遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

つくしんぼ

2022-03-07 16:35:50 | 日記

令和4年3月7日(月)

土 筆 : つくしんぼ

トクサ科の多年草杉葉の胞子茎

地下茎で杉の葉と繋がり、杉菜に先立って生殖茎(胞子茎)

を出し、これが土筆である。

その頭には六角形の亀の甲形のものがぎっしりと並んでいる。

日が経つとそこに割れ目が生まれ、その隙間から胞子(緑色

の粉)を煙のように飛び出させる。胞子は弾糸と呼ばれる翼

を披いて風に乗って飛ぶ。

春の日に応えるように、土手や道端に群生し可愛い頭を並べ

る。土から生えた筆のような形をしているのでこの名がある。

肉色をした茎には、一節ごとに袴がありこれが葉っぱである。

土筆の頭部は何時しか透けて呆けてしまうが、土筆の出始め

の頃の柔らかいうちにそれを摘み、和えもの・酢もの・佃煮

などにして食する。 ほろ苦い春の香の味だ。

 

カミさんのご近所の友人から今年初物の「土筆」を頂いた。

早速、カミさんが袴を採りだした。

「やって見る、、」 未だ若い土筆は細く柔らかいので私が

やると節のところから折れてしまう、、、。

「今晩、土筆の卵とじを、、、、、」

土筆を眺め、、、日に日に暖かさが増し、本格的な春の訪れ

を感じ居る。

そう言えば、昨日は一日中強風が舞っていたが、、、、

「春一番?」然し、ニュースでは知らせがなかった様だ。

 

今日の1句

皴の手に土筆の袴毟らるる   ヤギ爺