飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

3.宅建取引主任士 44

2018-10-16 09:31:52 | 宅建取引主任士

不動産開業は
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    再度ブロックチェーンとは new
            社会を変えるか   連載  9

     あらゆるものにブロックチェーン
     が導入される日

    技術の到達点はどこにあるのか。
    「大きいのは、社会インフラでし
    ょうね」。日本最大のビットコイ
    ン取引所「ビットフライヤー」(
    東京都・港区)CEOの加納裕三氏
    (40)はそう返した。同社は未上
    場ではあるものの企業価値は200
    億円にも達する(日本経済新聞の
    試算)とされ、同社開発のブロッ
    クチェーン技術は楽天やアマゾン
    の仮想通貨建てのアフィリエイト
    プログラムとも連動している。
    2016年4月に経済産業省が発表し
    たレポート「ブロックチェーン技
    術を利用したサービスに関する国
    内外動向調査」でも、加納氏の観
    測と同じく社会インフラに近い活
    用領域が挙げられている。行政で
    は「選挙」「ベーシックインカム
    (社会保障)」「不動産登記」、
    金融分野では「資産管理」など。
    取引記録が残るものにはすべて、
    導入されうると予測されているの
    だ。国内での新規市場の創出、既
    存市場の置き換えによって形成さ
    れる潜在的市場規模は67兆円に
    も及ぶ。
    (次回に続く)

 

 

 

      再度ブロックチェーンとは 
             社会を変えるか   連載  8

            複数の種類がある

             前出のBCCCの参加企業は100
             社を超えたが、その中からは「
             個人認証×ブロックチェーンで
             、チケットの高額転売問題を解
             決する」開発構想も出てきてい
             る(BCCC広報)。技術を転用
             し、あらゆる「契約」ビジネス
             への応用も期待される(=スマ
             ートコントラクト)。特定の金
             額の振り込みなど、設定条件が
             満たされると、その段階で予め
             取り決めたプログラムが実行さ
             れる。例えば不動産賃貸だ。電
             子的に契約を終え、入金を行う
             と、ユーザーに部屋の供与が行
             われる。家賃の滞納が続けば、
             玄関ドアのロックが自動でかか
             る――。これらの行為が、すべ
             てブロックチェーン上の記録の
             「判断」に基づくものになる。
             ここで気になるのは、取引記録
             の秘匿性だろう。他人に見られ
             たくないデータまで丸裸なのか
             といえば、そんなことはない。
             ブロックチェーンには複数の種
             類(型)があり、場合に応じて
             使い分けられている。例えば、
             ビットコインのような通貨に使
             われる技術はパブリック型で、
             ネットワーク参加者の検証が可
             能だ。しかし、個人契約や物流
             関係に用いられる技術はプライ
             ベート型と呼ばれ、「鍵」を持
             つ限られたユーザーしか閲覧で
             きない。
             (次回に続く)

 

 

     


      再度ブロックチェーンとは 
             社会を変えるか   連載  7

     食品トレーサビリティ、
     ウェブ投票システムなど
     開発構想続々

     ベンチャー支援を行う「トーマツベ
     ンチャーサポート(TVS)」は、大
     企業と国内ベンチャーのマッチング
     会「モーニングピッチ」を継続的に
     開催している。2016 年秋、ブロッ
     クチェーン技術をテーマとする回で
     は、ベンチャー5 社が登壇し、技術
     のプレゼンテーションを行った。「
     物流・食品トレーサビリティ」に実
     装した例もあれば、人気投票・世論
     調査など「ウェブ投票」の信頼性向
     上のため開発を進めた例もありと、
     いずれも非金融の分野だった。TVS
     で、ITを活用した金融領域(=フィ
     ンテック)の担当を務める大平貴久
     氏( 35 )は、当日の熱気をこう振
     り返った。「 1 社のベンチャーに、
     大企業50社が名刺交換の列をつくる
     こともあった。 他のテーマと比べて
     も、注目度は極めて高い。 非金融系
     の試みはこの2~3年で世の中に出る
     でしょうね」
     (次回に続く)

 

 

 


      再度ブロックチェーンとは 
             社会を変えるか   連載  6

    
      新たなブロックに進むには、それ
      までのブロックで複雑な計算証明
      を行う必要がある。誤りがあると
      、次に進めない(編集部作成)堅
      牢さを裏付ける実績もある。もと
      もとこれは、2009年に「サトシ
      ・ナカモト」と名乗る人物がウェ
      ブ上で公開した論文で明らかにし
      たもので、仮想通貨「ビットコイ
      ン」の核心技術。この「通貨」は
      、登場から約8年を経ていまだ「
      偽造コイン」の出現を許してはい
      ない。いま、この新技術をモノに
      するため、金融大手も実証実験を
      進めている。ただ、進展の方向性
      は金融に限られてはいない。むし
      ろ「非金融」のあらゆる分野でこ
      の技術が活用されようとしている
      ことのほうに、今後の社会を大き
      く変える可能性が見えてくる。
      (次回に続く)

 

 

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コメント

3.宅建取引主任士 43

2018-10-09 08:48:13 | 宅建取引主任士

不動産開業は
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      再度ブロックチェーンとは new
             社会を変えるか   連載  5

     
     ブロックチェーン技術に中央は存在し
     ない。仮に1人のデータが壊れても、
     他が持っている情報で復元できる。破
     壊は困難だ(編集部作成)
     (次回に続く)

 

      再度ブロックチェーンとは 
             社会を変えるか   連載  4

     1円から決済可能にする、
      堅牢なシステム

     オウケイウェイヴの兼元謙任社長
     (50)は、近い将来手がけたいこ
     とがあると言う。それは「マイク
     ロペイメント(超少額決済)」と
     いう新規市場への進出だ。「うち
     がやっているQ&Aサイトでは、知
     恵を欲しい人がウェブを通じて質
     問をし、誰かが回答する。現状は
     質問者が回答に満足しても、『あ
     りがとう!』で終わってしまいま
     す。でも、ブロックチェーンを導
     入すれば、『ありがとう!』をお
     金に変えられるかもしれない」
     「ありがとう」の価格は、1円か
     100円か。しかし、現状ではその
     ような金額の決済は難しい。銀行
     振込は100円以上の手数料がかか
     る。数パーセントの手数料をとる
     クレジットカード決済は、一定額
     以上でないと手数料が決済額を上
     回ってしまう。1円や100円とい
     う少額のやりとりは、現状のシス
     テムにフィットしないのだ。だが
     、ブロックチェーンを介した仮想
     通貨払いなら、将来的に1円、2円
     という少額のやりとりに見合う安
     価な手数料でサービスが成立する
     可能性があるという。それはブロ
     ックチェーンの特長にもとづいて
     いる。ブロックチェーンの特長と
     して、ホストコンピュータのよう
     な中央管理者が存在しない。個々
     の取引は、参加ユーザーがつなが
     ってデータを共有する構造になっ
     ている。巨大なサーバーは要らな
     いからコスト減も実現できる。
     (次回に続く)

 

     再度ブロックチェーンとは 
             社会を変えるか   連載  3

    なぜ、注目されるか

    そうした状況から、ブロックチェ
    ーン技術者の報酬は高い。ブロッ
    クチェーン技術の開発ベンチャー
    、テックビューロ(大阪市)の朝
    山貴生社長(41)は、「一流技術
    者を雇おうと思ったら、年俸20万
    ドル(約2340万円)は必要だ」
    と言う。20万ドルという年俸額は
    、「人工知能」のトッププログラ
    マーと同水準。それだけ重要な技
    術であることがうかがえる。事実
    、ブロックチェーンは、世界経済
    フォーラム年次総会(通称ダボス
    会議)で「2016年の10大新興技
    術」の一つとして取り上げられた
    。また、こんな言い方もされる。
    「1975年のパーソナル・コンピ
    ューター、1993年のインターネ
    ット、そして2014年のビットコ
    イン」(ネットスケープナビゲー
    ター開発者/マーク・アンドリー
    セン)。そもそも、「ネットワー
    ク上の取引記録」というだけのブ
    ロックチェーンという技術が、こ
    れほど注目を浴びるのはなぜなの
     か。
    (次回に続く)

 

 

      再度ブロックチェーンとは 
             社会を変えるか   連載  2

             ブロックチェーン技術者超不足

             ブロックチェーンとは、一言で言
             えば「ネットワーク上の取引記録
             」である。商取引、データ転送な
             どネットワーク上で行われた「価
             値が移転する」行為には、必ず履
             歴=記録が残る。その取引記録を
             参加ユーザーで共有する──という
             のが基本的な仕組みである。オウ
      ケイウェイヴ社員が参加した講習
      会は「ブロックチェーン大学校」
      。2016年8月に「ブロックチェー
      ン推進協会(BCCC)」が始めた
      社会人講座で、この日開かれてい
      たのは希望する企業への出張版。
      受講した20代男性は「この技術を
      モノにすれば、プログラマーとし
      て大きな付加価値になる。授業は
       難しいが、やりがいがある」と手
     応えを語った。ブロックチェーン
     大学校は全8回。講師の派遣やカ
     リキュラム制作を手掛けるのは、
       仮想通貨「ビットコイン」の取引
     所を運営する「ビットバンク」(
     東京都・渋谷区)である。同社代
     表取締役CEOの廣末紀之氏による
     と、ブロックチェーンを扱える技
     術者はまったく足りていない。「
     人数で言えば、日本全国でも二桁
     の前半というところでしょう」(
     廣末氏)2017.1.17現在。 
     (次回に続く)

 

 

     再度ブロックチェーンとは 
              社会を変えるか  新連載  1

     新たな社会インフラになるのか―
     ―。商取引やデータ転送などの「
     価値が移転する」事実をすべて記
     録し、その記録を共有する「ブロ
     ックチェーン」という技術が注目
     されている。世界の企業や行政機
     関が注目し、導入を考え始めてい
     るこの技術は、今後どのような分
     野に組み込まれ、どのような影響
     を社会に与えるのか。
     ある平日の夜。ウェブ上でQ&Aサ
     ービスを手掛けるIT企業「オウケ
     イウェイヴ」(東京都・渋谷区)
     の共有スペースに、50名近い社員
     が集まってきた。彼らウェブプロ
     グラマーたちは、ある技術の講習
     を受けようとしていた。急速に注
     目を集める「ブロックチェーン技
     術」だ。
        岡本俊浩 ヤフー編集部
     (今回新連載です)

 

 

     ドローン、GPS    new
       「デジタル」が変える農の未来
               
 最終回  17

               デジタル農業の今後が注目

               デジタル農機が田畑を耕し、上空
               をドローンが飛び回り、農家の人
               たちはその様子をオフィスのモニ
               ターで監視する ──そんな近未来
               図が農業関係者の間では共有され
               つつある。事実、デジタル農業の
               恩恵は、自動化や省力化にとどま
               らない。IoTで集めた機械のデー
               タ、圃場に設置した各種センサー
               からのデータなどを活用し、農作
               物の品質向上や効率的な育成を図
               っていく動きも見られる。高付加
               価値の農作物が、最小限の人手と
               コストで収穫できれば、収益性が
               高い仕事として農業に人気が集ま
               る日がきても不思議ではない。多
               大な可能性を秘めたデジタル農業
               の今後が注目される。

     注目 日米貿易協定交渉開始
        事実上のFTAによる
        農業への影響に注目
             2018.926
     (今回最終回有り難うございます)

 

      ドローン、GPS    
        「デジタル」が変える農の未来
               
 連載   16

                圃場から人影がなくなる

               JAグループには、TAC(Team for 
               Agricultural Coordination)とい
               う地域農家を訪問するアドバイザー
               の組織がある。全国に約1千800人
               のスタッフがいて、訪問先で得た年
               間65万件以上のニーズをデータベー
               スにリアルタイムで蓄積していく一
               方で、農家の悩みを解決するため
               にアドバイスするのも重要な役割の
               一つだ。そのなかで最新の農業技術
               や農業機械が紹介されることも多い
               という。このような組織を通して、
               デジタル農業が普及していくことも
               十分に期待できそうだ。技術進歩と
               規制緩和によって、現状の課題が解
               決されていけば、やがて圃場に人影
               がなくなる可能性もある。 
               (次回最終回お楽しみに)

 

 

      ドローン、GPS    
        「デジタル」が変える農の未来
               
 連載   15

                ベテラン世代に信頼されてこそ

                デジタル農業の導入には、年齢の
                問題も大きく関わる。鴻巣市の三
                ツ木さん親子は、父の宏之さんが
                54歳、息子の祐介さんが20歳。
                茨城町の鳥羽田龍太さんは28歳。
                農業者の平均年齢66.7歳(2017
                年時点)から見れば3人とも若く、
                デジタル機器を使い慣れている世
                代だ。50代の三ツ木宏之さんもサ
                ラリーマン時代は技術者で、メカ
                やデジタルにはかなり強いほうだ
                という。省力化や自動化の恩恵は
                、リタイアを考えはじめる高齢の
                農家こそ多そうだが、そこには “
                デジタルの壁  ”が立ちはだかって
                いる。新川課長は言う。「自分で
                情報を集めて最新動向にキャッチ
                アップできる世代には、自然とデ
                ジタル農業が広がっていく期待が
                あります。新規就農者は毎年6万
                人前後いて、49歳以下が4割近く
                いる。デジタル技術による自動化
                、省力化などが進めば、若い世代
                はもっと参入しやすくなるでしょ
                う。一方のベテラン世代には、よ
                り人間的なアプローチが必要だと
                考えています。信頼できる人が勧
                めてサポートしていけば、デジタ
                ル農業の便利さに自然と触れられ
                るかもしれません」
                (次回に続く)

 

 

      ドローン、GPS    
        「デジタル」が変える農の未来
               
 連載   14

    デジタル農業の壁は年齢か

      JAグループの全国組織である全国
      農業協同組合連合会(JA全農)で
      も、デジタル農業の研究開発を進
      めている。ドローン活用などを推
      進する耕種総合対策部事業改革推
      進課の新川一也課長は「技術の進
      歩だけでなく、農家にとっての採
      算性が大きな課題」と話す。「こ
      れから田植え機やトラクタなどの
      買い替え時期を迎える農家は、デ
      ジタル農機も選択肢の一つに入っ
      てくるでしょう。しかし当然、費
      用対効果は検討される。年間にわ
      ずかの期間しか田植え機などを使
      わない小規模農家は手を出しにく
      い。そういう方たちには完全に自
      動化された高級機種ではなく、人
      手は多少かかっても、利便性と価
      格のバランスがとれた製品が求め
      られるでしょう。採算性の重視が
      デジタル農業普及のカギかもしれ
      ません」
      (次回に続く)

 

 

 

      ドローン、GPS    
        「デジタル」が変える農の未来
               
 連載   13

      使用農薬は10分の1に減少

     オプティムの休坂健志執行役員は
    、「農薬を減らすことで、農作物の
     付加価値を高められる」と強調す
     る。「昨年、佐賀県の豆畑農家で
     ドローンを使った農薬のピンポイ
     ント散布を実施したところ、使用
     農薬は従来の10分の1以下まで減
     りました。収穫した枝豆は低農薬
     ですから、通常の3 倍近い値段で
     販売しても飛ぶように売れました」
     (次回に続く)

    

 

    ドローン、GPS    
      「デジタル」が変える農の未来
             
 連載  12

     ドローンの画像分析で
     薬剤を散布

    日々の農作業は慌ただしく、作物
    の状態を丹念に見て回る余裕はな
    い。朝7時頃から3時間ほど農薬を
    散布し、昼食をはさんで17時頃ま
    では収穫、その後に出荷作業をこ
    なすというのが日課だ。アグリド
    ローンを使うと、3カ所に分かれ
    ている計30アール(テニスコート
    約12面分)ほどのキャベツ畑でも
    20分もあれば全体の撮影が終わっ
    てしまう。鳥羽田さんがドローン
    を飛ばすのは3日に1回のペース。
    その画像を分析して、キャベツの
    葉に一定の割合以上に虫の食害が
    見つかれば、そこに害虫がいると
    判断して、農薬を積んだドローン
    を飛行させてピンポイントで薬剤
    を散布する。現在、ドローンによ
    る農薬散布は、ドローンの飛行に
    関わる航空法などの規制、農薬散
    布に関わる農水省などの規制があ
    り、認定を受けた 1 人が操縦し、
    別の 1 人が監視する必要がある。
    それでも、省力化の効果は大きい
    。アグリドローン導入前、キャベ
    ツ畑には数日に1 回、広範に農薬
    を散布していた。一般的な農薬散
    布の方法だ。「現在は散布の数日
    後にドローンを飛ばせば、農薬の
    効果も一目瞭然です」
    (次回に続く)

 

 

 

    ドローン、GPS    
     「デジタル」が変える農の未来
            
 連載  11

   生育状況が一目でわかる

   この地域でも高齢化が進み、リタ
   イア農家は多い。そのなかで20代
   の営農者は珍しい。農家で生まれ
   育った鳥羽田さんは、東京の大学
   で経営学を学んだあと、県立農業
   大学校に入って2年間、農業を継
   ぐための準備をした。ドローン導
   入に興味をもったのは、農業大学
   校時代の友人から聞いた話がきっ
   かけだった。AI、IoT関連のソフ
   トウェアを開発するベンチャー企
   業のオプティム(東京都港区)が
   提供する「アグリドローン」を導
   入した。「ドローンのカメラで畑
   の隅々まで撮影できるので、目視
   が難しい畑の奥のほうまで作物の
   状態が把握できます。生育が悪い
   作物、病虫害が出ている作物など
   一目でわかります」
   (次回に続く)

 

 

 

     ドローン、GPS    
      「デジタル」が変える農の未来
            
 連載  10

   ドローンが病虫害の
   葉だけを消毒

    鳥羽田(とりはた)龍太さん(28
    )は今春から農作業にドローンを
    活用し、農業の大きな変化を実感
    している。鳥羽田さんの農場は、
    茨城県のほぼ中央に位置する茨城
    町。約5ヘクタールの畑でキャベ
    ツやジャガイモ、トマト、ホウレ
    ンソウ、コマツナなどの野菜、果
    物ではナシを栽培している。育て
    た作物はJAや農産物直売所に毎日
    出荷する。
    (次回に続く)

 

 

    ドローン、GPS    
      「デジタル」が変える農の未来
            
 連載  9

          自動走行が許される圃場を
    作ることが現実的

           レベル1はオートステアリング(
           自動操舵)、レベル2は圃場(ほ
           じょう=農作物を栽培する田畑)
           内の監視下での無人走行、レベル
           3は遠隔監視下での無人の自動走
           行。完全無人化には、自動運転に
           適した形状に圃場を整えることや
           、公道を走行する際の安全性確保
           など、いくつかの課題をクリアす
           る必要がある。このガイドライン
           によって、現時点では、人間が乗
           らない状態での自動走行は認めら
           れていない。佐々木専務は「現在
           はレベル1からレベル2に移ろうと
           している段階です。一般の農場で
           は、自動運転のトラクタなどが農
           場内の道路を横切る際に人が出て
           きたときにどう安全性を確保する
           かといった課題があります。最初
           は特区方式で、関係者以外の立ち
           入りがなく、運転手が乗っていな
           くても自動走行が許される圃場を
           つくるのが現実的かもしれない」
           と言う。
           (次回に続く)

 

 

 

     ドローン、GPS    
      「デジタル」が変える農の未来
            
 連載  8

    GPSトラクタの走行は
    誤差2〜3センチ

    人間が操作しなくても自動運転が
    可能なデジタル農機は、田植え機
    だけでなく、トラクタやコンバイ
    ンなどでも開発が進んでいる。た
    とえば自動走行トラクタでは、ク
    ボタが昨年「アグリロボトラクタ
    」のモニター販売を始め、ヤンマ
    ーは北海道大学と共同で実証実験
    を重ねた自動走行トラクタの発売
    を今秋予定している。クボタの佐
    々木真治専務取締役は「自動走行
    の技術自体はかなり成熟してきた
    。アグリロボトラクタはあらかじ
    めプログラミングした走行ライン
    を誤差2〜3センチで自動運転が可
    能」だと言う。直線走行を指示す
    れば、ほぼ直線に近い正確さで進
    むという点で、北海道の広大で斜
    面が多い農場などでは高いニーズ
    がある。ただし、安全性などの課
    題は多い。農林水産省は2017年、
    農機の自動走行に関して、安全性
    確保のためのガイドライン(「農
    業機械の自動走行に関する安全性
    確保ガイドライン」)を作成した。
    (次回に続く)

 

 

     ドローン、GPS    
    「デジタル」が変える農の未来
            
 連載  7

  農機の自動化がモノを言う

   父の宏之さんは、長男の祐介さん
   が自分の後継者になることも計算
   に入れて投資に踏み切った。「息
   子には農業以外の世界も経験して
   もらいたかったのですが……」と
   言いながらも、うれしそうな表情
   をする。主要作物のコメは、農業
   協同組合(JA)のほかに、商社や
   老人施設、個人の消費者にも販売
   し、顧客の要望や市場ニーズに応
   じて「コシヒカリ」「彩のきずな
   」「みつひかり」などの数種類を
   作っている。販売先には困らない
   というが、現在の収入に関しては
   「田植え機のローンや肥料代、田
   の借り賃を差し引けばトントンで
   しょうか」と笑う。これから先も
   「黙っていても水田が集まってく
   る」という状況が続けば、さらに
   作付面積は広くなり、収入増が見
   込める算段がある。宏之さんが「
   50ヘクタールを目指す」と言えば
   、祐介さんも「100ヘクタール」
   と負けていない。「規模が拡大す
   るほど、自動化された農機がモノ
   を言う。これから5年で日本の農
   業は確実に変わるでしょう」
   (次回に続く)

 

 

 

     ドローン、GPS    new
    「デジタル」が変える農の未来
            
 連載  6

   最新機は、本当に楽

   確かに最新型の田植え機に乗る息
   子の祐介さんは、余裕を持って操
   作しているように見える。後部に
   積んだトレイの苗が減ってくれば
   、ハンドルから手を離してトレイ
   の入れ替え作業にかかる。従来の
   田植え機では、別の人も一緒に乗
   ってトレイを入れ替えるか、その
   場に停車して自分で入れ替えてい
   たのだから、作業効率はまるで違
   う。最新型の田植え機は、旧型よ
   り1 割ほど高い。自動運転アシス
   トのほかに、従来型には付いてい
   なかった、IoT でオイル交換や部
   品交換の時期を事前に知らせる機
   能もあり、宏之さんは「重宝して
   いる」と言う。
    (次回に続く)

 

 

     ドローン、GPS    new
    「デジタル」が変える農の未来
            
 連載  5

        GPS付は負担感がまるで違う

        「私は子どもの頃から田植えを手
        伝ってきたのでまっすぐ植えられ
        ますが、それでも1カ月もの間、
        朝から晩まで神経を使ってハンド
        ルを握り続けると心身ともにクタ
        クタになりました。GPS付きは負
        担感がまるで違う」従来の田植え
        機では、ベテランでも運転中に何
        度も振り向いて苗が一直線に並ん
        でいるかを確認する必要があった
        。GPS付き田植え機では、コンピ
        ュータが指定した通り蛇行せずに
        進むので、その必要がない。植え
        るスピードも速く、同じ広さの水
        田なら作業時間は従来型の半分以
        下だという。「高校を卒業して本
        格的に稲作を始めた息子でも、ベ
        テランと同じか、それ以上の速さ
        で田植えができます」
        (次回に続く)

       ドローン、GPS    
    「デジタル」が変える農の未来
            
 連載  4

  作業時間は従来の半分以下

   水田に出ると、最初の1 列は自分
   でしっかりハンドルを握って運転
   する。苗をどこからどこまで植え
   るかを機械に覚えさせるためだ。
   2列目からはGPSの測位機能を利
     用して、ハンドルを握らなくても
   田植え機は直進しながら苗を植え
   ていく。「田植え機に乗ったこと
   がない人にはピンとこないでしょ
   うが、実はこのまっすぐに苗を植
   える運転技術はかなりの熟練を要
   するんです」と宏之さんは言う。
   田植え機は泥のなかで右に左に滑
   りやすく、気を抜くと蛇行してし
   まう。すると、植え付け可能な面
   積が減ってしまう。
   (次回に続く)

 

 

 

   ドローン、GPS     
   「デジタル」が変える農の未来
                                     連載  3

  ロボット農機で進む自動化、省力化

   日本人の食生活を支える農業が岐
   路に差しかかっている。食料自給
   率の低下、コメ消費の減少など食
   生活の変化、安全性の確保などい
   くつも課題があるなかで、最も大
   きな問題が農家の減少と生産者の
   高齢化だ。2005年に335万3000
   人、平均年齢63.2歳だった農業就
   業者は、10 年後の2015年にはそ
   れぞれ 209万7000人、66.4歳と
   なった。労働力不足は急速に進み、
   作物を栽培しない耕作放棄地は増
   加の一途をたどっている。その打
   開策として脚光を浴びているのが
   、AI(人工知能)やIoT(モノの
   インターネット)を活用するデジ
   タル農業だ。コンピュータが動き
   を操るロボット農機が人間に代わ
   って農作業を進める。進むのは自
   動化、省力化だ。鴻巣市の三ツ木
   さん親子が活用しだしたGPS自動
   田植え機もそんな農機の一つだ。
    (次回に続く)

 

 

   ドローン、GPS     
   「デジタル」が変える農の未来
                                     連載  2

   専業、最新型田植え機購入

   宏之さんはその後もリタイア農家
   の休耕田を借り受け、現在は近隣
   に点在する計25ヘクタールの水田
   を作付けしている。それに伴って
   田植えに費やす時間も増え続け、
   今年は5月20日〜6月20日までの
   丸1カ月間を要した。「水田が多い
   農家のなかには田植えをやり切れ
   ずに、一部の水田でコメづくりを
   あきらめることもあります。一定
   規模を超えると、高性能な機械の
   力を借りなければ難しくなると思
   いました」専業となって農業の大
   規模化を志す宏之さんは昨年、最
   新型の田植え機を約400万円で購
   入した。GPS(全地球測位システ
   ム)が搭載され、自動運転アシス
   ト機能が付いている。
   (次回に続く)

 

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コメント

3.宅建取引主任士 42

2018-09-04 10:18:26 | 宅建取引主任士

不動産開業は
     定年後が、ぴったりです

        

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   ドローン、GPS     new
   「デジタル」が変える農の未来
                                    新連載  1

  自動運転アシストで
    田植えが楽に

   6月中旬、埼玉県北部の鴻巣市では
   、田植えの季節が終わろうとしてい
   た。水田の一角に、梅雨時の晴れ間
   に急いで田植えを進める「みつぎ農
   園」の三ツ木宏之さん(54)と祐介
   さん(20)親子の姿があった。宏之
   さんは長年、農業機械メーカーに勤
   めるかたわら、1.5ヘクタール(サ
   ッカーコート約2面分)の水田でコ
   メをつくる兼業農家だった。2012
   年、農業専業に生きると決めて、会
   社を辞めた。「まだ兼業だった頃、
   周りの廃業していく農家からだんだ
   ん水田を預かるようになり、全て合
   わせて3ヘクタールを超えたあたり
   から、忙しさで会社勤めが難しくな
   りました。これからも廃業する農家
   が増えるなら、専業農家として作付
   面積を拡大していくチャンスかもし
   れないとそのとき思いました」
          熊谷裕司 ライター
   (今回新連載です)

 

 

    ブロックチェーンが作る  new
    「GAFAと違う新世界」
               最終回  17

   様々な難問に挑戦

   谷家氏とダイ氏が立ち上げたロン
   グハッシュジャパンは、ブロック
   チェーンやICOに関する法律が整
   備されることを目指しつつ、多く
   の人がブロックチェーンやICOへ
   の正しい理解が得られるようメデ
   ィアを運営していく。その一方で
   、ライセンスの必要のない「ハー
   ドウエアウォレット」の開発のほ
   か、アンチマネーロンダリング、
   ビックデータの解析といった、ブ
   ロックチェーンのエコシステムを
   つくるうえでは必要なものを構築
   していく予定だ。さらに、ブロッ
   クチェーンのビジネスだけでなく
   、それにかかわるICOによる資金
   調達に加え、ブロックチェーンを
   導入したい日本企業と技術を持っ
   た海外企業や海外の優秀な人材を
   つなぐ役割を果たしてしていきた
   いという。「日本から新しい世界
   を創っていくにはブロックチェー
   ンの分野にコミットしていくしか
   ない」と力説する2人は、これか
   ら待ち受けるさまざまな難関に挑
   もうとしている。
   
   ★国際決済銀行((BIS)の予測
    ・ビットコインはカジノ
    ・決済時、ブロックチェーンに
     莫大な電気消費量とインター
     ネットがパンクする程の情報
     量管理が必須
    と、警告している。
    (今回最終回有り難うございます)
     
     

   ブロックチェーンが作る  new
    「GAFAと違う新世界」
               連載  16

   ブロックチェーンの「エコ

    必要資金はICOで募る

          しかし、こうした仕組みはタダで
          はでは作れません。だから、ICO
          を使うわけです」(ダイ氏)谷家
          氏とダイ氏が立ち上げたロングハ
          ッシュジャパンは、ブロックチェ
          ーンやICOに関する法律が整備さ
          れることを目指しつつ、多くの人
          がブロックチェーンやICOへの正
          しい理解が得られるようメディア
          を運営していく。
          (次回最終回お楽しみに)

 

 

   ブロックチェーンが作る  
    「GAFAと違う新世界」
               連載  15

   ブロックチェーンの「エコ
   システム」構築から始める

   ハイパーインフレが進行中のベネ
   ズエラの例はまさにわかりやすい
   が、ブロックチェーンの特長の1
   つである「お金の行方を追跡でき
   ること」という機能が途上国で生
   きる場面は、ほかにもいくらでも
   あるという。「たとえばせっかく
   NPO(非営利団体)が募金活動な
   どで集めた寄付金も、お金の行方
   をトレーシング(追跡できるよう
   にする)できないと、遠い貧困の
   村で使われることなく、間に入る
   一部の権力者のポケットに入るこ
   とがよくあるのです。ブロックチ
   ェーン技術があれば、本当に困っ
   ている人のもとに届いているか追
   跡できて、透明性のある仕組みが
   作れるようになります。
   (次回に続く)

 

   ブロックチェーンが作る  
    「GAFAと違う新世界」
               連載  14

   途上国でこそブロックチェーン
   の技術はより生きる

   また、先進国はもちろんだが、イ
   ンフラの整っていない発展途上国
   でこそ、ブロックチェーンの技術
   はより生きるという。「よく日本
   で金融の専門家の方に『ビットコ
   インってそんなに必要性があるの
   か』『クレジットカードを使えば
   いいじゃない』と言われますが、
   それは自分たちがいる世界だけし
   か見ていないわけです。たとえば
   、ベネズエラのインフレ率は201
   8年6月時点で年4万6000%に達
   しています。ベネズエラのような
   国では外貨を交換して資産として
   貯める手段も乏しく、仮想通貨を
   買うことができたことで、今まで
   資産が持てなかった人たちが小口
   で持てるようになりました。日本
   だと簡単に資産を持つことができ
   ますが、世界には銀行のようなイ
   ンフラ整備がされていないところ
   がまだあるので、こうした手段で
   簡単に支払いができたり、個人資
   産が持てたりする意味合いは大き
   いのです」(ダイ氏)
   (次回に続く)

 

 

   ブロックチェーンが作る  
    「GAFAと違う新世界」
               連載  13

   ユーザー一人一人が動かす

   「そもそも、ウーバーやエアビー
   アンドビーといったシェアリング
   サービスを提供しているプラット
   フォーム企業が必要なのかという
   問題が出てきます。フェイスブッ
   クなどのSNSも同じで、分散型の
   シェアリングサービスやSNSを作
   れば、間に立つプラットフォーマ
   ーは必要なくなるからです」(ダ
   イ氏)つまり、ブロックチェーン
   によるビジネスは、これまでのよ
   うに事業の仕組みを大企業、大組
   織が動かすのではなく、ユーザー
   一人ひとりが動かし、コミュニテ
   ィによって成り立ってゆくものだ
   と、ダイ氏は話す。
   (次回に続く)

 

 

   ブロックチェーンが作る  
    「GAFAと違う新世界」
               連載  12

        ブロックチェーンでどうなるか

        「今、ある会社と取り組んでいる
        のが、リハビリテーション技術に
        生かせる脳波のデータや、先進医
        療で使うDNAのデータをブロック
        チェーンで管理しようというもの
        です。こうしたデータはものすご
        くセンシティブ(取り扱い注意の
        必要性)なので、病院のサーバー
        で管理するよりも、自分で管理で
        きたほうがいいわけです。こうし
        たデータを用いることで、社会的
        には統計を取ったり、個人的には
        保険のコストを下げたりするもの
        になるでしょう」(ダイ氏)その
        ほか、IoT(あらゆるものがイン
        ターネットにつながる仕組み)を
        用いた農業や金融、不動産、メデ
        ィアなど、仲介の必要なデータ取
        り引きの生じる分野であれば、ブ
        ロックチェーン技術を大いに生か
        せるという。本当に実現すると、
        どうなるのだろうか。
   (次回に続く)

 

 

        ブロックチェーンが作る  
    「GAFAと違う新世界」
               連載  11

         ブロックチェーンと
   相性のいい業種とは?

         しかし、これまで中央集権的にビ
         ジネスを行ってきた大企業にとっ
         て、分散型のブロックチェーンを
         ベースにすることは既存のやり方
         を否定することになりかねない。
         大企業の声に押し潰されはしない
         だろうか。「日本の大企業も今の
         やり方でアメリカや中国の会社と
         の競争に苦戦しているわけだから
         、ベンチャー企業とともに、分散
         型でのアプローチを思いきり伸ば
         す方向に舵を切るべきです」(谷
         家氏)では、分散型のブロックチ
         ェーンと相性がいいビジネスとは
         何か。「実は相性がいい業種は幅
         広い。データをやり取りする必要
         のある、ありとあらゆる分野です
         。たとえば、ヘルスケア。現状、
         個人の医療データは病院に(中央
         集権的に)保管されていますが、
         分散型にすれば個人が自分で簡単
         に管理できて、医者に診てもらう
         ときに特定のデータだけを提示で
         きるようになります」(ダイ氏)
         (次回に続く)

 

   ブロックチェーンが作る  
    「GAFAと違う新世界」
               連載  10

        巨大IT起業を崩せるかも

         では、アメリカはどうか。アメリ
         カは中国のような中央集権国家と
         は違い、民間企業が自由に競争で
         きる土壌がありそうだ。日本より
         もアメリカで手掛けるほうが成功
         する可能性が高いのではないか。
         谷家氏が言う。「アメリカの場合
         、GAFAに代表されるように巨大
         IT企業が中央集権化しているので
         、実は中国とすごく似ているとこ
         ろがあります。もともとインター
         ネットは『個人をエンパワーする
         』という発想で出てきて、その役
         割は間違いなく果たしたと思いま
         す。しかし、それがどんどん進ん
         でいき、少数の企業が巨大になり
         すぎて、再び個人が無力化してい
         ます。そびえ立つ巨大な壁に個人
         がやりで攻撃してもどうしようも
         ない、という世界ができてしまっ
         た。もしその壁を壊せるものがあ
         るとしたら、それは分散型のブロ
         ックチェーンしかない。ここにお
         金、人材、テクノロジーの3つが
         集まったら、壁を壊せるかもしれ
         ない。それには、日本こそブロッ
         クチェーンやICOをしっかりした
         ルールの下に認めて、既存のもの
         を破壊する側に立つことです」
         (次回に続く)

 

   

     ブロックチェーンが作る  
    「GAFAと違う新世界」
               連載  9

        日本にチャンスが

        法律を新たに整備するうえで、ブ
        ロックチェーンについて完全に理
        解している日本政府の関係者は少
        ない。こうした状況を変えていく
        ために、具体的なケースを作って
        いくと同時に、海外の事例なども
        紹介しながら、理解を深めてもら
        うという。「中央集権的な政治体
        制のなかでは、ICOを普及させて
        いくのは本当に難しい。特に中国
        で実施するのは難しいでしょう。
        そこで、日本が率先して公正で安
        全に運用できるルール作りができ
        れば、この市場をリードしていく
        ことができるので、日本にとって
        またとないチャンスになると思っ
        ています」(谷家氏)アリペイや
        ウィーチャットなど、フィンテッ
        ク分野で成長著しい企業を抱える
        中国も、分散型のブロックチェー
        ンは不向きだと考えるのはなぜか
        。「結局、中国は政府が中央集権
        的にデータを一元管理したい。な
        ので、AIやデータといったものと
        は相性がいいけれども、分散型に
        してしまうと管理ができなくなっ
        てしまうからです」(ダイ氏)
        (次回に続く)

    ブロックチェーンが作る  
    「GAFAと違う新世界」
               連載  8

         「詐欺まがいのICO」へ
   の対策はどうする?

        しかし、資金調達のしやすさから
        、現状では詐欺まがいのICOが横
        行し、一般人はもとより、金融庁
        などの監督官庁も懐疑的に見てい
        る状況にある。こうした状況を変
        えるにはどうすればいいのか。こ
        こからは  2人に解説してもらう。
        「まずは状況を変えるところから
        始めなくてはいけないと思ってい
        ます。ICOにはいいプロジェクト
        とそうでないプロジェクトがある
        ので、第三者によるICOのレーテ
        ィング(格付け)をして、それを
        しっかりしたデータに基づいて、
        メディアで発信していきたい」
       (ダイ氏)
        (次回に続く)

 

 

         ブロックチェーンが作る 
    「GAFAと違う新世界」
               連載  7

         ブロックチェーンの可能性は
   面白い

         実際、IT関連の新興企業には、そ
         の将来価値を見越した高いバリュ
         エーション(価値評価)がつくこ
         とが往々にある。バブルに近い評
         価を受けている企業も少なくない
         が、将来の可能性にかける意味で
         も、すべてが悪いバブルではない
         という。「ブロックチェーンは技
         術的な可能性もそうですが、お金
         が集まるからそこに優秀な人が集
         まって作れるものがある。そうい
         う意味でも、ブロックチェーンの
         可能性はとても面白いと思います」
         (次回に続く)

 

         ブロックチェーンが作る  
    「GAFAと違う新世界」
               連載  6

    結果から原因を生み出す

   トークンによる資金調達は便宜性
   が高く、「お金と人が同時に集ま
   るから 良質なプロダクトが生まれ
   る」という。世界的投資家である
   ジョージ・ソロス氏が彼の再帰性
   理論で「原因と結果は相互に作用
   する」ことを主張しているように
   、「原因から結果」ではなく、「
   結果から原因」を生み出す可能性
   は無視できないという。いい例が
   シリコンバレーを中心とする、ア
   メリカ西海岸の巨大企業群の隆盛
   だ。「ものすごく荒っぽく言って
   しまうと、シリコンバレーに集ま
   る優秀な人が紙にビジネスプラン
   を書くだけで、完全なプロダクト
   がなくてもその期待値だけで巨額
   のお金が集まっています。そのお
   金でさらに優秀な人を集めて、良
   質なプロダクトを作っていくわけ
   です。シリコンバレーもある意味
   、原因と結果が逆転している好例
   だと思います」
   (次回に続く)

 

 

    ブロックチェーンが作る  
  「GAFAと違う新世界」
             連載  5

        ブロックチェーンとトークンが
   切り離せない理由

       「中国政府は、パブリックのブロ
       ックチェーンをどうやってトーク
       ンと切り離してやっていくかとい
       う調査研究に莫大なお金を投じて
       います。なぜなら、キャピタルフ
       ライト(資本逃避)やマネーロン
       ダリング(資金洗浄)を恐れてい
       るからです。しかし、私たちが一
       緒にやっている中国人たちは、そ
       れに対して『それはすごく難しい
       』と苦笑いしています。そもそも
       、パブリックチェーンのブロック
       チェーンとトークンは簡単には切
       り離せるものではないからです。
       そんな彼らが日本に期待するのは
       当然のことだと思います」
       (次回に続く)

 

   ブロックチェーンが作る  
  「GAFAと違う新世界」
             連載  4

   世界に日本でブロックチェーン
   ビジネスをやりたい人が沢山いる

   「中国だと、仮想通貨に関連して
   ブロックチェーンを用いてビジネ
   スをするのは禁止されているうえ
   に、仮にビジネスができたとして
   も、あとから突然法律が変わって
   携わる人間が犯罪者になってしま
   う危険性があります。だから『合
   法的に日本でできるのであれば、
   日本に来たい』という人は、中国
   以外にもカナダやウクライナなど
   、世界にはたくさんいるのです」
   中国もブロックチェーンの研究に
   は熱心なものの、仮想通貨やトー
   クンのICO(イニシャルコインオ
   ファリング:仮想通貨によって資
   金調達をする手段)と切り離して
   考えている。しかし、それは簡単
   ではないという。
   (次回に続く)

 

 

    ブロックチェーンが作る  
  「GAFAと違う新世界」
             連載  3

   先行できれば人材とお金が集まる

   「日本企業でユニコーン(企業価
   値10億ドル以上の未上場企業)と
   いえるのは、メルカリくらいでし
   たが、そのメルカリも上場を果た
   しました。これから成長が期待で
   きる海外企業や優秀な若者に、日
   本に来てもらえるようにしていく
   にはどうすればいいか。若くて優
   秀な人材や、成長が著しい海外企
   業に日本に来てもらうのは、簡単
   なことではありません。税金も安
   くないし、背後に中国のような巨
   大市場があるわけではないからで
   す。しかし、ブロックチェーンと
   いう新しい分野でどの国よりも先
   に行くことができれば、再び人も
   お金も集まってくる可能性がある
   と思っています」今回、谷家氏は
   、事業の指揮をとっていくクリス
   ・ダイ氏との出会いで、ブロック
   チェーンによって本当に世界をよ
   くしていこうとしている人材が、
   中国だけではなく、海外にたくさ
   んいることを知ったという。
   (次回に続く)

 

 

       ブロックチェーンが作る  
  「GAFAと違う新世界」
             連載  2

       ブロックチェーンは黎明期、
   日本にも可能性がある

       まず率直に、なぜわざわざ日本で
       ブロックチェーンの事業を始めよ
       うと思ったのだろうか。谷家氏に
       聞いてみよう。「それは、黎明期
       にあるブロックチェーンの分野で
       は、日本がトップランナーになれ
       る可能性があるからです。今世界
       を見渡すと、シンガポールや香港
       がアジアでは国際金融都市として
       立脚しています。日本が金融でこ
       うした国と競争できるかといった
       ら、それは難しい。人口も減って
       いくなか、市場としての魅力も薄
       れつつあります。また、ITやデー
       タ集積の面でアメリカや中国の巨
       大企業を超えることも難しいでし
       ょう」そもそも海外企業が日本に
       拠点を置く場合、シンガポールや
       香港と比べて、税制上の優位性は
       低い。さらに、アメリカの「GAF
       A」(グーグル=アルファベット、
       アップル、フェイスブック、アマ
       ゾン)、さらに中国のテンセント
       、アリババといった巨大プラット
       フォーマーに追いつくのは極めて
       難しい状況にある、というのが谷
       家氏の認識だ。ではどうすればい
       いのか。
       (次回に続く)

 

       ブロックチェーンが作る  
  「GAFAと違う新世界」
           新連載  1

       日本を代表するエンジェル投資家
       の1人である谷家衛氏は、これま
       でマネックス証券、ライフネット
       生命、マネーフォワード、お金の
       デザインといった金融分野だけで
       なく、全寮制インターナショナル
       スクールのUWC ISAK Japan(
       軽井沢)といった教育分野のほか
       、国内外の100社以上に積極的に
       かかわってきた。投資を通じて「
       理想の社会」づくりに挑んできた
       彼が、今回、ブロックチェーン(
       重要なデータのやり取りができる
       分散台帳技術)の普及、活用を促
       すためのビジネスを展開する株式
       会社ロングハッシュジャパンを2
       月に設立。日本をベースにブロッ
       クチェーンビジネスを展開するた
       めに本格的に動き出した。同社は
       、若くしてスタンフォード大学卒
       業生前会長を務め、早期からブロ
       ックチェーンのビジネスを行って
       いる中国人のクリス・ダイ氏らと
       の共同会社だ。「ブロックチェー
      ンが新しい日本をつくるカギにな
      る」という2人に話を聞いた。
         伊藤洋二 ジャーナリスト
  (今回新連載です)

 

 

 

 

 「シックスバッド」のMTG new
  が描く1兆円企業  最終回  9

  新たな事業も仕込み中

  MTG   が成長していくにはリファ
  やシックスパッドだけに頼らない、
  新たな柱が必要となる。そのカギ
  となるのが、AI(人工知能)や  I
  oT(モノのインターネット)を活
  用した製品群の開発だ。直近では
  深い眠りや快適な目覚めをサポー
  トするマットレスの販売を準備中
  だ。さらに、将来的には医療分野
  への参入も狙う。現在シックスパ
  ッドは健常者の使用が多いが、な
  かには運動したくても寝たきりで
  生活できない人もいる。すでに、
  複数の大学病院と臨床実験などを
  すすめ、医療機器や医薬品の開発
  を進めている。MTGは今回の上場
  を弾みに、さらなる高みを目指せ
  るか。
  (今回最終回有り難うございます)

 

 

     「シックスバッド」のMTG
  が描く1兆円企業    連載  8

       医療分野への参入も視野

       “経営の見える化”はこれだけでは
       ない。MTGでは3カ月に1回、国
       内外の全社員が参加する方針発表
       会を開催している。3カ月間を1
       年間の決算とみなして、各部門の
       実績や課題を全員で共有。松下社
       長は「よく日本の会社は経営スピ
       ードが遅いといわれる。ベンチャ
       ー出身の強みは、トップと社員と
       の距離の近さや決断の速さにある
       。そういう考え方で方針発表会を
       今までずっとやってきた」と口に
       する。満を持して今回上場したM
       TGだが前2017年9月期のブラン
       ド別売上高をみると、リファが全
       体の約6割、シックスパッドが約
       2割を占める。そのほかの複数ブ
       ランドを合わせても、2割程度に
       すぎない。
       (次回最終回お楽しみに)

 

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3.宅建取引主任士 41

2018-07-30 09:47:06 | 宅建取引主任士

不動産開業は
     定年後が、ぴったりです

        

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   「シックスバッド」のMTG new
   が描く1兆円企業   連載  7

         誰でもPC提案できる

         PCは5人のチームもいれば、50
         人のチームもいる。自分で新規事
         業を立ち上げるために、PCをつく
         ることも可能だ。ただし、この場
         合は3カ月に1度あるプレゼン大
         会で発表し、承認されなければい
         けない。プレゼン大会は社長や役
         員のほか、監査法人や弁護士など
         外部の人材も参加。内外からさま
         ざまな質問を受けることで、経営
         の実践も学べる仕組みだ。「現場
         じゃないとわからない知恵もある
         。私があまり細かく経費について
         言わなくてもすでに仕組みが出来
         上がっているから、みんな努力し
         てわが事のようにやっていく」(
          松下社長)。PCは日本のみでは
          なく、中国やアメリカなど海外で
          も同じように組織立てて展開して
          いる、
    (次回に続く)

 

 

   「シックスバッド」のMTG
   が描く1兆円企業   連載  6

        非常に堅実な経営

         ロナウド選手の他にも、歌手のマド
         ンナともコスメ製品の共同開発をす
         るなど、華々しいイメージがあるM
         TG 。だが、会社の実態は華やかな
         外見とは異なり非常に堅実だ。 MT
         Gを支えるのは「PC(プロフィット
         センター)」と呼ばれる約 60個の
         収益部門だ。たとえば物流部門が1
         つの PCになっていて、売り上げか
         ら利益まで  一貫して見えるように
         している。松下社長は「 PC責任者
         は1つの会社の責任者という位置づ
         けで、いわば私の分身が 60人いる
         イメージだ。急拡大を支えてきた経
         営システムで、これがなかったらさ
         すがに今の売り上げはなかった」と
         語る。
        (次回に続く)

 

 

       「シックスバッド」のMTG
   が描く1兆円企業   連載  5

         社内には社長の分身が60人以上

         MTG  にとっては研究開発も重要
         だ。2015年7月の発売開始から2
         年で100万台を販売したシックス
         パッドは、長年EMS(電気筋肉刺
         激)を研究している森谷敏夫・京
         都大学名誉教授が開発に協力。そ
         れだけではなく、プロサッカー選
         手のクリスティアーノ・ロナウド
         選手も同製品の開発に携わってい
         る。ロナウド選手には当初広告会
         社経由で働きかけたところ、あえ
         なく撃沈。そこで地道にコツコツ
         と知り合いがいないか人づてに聞
         き回っていった。ようやく本人に
         まで行きついた時、松下社長はあ
         る製品をロナウド選手に差し出し
         た。「ロナウドに会う前に、勝手
         に彼をイメージして『ReFa AC
         TIVE( リファアクティブ)』と
         いう美容ローラーを作った。そう
         したらすごく気に入ってくれた。
         デザイン性とか機能性にはうるさ
         いと聞いていたから、逆にそこが
         彼に響いた」(松下剛社長)。そ
         こから意気投合し、ロナウド選手
         とのシックスパッドの共同開発に
         至った。
         (次回に続く)

 

 

    「シックスバッド」のMTG
   が描く1兆円企業   連載  4

   リファブランドカテゴリーの増加

   そこで徹底したのがシリーズ化。
   ヘッド用やボディ用、さらにはロ
   ーラーを使用する時につける化粧
   品など、リファという1 ブランド
   のみでカテゴリーをどんどん増や
   していった。するとリファが出始
   めのころは50社近くもいた競合が
   、今では3  社ほどに減少。次から
   次へとシリーズ 化させることで、
   競合も簡単にまねできない仕組み
   をつくった。MTGの製品は「徹底
   したエビデンスがあることが強み
   」(松下社長)で、ブランドを保
   護するために知的財産戦略にも力
   を入れる。
   (次回に続く)

 

   「シックスバッド」のMTG
   が描く1兆円企業   連載  3

   売れれば売れるほど怖かった

   調達資金は、本社がある名古屋市
   熱田の研究開発拠点や海外展開、
   新ブランド開発などの費用に充て
   る。松下剛社長は「上場で得られ
   る信用力を武器にグルーバル人材
   をもっと採用したい。最低でも売
   上高1 兆円の企業を目指す」と意
   気込む。MTGで一番の稼ぎ頭とい
   えるのがリファ。同ブランドの前
   2017年9月期売上高は前期比2倍
   となる246億円。リファが発売さ
   れたのは2009年で、日本や韓国
   で人気に火が付いた。「よくある
   のは大ヒットした後、翌年ぐんと
   下がること。売れれば売れるほど
   、怖かった」と松下社長は当時を
   振り返る。
   (次回に続く)

 

  

       「シックスバッド」のMTG
   が描く1兆円企業   連載  2

        「最低でも売上高1兆円を目指す」

        そんなシックスパッドを企画・販
        売するMTGが7月10日、東証マザ
        ーズに上場した。初値は  7050円
        と、公開価格(5800円)を上回っ
        た。上場初日の終値(7350円)で
        計算した時価総額は2840億円とな
        り、マザーズではフリマアプリの
        メルカリ(6164億円)に次ぐ2位
        となった。MTGは前出のシックス
        パッドのほか、美容ローラー「Re
        Fa(リファ)」などを企画・販売
        するファブレス  (工場を持たず、
        外部に生産を委託する)メーカー
        だ。1996年に愛知県で創業し、2
        3年目で上場。韓国、中国といった
        リスクの高い海外展開の見通しが
        立てられたことから、このタイミ
        ングでの上場を決断した。
        (次回に続く)

 

 

       「シックスバッド」のMTG 
   が描く1兆円企業  新連載   1

          メルカリに次ぐ時価総額に

           「腕をぐーんと伸ばして、一旦止
           めて。1、2、3、4・・・・・・」――。
           ここは東京・代官山にある「SIX
           PAD STATION(シックスパッド
           ステーション)」。トレーニング
           機器「SIXPAD(シックスパッド)
           」を販売する、MTGが運営してい
           るジムだ。利用者は筋肉に電気刺
           激を与えるボディスーツを身に着
           け、 トレーナーの指示に従い体を
           動かしていく。 所要時間はたった
           の15分。記者が試したところ短時
           間にもかかわらず、体全体が汗で
           びっしょりになった。1 号店とな
           る代官山店は 7月末にオープン予
           定。代官山で成功モデルを確立さ
           せた後、国内500店、海外  4500
           店を目指すという。
               若泉もえな他 東経記者
    (今回新連載です)

 

    700台のカメラを設置  new
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  最終回 16

           顧客快適・満足のために

            土肥: 従業員も言いたくないだ
            ろうし、お客も言われたくない。
            センシティブな部分にもなるので
            、そこは機械に判断してもらいた
            いですね。
            西川: あと、店内にたくさんの
            カメラを設置したわけですが、ま
            だ日常業務で使えるツールになっ
            ていません。どういうことかとい
            うと、カメラで得た情報を店内で
            働いている従業員がリアルタイム
            で使うことができないんですよね
            。現在は会議室で分析するといっ
            た感じなので、できるだけ早く現
            場の人にも使えるようにしなけれ
            ばいけません。
            土肥: 最後の質問です。アイラ
            ンドシティ店のようなテクノロジ
            ーを駆使した店舗を今後も増やす
            予定はあるのでしょうか?
            西川: はい。数年以内に広げて
            いく予定です。ただ、勘違いして
            もらいたくないのは、カメラをた
            くさん導入する、IT を活用する、
             AI を駆使する、といったことが
            目的ではないんですよね。どのよ
            うにすればお客さんは快適に買い
            物をすることができるのか。どの
            ようにすればお客さんは満足する
            のか。そのために、私たちは何を
            することができるのか。流通業界
            は他社との競争が厳しい世界なの
            で、淘汰されないようにやってい
            るだけなんです。
            (今回最終回有り難うございます)

 

 

         700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  15

          テクノロジーを駆使した
          店舗、増やしていく

           土肥: アイランドシティ店に 7
           00台のカメラを設置して、スマー
           トレジカートも導入しました。競
           合他社との差を広げようという姿
           勢はうかがえるのですが、一方で
           現在抱えている課題は何でしょう
           か?
           西川: 繰り返しになりますが、
           スマートレジカートを使えばレジ
           で待つ必要がなく、精算すること
           ができる。セミセルフレジのよう
           に商品をひとつずつスキャンする
           必要はないのですが、いまはまだ
           導入したばかりということもあっ
           て、出口前で商品のスキャン漏れ
           がないかどうかを確認しています
           。
           土肥: スマートレジカートの中
           に入っている商品をいくつか取り
           出して、従業員が確認しています
           ね。
           西川: お客さんにはスムーズに
           買い物をしていただき、楽しんで
           もらいたい。ただ、商品のスキャ
           ンを忘れて、そのままカートの中
           に入れてしまうことがどうしても
           ある。そうしたうっかりミスをど
           のように確認すればいいのか。現
           時点で、一番いい方法を見い出せ
           ていません。
           (次回最終回お楽しみに)

 

 

    700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  14

    情報を集めてこれから改善

    お客さん側からすると、「買いた
    い商品があるのに、棚に並んでい
    ないので買えない」という不満を
    解消することができる。会社側か
    らすると、欠品をなくすことで機
    会損失をなくすことにつながる。
    土肥: これまでは従業員が店を
    回って、目視で点検していた。そ
    うした作業をなくすために、600
    台も設置したわけですか?
     西川: はい、店内の死角をなく
    すことができました。膨大な情報
    を手にすることで、メーカーさん
    とさまざまなことを改善できれば
    と思っています。売り上げを伸ば
    すには、パッケージを変えたほう
    がいいかもしれませんし、棚の位
    置を変えたほうがいいかもしれま
    せん。現在は情報を集めている段
    階でして、これから改善できると
    ころは改善していくといった流れ
    です。
    (次回に続く)

 

 

    700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  13

    動画で「なぜ」を見つける

    土肥: そんな情報を知って何に
    使うのですか?
    西川: 棚の前で、お客さんはど
    のような行動をしているのか。一
    度手にしたのに、元に戻すという
    ことには何らかの原因があるのか
    もしれません。見つけにくいとい
    ったケースであれば、手に取りや
    すく、買いやすい陳列にしなけれ
    ばいけません。以前であれば「こ
    の商品売れているよね。じゃあ、
    一番目立つところに」といった考
    え方をしていたのですが、それだ
    けではいけません。どのように並
    べたら、他の商品も手に取っても
    らえるのか。動画を分析すること
    で、最適な並べ方にする。それも
    人だけが判断するのではなく、AI
    にも決めてもらう。あと、棚に置
    かれた商品の売れ行きも把握する
    ことができます。以前であれば、
    従業員が店内を歩いて「この商品
    、少なくなってきたなあ」と気付
    けば、棚に商品を補充していまし
    た。このカメラを設置することで
    、従業員は商品がどのくらい減っ
    ているのか、といったことを見て
    回らなくてよくなるんですよね。
    (次回に続く)

 

           700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  12

           データを分析して
    改善していく

            土肥: 人の行動を分析する正方
            形のカメラのほかに、長方形のカ
            メラを600台設置していますよね
            。すべての棚を撮影して、お客が
            触った商品などを分析しているそ
            うですが、これもどういった意味
            があるのでしょうか?
            西川: こちらのカメラは当社が
            独自に開発しました。1 台のカメ
            ラで2 つの棚を撮影していて、お
            客さんが触った商品を認識して、
            棚ごとに購買行動を分析すること
            ができるようになりました。商品
            を手に取ったものの、元の位置に
            戻すことがありますよね。そうし
            た情報も分かるんです。
            (次回に続く)

 

 

    700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  11

    回収率が上昇

          従来であれば、働きながら「あの
          へんにお客さんは行ってないよね
          」といった考え方だったのですが
          、それではダメ。人間の目視で観
          察するといった方法もあるのです
          が、それも限界がある。機械にで
          きることは機械に任せる、AIにで
          きることはAIに任せるといった考
          え方で、店舗を改善していかなけ
          ればいけません。例えば、ある店
          舗ではペット関連の商品がよく売
          れていました。そこでお客さんの
          行動を分析したところ、ドッグフ
          ードなどを購入して、そのままレ
          ジに足を運ぶ傾向がうかがえまし
          た。当社としては、できれば他の
          商品も見てもらいたい。では、ど
          うすれば他の商品も見てくれるの
          か。お客さんの到達点を分析して
          、ペット関連の商品を店の奥のほ
          うに配置しました。そうすること
          によって、レジに向かって歩いて
          いても他の商品がたくさん目に入
          る。店内のレイアウトを見直すこ
          とで、回遊率が大幅に上昇しまし
          た。
          (次回に続く)

 

 

 

    700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  10

    行かないところをなくす

    では、なぜそのような情報が必要
    なのか。闇雲に「ウチの店は高齢
    者が多いので、若年層向けの商品
    を並べる必要はない」と判断して
    はいけません。逆に「ウチの店は
    若年層が多いので、高齢者向けの
    商品を並べる必要はない」と判断
    してもいけません。買った人だけ
    の情報だけでは不十分で、来店客
    全員の行動を分析することで、品
    ぞろえを改善することができるん
    ですよね。
    土肥: 分析してこのように変え
    た、といった話はあるのでしょう
    か?
    西川: 実験店で、レイアウトを
    変更しました。カメラを使えば、
    どのくらいの人が、どのルートを
    通って、どこに行っているのかが
    分かる。右折する人がこのくらい
    いて、左折する人がこのくらいい
    て、直線の人がこのくらいいてと
    いった感じで。こうした数値を統
    計処理して、お客さんがあまり足
    を運ばないようなところをなくさ
    なければいけません。
    (次回に続く)

 

 

    700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  9

    レイアウトを変更して、
    回遊率が上昇

    土肥: 次に店内に設置している
    大量のカメラについて教えてくだ
    さい。入り口で正方形のカメラが
    出迎えているわけですが、このカ
    メラは来店客の属性と行動を分析
    していて、店内に100台もある。
    西川: カメラはエルモ社製で、
    パナソニックとPUXの画像認識エ
    ンジンを使って、どんな人がどこ
    まで到達しているのか。また、滞
    在時間はどのくらいで、売り上げ
    とどのような関係があるのかなど
    を分析することができるようにな
      りました。
      土肥: そのような話を聞くと、
    「なんだかスゴそうだなあ」と感
    じるわけですが、そうしたデータ
      をどのように使うのでしょうか?
    西川: これまでは当社のポイン
    トカードを持っている人がどのよ
    うな商品を購入したのか。そうし
    た情報は把握できていたのですが
    、それだけでは不十分ですよね。
    来店したお客さんは男性なのか女
    性なのか、どのくらいの年代の人
    なのか。その人はどのような商品
    を購入したのか、いや、一度はレ
    ジカートに入れたものの、棚に戻
    しているかもしれない。さらに、
    どういったところを通ったのか、
    といった到達点も把握できるよう
    になりました。
    (次回に続く)

 

 

    700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  8

            使うとお得と便利が判る

            西川: 当初、私たちもそのよう
            なことを考えていました。ところ
            が、オープンしてまだ4カ月しか
            経っていませんが、スマートレジ
            カートを使っている人は40%を超
            えました。
            土肥: なんと。なぜ半数近くの
            人が利用しているのでしょうか?
            西川: やはり、「お得+便利」
            なことが大きいのではないでしょ
           うか。お得と感じるのは、クーポ
           ンを利用できるから。便利と感じ
           るのは、レジに並ばなくてもいい
           から。買い物は終わったのに、レ
           ジで行列ができていたので、なか
           なか精算することができなかった
           。そうした経験をしたことがある
           人も多いかと思いますが、スマー
           トレジカートを使えば、レジで待
           つ必要はありません。一度使って
           みると、便利なことを実感できる
           ので、利用率がアップしているの
           ではないでしょうか。
           (次回に続く)

 

 

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3.宅建取引主任士 40

2018-07-03 09:55:50 | 宅建取引主任士

不動産開業は
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    700台のカメラを設置  new
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  7

     買い上げ点数が20%多くなる

            スマートレジカードにはレコメン
            ド機能を搭載しています。Aとい
            う商品を購入したら、Bという商
            品をオススメするといった感じ。
            これまで蓄積したデータを分析し
            て、どの商品をレコメンドするの
            かを決めていて、そのときにクー
            ポンも発行しているので、かなり
            の確率で購入していただいていま
            す。スマートレジを使っているお
            客さんと、使わないお客さんで買
            い上げ点数にどのくらいの違いが
            あるのか。スマートレジカートを
            使っているお客さんほうが、  20
            %ほど多いんですよね。
           土肥: おお。とはいえ、スマー
            トレジカートを使っている人が少
            なければダメですよね。スーパー
           での買い物はカゴに商品を入れる
           だけ。そのような行動に慣れてい
           る人が多いはずなので、なかなか
           利用率は上がらないのでは?
           (次回に続く)

 

    700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  6

    スマートレジ導入で
    売り上げがアップ

    西川: 店舗での精算は 3つの方
    法を導入しています。1 つめはセ
    ミセルフ。商品をスキャンする作
    業は従業員が行って、精算はお客
    さんが支払い機で行う。2 つめは
    フルセルフ。レジは複数台あって
    、商品をスキャンする作業はお客
    さんが行う。セミセルフ の場合、
    精算は現金でも OKですが、フル
    セルフの場合、プリペイドカード
    のみ。お客さんが何か困ったこと
    があったときに、従業員が対応す
    るといった形ですね。3 つめはス
    マートレジカート。スマートレジ
    カートを導入することによって、
    同規模の他店と比べてセミセルフ
    の台数が半分以下になりました。
    昨今、レジスタッフの人手不足が
    叫ばれていますが、この問題にも
    対応できるのかなあと。コストを
    削減するだけでなく、売り上げア
    ップにもつながることが分かって
    きました。
    (次回に続く)

 

 

    700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  5

    便利と効率化

    土肥: 資料を見ると、お客は会
    員になって、事前にお金をチャー
    ジしなければいけない。プリペイ
    ドカードを使ってログインして、
    「このカレー、欲しいな」となれ
    ば、商品をレジカートに付いたバ
    ーコードリーダーにかざすだけ。
    出口でタブレット端末のボタンを
    押せば、レジに並ぶことなく精算
    を済ませることができるわけです
    よね。お客からすれば「便利」と
    いったキーワードが浮かび、店側
    からすれば「効率化」というキー
    ワードが浮かぶ。スマートレジカ
    ートを導入したことで、コストは
    どのくらい削減できたのでしょう
    か?
    (次回に続く)

 

 

     700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  4

          3年前から実験していた

           西川: 当社は30年ほど前から、
           お客さんの“見えない”ところで、
           さまざまなことに取り組んできま
           した。例えば、「店に必要な商品
           は何か」「どのタイミングで必要
           なのか」といった状況を把握して
           、自動的に発注するシステムを導
           入したり、ポイントカードの購買
           履歴を分析したり。ただ、新たに
           オープンしたアイランドシティ店
           では、お客さんから“見える”よう
           になりました。セルフレジ機能を
           搭載したスマートレジカートを導
           入したわけですが、3年ほど前か
           ら一部の店舗で実験を繰り返して
           いました。対象商品を購入すれば
           クーポンを発行するほか、レコメ
           ンド機能を搭載することで、お客
           さんにとって利便性の高いモノで
           あることが分かってきました。手
           応えを得たので、いくつか改良を
           加えて、アイランドシティ店に導
           入したんですよね。
           (次回に続く)

 

          700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  3

         お客さんから“見える”
         ようになった

          土肥: 博多湾を埋め立てて完成
          したアイランドシティには、マン
          ションがたくさん建っていて、学
          校、病院、飲食店などがあります
          よね。若いファミリーがたくさん
          住んでいるところに、近未来感が
          漂うスーパーが誕生しました。店
          内のどこを見渡してもカメラがあ
          る。セルフレジ機能を搭載したス
          マートレジカートがある。AIの最
          新技術をフルに取り入れているわ
          けですが、個人的にびっくりした
          ことがあるんですよね。トライア
          ルで何度か買い物をしたことがあ
          るのですが、そのときには野菜を
          買ったり、肉を買ったり、パンを
          買ったり。店頭に並んでいる商品
          をカゴに入れて、レジに並んで、
          料金を支払う。ごく普通のスーパ
          ーで買い物をしたという感覚しか
          なかったわけですが、いきなり福
          岡市に最先端の店が登場した感が
          あるわけです。なぜこのような店
          をつくったのでしょうか?
          (次回に続く)

 

 

    700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか  連載  2

    流れの中で生まれた最新店舗

           同社はITを積極的に取り入れてい
           て、急成長してきた。業務アプリ
           が入った従業員専用のモバイル端
           末を使っていたり、ポイントカー
           ドを発行して購買データを収集し
           たり。客の立場からは“見えない”
           ところで、さまざまなことを行っ
           てきたのだ。その流れのなかで生
           まれたのが、アイランドシティ店
           である。特徴は2つあって、1つは
           店内にカメラが多いこと。700台
           のカメラを設置していて、人の動
           きや商品棚をウォッチしていると
           いう。もう1つは、スマートレジ
           カート(セルフレジ機能とタブレ
           ット端末を搭載)を100台以上導
           入したこと。たくさんの人が利用
           することで、売り上げアップと効
           率化を図っているという。店内に
           入ると、カメラ、カメラ、カメラ
           ……。買い物をしている人たちは
           レジカートに搭載している端末に
           向かって操作、操作、操作……。
           テクノロジーのチカラを駆使する
           ことで、同社は何を狙っているの
           だろうか。オープンして4カ月が
           経過したわけだが、人の動きや商
           品棚を記録することで、どのよう
           なことが分かってきたのか。トラ
           イアルホールディングスで副会長
           を務める西川晋二さんに話を聞い
           た。
           (次回に続く)

 

 

    700台のカメラを設置  
    スーパー「トライアル」は
    何をしているのか 新連載  1

            2018年2月。福岡市の東にある埋
            め立て地「アイランドシティ」に
            、近未来を感じさせられるスーパ
            ーマーケットが誕生した。出店し
            たのは、九州を中心にスーパーや
            ドラッグストアなどを展開する「
            トライアルカンパニー」。新たに
            生まれた「スーパーセンタートラ
            イアル アイランドシティ店」には
            、これでもかこれでもかといった
            感じで最先端のテクノロジーが詰
            め込まれているのだ。「スーパー
            センタートライアル」(以下、ト
            ライアル)を利用したことがある
            人であれば、「えっ、本当に? 
            他のスーパーよりも安い印象はあ
            るけれど、最新の技術を導入して
            いるなんて信じられない」と思わ
            れたかもしれない。記者もそうで
            ある。関東でいえば「オーケース
           トア」のように、関西でいえば「
           スーパー玉出」のように、安さを
           ウリにしている印象が強い。ただ
           、それは半分当たっていて、半分
           間違っていたのだ。
                    土肥義則 ITmedia
    (今回新連載です)

 

 

    「クリスピークリームドーナツ」
     どん底から復活       new
                            最終回   14

    小さな成功積み重ねて共有する

    オープンして10年ほどが経ったこ
    ろに、「選択と集中」を考えて、
    店舗戦略を見直しました。東京、
    大阪、名古屋などに経営リソース
    を集中させて、それ以外のところ
    は撤退することに。その後、ネガ
    ティブなニュースが流れたことも
    あって、社内で“負け癖”のような
    ものが付いていたのかもしれませ
    ん。「これをやってもうまくいか
    なかったよね」「あれをやっても
    うまくいかなかったよね」「なに
    をやってもうまくいかないよね」
    といった感じで。
      土肥: クリスピー・ドーナツは
    店舗ビジネスなので、店で働く人
    たちがそのようなマインドであれ
    ばブランドイメージが悪くなりま
    すよね。
    大内: 負け癖をなくすためには
    どうすればいいのか。小さな成功
    を積み上げるしかありませんでし
    た。ちょっした成功でも社内で情
    報を共有する。小さな成功を何度
    も積み重ねていくことで、少しず
    つ変わってきたのかもしれません。
    土肥: 行列はもういらない?
    大内: 繰り返しになりますが、
    日本で長く定着して、愛され続け
    るにはどうしたらいいのか。その
    ことを考え続けなければいけませ
    ん。
    (今回最終回有り難うございます)

 

 

           「クリスピークリームドーナツ」
     どん底から復活       
                               連載   13

            愛され続けるには
    どうしたらいいのか

             土肥: なぜクリスピー・ドーナ
             ツの店で並ぶ人が少なくなったの
             か。「コンビニがドーナツ市場に
             参入したので、売り上げが減少し
             たんでしょ」と思っていたのです
             が、実はそうでもない。考えてみ
             れば、コンビニ各社は現在ドーナ
             ツにチカラを入れていませんから
             ね。業績が低迷したのは外的要因
             というよりも、むしろ内的要因の
             影響が大きい。行列をさばくため
             のオペレーションを見直したり、
             店内の席数を減らしたり、日本流
             の新定番を開発したり――。この
             3つがうまくかみあったことで、
             業績が回復しつつあるわけですね。
             大内: 海外チェーンで「日本に
             上陸したけれども、数年後に撤退
             」といったところがありますよね
             。当初は物珍しさもあって話題に
             はなるけれど、その後はお客さん
             が離れていくといった具合に。当
             社の場合、「日本で長く定着して
             、愛されるブランドに育てようね
             」と考えていました。では、長く
             愛されるためにはどうすればいい
             のか。
             (次回最終回お楽しみに)

 

    「クリスピークリームドーナツ」
     どん底から復活     
                            連載   12

    イースター関連商品は不発

    大内: 数年ほど前から日本でハ
    ロウィンが定着しつつありますが
    、その前から当社ではハロウィン
    に関係したドーナツを発売してい
    ました。そのころはあまり売れな
    かったのですが、ハロウィンが盛
    り上がっていくと、それに合わせ
    てドーナツも売れていきました。
    同じようにイースター(復活祭)
    にちなんだ商品を発売しました。
    卵からひよこが顔を出しているド
    ーナツを発売したのですが、日本
    でイースターと聞いても、まだま
    だ「なにそれ?」という人が多い
    ですよね。こうした背景もあって
    、現時点でハロウィン関連のドー
    ナツと比べると売り上げは低いで
    す。
    土肥: ま、今後のイースターの
    盛り上がりに期待するということ
    で。
    大内: ドーナツの真ん中に生ク
    リームを加えた「プレミアム クリ
    ーム」も苦戦しました。2015年4
    ~ 5 月に販売したものの、ちょっ
    と暑かったこともあって、販売数
    は伸び悩みました。味はおいしか
    ったので、社内で「いける!」と
    いった声が多かったのですが、残
    念ながら天候には勝つことが難し
    く……。
    (次回に続く)

 

 

          「クリスピークリームドーナツ」
     どん底から復活     
                            連載   11

          ブリュレ グレーズド
    カスタードは2位を維持

           大内: ご指摘のとおり、当社で
           も同じような傾向があります。新
           商品を販売したところ、当初はよ
           く売れてもその後はちょっと……
           といったケースがありますが、ブ
           リュレ グレーズド カスタードは
           違う。発売してすぐに2 位になっ
           て、その後も2 位を維持していま
           す。
           土肥: そうした商品はこれまで
           にもあったのでしょうか?
           大内: いえ、なかったです。先
           ほどもご紹介したとおり、最も売
           れているのは「オリジナル・グレ
           ーズド」。2位はチョコレートに
           カラフルなキャンディスプリンク
           ルを加えた「チョコ スプリンクル
           」なのですが、1位と2位の差はも
           のすごくあります。その差を縮め
           たという意味でも、新商品の貢献
           は大きいですね。
           土肥: クリスピー・ドーナツは
           これまでたくさんの商品を発売し
           てきました。500種類以上も発売
           してきたので、ヒットしたモノが
           ある一方で、苦戦したモノもある
           はず。
           (次回に続く)

 

   「クリスピークリームドーナツ」
    どん底から復活     
                            連載   10

          ドーナツに苦みとカリッの食感

          グレーズドの表面をバナーであぶ
          ることで、ドーナツに苦味とカリ
          ッとした食感を加える。中にはカ
          スタードクリームを詰めることで
          、トロリとした食感を味わえる。
          「 ブリュレ グレーズド カスター
          ド」という商品名で、2016 年11
          月に発売したところすぐに話題に
          なって、売り上げを見ると全商品
        (通常14~15種類)のなかで 2位
          にランクインしました。
          土肥: ふむ。ただ、新商品って
          ご祝儀相場のようなものがあって、
          販売当初はよく売れるのですが、
          その後はイマイチといったケース
          が多いですよね。他社でも「継続
          して売れることが大切」といった
          話をよく聞くのですが、この商品
          はどうだったのでしょうか?
   (次回に続く)

 

 

   「クリスピークリームドーナツ」
    どん底から復活     
                            連載   9

         第二の核となるドーナツの開発

         土肥: 業績が低迷した原因とし
         て、内的要因が大きかったという
         ことで、オペレーション、店舗レ
         イアウトを見直しました。そのほ
          か、何か着手したことは?
          大内: 日本で最も売れている商
          品は何か。断トツで「オリジナル
          ・グレーズド」。当社は創業して
          から80年以上が経っていますが、
          オリジナル・グレーズドのレシピ
          は一度も変えていません。世界共
          通の定番商品とも言えるのですが
          、日本でこのドーナツに次ぐ「ヒ
          ット商品」をつくることができて
          いませんでした。どうすればヒッ
          ト商品をつくることができるのか
          。何をすればいいのか。オリジナ
          ル・グレーズドにチョコレートを
          トッピングしたり、ジャムをのせ
          たり、シュガーをまぶしたりとい
          った商品を出してきましたが、爆
          発的に売れたわけではありません
          。ああでもないこうでもないと考
          えて、創業時から味を変えていな
          いオリジナル・グレーズドを生か
          しつつ、第2の核となるドーナツ
          をつくることにしました。
          (次回に続く)

 

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