ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

あたらしい。

2009-01-01 10:27:57 | 日記
 2008年はおわった。いろいろあって、そしておわった。
 2009年だ。
 あたらしい恋人。あたらしい仕事。あたらしい生活。あたらしいわたし。
 なにもかも一からはじめるような気持ちでいる。
 2008年の後半は、そのための準備期間だったようなものだ。




 31日夕方、わたしは広島にいるつもりだったなぁ、と久しぶりにおもった。はじめてのクリスマスと年越しは二人で静かに過ごそうとおもっていたのだった。
 現実のわたしは東京にいる。クリスマスは彼氏と二人、チキンを食べたりケーキを食べた。そして31日、実家で年越しちゃんぽんを食べるべくいそいそと歩きながら、空を見て、おもったのだ。違う空の下にいるつもりだったのだなぁ、と。
 紅白をちらちら見ながら、足の上に猫の重みを感じながら、やっと図書館で順番がまわってきたハリー・ポッターの最終巻を読む準備として一つ前の巻を読んだ。紅白に飽きたので実家から自分の部屋に戻り、ハリポの続きを読んでいるうちにいつのまにか年が明けたらしく、彼氏から電話がかかってきて、今年一番初めに聞いた声は彼氏の声であった。
 そういう風になるとはおもっていなかった。でも、そういう風になったのだ。わたしの生活は。
 結婚するだろうとおもっていた人は、すでに安否もわからない。いったいどこで年越ししてるんだろうな。広島かな、東京かな、実家にもどったのかな。もうわからない。


 ここから先は、わからない。広島にいるつもりだった自分はすでにいない。こうだったはずなのに、を書きなおしていくのが2008年の後半だった。けど、ここから先は白紙のところに一から描いていく作業だ。これからのわたしを。
 すがすがしい。とてもすがすがしい気分だ。お正月の空気は澄んでいる。はじめの一歩を踏み出すのに適している。
 さあ、行こう。