遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

ところてん

2021-07-13 16:36:31 | 日記

令和3年7月13日(火)

心 太 : ところてん

九州、中国・四国地方で梅雨明け宣言があった。

この地方では、昨日の午後2時頃、凄まじい雷雨となった。

午前中の晴天が嘘の様に、俄かに黒雲が沸きだし時折稲光、

雷鳴が轟き、突風が吹き、瞬く間に土砂降りの雨となる。

暫くして、カミさんがずぶ濡れとなり帰宅した。

「暫く、待機してればイイのに、、」「もう出てたから」

1時間程して雷鳴も止み、雨も上がった。

やがて、嘘の様に日差しが戻ってきた、、、、、、、

今年は梅雨入りが20日以上も早かったので、この地方も

2,3日中には「梅雨明け」宣言があるだろう、、、、、

 

 

今日(6月13日)、昼前にカミさんが「暑い暑い」を連発

しながら、体操教室から戻って来た。

帰りに市場に寄ったらしく、買い物袋をドサッと下ろす。

中から総菜などと共に、「ハイ、コレ」と心太が、、、、

冷たいものが欲しくなる季節がやって来た。

天草

天突き

心太(ところてん)は、海藻の天草煮て溶かし、型に流して

冷し固めた食品で、「天突き」と呼ばれる用具で麺状に突き出

し、酢醤油や糖蜜等をかけて食べる。

東海地方では、三杯酢にゴマを添えて、箸一本で食べる(啜る)

のが普通であったが、今では箸二本で食べている。

心太全体の98%以上は水分で、残りの成分は多糖類(アガロー

ス)、殆ど栄養価は無いが食物繊維として整腸作用がある。

又、「寒天」はところてんを戸外で凍結乾燥させたものである。

心太、古くは奈良時代の書物に、「心天」(こころてん)との

記述がある。一説には「心太」を「こころぶと」と呼ばれて居り、

それが「こころてい」となり、転じて「ところてん」となった

とも云われている。

 

今日の1句(潮路句会より)

力抜く術(すべ)を知りたる心太   玲 子

ギヤマンの小鉢に突かれ心太