遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

啓 蟄

2022-03-05 16:33:49 | 日記

令和4年3月5日(土)

啓 蟄 : けいちつ

今日3月5日は啓蟄、二十四節気の一つで立春から1カ月後

暖かくなって、冬眠していた蟻・地虫・蛇・蛙等が穴を出て

くること。 亦、穴を出た地虫そのものをいう。

 

啓蟄の「啓」はひらくという意味で、「蟄」は穴に籠った虫

の意味で冬眠している虫や蛇等が穴を出る季節をいう言葉。

蛇穴を出づ、地虫穴を出づという。

亦、啓蟄の頃に鳴る雷を「虫出しの雷」といいます。

春の雷がゴロゴロと、地中に眠るもの達の扉を叩くような、

面白い季語である。

日に日に春が近づいてきて、日差しも徐々に暖かくなって、

さあ働くぞ」と、やる気が出てくる頃に春野菜をいただき

英気を養う。

農家ではそろそろ農作業を始めるころとなり、園芸に携わる

人達は樹木に巻いた菰を外して焼き害虫退治を行う頃。

亦、雛人形は「雨水」の頃に出し、「啓蟄」に仕舞うのが

佳いとされ、雛人形を長く出し過ぎると婚期が遅れるとの

言い伝えがあるようだ。

 

終末、暖かい日和りとなり子等の歓声が大きくなった。

木の下の穴を見つけるが、、地虫は未だ見つからぬ様だ。

 

今日の1句

固き土掘り起こしつつ地虫出づ   ヤギ爺