遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

夏休み

2021-07-21 16:29:16 | 日記

令和3年7月21日(水)

夏休み : 暑中休

コロナ禍で一年延期の「オリンピック・イヤー」、その所為か

7月22日(木)は「海の日」、7月23日(金)は「体育の日」

土、日を含み4連休となり、子供達は早々と今日から夏休みだ。

夏休みは、学校や会社、官庁等で夏季休暇を取る。期間はそれぞ

れに異なるが、7月下旬から9月上旬の間でとる。

一定の期間を定めて一斉にとる所や、交代でとるところ等、様々。

帰省、旅行、避暑、研修、アルバイト等に活用するのだが、昨年

よりコロナの影響で帰省や旅行等、県外への移動を規制される事

もあり、悲喜こもごも。交通機関、ホテル・旅館、観光地等では

お手上げ状態である。亦、子や孫を待つ故郷の親達も心配の様だ。

又、東京オリンピックは無観客となり、海外から国内からの客が

なくなった。野球や相撲、演劇、映画館等入場制限はあるものの

入場者がある。何だか矛盾していないか、、、、?

ま、今回のオリンピック色々と問題が多すぎる様だが、、、、

(個人的にはせっかく頑張って来た選手の為、客が欲しかった。

これを言うと、様々反発をかいそうだが、、、)

 

昨日(20日)、東海地方の公立の小中学校、高校では一学期の

終業式が行われ、今日から夏休みに入った。

名古屋市内の或る小学校では終業式に際し、校長先生から「コロナ

の影響で様々な行事が中止になり、ストレスが在るようですが、

夏休みには普段できない事に挑戦してほしい、、」と挨拶された。

生徒達は教室に入り、担任の先生から「未だコロナの影響で旅行等

行先に依っては規制が在りますが、、熱中症や交通事故等に気を付

けて、夏休みを楽しく過ごして下さい」と注意があり、その後、

一学期の終了証(通知表)を手渡され、下校して行った。

「お祖母ちゃんの所へ、」「家族とプールの在るホテルへ行きたい」

「海へ行きたい、」「泳げるようになりたい」等とそれぞれ期待を

胸に、家に急ぐ足は弾んでいる、、、、

今朝の公園、炎天下、子等の声はなく、あるのは蝉の大合唱、、、

日陰を歩いて見るが人通りは殆ど皆無、、、、、、

明後日(23日)から、東京オリンピックが開催される。

これに先立って、福島で女子ソフトボールが始まった。

日本はカナダに8対1で快勝した。ベテランの上野投手が踏ん張り、

打者はホームラン3本を放ち、5回コールドゲーム、、、、

夏休み、家でジックリ、選手(内外伴に)の活躍を応援しようか

 

今日の1句

あてどなく唯オリンピック夏休み   ヤギ爺


花火大会

2021-07-20 16:13:41 | 日記

令和3年7月20日(火)

花火大会 : 花火

種々の火薬に配色剤を調合して張り子の玉に詰め、それを

筒に入れて点火、夜空に打ち上げて興ずる火技をいう。

玉の大きさは、五寸玉、一尺玉等と呼ばれる。

火薬や発火剤の工夫に依り、夜空に絢爛たる色彩の絵模様

を描くのは見事である。

花火は近年とみに豪華になり、コンピューター操作により

一度に何発もの花火玉を打上げ、途切れる間もなく夜空を

焦がす風情は圧巻である。

 

先日の中日新聞朝刊コラム「中日春秋」に花火の記述が在

った。今年は画家の山下清没後50年、を紹介していた。

『この夏も夜空は淋しい儘の様だ。 昨年に続けて各地の

花火大会の中止の知らせが相次いでいる。自由に旅が出来

るのも、まだ先だろう。花火を愛し旅に生きたその人なら

無念な夏ではとふと思う。 画家の山下清である。

最高傑作とも言われる貼り絵に「長岡の花火」がある。

山下清作品集より、長岡の花火

 

民芸運動の柳宗悦と英国人陶芸家のバーナード・リーチが

或る部屋でこの作品を見た。二人は他の話題を忘れた様に

、、、眺め尽したそうだ。誰の作品との比較か不明だが、

「五十年後に残るのはこの花火の方じゃないかな」とリー

チが話した。(池田満寿男、式場俊三著「裸の放浪画家・

山下清の世界」)

画家が亡くなって今年は五十年、十二日が忌日である。

本物の花火が程遠い五十年後の夏、本の中にその作品を見

る。光跡、星、人、、、と、 花火の一夜を凝縮した様な

技である。 芸術の素人は両国、富田林など「その花火の

絵や花火以外の作品などに感動させてもらった。生前から

山下清を低く見る事があったそうだが、どうなのだろう。

「みんなが爆弾なんか作らないで、きれいな花火ばかり

作っていたら、きっと戦争なんて起きなかったんだな。」

残したという言葉が今も味わい深い。平和への思いを込め

故大林亘彦さんが撮った映画「この空の花・長岡花火物語」

(2012年作品)にも、その言葉は登場している。

存在感は今なおだろう]

(中日新聞朝刊コラム:中日春秋より引用した)

 

今年も各地の花火大会は中止。両国、長岡花火大会、

全国新作花火大会、大曲全国花火競技大会等々、、、

名古屋港みなと祭りも2年連続で中止となった。

今年は、サプライズ花火が昨夜(19日)打上げられた。

夜7時30分、1000発の花火がガーデン埠頭から

打ちあがる、、、僅か20分程、、、それでも綺麗な

花火が夜空に大音響とともに上がると、ベランダに

飛び出し、、、そこら中から歓声があがった。

今年は新型コロナウイルス対策に当たっている医療従

事者らに感謝を届けるため、行政機関、港湾関係団体

等が協賛して企画されたようである。

 

今日の1句(俳人の名句)

たまゆらのあてどなくなる遠花火   松澤 昭


噴 水

2021-07-19 16:21:17 | 日記

令和3年7月19日(月)

噴 水 : 噴き上げ

噴水そのものは江戸時代からあるが、近代的装置による噴水は、

明治10年(1877年)の「内国観業博覧会」で紹介された

物が最初とされている。

歳時記の項目としては、明治42年(1909年)出版の中谷

無涯編の「新修歳時記」(俳書堂)に採録されており、

「数條の水龍逆に迸りて、飛沫四辺を湿ぼし、涼味掬すべし」

と、記されている。以降、このメッセージが踏襲されていく。

噴水は、公園や庭園等に造られた、水を噴き上げる装置。

噴水は四季を問うものではないが、吹き散る飛沫(しぶき)の

清涼感は夏にふさわしく、宙に噴き上がる水、落花する水等、

見て居て飽きることはない。時に淡い虹を描いていたりする。

 

名古屋市内の公園や庭園には必ずといっていい程噴水は在る。

私がよく散歩に出かける埠頭公園にも噴水があり、夏休みに

なると小さな子をつれた母親達が集まり、子と一緒に水遊び

をする姿を目にする。

荒子川公園

鶴舞公園

白鳥庭園

 

その他、荒子川公園、鶴舞公園、白鳥庭園、庄内緑地公園等

にも噴水がある。

庄内緑地公園

庄内緑地公園の噴水の周りには池がなく、

地面の彼方此方から沢山の水煙りが上がり、子等がその中で

大騒ぎである。衣服はずぶ濡れだが、親達は承知の上で、、

叱ることはなく、優しい笑顔が回りに、、、、、、、

名古屋市の中心、栄の久屋大通り公園には夕刻になると、

カップル等が夕涼みがてら集まってくる。待合せ場所でも

在り、便利な場所。最近はコロナの影響で出歩かないが、

人は集まらないのだろうか、、、、、?

(夏の夜にはライトアップもされていたが、、、、、)

 

今日の1句

噴水に子等へばりつき濡れそぼつ   ヤギ爺


擬宝珠の花

2021-07-18 16:04:42 | 日記

令和3年7月18日(日)

擬宝珠の花 : ぎぼしのはな

山野に自生するユリ科の多年草

自生しているものには、水擬宝珠、岩擬宝珠がある。

観賞用に栽培されるものは、オオバ擬宝珠、すじ擬宝珠等

その種類は多い。近頃はご近所のお宅の庭にもよく見かける。

根元から叢生する葉柄の先に葉脈のはっきりした長い卵形で

柄杓に似た葉をつける。

すじ擬宝珠

 

6~7月頃に葉の間から長い花茎を伸ばし、上部に漏斗状の

小花を咲かせる。 蕾が橋の欄干に付ける擬宝珠に似ている

ところから、この名が付いた。

花冠は6裂し、花の色は淡紫、紫、白色などがある。

擬宝珠の若葉は食用となる。

主に山形県で、薄い黄緑色の若芽を摘み採り出荷している。

サラダ、浅漬け、油炒め、酢味噌和え、混ぜご飯等で食され

る様だ。 この若葉が毒草の「バイケイソウ」に似て居り、

誤食による事故が多いんで注意が必要である。

徳川園の黒門を入り、直ぐに虎仙橋へ向かう「虎の尾」と

いう所に、擬宝珠が群生している。

緑陰の中に、ヒッソリと叢生する薄紫の小花が揺れ、、

梅雨明けの暑さの中、ホット、、、、癒される。

 

今日の1句

虎の尾の擬宝珠の揺るる小径かな   ヤギ爺


ゲリラ豪雨

2021-07-17 16:20:37 | 日記

令和3年7月17日(土)

独・ベルギーでゲリラ豪雨

ドイツ西部のノルトライン・ウエストファーレン州では、

14日から15日にかけて集中豪雨に見舞われて大洪水

が発生し、河川の氾濫等で木材が流出し家屋が倒壊した。

下敷きになったり洪水で流されこの地域で106人もの

犠牲者が出た。隣国ベルギーでも23人が犠牲となった。

未だ行方不明者がかなり居る模様で救助活動が続いてい

る。ドイツのシュタインハイマー大統領は「地球温暖化」

を懸念、気候変動対策の必要性を強調した。

 

カナダはロシアと並び世界で最も寒い国の一つと言われ

ている。 6月29日、カナダ西部ブリテイッシュ・コロ

ンビア州のリットンという田舎町で、49.6℃という

気温が観測された。リットンの6月の平均気温は25℃。

その高温は43.8℃以上が4日間続いたという。

エアコン普及率が40%以下の涼しいこの地域、この熱波

でブリテイッシュ・コロンビアでは、突然死者が233人

と報告されている。

アメリカのワシントン州では、高温で道路のアスファルト

が解けだし、送電線が解け停電や山火事も発生している。

米国アラスカ州に在る「デナリ国立公園・自然保護区」

2万4千K㎡の広大で自然豊かな土地で年間60万人以上

の観光客が訪れる。 最近デナリ公園道路では地盤沈下や

地滑りが頻繁に発生して道路封鎖が相次いでいる。

アラスカ先住民は、移住の危機も、、

 

科学者は「気候変動により永久凍土が解けだして居り、

1950年代には凍土が75%覆っていたが、2000年

代には50%、2050年代には僅か5%に減少する」と

予測されている。

アラスカの国立公園(8カ所)の平均気温が30年間で1℃、

北極圏に近いデナリ公園だは2℃~3℃上昇していると

の事。 凍土の氷解が地滑りを起こし、一部通行止めと

なって居る。 またこの地に住むビーバー等の生態系も

心配されている。 海岸には大量のムール貝の死骸が

見つかっている(熱波によるものとされる)

 

アメリカのトランプ政権が誕生した2017年1月に、

気候変動対策の国際会議「パリ協定」が開催されたが

トランプ大統領は「アメリカは膨大な予算をこの為に

供出している。無駄だ、、、、」と即座に離脱を表明。

この後、地球温暖化が進み、南極の氷りが解け、洋上

の島国では水没の危機、世界中で干ばつ(砂漠化)や

森林火災が多発し貴重な動植物資源が失われ、温暖化

により、コロナウイルス等が異常発生、イナゴ(飛蝗)

の大量発生し世界の穀倉地帯を食い荒らし、食料危機

を招いた。更に異常気象は巨大化した竜巻、ゲリラ豪雨

超大型のモンスーン(台風)は自然災害を巨大化させ、

甚大な被害を生み、世界中で脅威となって居る。

コロナウイルス感染症のパンデミックも、トランプが

「中国の所為、ほっとけば直る」と放置、アメリカだけ

で50万余の死者、3000万余の感染者を生み、その

後の変異種は世界中に飛び、南アフリカからアフリカ全土、

イギリス株がヨーロッパ全土、インド株がアジアへ、、

そしてブラジル株が南北アメリカ大陸へ、、、、、、

これもトランプが何もしなかった事に起因するのでは。

スウエーデンの当時16歳の少女グレタ・トウーンベル

さんが、2018年の「国連気候変動会議」で演説し、

気候変動の危機」を涙ながらに訴えた、、、。

この時、トランプ大統領は、グレタさんを茶化して、

聴く耳持たず、、、テレビニュースが世界に発信された。

 

今、バイデン大統領(米)とプーチン大統領(ロ)がこの

問題を話し合う場を持った。真剣に取り組んでいただきた

いものである、、、、。

 

今日の1句

梅雨明ける木陰のベンチ探しをり   ヤギ爺