遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

新 米

2019-10-10 16:05:20 | 日記
令和元年10月10日(木)

新 米 : 今年米


今年、新しく収穫した米を言う。
時の流れと共に、稲から米への収穫方法は
機械化が進み、大きく変化した。
人間による手作業は著しく減少していったが
一部の山間等、作地の狭い場所では、今でも
「稲刈り」の季語がそのまま残されている。
粒になった籾から脱穀し、精米されて目の前
に現れた時の農家の人達の気持ちは、今も喜
びに溢れている。
最初に精米された米粒を掌に乗せ、形、色、
透き通り具合等を確かめ、1,2粒口に含み
噛んでみる。

新米がその言葉に相応しい姿を見せる時は、
米が炊き上がり、蓋を開けた時に立ち上る
湯気とふっくらとした白さ、、、、、、
あの眩しい米の色艶は、新米ならではの物
である。

今年米ともいわれるのは、前年かそれ以前の
「古米」と区別されるためである。

昨日、カミさんの友人(新潟県の出身)から
「実家から新米が届いたので、ほんの少し
だけど、御裾分け、、、、」

早速、御先祖にお供えし、頂く事にする。

釜で焚き上がった時、蓋を開けると湯気
が立上がり、辺り一帯がふくふくとして、
ご飯の香り、色艶に破顔一笑、、、、、
先ずはそのまま一口、、カミさんがゴマ塩
むすびを作る、、、、。


一昨年、近所の「米屋さん」が店を閉め、
止むを得ず、我が家では郵便局の扱う、
「ふるさと郵便」の米の宅配をお願いした。
全国の「ふるさと米」を毎月届けてくれる。





スーパー等では自分で運ばねばならず、、
年寄り夫婦には、この方が便利である。
毎月、各地の特産米は楽しみであるが、
今回頂いた、「新潟こしひかり」は格別の
美味さである、、、、。


今日の1句

ふくふくと部屋一杯に今年米    ヤギ爺