遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

七五三

2019-11-15 16:18:26 | 日記
令和元年11月15日(金)

七五三 : 七五三祝い


数え年で三歳と五歳の男の子、三歳と七歳
の女の子を祝う行事。
該当する子はその日、産土神に詣でて、
成長を感謝し、守護を願う。

熱田神宮



中世以降、赤子は頭を剃っていた。三歳に
なり髪を伸ばした。(髪置きという)
江戸時代に入り、武家社会では五歳になると
男子は袴を着けた(袴着という)
一方女子は七歳で、着物の付紐を止めて、
成人と同様に帯を締める様になる。
これを、「紐解き、帯解き」という。
そして男女共に、七歳で氏子入りをして、
始めて社会的に人格を認められた。
これらは、本来別々の行事であったものが
後に関連付けられて一つの行事となった。

「七・五・三」は奇数を縁起が良いとする
中国思想に基づくもので、これに十一月は
秋の実りを産土神に感謝をし、十五日には
必ず満月に当たる事から、この日となった
様である。

千歳飴

神社では、長寿に肖る様に、紅白に染め
分けた細長い棒飴を、松竹梅、鶴亀等に
彩色された袋に入れた「千歳飴」を縁起物
として売られる様になった。

産土神(うぶすながみ)
生れた土地の守り神。氏神、鎮守の神と同義

七五三参りは、祖母、母、娘(息子)が
着飾り、宮詣でて、父親はカメラマン、
爺さんと言えば、付きず、離れずで、遠目から
ジッと眺めて居る、、、、。


今日の1句

七五三老爺遠目に眺めをる    ヤギ爺


紅葉散る

2019-11-14 15:45:21 | 日記
令和元年11月14日(木)

紅葉散る : 冬紅葉

冬は樹上の紅葉がすっかり散り、地面を覆い
隠す程になるが、やがてそれも朽ち土に還る。

野山を彩った紅葉は、晩秋から初冬にかけて
散り始める。
秋の「紅葉かつ散る」は、紅葉(コウヨウ)
しつつ散る状態を言うが、
冬の「紅葉散る」は、盛りを過ぎた紅葉の
葉が冷たい風雨に晒されて散る情景が在る。

風に舞う紅葉、渓流を流れ行く紅葉、静か
に、庭に散り敷かれた紅葉等、、、
日本には、古来からその美しさ、風情を
楽しむ言葉がある。

楓 : かえで

ムクロジ科カエデ属の落葉高木の総称
日本に自生しているカエデの種類は26種類
にのぼる。


名前の由来は、葉の形が蛙の手に似ている
事から「カエルデ」から省略化し「カエデ」
となったとされる。
また、「モミジ」と呼ばれ、その場合は樹木
の紅葉を称して「モミジ」と呼ばれる。


童謡の「もみじ」には、その種類、形、色
の様々にモミジを表現されている。

① 秋の夕陽に てる山もみじ
  濃いも薄いも 数あるなかに
  松をいろどる 楓や蔦は
  山のふもとの 裾もよう

② 渓の流れに 散り浮くもみじ
  波にゆられて 離れて寄って
  赤や黄色の 色さまざまに
  水の上にも 織る錦

必ず思い出される、日本の心の歌である。

冬に入り、雨上がりの今朝は風が強く、
公園や街路の樹木の紅葉が盛りの中で、
彼方此方、風に舞い散り踊る。
中でも楓のそれは、形も色も鮮やかで
最も美しい「モミジ」である。


楓の、英語のMAPLEは、カナダの
国旗にあしらわれ、国のシンボルとなる。
娘が旅行の土産に「メープルシロップ」
を届けてくれ、ホットケーキ、トースト
等に使用している。

このメープルは、砂糖楓と言われ、樹液
はとても甘く、濃縮液をシロップとして
カナダの特産品となっている。


今日の1句

磴の紅葉踏みしめ散り惜しむ    ヤギ爺


磴 : いしざか、石の階段

  

毛糸編む

2019-11-13 16:04:10 | 日記
令和元年11月13日(水)

毛糸編む : 毛糸玉


セーターや手袋、マフラー等の防寒用衣類
を毛糸で編む事。
安価な既製品の普及で、一時期に流行った
機械編み、更には毛糸を編む光景は余り見
られなくなったが。
それでも恋人や赤ん坊等のために、待合室
や公園の日向等で、ひたすら編み棒を動か
している女性の姿は仄々とした安らぎが、
感じられる。


近年、毛糸編みを趣味とする男性が居る。
〇〇男子等と呼ばれて、料理や家庭内の
本来主婦や女性が仕事としてきた部門で、
若い男性が上手くこなし、もてはやされて
遂には、趣味から専門職へと転じ、、、
テレビ等で紹介され、活躍されている。


男女平等の時代、決して悪いことではなく
大いに称賛したい。


今日の1句

飴含みシャンソンを聴き毛糸編む    ヤギ爺

高校駅伝愛知大会

2019-11-12 16:36:54 | 日記
令和元年11月12日(火)

全国高校駅伝愛知大会

第70回全国高校駅伝の愛知県予選会が、
愛知県一宮市で行われた。

一宮市北部を流れる木曽川の堤防上に在る
サイクリング・ロードを大野極楽寺公園を
起点に西へ、男子は名鉄木曽川堤駅を超え
た所の北方ロータリーを折返し地点とする
42・195km、7区間を走る。

男子は午前10時のスタート、

1区から連覇中の豊川高校が抜け出し、一
度も首位を明け渡さず、圧倒的な強さで優
勝した。2位の名経大高倉に3分48秒の
大差をつけ、大会新記録を出した。

以下②名経大高倉、③愛知、④中京大中京
⑤豊川工業、⑥千種の順位であった。

6位の千種高校は、県下有数の進学校である。

女子は午後1時のスタート、極楽寺公園から
西へ、北方町北方東本郷を折返し地点とする
21・0975km5区間を走る。



4区までは、前回優勝の豊川と岡崎学園が
競合い、5区の豊川アンカーの永井選手が
岡崎学園を振切り、29秒の差を付けて優勝
した。

以下②岡崎学園、③安城学園、④愛知、
⑤光が丘、⑥中京大中京の順、、
9位に千種高校が入り男女共に活躍した。
男女共に優勝した、豊川高校は12月22日
に行われる全国高校駅伝大会(京都)へ出場
する。共に上位入賞が期待される、、。

娘の家は、北方町北方東本郷、男女共に、
中継、折返し地点があり、家の前の木曽川
堤防に上り、応援をした。
各高校の応援団も集り、「ファイト〇〇」
と懸命の応援、、、。

女子の最終ランナー

昨年迄、名古屋市内で行われ、市街地では
白バイの先導で、交通規制が行われたが、
今回は、堤防のサイクリング・ロード、、
先導は自転車で、交通規制もなく選手も
リラックスして走っていた。大会新記録も
生れ、来年からもここで実施したい様に
大会ボランテアの皆さんは話される。


競技前、木曽川土手を散策、秋の七草を
探してみたが、、芒とオミナエシ、、、


後は見当たらず、、、駅伝に気もそぞろ、
久しぶりに娘の家を訪れたが、、、
亦、ゆっくりと土手を散策したい、、、。


今日の1句

伝統の襷を繋ぐ小春の日     ヤギ爺



木の葉

2019-11-11 16:44:20 | 日記
令和元年11月11日(月)

木の葉 : 木の葉散る



霜が降りる頃、木の葉が降り始める。
既に散って地上に落ちた葉、風に散りつつ
ある葉、未だ樹上に僅かながら残っている
葉等を総称する。 落ち葉より意味が広汎。


藤原定家の冬の歌の
「音まかふ木の葉時雨をこきませて、岩瀬
に染むる清滝の浪」に在る様に木の葉の散
る音を雨に見立てて、「木の葉の雨」また
「木の葉の時雨」等という。
冬を迎へ、自然の摂理として散る木の葉に
閑寂な風雅をみる。



何だか、難しい解釈だが、様するに落ちて
しまった葉、或いは樹上に留まり、正に
落ちんとする枯れ葉をいう、、、。





食材として、
木の葉は色々な食材として、それを直接
食べるというより、木の葉で包みその香
を楽しむ材料として工夫されている。

柿の葉寿司


奈良県、和歌山県、石川県等で、鯖、鮭、
鯛、穴子等のネタを寿司飯に乗せて、柿
の葉で包み、押しかけた寿司。風味が良
く、柿の葉には殺菌効果もある。

朴葉味噌


飛騨高山地方の名物料理で、朴の葉の
上に、自家製の味噌、薬味のネギ、茸
山菜等を絡めたのを乗せて焼く。
アツアツのご飯に乗せていただく。

他に、桜餅や柏餅等、葉で包んだ餅等
がある。


今日の1句

掃へども当面木の葉降り止まず    ヤギ爺