遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

花の雨

2023-03-26 16:10:37 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年3月26日(日)

花の海 : 花時の雨

花時の冷たい雨である。あるいは桜の花に降る雨のことをいう。
桜は日の光りに透けて眺められるところに匂う花としての本性
があるのだが、「花の雨」の表現は桜の花の風情を更に深くす
る感じをうける。


「催花雨」は3月下旬から4月上旬にかけて降る雨のことをい
い、桜の花や菜の花等の様々な花の開花を促す雨のことをいう。
せっかくの休日が雨降りで残念と思う一方で、この雨によりソメ
イヨシノの開花を促すとの見方も在るようだ。

花見頃を迎えた週末に雨天が続き、出足を削がれたようである。
甲子園では、「選抜高校野球大会」が雨で全て中止となり明日
以降に順延となった。

今大会は開会式を数時間遅らせ、試合の中止は2度目となった。
(春休み中の開催で日程が悩ましい)

花見は雨天でも待ってはくれない。


各地の花の名所では、雨天にも拘わらず花見客の出足は順調?
ニュースでは、傘を挿したかなりの人達が押し寄せている様子
が伺える、、、、。
さすがに茣蓙を敷いて「花見で一杯」という訳にはいかずとも、
家族つれ、子連れ、中でも目につくの「相合傘」、冷たい雨も
何のその、肩を寄せ合い温もりがチョッピリ羨ましい、、、。


名古屋城、

岡崎城公園、

この地の桜の名所の名古屋城、東山動植物園、岡崎城、山崎川、
それに鶴舞公園では雨の中かなりの人出がある。

鶴舞公園、

夜には雨が上がるとの様子、夜桜見物には夜店も出るようだ。

春休みに入り雨天が続くが、明日は晴天になるとの予報、、、
この雨で、直ぐに桜が散ることは在るまい。
晴天の下、家族で行楽地へ出かけられるよう、、、願いつつ。

今日の1句

傘一つ花の雨さへ心地好き  ヤギ爺

春休み

2023-03-25 15:46:18 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年3月25日(土)

春休み : 年度替り

各学校で夏休み・冬冬休みと並ぶ春の休暇をいう。
三月の終業式の翌日から四月の始業式や入学式の前日までの、
約二週間の期間であるが、大学では一般的に長い。
学年が終了し、無事に進級・進学したことで解放感や喜びの
気持ちが伴うゆとりが感じられる。
亦、明るく穏やかな季節なので家族旅行や、高校生・大学生
等は友人らとの旅行を楽しむ。

趣味などに、伸び伸びとした休暇を楽しむ事が出来る。

昨日、小学校の終業式を終え子供達は笑顔満載で下校した。

早速、友達と近くの公園に直行する子らもいる、、、、、。
また、女生徒らは道端で名残尽きないのか延々と長話、、。
家族旅行や遊びに出掛ける約束など、話は尽きないようだ。
イベント、



遊園地へ、

今日は生憎の雨模様、、、
甲子園は雨も上がったようで、予定通り試合が開催された。
我が町(名古屋)は、雨が降ったり止んだりの一日、、、
明日も雨天とか、、? 公園に子供らの姿はない。
春休みは始まったばかり、、子供達の期待を裏切らないで
早く晴れて、行楽日和となる様に、、、

雨の心配の要らない水族館は、家族連れが続く、









そうそう、桜も各地で満開を迎え、絶好の花見日和を、、、



今日の1句

麗かや泣き止み嬉々と遊園地   ヤギ爺

桜咲く

2023-03-24 16:18:11 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年3月24日(金)

桜さく : 染井吉野

桜はバラ科サクラ属、落葉高木の総称

名古屋城も満開、、?

山桜、染井吉野などの自生種、園芸種を含めて数百種があると
いわれている。
桜は古来、日本人には特別に賞味されてきた花で国花でもある。
春は桜前線の北上と共に花見の行楽があり、朝桜・夕桜・夜桜、
晴れても降っても美しい。忽ち散り始めて心を悩ませもする。
戦国時代から江戸時代にかけては、殊に桜の潔く散る様が愛さ
れたようだ。

緋寒桜

山桜、

染井吉野、

八重桜(奈良公園)、

枝垂れ桜(東谷山フルーツパーク)、

開花の早いのは緋寒桜である。 亦、昔から愛されて来たのは
山桜で花弁の色は白く、花と同時に若葉が出る。これは古来か
ら日本の詩歌に詠まれた代表的な桜で、この変異種も多い。
清少納言の枕草子の中で「桜は花びらおほきに葉の色こきが、
枝ほそくて咲きらる」と書いているのも山桜である。

現在では「染井吉野」が普及し、桜といえば葉に先立って花が
開き、薄紅色の華麗な花を思う。
遅咲きの八重桜は色濃く艶麗で、枝垂れ桜は糸桜と呼ばれる様
に天蓋の形で枝垂れ咲いて美しい。
亦、日本各地には桜の銘木が在り、夫々に特別の名前が付いて
居る。

この近くでは、岐阜県根尾谷の「淡墨桜」が有名である。

桜の美しさは「風狂の人」(風雅に徹する。常軌を逸する)を
呼び、花への憧憬と花に託した人生での思いが、多くの詩歌を
生み出した。
俳諧にも桜の名句が多くの俳人に、詠まれています。

さまざまの事おもひ出す桜かな   松尾 芭蕉

ゆさゆさと大木ゆるる桜かな    村上 鬼城

夕桜城の石崖裾濃なる       中村 草田男

土佐日記懐にあり散る桜      高濱 虚子

風に落つ楊貴妃桜房のまま     杉田 久女

さくら満ち一片をだに放下せず   山口 誓子

ご近所の庭の桜も一斉に満開となった、、、、
マンションの裏、
医院の庭、
社務所、

一週間前にはちらほら花開き、殆どが蕾状態であったが、此処
数日の温かさに桜は一気に目覚めたようである。

小学校では、、




小学校の校庭の桜もほぼ満開状態、今日が三学期の修了式の日。
一方、入学式は4月6日頃の予定、、、、、
それまで、桜は待ってくれようか、、、、、、、、、?

春 霖

2023-03-23 16:19:13 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年3月23日(木)

春 霖 : 春の長雨

「春雨」は単に春に降る雨を意味するのではなく、自ずと静かな
雨を思わせる言葉であり、しっとりとした風情が漂う。




また「霖雨」は長雨のことをいい、「旬霖」は春の長雨のこと。
冬から初夏へと季節が移り変わる時である春には、天候がぐずつ
き、雨が降り続くことがある。
梅雨時の先ぶれと間違われるが、雨季の長雨は暗い感じがするが、
暗さの中にもどこか明るさの漂う雨である。

甲子園で開催されている「選抜高校野球大会」は雨天のため順延
となった。水捌けのよい甲子園のグランドだが、開会式を2時間
程遅らせたのに続き中止が決定(明日以降へ)された。

グランド整備の達人らでも、長雨には止むを得まい、、、、。

昨日のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、米国と
の決勝戦で侍ジャパン(日本)が3対2の接戦の末、勝利した。

日本中がこのニュース(衛星中継)をTV観戦、日本のエースの
大谷が米国の主砲(エンジェルスの同僚)を三振に切ってとり、
大谷 VS トラウト、

大谷には珍しく、ヘルメット・グラブを放り投げて雄叫びを、、
この瞬間、日本中が沸き上がった。
「メイク・ドラマ」「まるで映画のよう」「泪出る、最高や」
次々に起きる歓喜と称賛の声、、、、、、。

大谷が最高殊勲選手で間違いではない(スーパースター)が、


今回の大会ほどヒーローが毎回変わる、、出る選手、出る選手が
次々と活躍、怪我の選手や不調の選手をカバーした。

栗山監督は選手時代決してスーパースターではなかった。


「戦うのは選手。出る以上は彼らに任せる。責任は私にある。」
選手を選ぶ際、一人一人の話しを聞き説得。全員野球をモットー
に、、その通りの試合がなされたようである。
鈴木選手のユニホームを手に、、、
大リーグから、大谷、ダルビッシュ、吉田それにヌートバーが
加わり、それぞれ見事な活躍、、殊にダルビッシュは選手の纏め
役として、その姿は立派であった。

春の長雨、菜種梅雨、、真夏日(25度以上)も、、、

雨は降り続いているが鬱陶しさはない、、、
しっとりとして、何故かそんなに暗いイメージはない。
「侍ジャパン」が吹っ飛ばしてくれたようで、、、、、、、

今日の1句

春霖に侍ジャパン躍動す   ヤギ爺

種蒔く

2023-03-22 16:00:54 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年3月22日(水)

種蒔く : 種下し

苗代に籾種を蒔くこと。




春彼岸の頃に、塩水または薬水で種選びをした籾を袋に入れて
催芽のために種井に1週間から十日ほど浸す。

その種を更に比重選(水に浸して浮いた軽い籾を取り除く)し
た籾を陰干しにして水を切り、やや湿りが残った籾を苗代田に
蒔いていく。

現在では苗代に代って「育苗箱」への種蒔きが殆どである。

種蒔きの時期は、過っては八十八夜が目安であったが現在では、
3月中旬から5月中旬と幅が在る。(種下しも同じ)

穀類や疏菜(青菜)等の種を蒔くことは、「物種蒔く」といい
草花の種を蒔くことを、「花種蒔く」という。

地方では種蒔きの祝いをするところも在り、種蒔きの済んだ田
の水口に田の神を宿す「幣」(ぬさ:紙や布で作り神に祈り、
お祓いをする時に捧げるもの)を立てる儀式を行う。

この地方では、伊勢神宮の神田で毎年この神事が行われている。


農家では収穫の時を迎えるまでは、まさに「人事を尽くし天命
を待つ」のだが、それだけに「種蒔きの日」は今も「物忌み」
(或る期間、飲食や行為を慎み、身体を浄め、不浄を避ける)
をする風習が残る地域もあるようだ、、、、、、。




今日の1句

懇ろに一粒一粒種を蒔く  ヤギ爺