ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

お散歩大臣スター化計画☆

2006-01-12 01:09:38 | お散歩大臣
 今年初のサークルに行った。で、久しぶりに会えた友人とまたもお散歩を決行。地下鉄駅でしばらく路線図を眺めた後、豊洲という駅名から即座に「スター化計画」を連想。即決。キャッチーであることが散歩のすべて。まあ、なんとなく東京の右下ら辺に行きたい気持ちもあった。あの辺はとても楽しい。隅田川が好き。
 豊洲ら辺は、大きくて新しいビルがあるくせに空が妙に広いという変な場所。らぶさんばでぃとぅないっ♪ な感じがする。海の近くら辺はだいたいそんな感じだ。道路が妙に広く、人家が極端に少ない。
 いやな感じのカモメがぐるぐる空を飛んでるさまはちょっとこわかった。カモメは不必要に大きくてぬるっとしてて、強そうだ。
 海ら辺がもやってて、そのもやが夕方の色を映していて、幻想的でとてもよかった。昔々読んだファンタジー小説の風景を想像する時みたいな気持ちにさせられた。
 人の都合をあんまり考えてない、ほとんど車用みたいな道をぐんぐん歩くと隅田川に着いた。隅田川は、川幅が広い割に水面が歩道ぎりぎりまでなみなみしている感じがものすごく好き。なんか、生理的快感とでもいうようなものがある。脳じゃなくて体で感じる何か。ディズニーランドのいくつかの乗り物でも感じる(イッツアスモールワールドはとてもくだらないアトラクションだとおもうけど、水を感じたくておもわず乗ってしまう)。基本的に水でテンションがあがる性分なのだ。隅田川沿いの都会感と生活感の混在ぐあいも大好き。あたりはすでに暗くて、ビルの明かりが水面にちらちらして魅惑的だった。ビルとビルとの間に突如出現する東京タワーも絶妙な大きな。人気のない、水面がなみなみしている暗い隅田川沿いで、ビルの明かりと東京タワーをバックに告白されたら思わずオッケーしてしまいそうだ、と友人と話す。こういう雰囲気を共有なんてされたら、多分イチコロ。でも、東京タワーがあと一ミリでも大きく見えるところじゃだめなんだ。難しいね、人生と乙女心。
 さらに歩いて橋を渡ると、突如として銀座だった。歌舞伎座ばばーん。こんなものが街のいいとこに構えているなんて、日本もまだまだ捨てたもんじゃない。それにしても銀座はすごい街だ。銀座のオーラはちょっとすごい。ブランドショップなんかを眺めながら銀座を突っ切ると、だんだん銀座力が衰えていき、銀座力が完璧に消えたところで新橋に到着する。まったくうまくできてるなあ。新橋からまあるい緑の山手線でおうちへ帰った。山の手線は、どっからどう乗ってもかならず新宿に連れてってくれるから好き。


 隅田川沿いできままに一人暮らししてみたいなぁ。