遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

じゃが芋

2019-11-20 16:02:39 | 日記
令和元年11月20日(水)

じゃが芋 : じゃがたら芋、馬鈴薯

カミさんの友人から、お歳暮が送られて来た。
「野菜の詰め合わせ」富良野自然農園とある。

カボチャ、玉ねぎ、馬鈴薯の詰め合わせ。

毎年、お歳暮にじゃが芋等の詰め合わせが届く
が、主婦らしい何よりの心使いである。
それにしても、年々早くなるお歳暮、、、、
早くも、三つ目、、慌ただしさに拍車がかかる。

詰め合わせの中身は
じゃが芋は、「北あかり」と「アンデスの太陽」

北あかり : 男爵芋に比べ甘味と粘りがあり、

アンデスの太陽 : 皮が赤く、黄色の果肉

          クリーミーな味わいがある
 何れも、コロッケ、サラダ、ベークドポテト等

玉ねぎ : スイート・オニオン

 辛味が少なく、甘みがある。スライスを水に
 晒し、サラダに。カレー、ハンバーグ、鍋物

カボチャ : 雪化粧かぼちゃ

 外の皮が白色で雪化粧と名付けられた。
 収穫を遅らせ、寒くなり十分完熟させ収穫する。

じゃが芋

じゃが芋はナス科の一年生作物。南米アンデス原産。
世界の冷温帯各地で広く栽培される。
日本へは慶長年間に、ジャカルタより渡来した事に
より、その名が「じゃがたら芋」じゃが芋となった。

初夏に白淡紫色の小花を付ける。地下の塊茎で繁殖
する。塊茎は澱粉に富み食用となる。
亦、澱粉・アルコールの原料、飼料となる。
多数の栽培品種があり、男爵、メークイン等がその
代表種である。

国内での生産は北海道が中心であるが、今では東北
関東一円、長野等から関西や九州でも栽培される。
戦後間もなく、食糧難の時代に、種芋を半分に切り
発芽したものを、家の庭、空き地等に植えて栽培、
何処でも手軽に出来る、貴重な食材となった。

最近何処にでも出回る「フライド・ポテト」用の
じゃが芋は、殆どが冷凍輸入されている。


今日の1句

妻の留守じゃがたら芋の昼餉哉    ヤギ爺

世界トイレの日

2019-11-19 15:49:06 | 日記
令和元年11月19日(火)

世界トイレの日

今日11月19日は、「世界トイレの日」です。
2011年11月19日に「世界トイレ機関
(WTO)が創設された。
排泄物を衛生的に管理された基本的なトイレを
世界人口の20億人(約26%)が使用出来て
いない。6憶7千万人が屋外で排泄している。
この現状を踏まえて、
2013年7月24日、国際連合総会の場で
「世界トイレの日」は国連公認の国際デーと
なった。
途上国では、下水処理から屋外排泄の根絶迄
多岐に渡り協議された。

日本では、世界トイレの日記念行事の一環と
して、昭和記念公園(東京都立川市)に、
「見えないトイレ」を設置した。

見えないトイレ

三つの個室が並ぶ「見えないトイレ」は、
中央の扉を開けると、本来その場に在る筈の
蓋のある便座は無く、便器は地中に埋まって
居り、草と土面が剥きだしである。
(旧式の和式便所である)
左右の室には、蓋つきの便座がある。
(何を思いますか?)

小説「阿弥陀堂だより」(南木佳士著)に、
阿弥陀堂の堂守のおうめ婆さんが、「小便
は畑にして、大便の方は鍬で穴を掘り、、
、冬場は大変で在ります、、、、」という
一説がある。昭和の日本の山間の話である。

江戸の頃は便を汲み取り農家へ肥料として
売っていた。



厠(汲取り式便所)


戦後から昭和の時代は、殆どの家庭が和式
のトイレで、汲み取り式便所で在った。
今では洋式トイレが普及し、蓋付便座で
温水シャワー付きである。

和式(水洗)


洋式(温水シャワー付)

中日新聞のコラム欄「中日春秋」に、トイ
レの日に関する記述が在った。
「慶応大学のトイレに、創設者の福沢諭吉
翁の「天は人の上に人を造らず、」を捩り
「天は人の上に二を書いて造る、」また
「天は人の中に人を造る、」という落書き
が在り、これを宗教学者の「ひろさちや」
さんが、「やりますネ慶大生」と、
落書きを褒めてはいけないけれど、閉ざさ
れた静かな個室での沈思は冴えたひらめき
の源なのかも知れない、、、、、、、、
現在ではトイレの中でスマホを使う人が
増えている様で、、何事かに集中するのに
好適な場所である様だ (私は新聞を、)
19日は国連「世界トイレの日」、世界は
集中の場どころか、悪い衛生状態の象徴で
ある所も少なくない。国連によると世界の
6億人超が貧困で、今でも外で用を足す。
病気で多くの人が命を落としているそうだ。
トイレ普及運動で知られるシンガポール
のジャック・シムさんが米メデイアに対し
日本は心地よく過ごせる国だそうである。
この幸せをかじつつ、厳しい国の現状も
胸に刻みたい、、」と結んでいる。
(中日新聞コラム「中日春秋」より)



今日の1句

木枯らしや温水トイレ有難し   ヤギ爺


冬 芽

2019-11-18 13:55:05 | 日記
令和元年11月18日(月)

冬 芽 : 冬 萌

草の芽、木の芽などが冬に僅かに
燃え出ること。

春になる青々と萌え出す目は、晩夏から
秋のうちに形成され、寒さに耐えられる
様に、固い鱗片(りんぺん)で覆われて
休眠、越冬をする。

常緑樹にもあるが、落葉樹の葉が落ち尽
した枝の冬芽は、殊に目立つ。



冬の暖かな日に、木の芽が萌え出してい
るのを見ていると、心が和んでくる。


今日の1句

外堀の冬芽光しそぞろ雨     ヤギ爺


林檎が届いた

2019-11-17 16:13:02 | 日記
令和元年11月17日(日)

長野の林檎が届いた

7年程前、豊田に住む友人夫婦と私共の夫婦で
長野県北部に在る秘湯「仙人温泉、岩の湯」へ
出かけた帰路、温泉近くの須坂町に在る林檎園
へ寄り、林檎刈りを楽しんだ。


以来、この友人は時節が訪れると、その果樹園
から林檎を取寄せる様になった。
その折、必ず私共にも林檎を果樹園から送って
くれる様になった。


今年は、台風19号の影響が心配されたが、
長野県の北部地方は影響が少なく、例年通りに
送っていただいた。
(長野県北部、みゆきブロック産)

宅配で届いた林檎はズッシリ重く、宅配業者は
「思いですヨ、、」に、 私は気軽に手渡しで
受け取る、かなりの重さで、一瞬ヨロ気そうに
なり「大丈夫ですか、?」

宅配業者の若者が軽々持っていたので、、、
私は年も考えず、少々見くびっていた様です。
平気を装い「大丈夫、、、、」


早速開封する。  「サンふじ」秀28個
大玉の真っ赤な色艶、とても良い香りが漂う、


早々に、真っ二つに切り、蜜を確かめる
今年は蜜は少なめだが、香りは強い。

半分を私のために、細かくカットする、、
半分をカミさんは丸かじりして、、
「旨い、、甘くてとても美味しい、、、」
私は、妻を羨望しつつ、ゆっくり齧る。
サンふじは甘さが強く、程よい酸味が在り、
肉質は固いが果汁は多く、シャリシャリした
食感が心地よい、、、。

年々、歯が弱くなり、カミさんの丸齧りを
横目に、、羨ましい限りである。
後何年、林檎を食べられるか、、?
ジュースになるのも時間の問題か、、、、、


今日の1句

嬉々として林檎を齧る妻の居る    ヤギ爺



石蕗の花

2019-11-16 16:10:48 | 日記
令和元年11月16日(土)

石蕗の花 : 石蕗(つわ)咲く


名古屋港へ散策の途中、裏通りの屋敷跡に
黄色の石蕗の花を見つける。
この花を見かけると、「冬の季節」到来、
と思う、、、。

紅葉が、後しばらくで終わり、、そろそろ
落ち葉搔きが始まり、冬枯れた街は色を
失い、、、そんな頃に「まっ黄色」の花、
葉も濃い緑が鮮やかで美しく、庭の花と
して近頃多く見かけるようになった。

「つわぶき」は海岸や海浜近くの山等に
自生する、キク科の常緑多年草。
10月~12月にかけ、60cm程に
花軸を伸ばし、菊に似た頭状花を散房状
に開く。

葉は蕗に似て質が厚く、濃緑色で光沢が
ある。 蕗に似るが別の種類。
葉柄は食用、薬用となる。
葉の下の花軸の部分は葉柄(ようへい)
といい、この花の実際の茎の部分は地中
にある。


名の由来
葉の形が蕗の形に似ている事からと言わ
れる。 また、葉の緑が濃く艶が在り、
「艶蕗」が転じて「つわぶき」となった
ともいわれる。

葉を火にあぶり、湿布薬として使われた。
また食用には葉柄(軸)の部分を炒め
甘辛く、佃煮状にして頂く。(伽羅蕗)
伽羅蕗は、フキ、ツワブキともに使用さ
れるが、フキは軸の部分に空洞があるが
ツワブキには空洞がない。

また、山口県のSLが走る「津和野」は、
この地は「つわぶきの野」から津和野
となったとのこと。



今日の1句

海浜の人家の跡に石蕗咲けり    ヤギ爺