令和4年3月7日(月)
土 筆 : つくしんぼ
トクサ科の多年草杉葉の胞子茎
地下茎で杉の葉と繋がり、杉菜に先立って生殖茎(胞子茎)
を出し、これが土筆である。
その頭には六角形の亀の甲形のものがぎっしりと並んでいる。
日が経つとそこに割れ目が生まれ、その隙間から胞子(緑色
の粉)を煙のように飛び出させる。胞子は弾糸と呼ばれる翼
を披いて風に乗って飛ぶ。
春の日に応えるように、土手や道端に群生し可愛い頭を並べ
る。土から生えた筆のような形をしているのでこの名がある。
肉色をした茎には、一節ごとに袴がありこれが葉っぱである。
土筆の頭部は何時しか透けて呆けてしまうが、土筆の出始め
の頃の柔らかいうちにそれを摘み、和えもの・酢もの・佃煮
などにして食する。 ほろ苦い春の香の味だ。
カミさんのご近所の友人から今年初物の「土筆」を頂いた。
早速、カミさんが袴を採りだした。
「やって見る、、」 未だ若い土筆は細く柔らかいので私が
やると節のところから折れてしまう、、、。
「今晩、土筆の卵とじを、、、、、」
土筆を眺め、、、日に日に暖かさが増し、本格的な春の訪れ
を感じ居る。
そう言えば、昨日は一日中強風が舞っていたが、、、、
「春一番?」然し、ニュースでは知らせがなかった様だ。
今日の1句
皴の手に土筆の袴毟らるる ヤギ爺