令和4年3月5日(土)
啓 蟄 : けいちつ
今日3月5日は啓蟄、二十四節気の一つで立春から1カ月後
暖かくなって、冬眠していた蟻・地虫・蛇・蛙等が穴を出て
くること。 亦、穴を出た地虫そのものをいう。
啓蟄の「啓」はひらくという意味で、「蟄」は穴に籠った虫
の意味で冬眠している虫や蛇等が穴を出る季節をいう言葉。
蛇穴を出づ、地虫穴を出づという。
亦、啓蟄の頃に鳴る雷を「虫出しの雷」といいます。
春の雷がゴロゴロと、地中に眠るもの達の扉を叩くような、
面白い季語である。
日に日に春が近づいてきて、日差しも徐々に暖かくなって、
「さあ働くぞ」と、やる気が出てくる頃に春野菜をいただき
英気を養う。
農家ではそろそろ農作業を始めるころとなり、園芸に携わる
人達は樹木に巻いた菰を外して焼き害虫退治を行う頃。
亦、雛人形は「雨水」の頃に出し、「啓蟄」に仕舞うのが
佳いとされ、雛人形を長く出し過ぎると婚期が遅れるとの
言い伝えがあるようだ。
終末、暖かい日和りとなり子等の歓声が大きくなった。
木の下の穴を見つけるが、、地虫は未だ見つからぬ様だ。
今日の1句
固き土掘り起こしつつ地虫出づ ヤギ爺