遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

サフラン

2019-10-18 15:29:43 | 日記
令和元年10月18日(金)

サフラン : 番紅花


アヤメ科クロッカス属の多年草
南ヨーロッパ原産、地下茎に球根を持ち
細長い葉を出す。
十月頃に淡紫色、漏斗状の六弁花を付ける。
花柱は鮮やかな赤橙色
紀元前十五世紀頃には既にこれを染料、薬品
として用いていたといわれる。
漢方で、鎮静、鎮痛、通経剤として使われる。


日本へは、江戸時代に薬として伝わった。
国内での栽培は、1886年(明治19年)に
神奈川県の添田辰五郎が球根を輸入したのが
始まりで、1903年(明治36年)辰五郎が
大分県竹田市の吉良文平へ球根を譲り、広まる。
その後、サフランは竹田市の名産となる。
現在、日本国内の80~90%を竹田市で生産
している。


主に染料、薬品、香辛料となる。
サフランのめしべを乾燥させて香辛料、生薬に
するが、1グラムのサフランを採取するのに、
160個程の花が必要となり、貴重品であるため
1グラムあたり、500~1000円の高値で
ある。

0.4g、508円

水に溶かすと鮮やかな黄色を呈する。
南ヨーロッパ、アジア、アフリカ諸国で料理の
色付け、風味のための香辛料として需要が高い。
主な料理はパエリヤ、ブイアベース、リゾット、
ピラフ、サフランスープやカレーのためのサフラ
ンライス等の必需品である。
亦、トルコ等で湯を注いで飲むサフラン・テイが
好まれる。
最近、日本でも「ハーブ・テイ」がブームとなり
このサフラン・テイも飲まれる様になった。


私も、時に「サフラン・ライス」を食するが、
カレー等によく合う、、。
この黄色の鮮やかさと香りに食欲をそそられる。
パエリアなどは外食の際、偶に食する。

パエリア


今日の1句

食卓のサフランライス華やげる     ヤギ爺