遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

愛宕(梨)

2019-10-06 15:48:44 | 日記
令和元年10月6日(日)

愛 宕 : 梨

愛宕は、重さが1~2kg程ある大きな梨で、
大正4年(1915年)生産者の菊池秋雄氏が
「二十世紀」と「今村赤梨」を交配させ誕生
させた梨で、生産地に近い愛宕山からその名を
付けたと言われている。
最近の遺伝子の解析結果によると、「長十郎」
と「天の川」の交配によるものとの事である。


愛宕の大きさは分旦程もある。
果肉はやや粗目だが柔かく、果汁は多く甘い。
果皮に張りが在り、色むらが無い物、形は多少
いびつでも、持った時に重量感が在るものが
良いとされる。またお尻部分がどっしりと
しっかりしたものが良い様である。

甘味はお尻のほうが甘いといわれる。
美味しく食べるには1時間ほど前に冷蔵庫で
冷やすのが良いそうである。
保存する際は、新聞紙に包み暗室で、冬場の暖房
の効いた場所は避ける。
生食が一番だが、果汁を搾り、シャーベットや
ゼリー等にしても美味しく頂ける。

愛宕(とにかく大きい、甘く瑞々しい)


幸水(普通サイズ、甘い)

収穫期は11月の初旬から翌年1月頃迄で、
早い物は今頃から店頭に出回る。
日持ちがするので、贈答や正月用として重宝
される。
愛宕の主な産地は岡山県が圧倒的に多く47%、
次に鳥取県、島根県、愛知県、福島県と続く。


今日の1句

黄昏て梨噛む音の瑞々し     ヤギ爺