遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

甘 藷

2019-10-14 16:24:34 | 日記
令和元年10月14日(月)

甘藷 : 薩摩芋、さつまいも

ヒルガオ科の多年生作物
肥大した根を食用とする。
中南米原産で、中国から宮古島へ入り、
琉球をを経て薩摩に伝わった。
江戸の享保年間に、青木昆陽が関東へ広めた。

畑に植えられた甘藷の苗は、夏の間に蔓が
伸び、葉が地面を這うようになると地下の塊根
も太り、初秋から収穫(芋掘り)が始まる。

形は紡錘形で、皮は紅紫色、肉の黄色いものが
美味しいとされる。

カミさんが久しぶりに鬼まんじゅうを作った。
薄力粉に砂糖を加えて混ぜ合わせた生地に、

薩摩芋の角切り(1cm程)を加えて蒸す。
昨年までは、レンジで行ったが、今回は電気釜
を使用した。



鬼饅頭

鬼まんじゅうは、名古屋や中部地方に馴染の
和菓子である。
普通、饅頭には餡が入っているが、餡はなく、
生地にサツマイモが混ざった蒸したもの。
江戸時代から食用とされてきた。
由来は、表面に沢山のサツマイモの角切りが
見え、ゴツゴツしているのが、鬼の金棒を連想
させ、この名が付いたという。
もう一つは、その頃、飢饉に見舞われて手に入
易いサツマイモを主食として食べ、「鬼を災払い
として吹き飛ばしてしまえ、」という厄除けを
表す食べ物としてこの名が付いたと言われる。

サツマイモには多くの栄養素があり、不溶性の
食物繊維のセルロースが豊富で、便秘解消、
大腸がんの予防効果がある。


名古屋、覚王山にある「吉芋」は鬼饅頭の名店
である。名駅デパ地下の土産物店にも在る。


今日の1句

藷嫌ひ鬼饅頭を食らひをり     ヤギ爺