法で使
      いにくい部分が残っている可能性も
      あります。
      (次回に続く)



       ファミキチとコーラ併売で
       7倍にその課題 連載  18
       広告主から見た課題

       一方でまだ課題もある。リテール
       メディア全体として定量的な計測
       にはまだ難しさが残っている。業
       界全体で評価軸を明確にしていく
       必要がありそうだ。「費用対効果
       を考えると、施策の効果を見える
       化し、分かりやすくしていきたい
       ですね。そのためには、広告を見
       たから買ったなど、そこまで追え
       たらいいのですが、なかなか難し
       いと思います。従って、効果をど
       う評価するかという評価軸を作る
       こと
は、今後向き合っていきたい
       課題です」(日本コカ・コーラ 香
       川さん)
       (次回に続く)



       
       ファミキチとコーラ併売で
       7倍にその課題 連載  17
       期待できるメディア

       「やはり顧客の購買に近い点は魅
       力的ですね。また、キャンペーン
       実施後のアンケートなど、細やか
       な分析ができる点も非常に良いポ
       イントかと思っています。今後は
      、顧客データを活用した質の高いマ
       ーケティングやプロモーションへ
       の発展に期待していますね」(日
       本コカ・コーラ 香川さん)
       次回に続く)       

       ファミキチとコーラ併売で
       7倍にその課題 連載  16

       2つ目は、購買意欲が高い状態の
       顧客に広告を配信できる
こと、3
       つ目は、顧客データで効果検証が
       できること
だという。「他のメデ
       ィアだと、広告やキャンペーンが
       購買にどこまで直結しているのか
       分かりません。リテールメディア
       は、実際に購買の行動変化を起こ
       せたかをトラッキングできること
       が一番大きな特徴です」(ファミ
       リーマート 国立さん) 実際にコ
       カ・コーラも同キャンペーンを経
       て、リテールメディアの魅力を以
       下のように語っている。
       (次回に続く)



        ファミキチとコーラ併売で
       7倍にその課題 連載  15
       コンビニの李ティールメディア
       の強み3つ

       ファミリーマートは、コンビニの
       リテールメディアとしての強みが
       3つあると話す。
       まず1つは、客層の世代に偏りが
       ない
こと。SNSなどはリーチで
       きる客層に偏りがある場合が多い
       が、ファミマの客層は世代が広い。
       また、全国に店舗があるため、広
       くリーチすることができる。さら
       に、コンビニは利用頻度が高いた
       め、広告との接点もかなり多い。
       (次回に続く)



        ファミキチとコーラ併売で
       7倍にその課題 連載  14
       強みを磨く
       リテールメディアは昨今急激に注
       目を集めており、小売各社が参入
       している。今後競争の激化が予想
       される中、ファミリーマートのリ
       テールメディアにしかない強みを
       磨いていく必要があるだろう。フ
       ァミリーマート側は、自社のリテ
       ールメディア事業の強みをどのよ
       うに分析しているのか。
       (次回に続く)

        ファミキチとコーラ併売で
       7倍にその課題 連載  13
       店舗外でアプリ6割以上が開く
       「実は顧客の6~7割は、ファミペ
       イアプリを店舗以外の場所で開い
       ています。顧客はアプリに、新商
       品情報やお得な情報との出会いを
       求めているため、アプリを開いた
       タイミングで『100円引き』とい
       うお得な情報を訴求できたことは、
       来店促進にも貢献しました」(フ
       ァミリーマート 国立さん)
       (次回に続く)

       ファミキチとコーラ併売で
       7倍にその課題 連載  12
       食べたいと心を動かせた

       実際に食のシーンを撮影し、店頭
       のPOPでは伝えられないシズル感
       を表現できたことで『ファミチキ
       とコークの組み合わせで食べたい』
       と顧客の心を動かすことができた
       のは大きかったですね」(ファミリ
       ーマート デジタル事業部長 国立冬
       樹さん)
       (次回に続く)


接触状況別で購買件数の上昇率を検証すると、アプリとF
amilyMartVision両方に接触した層の上昇率が最も高かった

        (次回に続く)


       ファミキチとコーラ併売で
       7倍にその課題 連載  11

       併買率は7倍 想定以上
       の効果に驚きの声

       キャンペーンの効果は抜群だった。
       実施期間中の併買率は全店ベース
       で約6~7倍に伸長。FamilyMart
       Vision設置店舗は、未設置店舗
       と比較してコカ・コーラの売り
       上げが18%増加した。ファミリ
       ーマートは「併売率6~7倍とい
       うのは、誰も想定していなかっ
       た数字です。社内でも驚きの声
       が上がったと聞いています」と
       手応えを語る。「併売促進はもち
       ろん、コカ・コーラ単品の売り
       上げも2割近く引き上げることに
       成功しました。ここまで大きな
       効果が出ることはなかなかあり
       ません。これが売り場とサイネ
       ージ、アプリを連携させること
       の大きな成果
だと思っています。
       (次回に続く)



       ファミキチとコーラ併売で
       7倍にその課題 連載  10
       リーセンシー効果

      「リーセンシー効果(直前に接れた
      広告が購買に影響を与える効果)が
      高いというリテールメディアの特徴
      を生かしたクリエイティブを、3社
      で意見交換しながら、お互いのこだ
      わりを落とし込むことができたのは
      よかったですね。その結果、ファミ
      チキ×コークを思わず買ってしまっ
       たり、買いたいと思ってもらえたり
      、顧客にアプローチできたと感じて
      います」(日本コカ・コーラ 香川さ
      ん)サイネージでは午前11時~午前
      5時まで、大体5分に1回のペースで動
      画広告を配信。放映回数の合計は900
      万回を超えるという。
      (次回に続く)



       
       ファミキチとコーラ併売で
       7倍にその課題 連載  9
       店頭でシンプルメッセージ

      「他にも『シンプルに強いものに
      しよう』とずっと話していました
      ね。店頭訴求では、シンプルなメ
      ッセージが一番影響力がある
ので
      、『ファミチキにはコーク』とい
      う大きなキャッチコピーと、『一
      緒に買うと100円引き』というメッ
      セージ2点を訴求しています。また、
      (3つのスクリーンで構成された)
      FamilyMartVisionをどう使用するか
      についてはかなり議論を重ねました。
      『ファミチキ×コークで100円引き』
      というメッセージは3面をフルで使
      うなど、画面の使い方にもこだわっ
      てます」(ゲート・ワン 速水さん)
       (次回に続く)



       ファミキチとコーラ併売で
       7倍にその課題 連載  8
       シヅル感重要
       購買に近いメディアへの広告出
       稿ということで、食欲や購買意
       欲を喚起する「シズル感」を意
       識したクリエイティブ設計にこ
       だわった。FamilyMartVisionは
       動画なのでシズル感を伝えやす
       い。見た人の食欲をかき立てら
       れるよう、コカ・コーラの“しゅ
       わしゅわ感”やファミチキがジュ
       ワッと上がってくるシズル感を、
       音と映像で表現した。
       (次回に続く)


       ファミキチとコーラ併売で
       7倍にその課題 連載  7
       何故李ティールメディアか

       リテールメディア以外にも、テレ
       ビCMやSNS広告など選択肢はた
       くさんあるが、なぜコカ・コー
       ラはリテールメディアを活用し
       たキャンペーンの実施を決めた
       のか。「そもそもコンビニエン
       スストアは、商品認知とトライ
       アルの獲得ができる点において
       非常に重要なチャネルです。リ
       テールメディアは店頭のお客さ
       まの購買に最も近い場所でコミ
       ュニケーションが取れるため、
       一定の効果やインパクトを生
       める点に魅力を感じ、今回出
       稿を決めました」(日本コカ
       ・コーラ 香川さん)
       (次回に続く)



        ファミキチとコーラ併売で
        7倍にその課題 連載  6
         店頭で最大限の訴求

        「今、リテールメディアの大き
        なテーマとして『メーカーと
        小売の価値共創』があります。
        当社としても、メーカーとの
        連携・共創に課題を感じていま
        した。これまでも、新商品発売
        時などにFamilyMartVisionで広
        告を配信するケースはありまし
        たが、今回は店頭での商品の訴
        求効果を最大化させるため、Fa
        milyMartVisionと店頭での販促
        物、アプリで同様のメッセージ
        を訴求した点が大きなポイント
        になります」(ゲート・ワン 速
        水大剛取締役COO)
        (次回に続く)




         ファミキチとコーラ併売で
         7倍にその課題 連載  5
         キャンペーン広告全て強化

         ファミリーマートでは、店頭
         の販促施策にFamilyMartVisio
         nを連動させる広告施策を「
         売場連動企画」と呼んでいる。
          本キャンペーンでは、店内売
         り場での販促物の掲示、Family
         MartVision設置店舗でのキャン
         ペーン情報の訴求、ファミペ
         イへのデジタル広告配信を同
         タイミングで一気に展開。店
         舗、アプリ、サイネージ全て
         で情報発信を強化した。
         (次回に続く)



         ファミキチとコーラ併売で
         7倍にその課題 連載  4
         肉にコーク

         「コカ・コーラの認知度はほ
         ぼ100%に近い一方で、海外
         と比較して日本における飲用
         オケージョンが少ないことに
         課題を感じていました。そこ
         で当社では、肉料理とコカ・
         コーラの組み合わせをおす
         すめする『肉にはコーク!
         』と銘打ったキャンペーンを
         年間を通して実施しています。
         その中で、コンビニエンスス
         トアにおける認知拡大の機会
         として、ファミリーマート社
         の主力商品であるファミチキ
         とコカ・コーラの併売キャン
         ペーンにトライしました」(
         日本コカ・コーラ リテール
         メディア担当シニアマネジャー
         香川顕治郎さん)
         (次回に続く)



         ファミキチとコーラ併売で
         7倍にその課題 連載  3
         日本では食事中にコカコー
         ラを飲まない課題感が

        「ファミチキにはコーク」キ
        ャンペーンは、コカ・コーラ
        ブランド3商品(コカ・コーラ
        、コカ・コーラ ゼロ、コカ・
        コーラプラス)とファミリーマ
        ートのファミチキのセット販売
        プロモーションを実施。3種い
        ずれかのコカ・コーラ商品と
        ファミチキを同時購入した場
        合、100円引きし
        たくさんある商品の中からフ
        ァミチキ×コークの組み合わせ
        を選んだ背景には、日本ではコ
        カ・コーラを食事シーンで飲む
        機会が少ないという課題感があ
        る。
        (次回に続く(



       ファミキチとコーラ併売で
        7倍にその課題 連載  2

       リテールメディアsの可能性


日本コカ・コーラとファミリーマートがタッグを組み、23年4月25日~5月8日に
「ファミチキにはコーク!!!!」キャンペーンを展開(提供:ファミリーマート)

        本記事では、実際に広告施策を
        講じた日本コカ・コーラにリテ
        ールメディアの可能性と課題に
        ついて聞くとともに、リテール
        メディアを提供するファミリー
        マートとゲート・ワンにキャン
        ペーンを展開して感じた手応え
        を聞いた。
        (次回に続



        ファミキチとコーラ併売で
        7倍にその課題 新連載  Ⅰ

        ファミリーマートと日本コカ
        ・コーラ社がタッグを組み、
        リテールメディア活用に力を
        入れている。 2023年4~5月
        には「ファミチキにはコーク
        !!!!」とうたい、ファミチキ
        とコカ・コーラの併売を促
        すキャンペーンを実施した。
        キャンペーンの実施期間中の
        併買率は全店ベースで約6~
        7倍に伸長
。さらに、同社の
        リテールメディア最大の特
        徴であるデジタルサイネー
        ジ「FamilyMartVision」設置
        店舗では、未設置店舗と比較
        してコカ・コーラの売り上
        げが18%増加した。ファミ
        リーマート担当者も「想定
        以上の数字で、社内でも驚
        きの声が挙がった」と振り
        返る。
        大村果歩 ITmedia 
                             (今回新連載です)

  
           

  




         日本にない混雑しない   
          ファーストフーズ    
                   最終回 40

         リチールDX導入重要6点ー2

        4.顧客が喜んでいる事、積極的に
          使ってくれている事を確認

        5.店舗スタッフにイイね! と
         言ってもらう6.上記1、
         2を守れているか? 最終
         チェック

        6.リテールDXソリューショ
         ンは、ツール選定、構築~
         現場導入についつい注力し
         がちだ。あくまでも利用
         者目線を大切に。くれぐ
         れも「2.顧客体験の設計」
         をおろそかにしないこと
         を切に願う。

          リテールDXソリューションは
          、ツール選定、構築~現場導
          入についつい注力しがちだ。
          あくまでも利用者目線を大切
          に。くれぐれも「2.顧客体験
          の設計」をおろそかにしない
          ことを切に願う。
          (今回最終回です)



         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ    
                    連載 39

         リチールDX導入重要6点ー1

         リテールDXは導入完了で成功可
         否を図るのではなく、顧客が喜
         んで利用しているか、現場スタ
         ッフが積極的に推奨しているか
         どうかで図るべきなのではない
         か、筆者はそう考えている。

         リテールDXを導入する際に、重
         要な事は以下の6点だ。

        Ⅰ。導入の目的(=自社ベネフィ
          ット)を明確にする

        2.導入後の顧客体験を設計する(
          ツール導入がゴールではない)

        3、まずは小さく始める
         (次回最終回です)

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4.売上UP作業計画 69

2024-03-07 09:25:26 | 売上50%UP作業計画。

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          日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                    連載 38

          顧客が使ってくれれば
          多くのリテールDXは実際の顧客
          の店舗体験に影響を与え、結果的
          に店舗現場のオペレーションをス
          ムーズにするものが多いゆえに、
          現場で有効に機能しているかいな
          いかは導入現場での顧客の利用状
          態や店舗のスタッフの推奨意欲に
          如実に表れる。裏を返せば、顧客
          が積極的に利活用してくれていれ
          ば、顧客にとっても、現場スタッ
          フにとっても、そして導入を決め
          た各社にとってもうれしいしい結
          果が得られているといえる。
          (次回に続く)

           日本にない混雑しない   
            ファーストフーズ
                    連載 37

           導入店からの反応
           リテールDXソリューション
           を導入した業界のニュース記
           事を読んでいて「お、すごい
          !良さそう!」と感じることも多
          いが、実際の導入店舗に行ってみ
          ると「イメージしていたほど、良
          い体験とは言えないかも……」と
          いう経験が一度や二度ならずあっ
          た。やはり、そういったツール
          は結果として来店した顧客に使
          われていない(機能していない
          )ケースがほとんどなのである。
           (次回に続く)

            日本にない混雑しない   
              ファーストフーズ
                    連載 26

           適切な選択を迫られている
           リテールDXソリューションの
           導入を検討している企業の担
           当者は、昨今乱立する多く
           のリテールテック企業のさ
           まざまなソリューションの
           中から、自社にあった適切
           なモノを正しく選択するこ
           とを強いられている。また
          、意を決して選択したソリュ
           ーションを目的に合わせて
           正しく活用し、店舗経営の
           現場で成果を出していかな
           くてはならない。ソリュー
           ションの付加的な機能や派
           生のセールスポイントに目
           移りすることなく、しっか
           りと成果を刈り取るために
           は、上図の「どのシーン
           の店舗体験におけるCX向上
          」を狙っているのか? を強く
           意識する必要がある。小さく
           始め、少しでもCXの改善が
           効果として創出できれば、
           それをしっかりと育ててい
           けばいい。
            (次回に続く)


             日本にない混雑しない   
              ファーストフーズ
                    連載 25

            これを表にすると次のように
            なる。

 
シーン 解消したい主な悪い体験 リテールDXによりCX向上の狙い
注文・決済 財布・小銭を出す、店員との会話、レジに並ぶ・待つ 時間と手間の省略
店内回遊 探しているものが見つからない、新しい発見・気付きがない ポジティブな時間への変換
接客・応対 聞きたいけど聞けない、望んでいない関与 顧客と店の適切な心理的距離
次世代店舗 慣れ親しんだいつもの買い物 (上記3つを含めた)圧倒的な次世代体験
 

        (次回に続く)

         日本にない混雑しない   
          ファーストフーズ
                    連載 24

         CXの向上が目的

        それでは実際のリテールDXソリ
        ューション導入の話題に移ろう。
        今回、店舗の顧客行動に焦点を
        当てて大きく4つの顧客体験(C
        X)分類に分けた。筆者は今回
        定義したそれぞれの顧客体験分
        類には「顧客にとって悪い体験
       ・解消すべき体験」が存在し(=
        課題)、そして今回紹介したリ
        テールDXソリューションは、こ
        の課題解消(CXの向上)こそが
        導入目的である、と捉えられる
        と考えている。これを表にする
        と次のようになる。
        (次回に続く)



         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                    連載 23

         今回は顧客店舗内の動向紹介
         その他、広義でのリテールDX
         ソリューションには、CDP(
         カスタマーデータプラットフ
         ォーム)による顧客情報の統
         合、AIによる購買行動分析や
         需要予測、バックヤード在庫
         リアルタイム連携、店舗販売
         スタッフの働き方改革など、
         店舗での顧客体験を間接的に
         向上させるソリューションも
         数多く存在している。しかし
         、今回は顧客が店舗内でダ
         イレクトに享受するデジタ
         ル体験に焦点を当てた整理
         およびその紹介であることを
         ご容赦いただきたい。
         (次回に続く)
          

         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                 連載 22

         世代店舗

         1.VRショールーム:VR技術
          を用いて、仮想空間で商品
          やサービスをリアルに体験
          ・表示するショールームを
          生成することで、顧客が場
          所を選ばず、現実および現
          実以上の購買体験を得られ
          る
         2.スマートストア/無人店舗
          :
店内のカメラやセンサーを
          用いて、利用者が手に取った
          商品を自動認識し、欲しい商
          品を手に取って退店するだけ
          で決済まで完了することがで
          きる、次世代の無人店舗の仕
          組みを指す。顧客は、スタッ
          フの有無にかかわらず、いつ
          でも買い物を楽しむことがで
          き、人的なやりとりが一切な
          いスムーズな買い物体験を得
          られる
          (次回に続く)



         

         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                 連載 21

         C.接客応対の顧客体験向上

         ロボット接客・配膳:接客
           業務をロボットで自動化
          することで、人的コストの
          削減や多言語対応といった
          品質向上・標準化が期待で
          きる(現在、受付案内・配
          膳などで実用化が進んでい
          る)

         AI/アバター接客:顧客は接
           客スタッフの混雑状況を
           気にすることなく、サー
           ビスを享受できる。また
          、遠隔地でも限られた専門
           性のあるスタッフの接客
           を接客を受けられる
          (次回に続く(


 

         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                 連載 20

          注文・決済の顧客体験向上の
          4点の3・4点

        3.セルフレジ:店舗会計(バーコ
          ードスキャン・決済)の一部ま
          たはすべてを、顧客自身で行う
          ことができ、レジ混雑の緩和に
          よる利便性向上や店舗オペレー
          ションの効率化を実現する

        4.スマートカート:顧客自身が、
         ショップカートに備え付けの端
         末で商品コードをスキャンしな
         がら、買い物を進める仕組み。
         レジに並ぶ手間や清算の待ち時
         間がない、新しい買い物体験を
         提供する
         (次回にに続く)



         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                 連載 19

          注文・決済の顧客体験向上の
          4点の1・2点

         1.モバイルオーダー:モバイ
           ルアプリを介して、顧客
           が来店前にオーダーと決
           済を完了させることで、
           指定の店舗でスムーズに
           商品を受け取れるサービ
           ス。顧客の利便性と体験
           価値向上につながる

          2.タブレット注文/接客:          
           席に備え付けのタブレッ
           トや顧客自身のデバイス
           から、店員を通さず直接
           商品やサービスの注文が
           できるシステム。顧客の
           利便性を高めると同時に
           、店舗オペレーションの
           効率化を実現する
         ’次回に続く)


         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                 連載 18
           顧客店内回遊向上6点
          の5・6店

         5.店内デジタルサイネージ
          :
店内に設置したAIカメラ
          付きのデジタルサイネージ
          を用いて、店内客層に合わ
          せた広告表示のプランニン
          グや、視聴・購入状況を踏
          まえた運用最適化を実現で
          きる。デジタルサイネージ
          に接触している顧客情報と
          連動させることで、その顧
          客に合わせた情報を提供で
          きる

         6.リテールメディア:小売業
          者(リテール)が保有する、
          店頭のデジタルサイネージや
          、リテールのアプリやWebサ
          イトなどの情報接点を活用し
          、店舗利用者に直接的にアプ
          ローチできるメディア媒体を
          指す。顧客は来店前後も含め
          た接点で、最適化された情報
          やお得なクーポンなどを受け
          取ることができる
          (次回に続く)



         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                 連載 17
           顧客店内回遊向上6点
          の3・4店

        3.スマートシェルフ/リアルタ
         イム棚札/電子棚札:
RFIDや
         センサー、カメラなどの技術
         を用いて、棚の在庫や価格表
         示をリアルタイムにモニタリ
         ングおよび管理でき、店舗業
         務の効率化や需要に応じたダ
         イナミックプライシングを可
         能とする。これにより、顧客
         に対し、最適な品ぞろえ、価
         格での購買体験を提供できる

        4.AIカメラによる店内導線分析
          :
AIを搭載したカメラを用
         いて、商業施設や店舗の顧客
         行動データの収集・分析する
         ことで、顧客に対して、最適
         化された店舗体験を設計し、
         提供できる
         (次回に続く)「



         日本にない混雑しない   new
           ファーストフーズ
                 連載 16
          顧客店内回遊向上6点
         の1・2店

         1.AR/QRを使った
          商品紹介
        :
AR(拡張現実)やQ
         Rコードを使ってア
         プリやWebと連携す
         ることで、限られた
         店頭スペースにおい
         て、顧客に新しい購
         買体験や店舗側とし
         て伝えたい情報を、
         より詳細に、また効
         果的に伝えることがで
         きる

  1.        2.インストアアプ
           リ:
    顧客が店舗ショッ
           ピングに利用するアプ
           リで、商品・在庫検索
           などによる利便性向上
           や、パーソナライズさ
           れた店舗/商品情報の
           提供、特典オファーに
           より、顧客と店舗との
           つながりを強化する
          (次回に続く)



         日本にない混雑しない   
           ファーストフーズ
                 連載 14
        来店顧客CX向上4分類に

        さて本題のリテールDXによる顧
        客体験(CX)向上の話に戻そう
        。リテールDXにはさまざまなソ
        リューションが生まれており、
        さまざまな整理の方法が考えら
        れるが、ここでは「店舗に来店
        した顧客のCX向上」にフォーカ
        スを当てて紹介していきたい。
         大きくは、A.店内回遊の体験
        向上、B.注文・決済の体験向
        上、C.接客・応対の体験向上
        、さらにD.次世代店舗といっ
        た4つに分類できる。
         (次回に続く)


        日本にない混雑しない
           ファーストフーズ
                 連載 13
        付加価値が求められる

       ・アパレルブランドショップ、家
        電量販店(嗜好品や耐久財など)
        :
オンラインでの事前の情報収
        集段階や過去の取引から、自身
        にパーソナライズドされた商品
        選定サポートや推奨による1次
        購買候補の選定がなされている
        前提で、実店舗に来店した際に
        それがシームレスに情報連携さ
        れていることによる快適な接客
        応対コミュニケーション、さら
        には新しい気付きや発見を演出
        するなど、「購買行動の心地よ
        さやエンターテインメント要素
        」にフォーカスした付加価値が
        求められる。上記、今後向かう
        であろう方向性は飲食店につい
        ても、日常利用のお店と特別
        な日のレストランなど、同じ
        考え方を応用できるのではない
        かと筆者は考える。
        (次回に続く)



        日本にない混雑しない
           ファーストフーズ
                 連載 12

        ・スーパーやドラッグストア(
        生鮮食品・飲料・食料品・日用
        品など):
必要なモノ、興味の
        あるモノが自分の好みやライフ
        スタイルにマッチしているか簡
        単に試すことができたり、すぐ
        に手に入れられたりする。自身
        のTPOに合わせて商品選択・決済
        ・受取りを多様化されたチャネル
        を通じて、日々快適に行えるとい
        った「購買行動のQCD(Quality
        :品質、Cost:コスト、Delivery
        :納期)」にフォーカスした付加
         価値が求められる。
         (次回に続く)



         日本にない混雑しない
           ファーストフーズ
                 連載 11
         リアル店舗の可能性
         これだけの情報で「リアル
         な店舗は今後も安泰である
         」とは当然言えない。しか
         し、いくつか調査データや
         レポートを見ていく中から、
         我々が捉えるべき今後のト
         レンドは見えてくる。消費
         行動の変容から購買チャネ
          ルとしてのECは当然今後
         も伸びていくと予想される
         が、リアルな店舗は「そこ
          に行けば入手できる」とい
         う価値とは異なる「何か別
         の価値」を提供する場とし
         て重要な場所となるのでは
         ないだろうか。
         (次回に続く)

         日本にない混雑しない
           ファーストフーズ
                 連載 10
         ECとリアルの競争に変化が

         またこの内数となるEC化に
         ついては、世界各国・国内
         も共通して大きな進歩を遂
         げている。その中でも昨今
         はこれまであまりEC化が進
         んでいなかったアパレルや
         化粧品といった身に付ける
         タイプの商品、さらには鮮
         度や受け取りタイミングが
         重要な生鮮食料品での広が
         りが顕著といわれている
         このように購買チャネル
          のEC化が進むと、当然リ
         アル店舗の今後が気にな
         る。米国では「米国では
         閉鎖店舗よりも、新しく
         開店した数のほうが多い
         」とするデータや、Z世代
         を対象にした調査からは
         「Z世代は店舗でのショッ
         ピング体験を好む」こと
         が明らかになっている。
         (次回に続く)



         日本にない混雑し
           ファーストフーズ
                  連載 9
         市場国際上昇国内縮小傾向

         「リアル店舗は、ECなどオン
         ラインサービスに脅かされる」
         と言われて久しいが、実際は
         どうであろうか。当社の調査
         では、世界規模で見れば、小
         売業全体の2022年の市場規模
         は17.3兆米ドルに達し、27年
         までの年平均成長率は3.1%と
         予測している。一方で、国内
         に目を向けると、国内小売市
         場は人口の増減に影響を受け
         ることから、国立社会保障・
         人口問題研究所日本の将来
         推計人口
を用いて、経済産
         業省商業動態統計をベー
         スに国内小売市場規模を予測
         すると、30年には114兆9770
         億円、22年比で約14%減とな
          る(矢野経済研究所。
         (次回に続く)



         日本にない混雑しない
           ファーストフーズ
                  連載  8
         日本で見かけないのはなぜか

         あくまでもざっと見ただけの所
         感でしかないが、ここに新しい
         金融サービスがあるのか? と
         言われれば特にあるわけではな
         さそうだが、この店舗にくるの
         が楽しくなるのか? と言われ
         れば、間違いなくYesと答える。
         そんな銀行であった。その他に
         も、テーマパークの入場予約や
         そこでのアトラクション予約、
         ホテルのチェックイン・アウト、
         飲食店、タクシー利用、あらゆ
         る旅行シーンそれぞれで少しず
         つ、地味に、しかし着実に日本
         よりもデジタル化が進んでいる
         感覚を得た。これらは決して日
         本国内で何一つ実現できないこ
         とではないはずなのに……なぜほ
         とんど見ないのか? これが今
         回の旅行で持ち帰った沢山の土
         産の一つとなった。まじめな内
         容に話を戻すため、コロナ禍の
         影響が直撃したと言われる小売
         業の市場を見てみたい。
         (次回に続く)

          日本にない混雑しない
          ファーストフーズ
                  連載  7
          銀行らしくない銀行
          さらに、知人から聞いて興味
          を持っていた「銀行っぽくな
          い銀行」にも足を運んだ。銀
          行名で検索し、滞在ホテルの
          最寄り支店を訪れてみると、
          確かに「何屋さん?」という
          見た目なのだ。カウンターに
          窓口スタッフがいるという様
          相ではなく、オープンで、楽
          し気な雰囲気な入口。厳密に
          は扉はなくオープンエントラ
          ンス。カフェっぽい雰囲気を
          感じながら入っていくと、実
          際にカフェがあり、飲み物を
          オーダーして飲食ができる。
          店舗内を見回してみると、壁
          や通路にはいくつかのサイネ
          ージやタッチパネル機器が並
          んでおり、そこで現金預け入
          れやATMの利用、デビットカ
          ードの交換など、これまで窓
          口で提供していたほとんどの
          取引が店内に設置されている
          セルフサービス機で行える
          (次回に続く)

          日本にない混雑しない
          ファーストフーズ
                  連載  6
          笑顔が最高
          空いている席で待っていると
          、完成を知らせるブルブルブ
          ルという合図が鳴る。それを
          持ってカウンターに行くと、
          店員が満面の笑みで商品を渡
          してくれる。店員がお客にし
          たことと言えば、「満面の笑
          み」と「商品を渡す」の2つ
          だけである。その極限までそ
          ぎ落とされた仕事であるがゆ
          えなのか、彼らが浮かべる笑
          顔は最高であったことは言う
          までもない。
          (次回に続く)

          日本にない混雑しない
          ファーストフーズ
                  連載  5
          再入国もスムーズ

          無事、入国審査をクリアすれ
          ば、パスポートと生体情報が
          電子ビジットパスに登録され
          る。これ以降、次の訪問時に
          自動化ゲートを利用できる。
          例えば、期間中にマレーシ
          アに足を延ばし、再度シン
          ガポール経由で帰国する場合
          、再度外国人旅行客用のゲー
          トに並ぶ必要がなくなるのだ
          。この入国のスムーズさは非
          常にありがたい。また、とあ
          る人気ファストフード店での
          体験もストレスが少なかった。
          入口を入って正面カウンター
          に並び、店員にオーダーを……
          という流れではなく、まずは
          カード端末にクレジットカー
           ドを挿して、タブレットで
           商品を選択する。そして、フ
           ードコートなどに置かれてい
           るオーダーを知らせる端末(
           料理が完成するとブルブル震え
           る)を1本選び、端末番号をタ
           ブレットに入力、注文ボタン
           を押せば決済が完了する。
          (次回に続く)



           日本にない混雑しない
          ファーストフーズ
                  連載  4
          空港で

          まずは筆者が旅行で感じたさ
          まざまなシーンにおけるデジ
          タル体験を紹介し、こういっ
          た動きの背景となっている小
          売業界の市況とトレンドに触
          れる。その上でリテールDXソ
          リューションを構造的に整理
          して紹介、最後に筆者の経験
          からリテールDXを成功させる
          ポイントをお伝えしたい。シ
          ンガポール・チャンギ国際空
          港に着くと、筆者と家族は外
          国人旅行客として自動化レー
          ンに誘導された。そこで一人
          ずつ、パスポートをスキャン
          し、併設されているカメラで
          顔の特徴(と虹彩認証?)、
          さらにバイオメトリクスキャ
          ナーに指を入れて指紋をスキ
          ャンした。
          (次回に続く)



            


           日本にない混雑しないnew
           ファーストフーズ
                   連載  3
           体験を紹介
           まずは筆者が旅行で感じたさ
           まざまなシーンにおけるデジ
           タル体験を紹介し、こういっ
           た動きの背景となっている小
           売業界の市況とトレンドに触
            れる。その上でリテールDX
            ソリューションを構造的に整
            理して紹介、最後に筆者の経
            験からリテールDXを成功さ
            せるポイントをお伝えしたい。
           (次回に続く)「

           日本にない混雑しない
           ファーストフーズ
                   連載  2
           デジタル融合体験

           では、その体験一つ一つが画
           期的で、想像もしてなかった
           かと言えば、実はそうではな
           い。QRコード、アプリやタブ
           レットなど、普段手にしてい
           るスマホの中、あるいはその
           延長線上にあるような「頭の
           中で想像できる範囲」であっ
           た。しかし「日本国内ではあ
           まり見ない(できていない)
           」といったデジタル融合体験
           であった、と言える。本記事
           では、小売業・店舗を対象と
           したDX、特に顧客体験(CX)
           を向上させるような取り組み(
           以降、リテールDX)について、
           筆者自身のシンガポールでの
            体験になぞらえて解説する。
            (次回に続く)



            日本にない混雑しな
            ファーストフーズ
                  新連載  Ⅰ
             シンガポールで体験

            リテールメディア、インス
            トアアプリ、AIカメラによ
            る店舗導線分析──国内の
            小売・店舗のDX化の話題が
            非常に盛り上がってきた。
            昨夏、筆者は家族旅行でシ
            ンガポールを訪れ、一人の
            消費者、家族の引率者とし
            て、ホテルや飲食店、タク
            シー移動に観光地巡りを楽
            しんだ。ホテルでのチェッ
            クイン、飲食店でのオーダ
            ー、ショッピング、そこに
            はコロナ禍前には存在しな
            かった「デジタルとリアル
            が融合した便利で心地よい
            さまざまな顧客体験」があ
            った。
            青木健芯泰 ITmedia
            (今回新連載です)


             雪見だいふく    new
            創造的思考力  最終回 16
            地道な活動続ける
            その一環として、保育園や
            幼稚園にキシリトールラム
            ネを配布したり、口腔(こ
            うくう)機能を高めるため
            のフーセンガムトレーニン
            グをしたりもしています。
            こうした取り組みは医学の
            先生などから高い評価も得
            ています。地道な活動です
            が、今後も続けようと思っ
            ています。
             (今回最終回です)

             雪見だいふく    
            創造的思考力   連載 15
            強みは噛むこと
            他の会社との比較はできま
            せんが、ロッテが強みとし
            ているのは「噛(か)むこ
            と」です。噛むことと健康
            の関係に着目し、18年に「
            噛むこと研究部」を開設し
            ました。そこから医学や歯
            学、美容、スポーツといっ
            た分野の専門家と組んで、
            さまざまな研究などで得た
             知見を世の中に広めていま
             す。
              (次回最終回です)

             雪見だいふく    
            創造的思考力   連載 14
             おとなしい子が積極的に
                                            出張授業そのものはいろい
                                            ろな会社がやっていますが、
                                             菓子業界で先駆者になれれ
                                             ばと思っています。お菓子
                                             は子どもにとって身近で、
                                             普段はなかなかクラスで目
                                              立たない児童が積極的にア
                                             イデアを出して、担任の先
                                              生が驚いたという声もいた
                                              だきました。
                                                 (次回に続く)
            
            雪見だいふく    
            創造的思考力   連載  13
            継続へどうつなげるか
            学校側としては毎年新しい
            児童が対象になるため、ま
            だマンネリ化はしていませ
            ん。ただ、出張授業のプロ
            グラムは担任の先生が興味
            を持ち、申し込んでいただ
            くことが多く、単年で終わ
            る学校が多いです。そのた
             め、校長先生や副校長先生
            などに価値をアピールしな
             がら、学校のプログラムと
            して、毎年続けてもらうよ
            うに動いています。ありが
            たいことに、既にリピート
            校がいくつか出ていますし
            、前に担当された先生が異
            動先の新しい学校でも実施
            してくれたケースもありま
            す。
            (次回に続く)

            雪見だいふく    
            創造的思考力   連載  12
            自分だけの成長はダメ

            われわれの世代は少なかっ
            たけれど、今の若い世代は
            そういう人が多いです。実
            際に入社試験でも「ロッテ
            に入って、一人でも多くの
            人の笑顔を見たい」と本心
            からそう話す人もいます。
            外に目を向けていて、とて
            もいいことだと思います。
             従来は内向きな部分もあっ
            たけれど、これからはもっ
            とオープンになっていこう
            と、さまざまなことに取り
            組んでいる最中。私は社長
            としてその役目を担ってい
            ます。自分だけ成長すれば
            いいという考え方はだめで
            すよ。
            (次回に続く)



            雪見だいふく    
            創造的思考力   連載  11
            社会貢献の意識強まる
            商品を販売して、お客さまに
            喜んで食べてもらうだけでは
            なく、自分たちの活動が世の
            中に価値を提供し、存在感を
            発揮したいと考える社員が増
            えています。今までのように
            仕事が非常にうまくいってど
            んどん出世することよりも、
            会社としてどんな社会貢献が
            できるのか。自分の満足より
            も他人の幸せ。こっちの意識
            の方が強いですよ。
            (次回に続く)

            雪見だいふく    
            創造的思考力   連載  10

            ──定員数以上も応募が来
            たというのは興味深いです
            ね。それは最初の専任者が
            変わっていく様子を見て、
            他の社員もやりたくなった
            のでしょうか?
            それもあると思います。あ
            とは、教育現場に対して何
            かお手伝いしたいといった、
            社会貢献マインドに火がつ
            いた人も多いはずです。ロ
            ッテでは「独創的なアイデ
            アとこころ動かす体験で人
            と人とをつなぎ、しあわせ
            な未来をつくる。」という
            パーパスを掲げており、そ
            れが浸透してきたのではな
            いでしょうか。
            (次回に続く)

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4..売上UP作業計画 68

2024-01-16 08:45:42 | 売上50%UP作業計画。

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            雪見だいふく    new
            創造的思考力   連載  9
            皆が経験したほうがいい

            こうした変化の要因は、子ども
            たちの反応があることも大き
            いと思います。今日の私もそ
            うでしたから。社長という立
            場だし、卒業生だからなおさ
            らというのもあるかと思いま
            すが、子どもたちも授業を喜
            んでくれて非常にうれしかっ
            たです。般社員だけでなく、
            ぜひうちの役員にも講師をや
            ってほしいですね。自分の出
            身校に行ってきなさいと。役
            職など関係なく、皆が経験し
            た方がいい。
            (次回に続く)



            雪見だいふく    
            創造的思考力   連載  8
            講師制度が人材教育に貢献

            Ⅲ年目となる今年、初めて兼
            任講師制度にしました。最終
            的に20人の社員を選抜したわ
            けですが、実はそれを上回る
            かなりの人数が立候補してい
            たのです。選ばれた人たちは
            例えば、他人に教えるスキル
            など、今まで見えてこなかっ
            た能力を開花させていて、結
            果的にそれが人材育成にも役
            立っています。何よりも最初
            に選ばれた専任講師の2人が
            見違えました。表情が明るく、
            発言が前向きになって、自分
            の仕事に誇りを持つように。
            会議中でも出張授業の話など
            を滔々(とうとう)と語り出
            したり、経験者としてわれわ
            れに教えてくれたりと、取り
            組みへの熱意を感じます。
            (次回に続く)



             雪見だいふく    
             創造的思考力   連載  7
             インナーブライディング向上

             もう一つは、インナーブラン
             ディングの向上です。「うち
             の会社は学校まで足を運んで
             ロッテノベーション教育を広
             めているのだな」「こんなに
             も社会的な貢献活動をしてい
             るのだな」といったことを社
             員に実感してもらいたい。そ
             れが会社に対するロイヤリテ
             ィーにもつながると考えてい
              るからです。
              (次回に続く)



                雪見だいふく   
              創造的思考力   連載  6

              社会課題に価値を見出す
              そうですね。大きく2つの目
              的を持って始めました。
              一つは、会社としてのCSV(
              Creating Shared Value:共通
              価値の創造)活動において、
              お菓子やアイスといった人々
              の身近にあるものがもっと社
              会に貢献できないか、社会課
              題に対して何か価値を見いだ
              せないかと考えたとき、文部
              科学省などが推進する「アク
              ティブラーニング」に生かせ
              ると思いました。世の中では
              自分自身で考えて行動する人
              材が強く求められていますが、
              子どもの頃からそういうスキ
              ルを習得するお手伝いができ
               ればと。
              (次回に続く)



              雪見だいふく    
              創造的思考力   連載  5
              子供がオープンで交流良い

              前回(22年に埼玉県戸田市
              の小学校で授業)も感じま
              したが、ITの時代に身を置
              く今の子どもたちは、人と
              人とのつながりが希薄なの
              かと思っていたけれど、意
              外とオープンで、コミュニ
              ケーションもうまい。授業
              の最後に皆とハイタッチし
              た時も、昔の子どもの姿と
              そう変わらないなと安心し
              ました。学校の教育もしっ
              かりしていると感じました。
              子どもの数自体は少なくな
              っていますが、この子たち
              に将来きちんと育ってほし
              いという思いが一段と強く
              なりました。
              (次回に続く)



              雪見だいふく    
              創造的思考力   連載  4
              母校の出張授業に参加

              牛膓社授業に参加
              するのはこれが2度目で、今
              回の場所にはどうしても来
              なくてはならない理由があ
              った。それは自身の母校だ
              からだ。卒業以来、およそ
              50年ぶりの来校だという。
              6年生の2クラスで「ロッテ
              イノベーションチャレンジ
              ~未来のおかし開発室~」
              と題した授業を行った後、
              今度は6年生全員を集めて
              キャリアについての講和
              をした。そこでは小学生
               時代の話や、楽しく生き
              ていく上での心構えなど
              を語った。なぜロッテは
              小学生に向けた出前授業
              を始めたのか。その手応
              えは? 牛膓社長にイン
              タビューした。
              (次回に続く)



              雪見だいふく    
              創造的思考力   連載  3
              出張授業本年101回になる

              例えば、アイスと餅を掛け
              合わせた「雪見だいふく」
              や、ペットボトルをヒント
              にフタ付きで持ち運びでき
              るようにした「クーリッシ
              ュ」なども、そうした発想
              から誕生した商品だ。出張
               授業に関して、22年までは
              専任の社員2人がいくつもの
              学校を回っていたが、23年
              度からは兼任講師を公募。
               20人の社員が加わったこと
              で一気に活動の幅が広がっ
               た。実績も着実についてき
               ており、21年度は35校、2
               2年度は72校、そして23年
               度は101校と、開催回数は
               倍々に増えている。
              (次回に続く)



              雪見だいふく    
              創造的思考力   連載  2
              ロッテイノベーション

              「チョコレートと豆腐を掛け
              合わせて、柔らかいしヘルシ
              ーなお菓子を考えました」と
              男子児童が立ち上がって発表
              すると、「そうだね、豆腐は
              健康にいいしね」と牛膓社長
              はすかさずあいづちを打つこ
              の日はロッテが出張授業を実
              施していた。2021年度にスタ
              ートしたこの取り組みは、商
              品開発する上で大切な考え方
              などを楽しく学び、新しいア
              イデアを出すなど、創造的思
              考力を身に付けることを目的
              とする。その根底にあるのが
              「ロッテノベーション」。ロ
              ッテとイノベーションを合わ
              せた造語で、固定観念から脱
              却した新しい発想で物事に挑
              戦するというもの。
              (次回に続く)

               雪見だいふく    
               創造的思考力  新連載  Ⅰ
               小学生からアイデアを聴く

              「アイスと青汁を混ぜて……」
              「えー!?」

               ここは横浜市金沢区にある
               大道小学校。6年生の児童
               約30人がいくつかのグルー
               プに分かれて、ワイワイガ
               ヤガヤと話し合っている。
               「えー、時間がきました。
               皆さんのアイデアをぜひ教
               えてください」教室の前方
               でこう声を張り上げるのは、
               菓子メーカー大手・ロッテ
               の牛膓(ごちょう)栄一社
               長。すると一斉に「はい!」
               「はい!」と勢いよく手が
               挙がった。
               伏見学 ITmedia
               (今回新連載です)
               



               
               生成AIですべてを  new
               オラクルの提唱  最終回   14
               24年度が重要になる

               こうした中、オラクルで
               は「コヒア」という生成
               AIスタートアップに投資
               し、B2C要素も強いChat
               GPTとは差別化を図る形
               で、B2B向けの大規模言
               語モデルとして開発を
               進める。 10月31日に
               日本オラクルが開催し
               たイベントで三澤社長
               は「2024年はエンター
               プライズ生成AI元年に
               なる」と力説した 。オ
               ラクルはNetSuite以外
               のあらゆる自社サービ
               スにも生成AIの導入を
               進めている。生成AIで
               企業の働き方をどう変
               えていくのか。24年以
               降の展開に注目だ。
               (今回最終回です)



               生成AIですべてを  
                オラクルの提唱   連載   13
               生成AIの技術外部頼み

               NetSuiteへのAI機能の導入は
              、例えば文書の自動分類やOC
               R(光学式文字認識)、請求
               書のキャプチャーや帳票か
               らのデータ抽出といった書
               類面のサポート、サプライ
               チェーン予想リスクや時系
               列予測、フォーム入力の自
               動化といった予測予知の部
               分、そして対話型AIによる
               文書の内容分析や翻訳とい
               った部分から始めていく。
               国内外の多くの企業が自社
               サービスに生成AIの導入を
               進めているものの、肝心の
               生成AI技術は外部頼みなの
               が実情だ。
               (次回最終回です)



               生成AIですべてを  
                オラクルの提唱   連載   12
               強み発揮されるタイミン

               「このようにSaaSのERPが、
               大きく拡大すると予測され
               ています。これから日本で、
               世界ナンバーワンのクラウ
               ドERPである『NetSuite』の
               強みが、まさに発揮される
               タイミングだと考えていま
               す」(渋谷CM)NetSuite
               へのAIの導入にあたっては、
               カナダの生成AIスタートアッ
               プの「コヒア(Cohere)」
               の技術を活用する。コヒアは
               オラクルの出資を受けるパー
               トナー企業だ。
               (次回に続く)



                 
                生成AIですべてを  
                   オラクルの提唱   連載   11
                ERP市場の売上高は上昇
                ERP市場の売上高は上昇を
                続けている。20年度は新
                型コロナウイルスの感染
                拡大により伸び悩んだも
                のの、21年度には各種の
                法改正や、老朽化したERP
                システムの刷新などにより
                2桁成長を回復し、昨年対
                比16%増の1467億円とな
                った。22年度は同約12%
                増の1645億円、23年は同
                約13%増の1850億円の売
                り上げを見込んでおり、
                堅調な動きが続く。ERP投
                資の増加傾向は当面続く
                見込みだ。
                (次回に続く)

                生成AIですべてを  
                   オラクルの提唱    連載   10
                クラウド化進む

                こうした中小企業にこそ、
                ERPが必要だという。日
                本では2007年ごろからS
                aaS(Software as a Serv
                ice)の導入が始まり、
                クラウド化が進んできた。
                今では企業でのパブリッ
                ククラウドの利用は定着
                しているものの、中小企
                業におけるデジタル化や
                クラウド導入が遅れてい
                るという声もある。だが、
                近年はこうした事情も変
                わってきているという。
                渋谷CMは「過去1年間で、
                パブリックカンパニーや
                金融、保険会社がクラウ
                ドの利点を認識してきて
                います。現在では製造業、
                卸売業がオンプレミス(
                自社管理するシステム)
                からクラウドに移行する
                と推定しています」と話
                す。
                (次回に続く)



                生成AIですべてを 
                   オラクルの提唱    連載   9
                日本の中小企業に必須

                オラクルはNetSuiteを日本
                でどのように展開するのか。
                日本オラクルでNetSuite事
                業統括カントリーマネージ
                ャー(CM)を務める渋谷
                由貴バイスプレジデントは
                こう説明する。「ERPとい
                えば、そのコストや導入の
                難易度、複雑性から大企業
                向けのソリューションと考
                えられていることが多かっ
                た。ですがリソースプラン
                ニングが必要なのは日本の
                99%を占める中小企業だと
                言えます」
                (次回に続く)



                生成AIですべてを 
                   オラクルの提唱    連載   8
                カットオーバーが始まり

                例えばChatGPTは基本的に
                ネット上だけで動作するた
                め、週単位でアップデート
                がかかってもユーザーは即
                座にそれを体験できる。N
                etSuiteもこれと同じような
                感覚で定期的に更新がかか
                るため、生成AIの日々の進
                化に追随していくことが可
                能だ。「これからはカット
                オーバー(新しく開発され
                たシステムが稼働すること)
                がゴールではなく、カット
                オーバーが始まりという世
                界が業務アプリケーション
                では一般化していきます。
                こういった世界観を日本の
                アプリケーション市場に大
                企業から中小企業まで投入
                していきたいと思います」
                (三澤社長)
                (次回に続く)



                
                生成AIですべてを  
                   オラクルの提唱    連載   7
                そして生成AI導入

                逐次アップグレードするこ
                とで、セキュリティリスク
                も軽減できる。パフォーマ
                ンスに問題が生じた場合で
                も、アップグレードによる
                解決が可能だ。そして、今
                回発表した最新のアップグ
                レードによってNetSuiteに
                新たな機能を実装する。生
                成AIだ。三澤社長がこう訴
                える。「過去10年間、こう
                した業務アプリケーション
                はあまり大きな進化がなか
                った市場だと思います。AI
                が、これからの数年で業務
                アプリケーションの世界を
                本当に大きく変えていきま
                す。業務アプリケーション
                そのものを進化させていく
                AIを適宜取り入れていくに
                は、この単一のアーキテク
                チャや単一のクラウドで動
                いている仕組みが必須にな
                ります」
                (次回に続く)




                生成AIですべてを 
                   オラクルの提唱    連載   6
                自動的にアップグレイド

                こうした構造の場合、パッ
                チを当てたり、アップグレ
                ードしたりする作業が煩雑
                になる。そのため5年に1度
                などのシステム更改の際に
               、初期導入時と同じようなコ
                ストがかかってしまう問題
                点があった。「われわれは
                それを変えていきたい思い
                でNetSuiteを展開していま
                す。NetSuiteは完全にクラ
                ウドネイティブのアーキテ
                クチャであるため、皆さま
                がお持ちのiPhoneが自動的
                にアップグレードされるの
                と同様、半期に1回アップ
                グレードできる構造を持っ
                ています」(三澤社長)
                (次回に続く)



                生成AIですべてを  
                   オラクルの提唱    連載   5
                クラウド上の問題点

                クラウド上のサーバで運用
                している場合でもMicrosoft
                AzureやAWS(Amazon Web
                Services)、Google Cloud P
                latformといったクラウドイ
                ンフラごとに異なる対応を
                する必要があった。こうし
                た構造の場合、パッチを当
                てたり、アップグレードし
                たりする作業が煩雑になる。
                そのため5年に1度などのシ
                ステム更改の際に、初期導
                入時と同じようなコストが
                かかってしまう問題点があ
                った。
                (次回に続く)



                生成AIですべてを  
                   オラクルの提唱    連載   4
                大は小を兼ねない

                「ところが中小企業にな
                ると、そこまで十分な体
                制をお客さまサイドで築
                くことが難しい。そのた
                め統合化されたモジュー
                ルの特徴を生かして、よ
                り早く簡単に導入を可能
                にしているのが『NetSuit
                e』の大きな特徴です。い
                ずれにしてもわれわれの
                アプリケーション戦略は、
                『大は小を兼ねない』と
                いう戦略で展開していま
                す」(三澤社長)また、
                従来のERPはそれぞれの
                サーバごとにインストー
                ルする仕組みであったた
                め、WindowsやLinux、U
                NIXといったOSごとの対
                応が必要だった。
                (次回に続く)



                生成AIですべてを  
                オラクルの提唱    連載   3
               統合しやすい

               「一般的なERPは、SCM(
               サプライチェーンマネジメ
               ント)やHCM(人的資本管
               理)がそれぞれ独立してい
               て、これらを横に統合しよ
               うとすると多大なコストが
                掛かってしまう。この点
               『NetSuite』は、中小規模
               の企業に適合しやいよう、
               最初から全て統合したモジ
               ュールでデザインしていま
               す」(三澤社長)大企業の
               場合は組織の規模が大きく、
               経営部門や財務部門、製造
               部門や販売部門、人事部門
               などが独立していることが
               多い。そのため、これらの
               部門内で運用するソフトも
               独立したものが求められる。
               (次回に続く)



               生成AIですべてを  
              オラクルの提唱    連載   2
              米国スターチアップ6割導入
              特に米国ではIPOしたテク
              ノロジー系スタートアップ
              の約 6 割がNetSuiteを導入
              済みで、生成AI系のスター
              トアップでも過半数がNet
              Suiteを導入しているという。
              三澤社長がNetSuiteの強みを
              力説した。
              (次回に続く)

               生成AIですべてを  
              オラクルの提唱   新連載   Ⅰ
              企業活動のすべてをAIで

              日本オラクルが生成AIの活
              用に本腰を入れる。主に中
              小企業向けに展開するクラ
              ウドソフト「Oracle NetSu
              ite(オラクルネットスイー
              ト)」全体に生成AIを組み
              込み、生産性向上の支援に
              注力する。11月13日に開い
              たNetSuiteに関する発表会
              で、同社の三澤智光社長が
              明らかにした。NetSuiteは
              会計から財務管理、顧客管
              理、在庫管理、人事管理、
              カスタマーサポートまで可
              能な単一のクラウド上のソ
              フトだ。こうしたソフトは
              「ERP(企業資源計画)パ
              ッケージ」と呼ばれ、Net
              Suiteは世界で219カ国以上、
              3万7000社以上の企業が採
              用し、27カ国語に対応して
              いる。
              河島太郎ITMedia
                                                   (今回新連載です)



             無人本屋「ほんたす」new
                                     好発進  最終回   16
              
             新しいソリューションに

             無人書店の取り組みにおい
             ては、取次大手トーハング
             ループの「山下書店世田谷
             店」も夜間の無人営業を実
             施している。午後 7 時から
             翌午前10時を無人営業に切
               り替え、23年3~7月まで実
             証実験したところ、売り上
             げは前年比106.6%に。8月
             以降は正式運用しており、
             新たに「メディアライン曙
             橋店」にも導入が決定。他
             店にも展開予定だ。12年か
             ら22年の10年間で全国の書
             店数は約3割減少している。
             無人書店は、経営が立ち行
             かない、あるいは後継者が
             いない書店を救うソリュー
             ションになるかもしれない。
             (今回最終回です)



              無人本屋「ほんたす」
                                     好発進  連載    15
             数年以内に20店舗が目標

             ほんたすのビジネスモデル
             は人件費を大幅削減できる
             ため、賃料の高い駅ナカで
             も出店が可能となる。通常
             15坪で約300種類、4500冊
             を扱うならスタッフ2人が
             必要だが、その費用はほぼ
             ゼロになる。監視や問い合
             わせ対応を行うサポートセ
             ンターは日販の既存窓口で
             あり、他の業務と兼務しな
             がら、ほんたすの対応も担
             っている。少ない人数で複
             数店舗を回せることから、
             店舗が増えると運営費が減
             る見通しだ。「数年以内に
             20店舗の目標を掲げていま
             す。1号店とは立地環境が
             異なるターミナル駅、ベッ
             ドタウンなどにも出店した
             い。一定時間は有人として
             取り寄せができるようにす
             るなど、地域に合わせてモ
             デルを柔軟に変えていきま
             す」
             (次回最終回です)



            無人本屋「ほんたす」
                                    好発進  連載    14
            入店率が悪い

            一方、課題は「入店率」の
            向上だという。「反響はい
            いものの、通行量に対して
            目標とする入店率には及ん
            でいません。LINEの会員登
            録がハードルなのか、それ
            とも品ぞろえなのか。何が
            入店をはばんでいるのか実
            証実験を通して検証してい
            きます」
            (次回に続く)



            無人本屋「ほんたす」new
                                    好発進  連載    13
            ストレスなく簡単

            「完全無人店舗は世間に受
            け入れてもらえているよう
            だ」と南氏は話す。「ほん
            たすは多数のメディアで紹
            介され、それを見て多くの
            人が来店してくれています。
            『簡単』『ストレスなく利
            用できた』というポジティ
            ブな反応が多く聞かれ、そ
            れらが広がったことで現状
            の実績につながったのかも
            しれません」
            (次回に続く)


            
            
            無人本屋「ほんたす」
                                    好発進  連載    12
            ビジネス街に特化

            「想定顧客は書店に行き慣
            れていない、あるいは、最
            近書店に行けていない層で
            した。実際に営業してみる
            と約 7 割は想定どおりでし
            たが、残りの 3 割はもっと
            専門的な書籍を求めている
            層でした」こういったユー
            ザー傾向からコミックの量
            を大きく減らし、代わりに
            ビジネス書と小説の種類を
            増やした。ビジネス街に特
            化した専門書も増やしてい
            く方針だ。
            (次回に続く)



            無人本屋「ほんたす
                                    好発進  連載   11
            購買率50~60%と高い

            現状、午前 7 時から午後10
            時までオープンしているが、
            圧倒的に平日午後の6~8時
            に入店者が多い。通勤前の
            時間は急いでいる人が多い
            ことから、入店につなげづ
            らいようだ。南氏いわく、
            有人書店の購買率が約30%
            のところ、現時点でのほん
            たすの購買率は50~60%と
            倍近い。入店前に会員登録
            が求められる制約があるぶ
            ん、購買意欲が高い顧客が
            多いのかもしれない。売り
            上げの約7割は書籍が占め
            ており、その半分以上が
            ビジネス書となる。
            (次回に続く)



            無人本屋「ほんたす」
                                    好発進  連載   10
            想定より上の世代が支持

            日販では30代の男女をメイ
            ンターゲットとしているが、
            この結果から、子育てのメ
            イン世代である30~40代前
            半は読書の時間が取りづら
            いのかもしれないと踏んで
            いる。「想定より上の世代
            の支持が高いです。オープ
            ン直後はスタッフが接客し
            たのですが、50~60代の方
            もITリテラシーが高く、操
            作説明がほぼ必要ありませ
            んでした」
            (次回に続く)



            無人本屋「ほんたす」
                                    好発進  連載    9
            2週間で会員3000人超える

            南氏によれば、溜池山王駅
            の通行客は男女比率が5:5
            で、近辺のオフィスで働く
            ビジネスパーソンが中心だ。
            オープンして約  2    週間が
            経過したタイミングで取材
            したところ、想定以上の反
            響が得られているという。
             「2週間で会員数が3000人
            を超え、入店者層は男性が
            約60%、女性が約40%です。
            オープン1  週間後は男性が
            65%だったので、徐々に女
            性客が増えています。年齢
            層だと、50代、40代後半、
            20代後半、30代前半の順に
            多いです」
            (次回に続く)



             無人本屋「ほんたす」
                                    好発進  連載    8
            女性視線を大切に

            完全無人ではありつつ、さま
            ざまなトラブルに対応できそ
            うな印象だ。「空間デザイン
            は街の本屋のような入りやす
            さ、親しみやすさを取り入れ
            ました。『ほんたす』のロゴ
            のフォントも、また然りです。
            書店の顧客は50~60代の男性
            がもっとも多いのですが、受
            け入れるべきは女性であり、
            女性の支持が得られるよう意
            識しています」ブランドの認
            知や支持を広げるには女性の
            発信力が必要になるとの考え
            から、女性視点を大事にして
            いるそうだ。
            (次回に続く)



             無人本屋「ほんたす」
                                    好発進  連載    7
            カメラ4台で死角なし

            店内には 4 つの防犯カメラ
            を配置し、死角がないよう
            にした。日販のサポートセ
            ンターがリアルタイムで監
            視するほか、LINEで入退店
            と滞在時間も管理する。レ
            ジ横にはサポートセンター
            とビデオ通話ができるQRコ
            ードが表示されていて、困
            ったことがあれば遠隔で接
            客する。
            (次回に続く)

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